masumiノート

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過疎地や田舎のSS運営は地元の人間でないと出来ない。

2019年11月01日 | ガソリンスタンド4

10月30日ぜんせきより

SS過疎地の不安緩和 浜松市春野地区 はるの石油オープン

SS過疎化問題が深刻化している浜松市春野地区に29日、はるの石油(金原充佳社長・PB)がオープンした。
大々的な告知は行っていないにもかかわらず、グランドオープンを前に次々と給油客が訪れた。
「本当に助かるよ」という地域住民の声に象徴されるように、SS消滅が危惧されていた同地区の生活を支える新たな“最後の砦”に光が灯された。

同地区では地場SSのマルハナ(花島基社長・出光昭和シェル系)が2022年を目途に廃業の意向を示したことを受け、静岡県石商や浜松市が18年にコンソーシアムを組み「天竜SS過疎対策検討会」を設置。
タンクローリー直結型計量機を用いた実証実験では21日間で延べ460台の利用があり、
地元住民からは「SSがないと生活に支障が出る」「地域にSSは絶対に必要だ」など、SSの存続を渇望する声が上がっていた。

同SSの若きオーナー、金原(きんぱら)社長は35歳。
もともと同地区でSSと無関係の別会社に勤めていた。偶然にも危険物取扱者乙種四類の資格を持っていたことに加え、近隣SSオーナーから「なんとか春野町でSSを運営してくれないか」という声を受け、新規SSの運営を決断。

数年前まで営業していたSSの跡地を改装し、2年間の準備期間を経て待望のオープンに至った。

プレオープンで給油に訪れた地元住民や法人客も「やはり近場にSSがあると助かる。いずれ遠方まで給油に行くようになるのかと危惧していたので嬉しい」「もし配達が不可になると業務に大きな支障が出るので、とても心強い」などと安堵の表情を浮かべる。

29日のグランドオープンを終えて「多くの方々の力添えもあり、いまのところ大きなトラブルもなく、スムーズに運営できている。
現状は自分を含め社員2人体制だが、厳冬期など配達の需要期はアルバイトを雇うなどして万全の体制を執る方針。
(SSを)運営するからには、使命感を持って地域住民の方々の生活を支える覚悟だ」と意気込む。
また客層について「ガソリンのみならずハイオクの給油客も多く、案外若い人もたくさん給油に来たので驚いている」としたうえで、
「まだ多くのお客さんがSSが開業したことを知らなかった。まずは1人でも多くの地元住民にこのSSの存在を知って貰うことが課題だ」と強調する。

同SSオープンを受け、行政担当者も「新聞などのマスメディアによる告知を含め、地元の人々が積極的に地場SSを利用するような環境づくりが不可欠」と訴えていた。






11月1日燃料油脂新聞より

中部6県 SS過疎地 3町村増加   早急な対策を期待





「はるの石油」の未来に期待






>はるの石油を創業したのは、過疎化が進む地元の生活を、SSを通じて手助けしようと考えたからという。


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生業でもあるけれど、これまでのガソリンスタンド(運営者)も同じです。

(元売統合で、今は市況が良くなって燃料油マージンも回復していますが)

「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」(by九州の販売店主)

販売数量を寡占している大手セルフが不採算で非効率だとして切り捨てたポリ容器1つ2つの小口配達を、不採算を承知で担い続けたのは既存の、地場の中小零細店です。

そうした地場販売店の多くは、そうした事情を知ってもらうこともないままに、誰からの助けもないままに、この業界から姿を消しました。


はるの石油さんを応援するとともに、そうした販売店のことにも思いを馳せて頂ければ幸いです。