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令和版・海外俳優列伝(2)アーノルド・シュワルツネッガー

2022-05-06 00:10:00 | コラム
1947年7月30日生まれ・74歳。
オーストリア出身。

公式サイト

いまでは仲良しのスライとシュワ氏。


…って、もともと喧嘩していたわけではないですけどね、
あくまでも映画興行的な「煽り」で「勝手に」競り合いさせられていた、、、というべきか。

喧嘩ではなく、好敵手の関係にあったというべきでしょう。
※ブリジット・ニールセンをめぐる恋模様は、この際スルーしておきます(^^;)

ただ80~90年代、映画ファンは興行的煽りに乗っかり、
「スライとシュワ氏、どっちが好きか」で盛り上がったりもしたものです。

淀川先生は、どう考えてもシュワ氏推しで^^


自分は、当然?スライ推し。
僅差ではないです。

もちろん嫌いじゃないですよ、
スライは「俳優スライ」として単体で「沢山」語ることが出来る。
翻ってシュワ氏は、監督(J・キャメロン、J・マクティアナン)やテクノロジーと一緒に論じる必要がある。

異論はあるでしょうが、このちがいです。


※ガンズとの相性がバツグンなのは、誰も否定しないでしょうけれど



<経歴>

20歳でミスター・ユニバース(ボディビル)のタイトルを獲得。


第38代カリフォルニア州知事を務める。

元妻は、(ジョン・F・ケネディの姪)マリア・シュライバー。

映画俳優デビュー作は、69年の『SF超人ヘラクレス』。
アーノルド・ストロング名義ですが、若きムキムキマンの姿を確認出来ますし、これがデビューというのが象徴的なのですよね。
つまり身体そのものがSF的であると。

ボディビル界を知ることの出来るドキュメンタリー『鋼鉄の男』(77)、
その身体を買われ、『コナン・ザ・グレート』(82)とその続編『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』(84)でSF史劇に新風を巻き起こす。

84年、天下を取る前のジェームズ・キャメロンの野心的なSFアクション『ターミネーター』に主演、未来からやってきたロボット(T-800)を好演し一躍「ときのひと」となる。
本作はシリーズ化され、『ターミネーター2』(91)、『ターミネーター3』(2003)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)にも同キャラクター(??)として出演しています。

ここでブリジット・ニールセンと共演した『レッドソニア』(85)、
じつは30回以上観ていて、個人的にはシュワ氏の最高傑作かもしれない…と思っている『コマンドー』(85)、
スライとの興行対決のためにひどい邦題が冠せられた『ゴリラ』(86…原題はRaw Deal)、

監督の演出スタイルとテクノロジー、さらに異生物キャラの造形デザインなど「すべてが」吉と出た『プレデター』(87)、


スティーブン・キングが別名で発表したSF『バトルランナー』(87)、
ロシア人役が意外にも似合っていた『レッドブル』(88)、
『ツインズ』(88)、『トータル・リコール』(90)、『キンダガートン・コップ』(90)、『ラスト・アクション・ヒーロー』(93)、
じつは大嫌いな笑『トゥルーライズ』(94)、
『イレイザー』(96)、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(96)、『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(97)、『エンド・オブ・デイズ』(99)、『シックス・デイ』(2000)、『コラテラル・ダメージ』(2002)、『80デイズ』(2004)などなど、アクションはもちろん、イメージを逆手に取ったコメディにも挑戦。
興行・批評の両面で振るわなかった作品はあるものの、自分自身をよく理解しているなぁ!というキャリア構築だと思います^^

2003年、政界進出。
再選も果たし、2011年の任期満了までカリフォルニア州知事を務める。
と同時に俳優復帰を宣言、
前作はカメオ的だったスライによる『エクスペンダブルズ2』(2012)、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)に出演、
さらに『大脱出』(2013)でも「ガッツリ」共演、

現在も多くの新作が撮影中・編集中であり、きちんと日本上陸してほしいですね。

しかし…元気な74歳だなぁ!!

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(3)アイス・キューブ』
コメント (2)
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