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チェンジリング

2010年03月02日 | 本・映画
チェンジリング [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。

老境の域に達してなお、自身の最高傑作を塗り替えている感さえあるクリント・イーストウッド監督の“硫黄島”二部作に続く本作は、誘拐された息子の生還を祈る母親の闘いを描くサスペンスドラマ。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かい、真実を求めて闘い続ける姿を寡黙なタッチで描き出している。ヒロインを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。華麗なアクションを披露したかと思えば重厚なドラマに出演と、多彩なキャリアを誇る彼女の集大成とも思える熱演ぶりに注目だ。また、綿密に時代考証されたセット、脇役の俳優一人ひとりまで行き届いたイーストウッド流の演出を体感できる一本といえよう。
チェンジリング - goo 映画より転載


「無銭飲食した親父は誰なのさ?」とか、
「ニセモノ坊やに現れた“本当”の母親は本当に本当の母親なのかい?」とかつっこみたい所もありますが(^^:

「取引」に応じない、母は強し?
私なら取りあえずサインして、精神病院を出てから「実は!」と訴えるかなと思うけど、そんな人間はハナから相手にしてもらえないんだろうな(溜息)
それに「契約(サイン)」に対しての意識の違いもあるんだろうな。

「はっきりとした希望が見えた」ってクリスティンは言ったけど
何だか哀しいストーリーだったな。(映画は良かったよ)


そして今、録画していた2/24放送のNHK 歴史秘話ヒストリア「たった一人のあなたへ~」蟹工船を書いた小林多喜二についての番組を観たのですが・・・

今から80年前の権力者(国家、警察)の何と恐ろしいこと!!
人権なんてありゃしない。

映画(チェンジリング)では、強制的に入れられた精神病院での扱い。
日本では特高警察による拷問。
多喜二が逮捕されて死亡してから返された遺体の写真・・・

怖いよ・・・


人間って、どんなに残虐なことでも、与えられた“役”を演じてしまうものなのかな・・・

けど、こんなふうに誰かが闘ってきたおかげでだんだん世の中が良くなってきたんだよね

今も冤罪と闘っている人が居る
今も差別と闘っている人が居る

どの“役”をどう演じるかは自由な筈だから、
意識して、毎日を生きなくては。
嫌だと思う役は演じないようにしなくちゃね。