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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

面白がれるもの、面白がれないもの

2015-11-20 10:10:09 | コラム
【2015総括シリーズ その九】

本年の総括、第9弾は「芸能」。

常々いっているように、自分は芸能ニュース「明」「暗」ともに、松尾スズキが宣言している「面白がりたい」の精神を継承しているつもりで、
だから「愛がある」ことをイイワケにしながら、彼ら彼女らの言動を笑ったりバカにしたりしている。

しているのだが、なかにはシャレにならない事件も起こり。

昔でいうと、まぁ昔過ぎるかもしれないが、
愛人殺しちゃった克美しげるとか、
真剣を使用して死者出しちゃった勝新とか、
キメセクしてたらパートナーが死んじゃった押尾学とかね。

自分が挙げた今年の10項目にも「死」がからんでいるものがあり、それはさすがに面白がれない。

生ゴミを自称しているものの、ひとの死で笑えないってことだ。

来年こそは「死」のからまない、ただひたすら笑って面白がれる10項目を挙げたいものだが、どうだろうね。


(1)タレント・高部あい、覚醒剤で逮捕…トップ画像

最近の活躍は知らなかったが、美少女コンテスト出身者だから名前は知っていたし、可愛い子だなと思っていた。

事務所の即解雇も分からないではないが、守ってあげてもいいと思うけれどね少しは。
AVに出なよ、、、といっているようなもので、しかし彼女は妊娠しているというし、このあとどうするのだろう。

(2)芸人・又吉直樹の芥川賞受賞

いちばん明るいニュースか。

悪くないと思ったが、次回作こそ真価が問われるものなので、そっちに期待したい。

(3)Perfume、結成15年

おめでとう。



売れて、ほんとうによかった―もう、これ以上はいうことないですよ。

(4)俳優チャーリー・シーン、HIVの感染を公表

ここへきて、メガトン級のニュースが。

一家で唯一の? 問題児であることは知っていたが、ここまでとはね。

ただ金のあるひとなので、最高の治療を受けて復活することでしょう。


※このときの輝きを、もういちど!!




(5)アイドル・丸山夏鈴の急死

きらきら輝く年頃なのに、あまりにも早過ぎる。

21歳のころの自分なんて、自慰しかしてなかったよ・・・。

(6)タレント・小向美奈子の収監

覚醒剤3度目の逮捕にして、初の実刑判決がくだる。



刑務所では、ボールペンを組み立てる仕事をしているのだとか。
同じ刑務所でも、有吉ちゃんのラジオを聴いていたという堀江くんとは雲泥の差があるなぁ。

(7)俳優・萩原流行の事故死

不可解なことが多く、よく分からない。

これが米国であったとしたら、もう映画化されていると思うんだ。

(8)女優・土屋アンナ裁判

舞台に「出るの出ないの」の内紛が、裁判にまで発展。

知ることの出来る情報すべてに目を通したつもりだが、これは演出家のほうに非があるような気がするのだが・・・。

判決は、来年1月。

(9)「浜田ばみゅばみゅ」のデビュー

『ガキ使』の悪ふざけ企画に乗った中田ヤスタカにより、ほんとうにデビューが決まっちゃった。



そして出来は、さすがのクオリティ。

(10)女優・堀北真希の結婚

唐突に過ぎて、びっくり。

それほど好きな子ではなかったのだが、でもレオパレスのCMは可愛いなと思っていた。

ともあれ、おめでとう。
所帯じみないでね。

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明日のコラムは・・・

『胸張ってパクれ』
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俳優に「実力派」なんて、居ない。

2015-11-19 05:55:14 | コラム
【2015総括シリーズ その八】

本年の総括、第8弾は「映画」俳優。

映画は映画監督のもの―ではあるけれど、監督の分身あるいは子どもとして、画面内でアクションを起こすのは俳優たち。
それが彼ら彼女らの仕事であり、よく考えたら日本でさかんに使われる「実力派俳優」という表現はおかしいというか、失礼なんだよね。
「個性派」なら分かるけど、「実力派」って!

