学校教育を考える

混迷する教育現場で,
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応援の意味を込めて書いています。

ノルウェーのフィヨルド

2005-07-22 | 授業の雑談
ノルウェーには,断崖絶壁のフィヨルドがある。

プレケシュトーレンという,この断崖絶壁に登ったときのことである。
数10メートルもあるこの絶壁のうえに登ったとき,
驚いたことには,登山道から頂上に至るまで,柵もなにも一切ない。
全く自然のままなのである。
うっかりするとおっこちてしまうのである。

びびっている私に,
私を案内してくれたノルウェー人のいわく,

「ここまで2時間もかけて登ってくる人は,
 自分の身は自分で守ることができるはずで,
 そのような人には柵は必要ない。
 柵といえども,自然を壊すことになるのだから,
 そんなものは必要ない」。

つまり,落ちるのは,落ちた者の責任であって,
それより自然を守ることが大切だというわけ。

徹底した自己責任の考え方と自然保護の考え方に
我が国との発想の違いを痛切に感じてしまったのであった。

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