Cape Fear、in JAPAN

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日本女優別10傑(1)蒼井優

2022-05-04 00:10:00 | コラム
~蒼井優のキャリア10傑~

「にっぽん女優列伝」が完結したので、かな~り前に予告していたように「映画スタッフ別10傑」からスライドさせ「日本女優別10傑」を「あいうえお」順に展開していきます。

記念すべき1人目は、36歳になった蒼井優(あおい・ゆう)さん。

率直にいって。
デビュー時、これほどまでに「重要な」俳優さんになるとは想像してませんでしたね。

「イヤな感じ」を「自然に」演じられる若手(もう中堅かな…)って、すごく貴重な存在だと思います。


(1)『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)

そんな「イヤな感じ」が存分に堪能出来る佳作。



(2)『宮本から君へ』(2019)

パワフルな漫画を原作としていて最初にドラマ化され、原作の後半部分を映画版で描く、、、という流れ。

映画そのものも闇雲なエネルギーに満ち満ちていて、圧倒される。


(3)『フラガール』(2006)

一般的には、これが代表作になるのだと思います。



(4)『斬、』(2018)

時代劇、しかも塚本晋也による変化球の世界観にもピタリとハマった。



(5)『スパイの妻<劇場版>』(2020)

黒沢清の傑作。
映画の見巧者が信頼する監督たちが「こぞって」オファーするのも分かるなぁ。



(6)『花とアリス』(2004)

ダンスシーンに尽きる。
未見のひとは、ココだけでも触れてほしい。


(7)『リリイ・シュシュのすべて』(2001)

エンコ―学生を好演。
しかし前述したとおり、このころは、まさかこれほど重要な俳優さんに成長するなんて!!


(8)『人のセックスを笑うな』(2008)

キャッチ―なタイトルですでに「勝っていた」気がする山崎ナオコーラの小説を映画化、
単体主演出来るほどの優さんだが、脇にまわっても巧いです当然。


(9)『オーバー・フェンス』(2016)

読んでみると映画化は難しそう…と思える佐藤泰志の小説群は、監督と俳優に恵まれ「ハズレ知らず」の奇跡の展開に。

この映画も、山下敦弘による演出、優さん・オダギリジョー・松田翔太など演技者「全員」の熱演により、じつに味わい深い佳作に仕上がっている。



(10)『百万円と苦虫女』(2008)

タナダユキによるロードムービーの快作。
この10選のなかでは、いちばん肩の力が抜けている演技を見せていて、受け手も気軽に触れることが出来るかな。

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(1)アーネスト・ボーグナイン』
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