実力ないものが「わんさか」存在していること前提って、間違った状態だもの。

だから、以下に挙げた10人の俳優たちのことを「実力派」なんて呼ばない。
間違いないのは、映画監督が期待する以上のパフォーマンスを見せて・魅せてくれたひとたちである。


(1)ジュリアン・ムーア

『アリスのままで』で、オスカー主演女優賞受賞。



しかし、カンヌで主演女優賞を取った『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を推したい。

ハリウッドセレブの放屁なんて、初めて耳にしたから。

(2)武田梨奈…トップ画像

瓦割りの空手少女から卒業、親の借金返済のために風俗に売り飛ばされる女子高生を演じた『木屋町DARUMA』のほかにも話題作に次々と出演、いま最も「のびしろ」のある若手だと思う。

(3)永瀬正敏

河瀬直美の『あん』に出演。
彼の存在そのものが、この物語に普遍性を与えている。

(4)安藤サクラ

『百円の恋』『0.5ミリ』など、近年の尖った日本映画には必ず彼女の名前がある。

だから彼女を追いかけていれば、日本映画の最先端を知ることが出来るのだ。

(5)エマ・ストーン

今年、「急に」よくなったハリウッドの若手女優。
あの「大きな瞳」にやられてしまった男子も多いことだろう。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、彼女の動きを眺めているだけで飽きないし、ずっとこの物語に触れていたいと思わせるほどの魅力があった。

(6)塚本晋也

監督としての塚本は自分にとっての「神」のひとりだが、10年の歳月を経て完成にまで漕ぎ着けた新作『野火』の演技も素晴らしかった。

そして来年は、スコセッシの『沈黙』が公開。



塚本は、俳優として参加しているのでR!!

(7)二階堂ふみ

インディペンデントをこよなく愛する彼女は、しばらく作家主義の映画監督たちの女神ちゃん―そう、「さま」ではない―であり続けることだろう。

今年は『ジヌよさらば』で、パンツも見せてくれたし笑

(8)ハリソン・フォード

自家用飛行機で事故を起こしたが、軽傷? で済んだことに安堵。

『スターウォーズ』が完結する前に死んでしまっては、絶対にダメなひとだから。

(9)杉咲花

『トイレのピエタ』で女優開眼。



こういう感じの子が周囲に居たら、絶対に口説いてます。

(10)リリー・フランキー

本業(イラストレーター)のほうで尊敬するひとだが、『野火』といい『恋人たち』といい、ほんとうによい仕事をするマルチなアーティストだと思う。





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明日のコラムは・・・

『面白がれるもの、面白がれないもの』
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初体験 リッジモント・ハイ(153)

2015-11-18 06:03:00 | コラム
13年間―12歳から25歳まで―愛読していた映画雑誌、『ロードショー』は「ひとつ残らず」取ってある。

高校時代に発売されたものをペラペラとめくってみると、新作ビデオ情報のコーナーにアダルトビデオまで載っていた。

成龍ジャッキーの新作の隣りに「ごく自然に」載っていて、ご丁寧に担当者のレビューつきである。

そうそう、この感じ!!
ふつうの映画小僧であれば、性欲だってふつうにあるでしょうよ、、、ってことか。
まだ好きなだけ女体を拝むことが出来なかったガキは、雑誌の1ページに載った、モノスゴ小さいAVのパッケージ写真をオカズにして、アレヤコレヤと想像力を膨らませていたのである。

・・・って、『ロードショー』は成人誌じゃないのにね、AVを取り上げていいんだっけか―と疑問には思うが、これが「なあなあ」だった80~90年代前半の日本だったような気もする。

というわけで、生まれて初めてエロ本を買った話。

といっても、本格派のやつではない。
販売機で購入出来るものではなく、町の書店の「大人のコーナー」に置いてある『アクションカメラ』や『スーパー写真塾』、『ザ・ベスト』が、自分にとってのエロ本だったわけ。

いまの中学生には笑われるかもしれないが、クリックひとつでお届けしてくれるシステムはないわけでね、
クラスメイトに見つかったら恥ずかしいから自転車で隣町まで遠征し、
販売を断られる可能性だってあるわけだから、レジ担当がオバサンから若いお兄さんに交代するまで店内を意味もなく徘徊、
数時間をかけてエロ本を手に入れたものである。

そのエロ本は、「かっぴかぴ」になるまで使用をつづけた。

・・・って、リアル過ぎる?

