※改善のニュースではありませんが、2013年2月の東京都石商に続き大阪府石商でも4月26日に発券店値付けカード問題委員会が発足したそうです。
全国の石商がこれに続けば良いですね。
私の個人的な見解ですが、
窓ふきやゴミ捨てなどのサービスをやめることにしたという販売店の存在(過日の業界紙記事)
こうした販売店の増加が「問題改善への作用となる」と思っています。
2019年5月8日ぜんせきより
発券店値付けカード委発足 低代行手数料がSS経営圧迫
2019年5月29日ぜんせきより
カード手数料改善要望 元売歴訪でJXTGを訪問 経営部会
大阪・東京 発券店値付けカード問題で協働
2019年6月25日追記
福島・郡山市 発券店値付けカード給油増加 改善求める声高まる 2019年6月24日ぜんせきより
掛け売り23%、現金21%、大手クレカ提携カード10%などを大きく上回る40%が発券店値付けカード
「8円や5円の給油マージンでは再投資可能な利益を積み上げるのは不可能だ。このままでは店舗を閉じざるを得なくなるSSが増えていくだろう」
「一億の費用を掛けてSSを建設し、社員を雇って営業するのに5~8円のマージンでは商売は成り立たない。元売は油外で稼げというが、法人車両はリース車が増えているうえ、メンテナンス商品を購入できないカード給油では利益が増えるわけがない」
※燃料油マージンにしろ代行給油手数料にしろガソリンで8円というのは量販型セルフや油外で利益をあげるタイプの店であれば歓迎できるでしょう。
でも、中小零細の地場フルにとっては再投資可能な粗利ではありませんし、社員を雇用することすらかないません。
2012年7月18日 燃料油脂新聞より
150キロのうち4割の60キロが代行手数料になると粗利益は78万円から30万円に激減する。
本来なら残りの90キロの粗利益と合わせて195万円あった筈のものが147万円。
逸失利益は月間48万円、年では約600万円にもなる。
これでは健全な経営は不可能。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/83ae3b789162fed68785ddb9425e3425
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
***
得意先が今月から発券店値付けカードでの給油になりました。
他府県にある“本社の決定”だそうです。
社員の方の「悪いね」に対して、「仕方がないです」と応えたこうちゃんです。
実際に給油作業を通してお付き合いさせて頂いている支社や営業所ではなく、接することが一切ない本社がお決めになるコトですから、
私たち販売店に成す術はありません。
2019年7月24日追記
ガソリンの価格は169円もある。119円もある。 (コメント欄より)
むらっちさん (masumi)
2019-07-20 10:35:46
>努力の範囲で何とか140円に下げることで手を打ったようです。
確かにその単価なら不可能ではないですが、だがそれでは再投資も働き方改革への対応も不可能になってしまいます。
油外や事業の多角化などで利益を確保しなければ遅かれ早かれ営業を続けていくことが出来なくなります。
Unknown (むらっち)
2019-07-22 02:28:06
うちの総務は指定スタンドが140円に値下げすることで手を打ちましたが、指定スタンドにとっては一番やって欲しく無い発券店値付けカードに切替えようと画策してる様子です。(指定スタンドのままにするが、掛け売りは止める)
(それより、うちの給油等の売上が指定スタンドの売上の3〜4割を占める(零細スタンドなので)ことから、発券店値付けカードで給油されると粗利が大幅減になり、存続大丈夫か?と心配してます)
2019-07-22 11:50:45
>売上の3〜4割を占める(零細スタンドなので)
・・・
2019-07-22 13:22:19
総務の担当者が年輩→若手に世代交代してからそういった昔ながらの付き合いよりもコスト重視になってきました。
masumiさんの言う有事の際のために平時も利用を…と言っても何も起こっていない平和なときはうちの総務も含めコストに目が行くので、響きませんよね…。
7月23日燃料油脂新聞より
給油店値付け法人カード 優良顧客流出に危機感 近畿大都市圏や市街地フルSS
2019年8月6日燃料油脂新聞より
掛け売り見直しの動き
リスク回避で元売カードへ移行促進
2019年8月7日燃料油脂新聞より
高速道SAで満タン給油拒否
背景に発券店値付けカード
2019年8月9日燃料油脂新聞より
2019年8月9日ぜんせきより
2019年8月26日ぜんせきより
2019年8月28日燃料油脂新聞より
「社説」フルの代行手数料見直しを
