fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『へそまがりの魔女』安東みきえ文・牧野千穂絵(アリス館)

2023年07月27日 | 本の紹介
           

『夜叉神川』で、日本児童文学者協会賞をご受賞など、すばらしい作品を多数発表されている、安東みきえさんの新刊です。
 へそまがりの魔女の元に少女がやってきます。イラストでは猫!
 他へ行き場のない少女としぶしぶ暮らし始めた魔女が、次第に少女を大切に思うようになり(といっても、へそまがりですから、素直にかわいがりはしません)、国で生まれた王子を祝う場へ呪いに行く(といっても、へそまがりですから・・)
 
 魔女は呪うことしか許されないので、呪いをかけることで祝うしかないのです。さて、その呪いとは・・・。
 呪いと祝い の文字のなんと似ていることか。

 短い物語ですが、一語一語に渾身の気持ちをこめて物語を紡ぐのが安東みきえ。
 さすがの一冊です。

 拙著『ヘビくんブランコくん』を出していただいた、アリス館からの発売。アリス館の本は、おしゃれです! 安東さんの絵本『星につたえて』は名作。横書きの本も多くなってきました。最初横書きだと物語に入っていけなかったのですが、最近はそんなこともなくなりました。
        
        
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 話はぜんぜん変わるけれど、昨日食べた、リンガーハットの冷やしちゃんぽん、おいしかった。写真撮ればよかった。正式名称は、なんだったか・・冷やし麻婆ナスチャンポンだったかな。わたしは麺少なめがちょうどいい。