Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

胸張ってパクれ

2015-11-21 05:25:23 | コラム
【2015総括シリーズ その拾】

本年度の総括、第10弾は「社会」。

あの事故やその事件やこの現象などの10項目を同列に語ることは「なかなかに難儀」なのだけれども、すべて「地球上で起こったこと」という決定的な共通点があるわけで、率直にいうと、
まだAを消化し切れていないうちにBが発生する―その繰り返しで、相変わらず世の中は止まってくれないなぁ、、、と。

以下の10項目は、規模の大小やインパクトではなく、自分にとって「無視出来ない」「関心を持たざるを得ない」という観点から選出した「社会で起こったこと」である。


(1)東京五輪、エンブレム問題

指摘したのは有識者ではなく、ネット民であったことが現代的。

叩きに叩くネットと、意固地になるデザイナーと。

このデザインがパクりか否かという問題は置いておいて、映画界でいうQTタランティーノのように、美術界でいうウォーホールのように、パクったことを前提とする表現スタイルって、もう少し認められていいんじゃないか・・・と自分は思うのだ。

(2)弁護士「ペニス切断」事件

妻を寝取った、悪徳? 弁護士のペニスを切断し水洗トイレに流した元ボクサー・・・って、なんか、いろいろすごい。

把握しなくてはいけない情報がいくつもあって、お腹いっぱいになってしまうのだった。

いやぁ。
自分がペニス切られたとしたら、もう、なにをどうやっても立ち直れない気がする。

(3)福生の「顔面の皮膚」剥ぎ取り殺人事件

猟奇的な、シリアルキラーっぽい事件かと思ったらば、柱には愛憎・怨恨関係があるようで、
それでも顔面を剥ぐっていうのは恐ろしいなぁ、映画かなにかを参考にしたのかなぁ・・・などなど興味は尽きない。

(4)中学元校長による、12000人超の「児童買春・ポルノ禁止法違反」事件

数のインパクトがすごくて思考停止に陥るが、被害者とされるフィリピンの少女たちは、誰ひとりとして元校長を悪くいわなかったという。

経済的な問題が背景にある―ことは想像に難くないが、それにしても日数と人数がアンバランスに過ぎ、元校長の性的欲求の異常さが際立ってしまうのだ。

(5)JR放火事件

ミュージシャンを自称する容疑者のヘンテコ感が一線を超えていて、なんか笑える。

まぁでも、笑えるのはたぶん、死者が出ていないからだろう。

(6)高校生「嘱託」殺人事件

死んだ女子高生の周りに、多数の同級生が居たり親が居たり。

まるでアガサ・クリスティの小説のような背景であり、こんなことあるのか・・・と驚いた。

(7)小型プロペラ機の民家墜落事故

調布市の、よく知っている場所なので衝撃も大きい。

飛行機が直撃した民家は、もう不運としかいえない、、、よなぁ。

(8)ドローン騒動

去年の紅白、Perfumeのパフォーマンスでドローンの存在を知ったが、安いものは5000円程度で買えるからか「各地で」トラブルが続出、
ルールが決まらないうちに浸透してしまうと、こういうことも起こるのだなと興味深かった。


※ドローンの可能性は、こういうところにあるのかと




(9)新幹線内で男が焼身自殺

巻き添え喰らってしまったひとの不条理感といったら、ない。

火をつけた男は、最期くらい派手に・・・と思ったのだろうか、『気狂いピエロ』(65)の主人公のように、誰も居ないところで勝手にやってくれと思う。

(10)フランスの同時テロ

連鎖がなかなか止まらない。

なにをどうすればいいのか、はっきりいって分からない・・・。

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明日のコラムは・・・

『「きき」ビールなら、そこそこ自信あり。(たぶん)』

コメント (2)
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