学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

修学旅行引率心得十か条

2009-06-20 | 教育
1 行き先の地理,歴史,風物,自然に精通すべし。
  バスガイドの説明に頼るべからず。
  必ずガイドさんを補ったり質問したりして,
  子どもたちにわかりやすいように配慮すべし。
  バスの中,電車の中も,貴重な学習の場なり。

2 旅行中は,常に笑顔で旅行を楽しむ姿勢をとるべし。
  教師の仏頂面は,旅行を台無しにする。

3 旅行で一番大切なのは,子供たちの安全管理である。
  引率の際は,常に先頭を歩くべし。
  教師たる者,後ろを振り向かなくても,
  子どもがついてきているかどうか察知できるぐらいであるべし。
  教師は常に危険な方に立ち,子どもたちを自分の体を盾にして守るべし。

4 修学旅行は「修学」のための旅行なり。
  子どもたちが「よく見,よく聞き,よく味わう」ことが大切。
  決して,思い出づくりのために連れていっているのではないと心得るべし。

5 旅行の行程,時間については,すべて頭に叩き込んでおくべし。
  旅行のしおりをいちいち見なければいけないようなら半人前なり。

6 旅行の責任者は,学校であり教師である。
  添乗員やカメラマンに,子どもの指導を押し付けるべからず。
  集合写真の写真隊形をつくるのは,添乗員やカメラマンの仕事にあらず。
  教師の役目なり。

7 一切の供応を受けるべからず。
  すべてこれ,子どもの負担なり。

8 教師たる者,旅行中は就寝時も勤務時間なり。
  いつでもすぐに飛び出せる格好で寝るべし。

9 旅行中のすべての決断は団長から発せられる。
  旅行中は,上意下達の命令系統を遵守すべし。

10 荷物は小さく。行動に支障のないようにすべし。
  土産を買いすぎて荷物が大きくなりすぎるのはご法度なり。
  


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。