masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

合理化の流れは加速する。

2015年12月02日 | ガソリンスタンド2

JX・東燃統合で渦巻く製油所統廃合への不安11月24日 08:00

「製油所一体運営などの合理化が進んだとき、雇用は守られるのか。今は会社を信じるしかない……」

 石油元売り業界の最大手、JXホールディングスと、4位の東燃ゼネラル石油の統合へ向けた協議が始まったことを受けて、東燃の社員は不安な胸中を打ち明けた。

 現在のところ、東燃では社員向けの説明はなく、“結婚相手”が売上高で約3倍、石油精製能力で約2倍の規模を誇る業界の雄、JXとあって、社員の間では動揺が広がっている。

 もっとも、JXと東燃の組み合わせは、かねて予想されていた。というのも、石油元売り業界では、2014年末にシェア2位の出光興産と3位の昭和シェル石油が経営統合に向けて交渉しているのが明らかになったことで、一気に再編機運が高まっていたからだ。

 そして11月には出光と昭シェルが合併することで基本合意した。業界の関心は次なる再編、すなわち業界4位の東燃が生き残りのためにどうするのか、また出光・昭シェルにシェアで肉薄されたJXがどう手を打つのかに注目が集まっていた。

 選択肢として5位のコスモエネルギーホールディングスもあったが、財務が業界で最も悪く、「誰しも組みたくない相手」(業界関係者)と見なされていた。結局、JXと東燃が組むことは、最も自然な形だったといえる。

次の焦点は製油所合理化

 石油元売り業界で急速に再編が進んだ背景には、人口減をはじめ、自動車の燃費向上やエコカーの普及によって燃料消費が減っていることがある。

 ガソリンや灯油などの石油製品の需要は09年度の2億4596万キロリットルをピークに年々落ち続けており、15年度は1億8427万キロリットルとなる見込みだ。19年度はさらに、15年度から約8%落ち込む見込み。縮小する市場で収益を確保するためには、ライバルと手を組み規模を確保して、合理化するしか道がなかったのだ。

「プレイヤーを現状の5社から2グループ+αへ減らす」と経済産業省幹部が公言していた通り、国も製油所を合理化するためのエネルギー供給構造高度化法を策定するなど、再編を側面支援してきた。JXと東燃の統合が実現すれば、その思惑通りになる。

 今後の焦点は、製油所の縮小や閉鎖も含めた具体的な合理化策に移るだろう。前述した高度化法では、厳しい基準を設けて、各社に精製能力の削減を強制しているが、JXと東燃はいずれもその基準を満たしていない。両社は大阪府堺市に隣接する製油所があり、まずは堺を舞台に一体運営による製油所の統合が進んでいく可能性がある。

 もちろん合理化がそれだけで終わるわけではなく、東燃内の不安はしばらく消えそうにない。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 片田江康男)


*****

エネ庁は、本当はJXの1社で良いと思っているかも知れない。
でもそれだと独禁法上問題だから、2社+α


身上を潰すタイプ

2015年12月02日 | 日記

昨日のこうちゃんとmasumiさんの会話。

こ、「残高見といてくれよ。月末の分あるやろ」
ま、?(12月になったばっかりやのに、何でもう月末の支払いの心配してるんやろ???)
こ、「何キョトンとしてんねん、○○(特約店)に払った分やがな」

ま、「あ!忘れとった(:: 当座に入金しとかな小切手落ちひん!○○さんに小切手渡した時点で私の中で支払いは終わってた~(^▽^;」
こ、「難儀な人やなぁ。昔、それで身上潰した人おるんやで。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ」

*****


ポリポリ f  ̄. ̄*)
いつもはちゃんとしてるんですよ。なんで昨日は忘れてたんかなあ・・・
σ(^_^;)アセアセ...


報道されないことを祈っている?!

