※前記事の続きです。
>いくらSSが業界の特性やSSの経営状況を訴えても伝わることはない。
>「同じ品質の商品ながら5円以上の価格差に消費者が納得することはない」
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昨日他府県ナンバーのイチゲンさんに、久々に「たっか(高い)!!」という言われ方をしました。
10リッターの限定給油で。
清算時にTカードを提示され、後付けが出来ないことに対して「どういうこと!!?」という言葉と共に。
(※消費者として当然の反応だと理解しています)
現金を受け取り、
「これ、読んでくださいね!」と手渡し、お釣りを取りに事務所の中へ
「現卸格差は中小SS生存不能」
平成25年2月、石油組合会長がエネ庁長官に訴えました。
「自店の仕入れ値が安値店の売り値」という状態が20年近くも続き、平成27年度も全国ベースで1日に4軒が廃業・閉鎖していきました。
(※現在の販売価格差は縮小しています)
平成25年の「地下タンク2月危機」では、工事代を捻出できず、或は投資回収不可能として廃業・閉鎖を選択した中小のガソリンスタンド(地場店)も数多くありましたが、当店は「投資回収不能」と知った上で地下タンク消防法改正対応工事を行いました。
(大手セルフが不採算だとして切り捨てた小口配達を、不採算を承知で担い続けているのが地場店です)
★ Tポイントを付けてあげるために店をやっているわけではありません。
「業転問題」「仕入れ値の格差」「発券店値付けカード」
地場のガソリンスタンドの経営を困難にする問題の数々。詳しくは 「masumiノート」でネット検索して下さい。
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お釣りをお渡しした時の様子から、「伝わった」と思いました。
それから、以前当ブログにも書きましたが
過去、近隣他店(地場フル)の価格看板より10円高く売るしかなかった頃、取引先企業から説明を求められたことがあります。
当時は卸格差も公になっておらず、説明する術も無かった販売価格差ですが、
系列ルートと業転ルートがあること、「自店の仕入からはこの価格が精一杯です」。
これだけで10円の価格差を認め、取引を継続して下さった企業様もちゃんとあります。
地下タンク改正消防法対応工事をするか否かで夫婦で話し合ったとき、
「今もうちの店に残ってくれているのは良い客ばっかりや。続けさせてもらわないと勿体ないし、申し訳ない」と主人に言わしめたのは、法人個人関係なく、このように有難い大切な顧客のお蔭です。
8月14日15日燃料油脂新聞より
8/14 週間コスト3円超下落
8/15 大幅値下げも対応二分 JXTG3円50銭、出光昭和シェル3円
6月末元売系列2万2869ヵ所 3月末比140ヵ所減
JXTG・出光昭和シェル シェア84.4%
※
>減少鈍る
減少止まる。には、まだまだならない。
配送ローリー集約の動き 需要減で維持管理費重荷
同系列内で競争激化 販社間で10円格差の異常さ
数キロしか離れていないセルフ同士で129円と139円。
同系列地元セルフは135円が主流。
「消費者と感覚違う」元売に“現実”認識求める声
安値看板の前ではイメージCMも役に立たない。
「燃料油の品質に差を付けない限りブランドに興味を持つことは無い。だからこそ燃料油は価格勝負の商品になっている」
消費者はSS間のガソリン価格差に厳しい目を向ける。高値店に「儲け過ぎ」とクレームをつけることとなる。
いくらSSが業界の特性やSSの経営状況を訴えても伝わることはない。
「同じ品質の商品ながら5円以上の価格差に消費者が納得することはない」「むしろ赤字と言えば言うほど誤解を与える」としている。
>いくらSSが業界の特性やSSの経営状況を訴えても伝わることはない。
>「同じ品質の商品ながら5円以上の価格差に消費者が納得することはない」
次の記事で書きますが、そうとも限らないですよ。
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>キャッシュレス還元
説明会へ参加できない組合員もいます。