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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

my favourite 自販機

2014-09-25 00:30:00 | コラム
団地のちかくには、すげー数の自動販売機がある。

商店街のひとびとが結束し、周囲何十m圏内にはコンビニを建てない―そんな協定があるらしく、その代替として、沢山の自販機を設置したのだと(物知り奥さんから)聞いた。

自分、真夜中にこの自販機周辺をウロウロするのが好きだ。

変質者?

まぁ否定はしないが、ここで新商品なんかを覚えたり。
定番商品・人気商品はスペースをふたつも使っていたりしてね、日本人の嗜好をなんとなくリサーチ出来るし。


流通新聞の記事を書いている先輩によると、今年の夏に大ヒットした飲料は「ソルティライチ」なんだそうだ。

かつての『桃の天然水』『サプリ』を超すほどの売り上げだという。





あぁ分かる分かる、あれ美味いものね~。


ある日の深夜―いつものように酔いどれた自分は、いつものように、この自販機周辺をうろついていた。

自宅の冷蔵庫のように、自分の好みのものだけが並ぶ自販機がほしいな、、、酔っているから、そんなバカなことを考えてみる。

そこには、かつての人気商品もあれば、タスポの要らない煙草、酒、冬限定ではないホットまで売られている―そんな、夢のような自販機。

メーカーの縛りを超えている。
その時点で不可能だろうが、自分が金持ちだったら、そんな自販機を自宅前に置いていたかもしれない。


(1)煙草:セブンスター(ボックス)

(2)ビール:スーパードライ500ml

(3)ビール:スーパードライブラック350ml

~ここまでは、自分が光合成するために必要なもの、、、かな~


(4)ビール:エビス350ml

(5)発泡酒:淡麗生500ml

(6)コーヒー:BOSSシルキーブラック

最近の缶コーヒーブラックは、美味になりました、ほんとうに。

(7)ホットドリンク:コーンポタージュ(メーカー不問)

(8)健康飲料:PF21

高校生のころ、これを飲んでいればマッチョになれると思っていた。



(9)健康飲料:充実野菜

(10)スポーツドリンク:NCAA

このCMシリーズが、好きでねぇ。




(次点)アイス:セブンティーンアイス、チーズケーキ

この販売機のやつね。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(94)』

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ハッとしてグー?

2014-09-24 00:30:00 | コラム
北野武が本領を発揮した映画『アウトレイジ』(2010)に、こんなシーンがある。

警察署の前で、警戒杖を持って立つ「立ち番」と呼ばれる警察官―彼に目がけて、ヤクザの椎名桔平が煙草の吸殻を放る。
すると、通りかかったイカツイ刑事が「なにしてる、煙草を拾え!!」と怒鳴る。

椎名ヤクザは、不機嫌に吸殻を拾った・・・。

このイカツイ刑事は、たぶんマルボウ(=警視庁捜査四課、対ヤクザのための刑事たち)なのだろう。


観客が驚くような描写ではない。
ないが、たぶんほかの監督はやらない。
そのことに感心し、ハッとする。

これが、この監督なりのリアリティなんだなぁって。

自分は、そういう描写が多い作品を「優れた映画」だと解釈している。

今宵はそんな、ハッとしてグーな作品を集めてみた。


※自分の好みを最優先したら、かなり物騒な描写ばかりになっちゃった


(1)『キッズ・リターン』(96)

ヤクザの石橋凌が殺されるシーン。
殺し屋は、ママチャリに乗ってやってくる。

つまり北野映画は、ハッとするシーンの宝庫なんだ。

(2)『羅生門』(50)

多襄丸(三船)と金沢(森雅之)の対決。

それぞれの回想では「色がついて」勇ましい感じだが、ほんとうは杣売り(志村喬)が回想した「ぜんぜん勇ましくない」戦いだったと思われる。

次点の映画にも通ずるが、ひとを殺すさまは、じつは、ちっとも格好よくないのである。

(3)『許されざる者』(92)

相手がたとえ丸腰だったとしても、なかなか仕留め切れない。

黒澤とイーストウッドは、ひとを殺すことの難儀さを描いている。

(4)『フルメタル・ジャケット』(87)