まぁいいじゃないか、この際。

ページにザーメンぶっかけていたわけじゃないよ、ナニをナニする際、ページを繰る手が力んで、いつの間にかそうなってしまうのだった。


初めてエロ本を買ったのは、中1の夏休み。
太田市の○○書店では、なにも咎められることがなく2冊のエロ本を手に入れることが出来た。

これに味をしめ、月に2度、この書店に顔を出すようになる。

お小遣いは、だからすべて雑誌に消えた。
『ロードショー』とエロ本、これでおわり。

ある意味では健全といえるかもしれない。

中1の冬の時点で、コレクションは30冊を超えた。

その情報が、誰から・どこから漏れたのかは定かではなかったが「牧野のエロ本コレクションがすごい」と学校で話題になったことがある。

「ねぇまっき~、ジュース奢るからさ、エロ本貸してよ」

べつに減るものではないし―と思って、学生カバンにぎゅうぎゅうに詰めて学校に持っていったら、面識のないAやBまで貸してくれ貸してくれと手を伸ばしてきて、結局、そのすべてがなくなってしまった。

減るどころか、なくなっているし!

オカズ抜きだし!!

抜けないし!!!

いや、でも想像だけで抜けるし!!!!

けれどもやっぱり、エロ本恋しいし!!!!!


というわけで、翌月から再びエロ本集めの長い長い旅が始まるのである。

途中、か~ちゃんに見つかり、エロ本を燃やされたこともある。
それでもめげずに、涙を拭いて? コツコツと集めつづけた。

その結果が、いまの自分なのだ。


エロ本で育ち、鍛えられ、酸いも甘いも経験した41歳男子のリビドーはね、クリックひとつで無修正動画に辿り着けてしまう現代のアンチャンに負けぬくらい強いのだ。

うらやましい! というのが本音ではあるけれど。。。


おわり。


※そのころのアイドルにしてオカズといえば、やっぱり由貴ちゃんだった




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明日のコラムは・・・

『俳優に「実力派」なんて、居ない。』

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初体験 リッジモント・ハイ(152)

2015-11-17 06:07:25 | コラム
先日も書いたが、紙媒体が売れなくなっている。

それは成人誌も同様で、根強い人気を誇っていたあのエロ本もこのエロ本も休刊や廃刊に追い込まれた。

そりゃあそうだろう。
DVDとはうまく共存関係を築けたが、ネットとはうまくいかない。
過激な無修正動画をネットで無料視聴出来る時代に、ヌードグラビアでアレコレしようと考える向きは、すでにオッサン世代だけなのであった。

だって本家の『PLAYBOY』からヌードグラビアがなくなったんだぜ。
みんな去勢されたわけではなく、雑誌にエロを求めなくなったということだろう。

懐古趣味は嫌いだが、なんてこった・・・とは思う。
なぜなら自分は一時期、そんなエロ本で稼がせてもらっていたのだから。

ライターとしての自分の第一歩は、格闘技雑誌だった。
その数ヵ月後、編集者に紹介してもらってエロ本の原稿も担当することになる。

内容は、AVの撮影現場取材。あるいは、新人女優さんへのインタビュー。
そこで、当時すでに人気だった「つぼみ」ちゃんにも会っている。(トップ画像)

男をルポしても女をルポしても、結局はハダカというね。
まぁ自分らしいじゃないか。

ちなみに10年以上やっているブログで、最多の閲覧数を記録したのも『アカルイハダカ』というコラムをアップした日だった。
沢尻エリカの胸の形状や乳首の色を詳細に解説した、阿呆みたいな内容のものである。

みんなハダカが好きだっていうことのほかに、自分がそういう文章を書くのに適しているってことの証明にもなるのだろう。(たぶん)


自分がコラムを書かせてもらっていたエロ本は、コンビニとかで気軽に買える類のものではなかった。
いわゆる専門店でしか取り扱っていない、ひじょうに危険でおぞましい内容のものである。

そんな雑誌にも読者に感想を書いてもらう葉書がついていて。
まぁ皆のお目当ては、女優さんたちの下着プレゼント、、、だったのかもしれないが、「今月号で面白かった記事・グラビア」という質問で、当時の人気女優のグラビアに勝ったことだってあったんだよ。

