Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

これぞ狂騒曲

2022-05-28 00:10:00 | コラム
マトモな人間であれば、そりゃすぐに返して無問題だったでしょ。

と、突き放すか。

あるいは。
ひとりの若者の人生を狂わせてしまった面だって、あるわけでしょ。

と、少し寄り添ってみせるのか。


山口は阿武町の「給付金・誤送金」問題が奇妙な展開を見せていて、なかなかに目が離せない。

からくりはどうあれ、そのほとんどが「戻りそう」なので、町民にとっても、飯も喉を通らないという担当者にとっても「とりあえず、よかった」んだと思う。

じつはハニーは山口出身で、地元は「阿武町の、ちょっと先」だから、まあまあよく知っているところらしいが、「あたしの地元も含めて」「とにかくのんびりしているところ」だそうです。


誰もが思うこと。
自分だったらどうだったか、、、ということ。

一瞬「悪魔がささやく」が思いとどまる―そういうひとが、ほとんどなのではないかな。
自分もそうだと思う。

これがたとえば、給付金10万円が重複して20万円が振り込まれたとする。
20万円であれば「指摘されたら返せばいいや」と、使ってしまうひとは少なからず居るはず。

返せる額だもん。

しかし4000万円超となるとねぇ!!

自分なんか、ずっと前の職場で「重複して振り込まれた有給」について、なんかいわれるのではないかと何年もビクビクしていたくらいだよ。
(これはのちに、ボスに謝罪を入れたら笑ってスルーしてくれた^^)

フツーは使えんと思うのよ、
だから使えたという点で、彼はもう「フツーじゃなかった」と結論づけられる。

・・・のだけれども、もし役所のミスがなければ、
(税金滞納はあったようだが)彼が一生「無名のまま」であった可能性は高いし、逮捕もされず、阿武町町民として細々と人生を歩んでいたかもしれない。

ということを想像すれば、まぁ担当者を責める気にもならんけど、
ちょっと気の毒な気もするんだよなぁ!!


※聴くぶんには奇想曲(狂騒曲)よりも、


狂詩曲のほうがいいよね^^


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明日のコラムは・・・

『暫定的、上半期7傑』
コメント (4)
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