(3)給油代行手数料がセルフとフルで同一というのはおかしな話だ。
現金ではセルフとフルの価格差が10円もあるのに、手数料が同じでは給油作業料はゼロということでフルSSは報われない。
※
>フルSSは報われない
そして地場3者店は“損な役回り”を押し付けられることも多い。
2019年9月3日燃料油脂新聞より
発券店値付けカード増 法人客の半数近く
発券店値付けカードの利用者は、SSが2割程度マージンをもらっていると思い込んでいる客も少なくないようだ。
当然のように(サービスを要求してくる)と松井社長は話す。
スタッフは誠意をもって対応しているが、内心は、・・・・・
※
スタッフのためにも当該カード利用者の誤解を解いてあげましょう。
2019年9月4日燃料油脂新聞より
カード発券店より元売にメリット
2019年9月12日燃料油脂新聞より
代行給油客増加に困惑
2019年9月17日燃料油脂新聞より
代行給油からみ数量増減が顕著
代行給油の恩恵を受けているセルフSSにくらべ、手数料8円でのフルSSの負担は再考の必要がある。
2019年9月19日燃料油脂新聞より
発券店値付けカード問題「地場業者ほどダメージ」
セルフSSを基準に代行手数料を設定するのは、地元業者に廃業の選択を突きつけるようなものだ。
2019年9月20日燃料油脂新聞より
神戸市内フル業者が要望 「豊作貧乏」解消を
※
「発券店値付けカードは給油のみ」にすると良いですよ。
怒って罵声を浴びせてくる人もいるのでとても落ち込むこともありますが、そういう人は極々一部です。
給油のみを始めてから6年経過したから言えます。
そういう人を相手にする必要はないです。(なかったです)。
発券店値付けカードであっても、理解して給油に来て下さる方がお客様です。
有難いお客様です。
ただし、
この手数料では再投資も雇用も不可能ですから、そこは元売が考えることだと思います。
2019年9月21日燃料油脂新聞より
2019年9月25日ぜんせきより
2019年9月30日燃料油脂新聞より
発券店値付けカード配達灯油も浸食「3割利用」マージン削る
※
そもそも配達にはコスト(ローリー代、燃料代、保険代、人件費)が掛るから店頭売りより高値となります。
それなのにその支払いに発券店値付けカードを当てられたのでは確実に採算割れですよ。
地下タンク2月危機の頃だったと思いますが、発券店値付けカードでの法人客から軽油配達の打診を受けました。
「配達して貰っていた店が廃業するので探している」とのことで、「支払いはこのカードで」と言うのを聞き、思わず「だから店を畳まなアカンようになったんでしょう」と言ってしまいました。
当然キョトンとされていましたが。
2019年10月1日燃料油脂新聞より
【社説】10月は「資金繰り」要注意
2019年10月31日燃料油脂新聞より
もてなしで再び「有料客」に
※色んな考えがあって当然ですね。マーク統一という背景もあるし。
しかし
サービスの提供も、人手が足りていればこそ。
2019年11月6日ぜんせきより
“三重苦”改善求める
>バイクは3~4ℓしか入らないのに給油の手間は同じで、手数料はわずかだ。
バイクの給油待ちの列ができると悲しくなる。給油を断りたいくらいだがそれは出来ないし・・・
>発券店値付けカードを使う給油客には窓ふきなどのサービスをやめるSSもあるが、“焼け石に水”
※
当店は2006年から発券店値付けカードでのバイクへの給油はお断りしています。
数年前からクレジットカード払いでのバイクへの給油もお断りしています。
このカードでバイクへの給油を続けたり、窓ふき等のサービスに人件費を使っていたら販売店側が干上がってしまいます。
2019年11月9日燃料油脂新聞より
東京都 文京区レギュラー155~170円
>20円マージンを狙える市場で発券店値付けカードを使われるのは痛い。
利幅が圧縮されるだけでなく、カード客に手を取られて上客へのサービスが不十分になってしまうこともある。
12月4日ぜんせきより
2019年12月6日燃料油脂新聞より
代行の少量給油急増 人手不足のフルSS受難
>こうした少量給油の代行をなんとか断れないものか
その気になれば断れますよ。
何故断らないのでしょう?
それに、この代行給油がどういうものかを知れば賢明な消費者は理解してくださいます。
12月11日ぜんせきより
都石と連携強化、全石連に支援要請 大阪石商
>組合員の大勢が問題解決を求めている
※
最近特に、
2者店発券の発券店値付けカードがカード会社の発券カードに切り替わっているように思うのですが、
私の気のせいでしょうか?
2020年2月4日追記
山梨県内地場フル
>発券店値付けカード顧客そのものを決済できない契約に変更した。
>手数料は最低でもガソリンも軽油も十数円水準に引き上げるべきだ
(2月4日燃料油脂新聞より)