fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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台湾版『すてきな恋がいっぱい5つのお話(きらきら宝石箱)』

2014年02月03日 | 自作紹介

           右が台湾版(ちょっと大きい)

 一年くらい前に、台湾で発売されると聞いていたのですが、その後全く情報がなかったため、もしかしたら話が流れたのかしら? と思っていました。ところが年明けにMさんが台湾に行かれ、おみやげとして買ってきてくださったのが、これ! 台湾の本屋さんにあったそうです。昨年12月の発売になっていたのでした。

 私の作品「勾玉ミラクル」は、「勾玉奇跡」に。カタカナ、平仮名がないので、名前も漢字になりました。台湾の子どもたちが読んでくれているのかなと思うと、嬉しいです。当たり前だけど、この漢字だけの文章を読めるのですね。

  「わっしょい! わっしょい!」

 「勾玉奇跡」(扇柳智賀)

 お祭りの話なので、御神輿が出てくるのだけど、どんな風にイメージされているのでしょう。「わっしょい、わっしょい」というかけ声が、上の写真のカギ括弧の中。ルビがあるので、それらしい読み方なのかな? 私の話は日本的なものだったので、翻訳の方は苦労されたかもしれません。 でもキーワードの勾玉は、中国でも発掘されているので、きっとわかってもらえるのではと思っています。 「」の次は、子ども御輿がどうたらこうたら…。

 さて、ここで。これって、中国語なんだよなあ。台湾って、中国……。そして私たちが日頃「中国」と言っているのは、正式には「中華人民共和国」……あれ? 実はわたくしめ、世界史にかなりうといです。そこで、確かめました、ふむふむ。二つの中国という社会問題、なるほど、というわけです。(はしょります)

 私が中学生だった頃、秋田は高校受験の科目は3教科(国語、数学、英語)でした。当然、3教科しか勉強しません。高校では、日本史と世界史が選択でどちらかでよかった。で、私は日本史。大学受験も日本史でした。世界史勉強していません。と、社会のせいにしてはいけませんが、やはり若くて細胞が活発なときに何を勉強するかって、すごく大事だと改めて思いました。今回台湾で自分の物語が発売になったこと、そういう意味でも、有り難かったです。