2015年12月02日 | ガソリンスタンド2

JXと東燃、統合交渉へ…今年度中の合意目指す
石油元売り最大手のJXホールディングスと同3位の東燃ゼネラル石油が、経営統合に向けて交渉入りすることで合意する見通しとなったことが分かった。

 週内にも発表する。2015年度中の統合合意を目指す。石油元売り業界は原油価格の下落など厳しい経営環境が続いており、規模の拡大を通じて、生き残りを図る。

 統合が実現すれば、2社の連結売上高の合計は14兆円を超え、16年10月以降に合併する予定の出光興産・昭和シェル石油陣営(計7・6兆円)の約2倍という巨大グループが誕生することになる。石油元売り業界は「2強」と、同4位で、コスモ石油を傘下に置くコスモエネルギーホールディングスに集約される。


<ユーグレナ>ミドリムシ燃料の実用化へ プラント建設発表

単細胞生物「ミドリムシ」を活用するベンチャー企業「ユーグレナ」(東京都港区)は1日、横浜市鶴見区にミドリムシを原料にしたバイオ燃料の製造実証プラントを建設すると発表した。東京五輪が開催される2020年までに、航空機やディーゼル車向けの燃料として実用化を目指す。ミドリムシを活用した航空機向けバイオ燃料が実現すれば、世界初という。

 ミドリムシは藻類と動物の性質を併せ持ち、体内で油脂を作る特性がある。ミドリムシの大量培養のノウハウを持つ同社はこの油脂を活用し、10年から航空機向け、14年からディーゼル車向け燃料の研究・開発を進めてきた。

 今回のプラントは30億円を投じて来年着工し、18年前半に稼働を予定。ミドリムシに加え、他の生物由来の油脂も使って年間125キロリットルの燃料製造を目指す。提携関係にある全日本空輸が航空機燃料の一部として活用することも予定している。

 全日空、いすゞ自動車など協力企業4社や横浜市の関係者とともに記者会見したユーグレナの出雲充社長は「ミドリムシで飛行機を飛ばし、バスを公道で走らせる。この二つを実現させるべく、最大限の努力を続けたい」と語った。【高橋慶浩】



12月2日 燃料油脂新聞


コストコとユニーオイルの価格競争は一時休戦

コストコが値上げした理由は定かではないが、「公正取引委員会の調査が入り、コンプライアンス上の問題を回避したいためだろう。これ以上廉売を続けると会社のイメージが悪くなる」との指摘もある。

コストコ倉庫店の店長は、本社でしか取材は受け付けないとして今回の値上げに対しコメントを避けた。

ユニーオイル側は「コストコは一時的に値上げしたに過ぎないと考えている。当店も地域最安値を目指す以上、コストコが再び値下げすれば対応せざるを得ない」と語る。

※コンプラ意識が高いのはコストコ。


ガソリン80円戦争
消費者に「儲け過ぎ」の印象(誤解を与える)

コストコ、ユニーオイル両社ともPBのSSだ。
当然仕入れは業転だが、県内のガソリン業転相場は11月25日現在、どんなに安くとも99円程度と推定される。
「出荷元の元売あるいは商社が85-87円販売で利益の出る特価を出しているとは考えられず、両SSとも意地の張り合いで相当な赤字だろう。業界関係者はそれを理解できるが、消費者には理解されない可能性が高い。マスコミに報道されないことを祈っている」と多くの県内業者は語っている。


激安ガソリン公取委調査 不当廉売の疑い
愛知県常滑市の中部国際空港対岸部にあるガソリンスタンド(GS)の安売り競争を巡り、公正取引委員会が、独占禁止法違反(不当廉売)の疑いで2店の調査を始めたことが30日、分かった。
 2店は、米国の会員制量販店「コストコ中部空港倉庫店」のGSと、近くの「ユニーオイル常滑りんくうSS」。同県内のGSでつくる県石油商業組合は、2店のレギュラーガソリンが1リットルあたり100円を切った11月19日以降、5回にわたって公取委に調査を求める文書を提出した。公取委は、2店が仕入れ値を下回る安値でガソリンを販売して同業者の営業を妨げた疑いがあるとして、調査しているとみられる。
 安売り競争は、コストコのGSが11月18日に開業してから始まり、一時は85~87円と、全国平均を約45円下回るなど極端な安値になった。読売新聞が報道した28日以降は、2店とも20円近く値上げした。
 ユニーオイルを経営する石油販売業「バロン・パーク」(愛知県半田市)は取材に対し、公取委の調査を認めた上で「国の指導には従いたい」とコメント。コストコホールセールジャパン(川崎市)の広報担当者は「当社は適正レベルまで売価を引き上げた」としている。
2015年12月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