教官ハートマンは射撃の講義において、チャールズ・ホイットマンの話をする。
「彼の能力は素晴らしい」と。

ホイットマンとは、テキサスタワーから乱射して10人以上を殺した実在する犯罪者。

犯罪者を「教材」とするところに、戦争の狂気が見て取れよう。

(5)『風と共に去りぬ』(39)

スカーレットの愛娘が落馬して死ぬシーン。

最初に観たとき、まだガキだった自分は落馬で死ぬという展開に慄いたものだった。

(6)『ゆきゆきて、神軍』(87)

喧嘩を吹っかけたら、逆に羽交い絞めにされてしまった奥崎さん。

「(カメラを)止めろって。俺がやられているじゃないか!!」

ドキュメンタリーだからこそ起きた、映像的ハプニング。
そして奥崎さんが「格好よく撮られたがっていた」ことを知ると、余計に面白い。

(7)『ピアノ・レッスン』(94)

エイダの娘が母親の浮気現場を目撃、別の男に捧げる「魂の恋文」を、エイダの夫に届けてしまうくだり。

残酷だけれど、あり得ると思った。

(8)『アマデウス』(83)

ハッとするシーンが沢山。

ひとつ選ぶとするならば・・・
暖炉に放った十字架―それが掛けられていた壁には、十字架のところだけ「跡」がついている。

この「跡」だけで、サリエリの信心深さが表現されていて見事。

(9)『十九歳の地図』(79)

♪ ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ、らんらんらん ♪

これはハッとするというより、「業界的あるある!!」かもしれない。

雨の日―これから新聞配達をしなければならない配達員たちが、『あめふり』を大合唱するシーン。

(10)『グッドフェローズ』(90)

ヘンリーが逮捕されるまでの1日を描いた、クライマックスのシークエンスすべて。

彼にとっては、料理することも麻薬の売買をすることも、同価値なのである。




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『my favourite 自販機』

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いってらっしゃい、おかえりなさい。

2014-09-23 04:45:07 | コラム
仕事でしょっちゅう向かうのは、横浜の桜木町近辺。

基本、チャリ。
雨が降っても、チャリ。
雪が降らないかぎり、スケジュール的にきつくならないかぎり、チャリ。

自宅の町田から、おおよその距離は25km前後。

チャリダー以外のひとからは「よくやるねぇ…」と呆れられるが、毎日乗っているひとからすれば、たいした距離じゃない。
90分くらいだから、エッチなことを考えていれば「すぐに」到着してしまうのだ。

電車であれば横浜線で40分程度、しかし自宅から徒歩で町田駅+桜木町駅から徒歩で目的地へ向かう時間を合わせると、結局ほとんど変わらない。
チャリは健康にいいし、片道470円も浮かせることが出来る。
どう考えたって、チャリのほうがいい。

鵠沼に住む友人が「いちどチャリでお前のうちに遊びに行きたい」というので、きょうは、どんなルートを通って桜木町に向かっているのかを画像満載で展開してみたい。

16号(八王子市街道)がメインなので、べつに目を引くようなものは映りこんでいないけれど、毎日文字ばかりだから、たまにはいいでしょう。

それでは、いってみよう!!

(1)自宅ベランダから天気を確認する



(2)部屋に掛けられた小池里奈(トップ画像)と秋山梨奈の「里奈・梨奈」カレンダーに「行ってきます」という



(3)チャリを降ろし、団地を出る



(4)初っ端にして、最大の坂を越える

雪が降ると車もアウト。いっつもパトカーや救急車が出動するものなぁ。

画像では、あまり伝わらないと思うけど…。



(5)町田街道を走る

街道という割には大きな通りではないので、本気を出して走れない。
場合によっては、歩道をそろりそろりと。



(6)東名インターの入り口を過ぎる

いわゆる、ラブホテル街だ。



(7)16号の本線? に入る

ここから本気汁。
上を通るバイパスで、一気にワープしたいなぁ、、、、と思うことも。




・・・・・加速するため、ここから3kmくらいは撮影出来なかった・・・・・


(8)中原街道を過ぎる

このあたりから車道が広くなり、さらに加速可能。



(9)鶴ヶ峰の交差点

高校が近いのか、女子高生が沢山で目にうれしいエリアだ。



(10)保土ヶ谷警察署



(11)西区を過ぎ、尾張屋橋の中央地点で休憩(メールチェックなど)する



(12)尾張屋橋を下った直後―このあたりで、去年末に事故ったというわけじゃ



(13)桜木町、到着!




