学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

子どもの写真を撮ってよいか

2008-07-25 | 教育
よくよく考えてみると,
昔の先生は,
子どもたちの写真,
とりわけスナップ写真などを
自分で写すなどということは
あまりなかったように思う。

かつての学校の場合,
だいたい写真を写すのは,
写真屋さんだったように記憶している。

最近は,
デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能等の普及もあり,
写真がずいぶん手軽なものになった。

そして,
教師が子どもたちを
写すようになった。

子どもたちからしてみると,
あまり深く考えずに
よろこんで写っている場合もあれば,
中学生ぐらいになると
怪訝な顔をする場合もある。

教師が子どもたちを写すのは何のためか。
校務として,
記録写真を撮る係である場合もあれば,
単なる趣味である場合もある。

でも,よくよく考えてみると,
プロの写真屋でもない教師が,
子どもの写真を
保護者や本人の許諾なく撮影する権利が
果たしてあるのだろうか?

写真のネガやデータが,
教師個人の持ち物になる場合などを考えると,
はなはだ疑問なのである。

教師が子どもたちの写真を写すことは,
基本的には好ましくないことなのではないかと
思われてくる。