Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(416)

2022-05-13 00:10:00 | コラム
し「もん」→「もん」だいさく

映画は闘争の装置―と考える自分にとって、問題作は大好物。

問題作と聞くだけでヨダレ止まらん!
そんな自分が汗かっきかきで選出する、映画の問題作7選を展開してみましょう^^


※順不同

『小人の饗宴』(71)

うしろめたさ?
そんなもの、捨ててしまえ!!

鬼才ヴェルナー・ヘルツォークが、実際の「小人たち」を起用して描く悪夢的世界を浴びよう。


『ニンフォマニアック』(2013)

色情狂を自覚するヒロインの50年間を追う、ラース・フォン・トリアーの挑発的作品。

エロスは突き詰めれば、壮大なコメディになる。

そして俳優さんたち、なぜかみんな楽しそうだ。



『ゆきゆきて、神軍』(87)

繰り返し観ていくとね、これは監督と「演者」(=奥崎謙三)との戦いの物語だと気づくのよね。



『ソドムの市』(75)

多くの映画ファンが本作を筆頭に挙げるのかもしれない。

確信犯パゾリーニが仕掛けるサドマゾスカトロ攻撃に、あなたは耐えられるか。



『クラッシュ』(96)

J・G・バラードによる世紀末小説を、変人デヴィッド・クローネンバーグが「完全」映画化。


自動車事故における衝撃でしか性的快楽を感じられない「不幸な」ひとびとを描く。

描かれるすべてのセックスが「後背位」というところ、徹底していて面白い。


『アレックス』(2002)

ギャスパー・ノエが単に「異端を気どっている」わけでない、、、ことを、この映画に触れて知った思い。

強姦描写はたいへん辛いが、その先にこそ、ほんとうに描きたいことがあった。



『絞死刑』(68)

この映画を観ても「なお」死刑制度には賛成だが、オオシマは「まず知ること」が大事だと説いている。





次回のしりとりは・・・
もんだいさ「く」→「く」どうかんくろう。

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明日のコラムは・・・

『3年5ヵ月、もったほうかな^^』
コメント
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