・・・・・と、まぁだいたいこんな感じ。

迷彩デザインのヘルメットを被った「カッコツケチャリダー」が疾走していたら、それは自分です。

キチガイ!! と罵声を浴びせましょう。

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にっぽん男優列伝(247)豊川悦司

2014-09-22 00:30:00 | コラム
62年3月18日生まれ・現在52歳。
大阪出身。

公式プロフィール


関西出身だから自然のはずなのに、このひとが関西弁を発するとなんかヘンだし違和感がある―そんな風にいわれることもあるトヨエツこと豊川悦司(とよかわ・えつし)さん、主演も準主演もこなせるところがいいですよね。

20代のころから俳優活動をしていましたが、芽が出たのは30代になって以降。
ですから、あとになって「あぁ! あの役って若いころのトヨエツだったか!!」と驚くことがひじょうに多く、編集マンをやっている友人が実際に本人に会ったときにそう話したらしいんです、そうしたら本人は「見つけないでくださいよ、素人童貞みたいな演技してますから」と、ボソッと答えたというんです。

ジョークをいうんですね、なんか意外でした笑

あと関係ないですが、小島聖と交際していたことがあり、ちょっと羨ましかったです笑笑

※煙草のCMが消える前夜に、自らこんなCMも演出しました




<経歴>

どこか翳りのある表情が特徴的な長身イケメン。

関西学院大学(文学部)の演劇部に所属し、このころ演技の世界の虜に。
大学を辞め、「劇団3○○」(主宰・渡辺えり子)に入団。

映画俳優デビュー作は、89年の『君は僕をスキになる』。
たぶんこれと同じ系統? のタイトル『愛していると言ってくれ』(95、TBS)が、彼にとってのテレビドラマの代表作だと思うのですけれど、個人的には『青い鳥』(97)ですかね。
後ろ向きの主人公というのが、テレビドラマとしては新しかったと思います。

話を映画に戻して。

『病院へ行こう』(90)、出てきてすぐに殺されるヤクザの組長を演じた『3-4X10月』(90)、『女教師・濡れたピアノの下で』(91)、『12人の優しい日本人』(91)などでキャリアを築く。
つまりこのあたりの出演作が、前述した「あぁ! あの役って若いころのトヨエツだったか!!」にあたります。

映画ファンが「お!」と思ったのは、92年の佳作『きらきらひかる』あたりから。

94年―岩井俊二の短編『undo』で山口智子と共演しスマッシュヒットを記録する。

映像美! 映像美!!




『居酒屋ゆうれい』(94)、
テレビシリーズから火がついた『NIGHT HEAD』(94…ドラマを観ていなかったので、さっぱり分からなかった)、
そして、再び岩井俊二と組んだ『Love Letter』(95)でトップ俳優の仲間入りを果たしました。

関西弁のくだりは、この映画に顕著です。
モノマネするひと、続出でしたものね。

さてこの『Love Letter』という映画、岩井映画らしく映像美という点においては手放しで絶賛しますが、物語的にいって反則というか、そんな偶然あってたまるか!! という展開でしたよね。

