3者店がSSを閉鎖 12月9日燃料油脂新聞より
【大阪】近畿地区の歴史ある3者店が次第に閉店の意思を固めつつある。
開店してから既に50年近くになろうとする兵庫県内の3者店は来年春ごろのSS閉鎖を決めた。
来春春には兵庫県石商を通じて地下タンク撤去処分の補助金申請の手続きに入るという。
大阪府内の3者店でも、来年の閉鎖を決めた。
理由は後継者不在。
息子はいるが現在は会社に勤めており
「SSなんか継げるか。補助金が出ている間に早くやめろよ」
との息子の声に従うことにした。
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一般特約店の廉売価格から5円も高い仕入価格で、「これで商売が続くわけがないし、新たな投資などできるわけがない」
来年には経年地下タンクを保有する3者店が雪崩を打ってSSを閉鎖するのではないかとの味方もある。
地域によっては安定供給に支障をきたすおそれもあり、
府内の業者は「私たちは閉鎖をするだけでいいが、政府や業界団体がこの状況を放置するなら、国内の石油流通は今後、完全にいびつになり、石油難民が各地で発生する」と、警告を発している。
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ここに書かれている販売店の仕切りは、税込みで136円前後とあります。
当店と同じです!・・・と、いうことは特約店は大手商社のIかな?
仕入れが136円なのに、売値が131円の販売店と価格競争なんて出来るはずないですよね。
後継者不在・・・
利益が得られる商売なら、息子さんでなくてもその店の跡を継ぐ人間は現れるはずです。
今朝の新聞にも載っていましたが、政府は環境税を導入しようとしています。
タックスオンタックスの問題もそのままに化石燃料に対して更なる課税を行うようです。
これにより、ガソリンだけでなく灯油も値上がりすることになるでしょう。
私は、ガソリンや灯油軽油が単なる消耗品であるのなら、現状のような価格差もそれほど問題にはしないと思います。
けれども燃料は、エネルギーです。
地域経済の血流です。
しかもその価格の半分近くは税金です。
オール電化にしたくても出来ない家庭
車を持たない高齢者は配達される灯油が頼りです。
今、そういった社会的弱者と呼ばれる人たちが切り捨てられようとしています。
PS
chaicoさん がガソリンスタンドのことを記事にしてくれました。
消費者には恐らく理解してもらえないだろうと思っていたので、あそこまで知ってくださったことに驚きと感謝の気持ちで一杯です。
chaicoさん、ありがとうございます。