masumiノート

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仕切連動市況@機能不全に

2019年03月15日 | ガソリンスタンド4

月決めだった元売の仕切方式が週決めに替わったのは2009年10月から。
その後、
何度か“見直し(改定)”が行われました。

JXTGの現在の仕切方針は2017年7月からのものです。

2017年6月までの市況は、販売店にはどうすることも出来ない卸格差に因るところが大きかった。

卸格差が縮小されたはずの今、仕切連動市況が機能不全に陥っている理由は・・・

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3月13日燃料油脂新聞より

「社説」変わらないSS廃業の理由


廃業理由は「後継者不在」が41%



「今日の市況」スポット高響いたHC灯油
一昨年4月の元売大統合前、元売間の増産増販競争が激しかった頃は灯油も需要を上回る数量が供給され「系列高・業転安」の市況が常態化し、安い業転玉がHCに供給された。HCも安値灯油を集客の目玉とし本業販促に活用した経緯がある。

ところが元売統合を機に安値業転玉は激減しHCの価格訴求力は低下、販売量も減少、一部HCから「今シーズン限りで取り扱いはやめる」の声も。




3者販売店にとっては10円以上もの「系列高・業転安」
卸格差を均すこともされないままで25年...。


燃料油を集客の目玉とし、安値がなくなると簡単に「やめる」?

燃料油を「切らすわけにはいかない」と高値の系列仕入れを貫いたがために疲弊したガソリンスタンド。
中には倒産に至ってしまった店もあるというのに。






3/13 週間コスト40銭上昇
3/14 JXTG・出光 据え置き 昭和シェル50銭値上げ





「今日の市況」ガソリン流通 大都市減


石油情報センター公表の全国ガソリン市況は前週比リットル20銭上昇し145円10銭。
本紙算定のマージンは20銭増加し16円30銭

※3者販売店である当店の場合、
今日現在の販売価格は143円。マージンは12円ほどです。
今の業転価格は知りませんが、数年前までなら他社買いするだけでマージンは簡単に10円増やせました。

・・・

正直者がバカをみる業界?
それとも、
正直者がバカを見る世の中なんでしょうか?





3月15日燃料油脂新聞より

「社説」仕切連動市況機能不全に

コスト高局面が続いていることに変わりない。
にもかかわらず11日時点、全国平均のガソリン市況は145円10銭、これまでの仕切値上げには追い付いていない。

転嫁不足が続く背景は、1月以降の低調なガソリン需要の動きが原因とみられる。
気候変動や低燃費車の影響もあるが、週間出荷量は100万㎘割れが続く。
店頭販売も前年を下回る。
需要低迷を市況高値感に見出し、これ以上の値上げは困難とする販売業者が増えつつある。
減販懸念が共有化された結果、値取り不足が慢性化したとみられる。



+輸入玉?




法人客マージン悪化 リース系発券店値付けカードに憤り
ガソリンマージンは約半分、軽油マージンは約4分の1に減ってしまった。
リース系の発券店値付けカードの利用者は今後増えるだろう。SS業界にとっては脅威といえる。



このカードがなくならないのは、「差別対価がある」からでは?
それと、
このカードがなくならない限り、SS減少も止まらないと思います。





「業界天気図」SS減少は避けられないのか 
元売はターミナルケア(終末期医療)展開も