同姓同名がどうとか、こうとか・・・。

正直、知るかっ!! と思いましたもの。


『トイレの花子さん』(95)、『男たちのかいた絵』(96)、金田一耕助を演じた『八つ墓村』(96)、
『傷だらけの天使』(97)、『千年旅人』(99)、『顔』(2000)、
なかなかに評価し難い平成版の『新・仁義なき戦い』(2000)、
あまり話題にならなかったけれど力演だと評価したい『命』(2002)、
『丹下左膳 百万両の壺』(2004)、『レイクサイド マーダーケース』(2005)、『妖怪大戦争』(2005)、『疾走』(2005)、『やわらかい生活』(2006)、『日本沈没』(2006)、
男気あふれるキャラクターが男子でもキュンときた『フラガール』(2006)、
『愛の流刑地』(2007)、『サウスバウンド』(2007)、『犯人に告ぐ』(2007)、
三十郎のライバルを演じた『椿三十郎』(2007)、
傑作『接吻』(2008)、『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008)、
『20世紀少年』のシリーズ(2008…『終わりの始まり』、2009…『最後の希望』『ぼくらの旗』)、
『今度は愛妻家』(2010)、『必死剣 鳥刺し』(2010)、『一枚のハガキ』(2011)、『人類資金』(2013)、
『ジャッジ!』(2014)、『春を背負って』(2014)。
そして最新作が、来年公開予定の『娚の一生』。

中堅俳優となってだいぶ経ちますが、年齢的にいって、もう少しで大御所と呼ばれるポジションになることでしょう。

リンクしたセブンスターのCMを観ると、長編映画の監督作も観たくなってきます。

やりませんかね、どうだろうか。


次回のにっぽん男優列伝は、内藤剛志さんから。

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明日のコラムは・・・

『いってらっしゃい、おかえりなさい。』

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にっぽん男優列伝(246)殿山泰司

2014-09-21 08:53:33 | コラム
15年10月17日生まれ・89年4月30日死去、享年73歳。
神戸出身。

きょうはまず、こちらの動画をリンクしておきましょう。
この映画に、本日の主役・殿山泰司(とのやま・たいじ)さんのイキザマというかソウルというものが、ほぼ完璧な形で再現されていると思うからです。

※荻野目慶子もよかった! ちょいとわざとらし過ぎたけど…





偉大なる脇役俳優―殿山さんは脇役を自称し、そのことに誇りを持っていました。
沢山の出演作からベストワンを挙げるとするならば、ふたつしかない主演映画のうちのひとつ『裸の島』(60)になってしまうのですけれど、
この傑作は盟友の新藤兼人が敢えて殿山さんを起用した、いわば実験映画であり「ほとんど特例」として扱わなければいけないような気がします。

だから特例を除けば、殿山さんのキャリアはやっぱり「その他大勢、のひとり」であったと。
しかし「その他大勢」が居なければ主役は成り立たない、どんなもんだい!! それがこの俳優の哲学なのでした。


禿げ頭だけでもインパクトがあるのに、おまけに眼光は鋭い。
ユル・ブリンナーのような気品? はありませんが、いちど見たら忘れない風貌でしょう。
また、キャリアの中盤からどこにも所属しないフリーで俳優活動をおこなっていたため、五社協定という縛りに苦しむことはなく、映画だけでも300本を超す出演作があります。

<経歴>

成人後に新築地劇団に入団、「夏目銅一」の芸名で初舞台を踏む。
実質的な映画俳優デビュー作は、39年の『空想』。

興亜映画(京都)に入所した42年に召集を受けて中国に出征、復員後、松竹大船を頼って映画界に復帰、殿山泰司の名で芸能活動を再開させる。
このころ、正妻のほかに「側近」と呼ぶ女性との二重「性」生活がスタート。
「きっちり離婚し」「きっちり再婚する」ことを望みながらも「そう出来なかった」―しかし、この生活が死ぬまでつづいたということは、これはこれで「あり。」なのでしょうねぇ。


ここからのキャリアは膨大なので、主な作品を箇条書きスタイルで。

【40年代】

『結婚の生態』(41)
『鳥居強右衛門』(42)
『安城家の舞踏会』(47)『長屋紳士録』(47)
『酔いどれ天使』(48)『誘惑』(48)『社長と女店員』(48)
『嘆きの女王』(49)『真昼の円舞曲』(49)

