fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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世の中は、進んでいる~夏雲システムを使ってみて

2020年11月06日 | 俳句
  コロナ禍での自粛でリモートによる催しなどが増えていますが、句会もまた。
  メールでの通信句会をすると、幹事が案外細かい手間暇がかかります。
  ひとりずつ投句を受け付け、その句を人数分ランダムに貼り付け、皆さんに送って、選句もまたそれぞれ受けて・・・。
 
  このたび、夏雲システムというのに登録して、句会をしてみました。
  すごい。幹事の手間は、最初に参加者の名前とパスワードを登録するだけ。あとは、それぞれがそのシステムに投句し、投句締め切りになると、自動的に名前を伏せてばらけた句稿を見ることができ、そこから選句をし、コメントもつけられます。
 その集計も機械がやってくれる。最後には談話室でやりとりもできます。こういうのを個人が作れる時代なんですね。

 全く知らない方とやっても楽しくはないかもですが、今の時期には、とても便利です。
 またリアル句会が再開できても、選句までこれでやって、講評ややりとりだけリアルでやる。そうすれば時間が節約できます。夜の句会など、とくにいいように思います。
 選評までこれでやり、その後ZOOMで講評をするというやり方をしているところもあるみたい。
 
 ただ、20年以上も、短冊に手書きをして、清記用紙を書いて、回してというやり方をしていて、その過程も大事だよなという気持ちも残っています。手を動かすことで脳も動く。これ、実感しているので。
 ただ、昔は筆と墨でやっていた記録が鉛筆やボールペンになり、それがパソコンになるという流れは、自然なのかなと。
 小説もPCで書くようになったとき、嘆く方がいましたっけ。

 俳句の結社という組織もまた、変わる節目なように思います。
 物語を書いていてもそうなのですが、時代の先を見る目がないと、置いてきぼりになります。

 とはいえ、結社ではパソコンをしない方も多いのでね・・。現在やっている句会でもZOOMでと思ったところ、パソコンはあるけれど本人はほとんど使わない、無理というかたいらっしゃいますから。そういう方はFAXで投句。その方達をこっちが置いていくわけにはいきません。悩ましいところです。
(実際には、私があまりにも忙しく、FAX、メールでの句会の手間ができないため、他の方にそこをやっていただいています。感謝!)
 
  近所の柚子