過去の栄光? にしがみつくわけではないが、いまでもそのことを思い出し、「よし! 自分を待ってくれるキチガイだって居るんだ!!」と発奮することがあるのである。


というわけで。
今回の初体験シリーズは、自分が世話になったエロ本に敬意を表し、「初めてエロ本を買った日」でいってみよう。

公序良俗に反しないように―と、ちょいと自分をセーブし過ぎたきらいがあるからね、最近。
たまには、読むひとによっては「引くばかり」みたいな内容のものも書いておかないと。

そうしないと、自分が「真人間」のように思われてしまうし笑


現代っ子だと、これが「初めてエロDVDを買った日」とか、「初めてエロ動画のサイトを覗いた日」になるのだろうね。


時代、時代よのぉ・・・。


つづく。


※コミック雑誌なんか、いらないのだよ




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『初体験 リッジモント・ハイ(153)』
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汗で泣く

2015-11-16 07:47:27 | コラム
【2015総括シリーズ その七】

本年の総括シリーズ、きょうの第7弾はスポーツ。

・・・と、その前に。
きのうオーストラリアで開催された総合格闘技MMAの興行「UFC193」において、あと3年くらいは負けることがないであろうと「誰もが思っていた」女王ロンダ・ラウジーが敗北した。

しかも、TKOで。

しばし呆然、こんなこともあるんだな、これが格闘技の怖さなんだな、、、と。


贔屓の選手やチームが負けると、けっこう引きずるタイプである。

よってきのうの酒は、なんだかいつもより切ない味がした。

ロンダ様、少し休んだらまた浮上してきてくださいね。
主催者はきっと、再戦を組んでくるだろうから。

そして新女王ホリー・ホルム、おめでとう。
素晴らしいハイキックでした。


しょっちゅういっているとおり、自分は涙もろい人間である。

映画で泣くことはもちろん、スポーツでも「よく」泣く。

彼ら彼女らのほとばしる汗を見て、こっちは涙すると。

去年ほどではないものの、今年もまた自分は、いくつかの試合や選手のパフォーマンスで頬を濡らした。
アスリートってアーティストでもあるのだなぁ、、、とあらためて尊敬の念を抱いたしだいである。


(1)総合格闘技MMA 中村K太郎VSリー・ジンリアン UFCジャパン(9.27)

耐えて、耐えて、耐えて・・・最後に大逆転。



これが格闘技の醍醐味だと思うので。

(2)サッカー 女子W杯 日本VSオランダ(6.23)

「今回はダメでしょ」という意見が多かったにも関わらず、決勝まで進んだわけですよ。

予想外の活躍を見せてくれたのだとすれば、ひどいコメントを残したネット民は素直に謝ってほしいよね。

(3)ラグビー W杯 日本、躍進

さぁ次回は日本開催、一過性の盛り上がりで終わらせないためにも、ラグビーを主題とした本格映画を創ってもいいんじゃないかしら。

(4)卓球 女子W杯 石川佳純が日本人初の銀

すでに下の世代も育っているので、これからが黄金時代なのかも。
その中心には、必ず佳純ちゃんが居るはず。



(5)総合格闘技MMA ゲガール・ムサシVSユライア・ホール UFCジャパン

個人的に、年間ベストKO。




日本贔屓のムサシには、勝ってほしかったのだけれども。

(6)プロ野球 広島・黒田の復帰

男気、これに尽きる。

(7)総合格闘技MMA ロンダ・ラウジーVSキャット・ジンガーノ UFC184(2.28)

この秒殺に触れて、みんなロンダ様の虜になったのだ。




(8)ボクシング フロイド・メイウェザーVSマニー・パッキャオ(05.02)

世紀の一戦は、一部では「世紀の凡戦」といわれてしまったが、たしかにメイウェザーは憎らしいくらいに巧かった。

(9)サッカー ドルトムントの香川、輝きを取り戻す

日本代表で、いちばん好きな選手なので。
だって、10番なのだから。

(10)ボクシング 内山高志VSジョムトーン・チュワタナ(05.06)

磐石。
磐石の強さ。

現時点において、最も安心して観ていられる日本のチャンプではなかろうか。

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(152)』

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