【50年代】

50年…『暴力の街』『春雪』『醜聞』
51年…『偽れる盛装』『自由学校』『愛妻物語』
52年…『雪崩』『原爆の子』『山びこ学校』『滝の白糸』
53年…『村八分』『千羽鶴』『ひめゆりの塔』『地獄門』『夜明け前』『女の一生』
54年…『日の果て』『足摺岬』『どぶ』『太陽のない街』『愛と死の谷間』
55年…『人間魚雷回天』『明治一代女』『愛すればこそ』『警察日記』『愛のお荷物』『美女と怪龍』
56年…『銀心中』『真昼の暗黒』『狙われた男』『女優』
57年…『私は前科者である』『殺したのは誰だ』『海の野郎ども』『誘惑』『幕末太陽傳』『麻薬街の殺人』
58年…『悲しみは女だけに』『死の壁の脱出』『果しなき欲望』『顔役』『完全な遊戯』
59年…『第五福竜丸』『お早よう』『警視庁物語 遺留品なし』『にあんちゃん』『キクとイサム』

【60年代】

60年…『特ダネ三十時間 白昼の強迫』『秘密』『親鸞』『裸の島』
61年…『豚と軍艦』『松川事件』『わが生涯は火の如く』
62年…『警視庁物語 十二人の刑事』『秋津温泉』『人間』『キューポラのある街』
63年…『青い山脈』『黒の報告書』『にっぽん昆虫記』『母』『関東無宿』
64年…『鬼婆』『赤い殺意』『いいかげん馬鹿』
65年…『悪党』『清作の妻』
66年…『こころの山脈』『本能』『白昼の通り魔』『エロ事師たちより 人類学入門』
67年…『無理心中日本の夏』『性の起原』
68年…『帰って来たヨッパライ』『藪の中の黒猫』『神々の深き欲望』『眠れる美女』
69年…『かげろう』

【70年代】

70年…『白昼の襲撃』『日本の悪霊』『裸の十九才』
71年…『儀式』『沈黙』『ポルノの帝王』『鯉のいる村』
72年…『ポルノの帝王 失神トルコ風呂』『徳川セックス禁止令 色情大名』『夏の妹』『鉄輪』『まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯』
73年…『混血児リカ ひとりゆくさすらい旅』『混血児リカ ハマぐれ子守唄』『青幻記 遠い日の母は美しく』『夜の歌謡シリーズ 女のみち』『夜の歌謡シリーズ なみだ恋』
74年…『赤線玉の井 ぬけられます』『砂の器』
75年…『主婦の体験レポート おんなの四畳半』
76年…『愉快な極道』『愛のコリーダ』『トラック野郎 天下御免』
77年…『はなれ瞽女おりん』『遠い一本の道』
78年…『愛の亡霊』『野性の証明』
79年…『復讐するは我にあり』『男はつらいよ 寅次郎春の夢』『絞殺』

【80年代】

80年…『戒厳令の夜』『太陽の子 てだのふあ』
81年…『上海異人娼館 チャイナ・ドール』『ヨコハマBJブルース』『ええじゃないか』『北斎漫画』『泥の河』『白日夢』『近頃なぜかチャールストン』
82年…『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』『オン・ザ・ロード』『水のないプール』
83年…『楢山節考』『暗室』『里見八犬伝』
84年…『ロケーション』
85年…『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』
86年…『コミック雑誌なんかいらない!』『ジャズ大名』
87年…『女衒 ZEGEN』
88年…『TOMORROW 明日』『さくら隊散る』『黒い雨』


・・・・・これですべてというわけではないのですから、壮観です。

『裸の島』を例外とすれば、やっぱり『愛のコリーダ』でしょうか。
物語が始まってすぐ、このひとの局部「モロだし」シーンがありますからねぇ!!

89年4月30日、肝臓がんにより死去。
享年73歳、遺作は同年の『花物語』になります。

このひとの半生を映画化した『三文役者』(2000)にあるように、映画のほかに女とジャズを愛しました。
ジャズや私生活などを語ったエッセイも独特な文体で面白く、こういう生きかたに憧れるひとは多いだろうなぁ、、、と思います。

なかなか真似の出来ることではありませんけれど。。。

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明日のコラムは・・・

男優列伝、3連続です。
『にっぽん男優列伝(247)豊川悦司』

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