*********


今朝の(一見の発券店値付けカードの)お客さんとの会話。

「タオルって貸してもらうこと出来ます?」
「はい、どうぞ。そこらへんに置いてあるのを使ってください」
お客さんご自身で窓を拭きながら
「僕、セルフは嫌いで行かないんです。でも、こういったら何だけど・・こういうお店はつ...無くなって、そのうちセルフばかりになってしまうんでしょうね」
「そうなるでしょうね」
「セルフは少し値段が安いんですよね?」
「少しどころか、だいぶ安いですよ。名古屋のコストコなんて80円台ですよ」
「あ、それネットで見ました」

*****

“マスコミに報道されないことを祈っている”なんてナンセンスです。
やましいことがないなら、というか、ここは業界の「仕入れ値」「格差」を世間に知って貰う絶好の機会です。

そんなふうに昔から「コソコソ」してきたから、業転の流通量が増え、そして業転と系列の仕入れ値の差を利用して、または系列内の特価や調整など仕入れ値の格差を利用して、高値で仕入れるしかない3者店をスケープゴートにして儲ける業者が幅を利かせることになったのです。



11月30日 ぜんせき「論説」

90円割れガソリンの衝撃

国内24店を展開するコストコは、「50万人商圏に1店の目安で積極出店する」「新設倉庫店には原則SS併設を考慮する」方針とされており、コストコ真空地帯の県庁所在地規模の市場はどこでも新設のターゲットとなり得る。
さらにSSを併設していない既存20店の周辺SSも対岸の火事視はできない。

従来までの安値の常識が通用しないSS専業キラーの登場と捉えるべきで、全国のSS事業者は、知多半島の仲間の痛みを共有すべきである。

(中略)

不良債権化懸念があった産業団地用地を抱えた地方自治体にとって、コストコは販売力と雇用力の面でも超優良企業ということで、誘致合戦が激しいとも聞く。
誘致に成功した市町村と、そこに隣接する市町村の相関は、その税収をも加味すると、文字通りの勝者と敗者だ。
(※コストコのオープニングセレモニーでは市長や副市長が祝福の挨拶をします)

円建て原油コストに石油石炭税とガソリン税を加えると89円になる。
ここに消費税を加えると96円だ。
「地域最安値」のコンセプトを社是とする2社が同一市場で激突した結果ではあるが、日本という無資源国で生じたこの異常な価格の意味を公取委は吟味すべきであろう。

この2社以外のSSの絶望的な経営状況を斟酌すべきであろう。

さらには、経産省も地方創生のキーワード「小さな拠点」と整合性のとれる小売業の秩序回復のための新・大店法を検討すべきであろう。

このままでは、SSを含む地域密着の小売り専業が絶滅しかねない。


*****


>知多半島の仲間の痛みを共有すべきである。
>この2社以外のSSの絶望的な経営状況を斟酌すべきであろう。

ごめんなさい。
この論説に書いてあることに同意はしています。
でもー
規制緩和後、全量系列玉で頑張っている同業者に対して「業転を仕入れないのは経営者として無能」と言ってきたような同業者に対しては、同情の気持ちなんてありません。

そして、
やったもん勝ちの業界の中で、どれだけ苦しくても全量系列玉で踏ん張ってきた同業者は恐らく、

今更ジタバタしたってしょうがないですよ。
これと同じ気持ちだと思います。





追記


2ch掲示板より

>コストコとユニーの安売りを邪魔した石油商業組合がブッ潰れますように

ほら、「報道されないことを祈っている」とかコソコソしてるからこんなこと書かれるんですよ。
だから意見広告を出しましょう。
石油組合(全石連)に望むこと。