Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ザンスカール再訪 22 半日デリー

2018-09-30 19:15:00 | インド
7月30日

レーを離れる朝、エア・インディアのスケジュールが二転三転してお昼の出発になったので、挨拶がてら日本人オーナーの3 Wise Monkeysへ朝ご飯を食べに行く。
 グラノーラを頼んだらすごい量で食べきれず。

お腹いっぱいではあったがまだ開店準備中のゾムサで粘って最後のアプリコットラッシーを作ってもらい、ザンスカールでお世話になった運転手さんに送ってもらって空港へ。

今回は空港での波乱もなく、定刻の11時55分に無事出発。

 
機内食はお粗末なチーズサンドだったが、付いてきたマンゴージュースがなんとブータン製で驚いた。

 
デリーの空港ではこのところ行く度にお世話になっているサントーシーさんが手配した車と待っていてくれた。
荷物もあるし、AIの時間変更のおかげで時間もあまりないので、これで効率よく遊ぼうというわけ。

まずはお昼、ということで連れて行ってもらったのはサフダルジャン地区にある Mizo Diner というお店。
 
裕福そうな家が並ぶ静かな通りからちょっと入るとごちゃごちゃと庶民的な雰囲気になって、この辺りにはインドでも東北部出身の人たちが多く住むとか。

で、案内されたお店は珍しいミゾラム料理のレストラン。
ミゾラムと聞いてすぐにどこかわかる日本人はそうはいまい。自分も「それ、どこ?」と聞いたくちだが
 この地図の赤い所がミゾラム州。バングラデシュとミャンマーと国境を接する、インドでも辺境中の辺境で、住民は東南アジアから入って来たモンゴロイド系、ほとんどが現在はクリスチャンなのだそうだ。

 
店内は青い壁にポップな絵が掛かって若者向けカフェと言った感じ。
メニューを始めすべて英語表示でヒンディーの影もなく、お姉さんも当然のように英語を話す。

メニューには見たこともない名前が並ぶが、説明を読むと牛や豚の内臓、竹の子や地元産の青菜を使った料理が多いよう。しかし何が何やらわからないので、いろいろ少しづつ食べられそうなスモークド・ポーク・ターリ、320ルピーを頼んでみる。
 ライスの周りに並べられたのは左から生野菜にナッツをあえたサラダ、あっさり味のスープ、優しい味のダルにメインの燻製豚肉。次の2つはチャツネで、最後は塩。
豚肉は皮付きでかなり強く燻製してあり、スープに入って来たのは意外。脂が少しくどいが、スモーキーなスープはやはり優しい味。
その代わり2つのチャツネはほんの少しなめただけでもすごく辛くて、現地ではおそらくこの辛味でご飯をたくさん食べるのではないかと思う。
辛みを調整できるのがありがたく、次は竹の子料理など食べてみたい。

ターリを食べ終えたらデザートは移動。
やって来たのはゴールマーケットの Kaleva

インド菓子のこの店には10年前にも来たことがあるのだが、ここでぜひもう一度食べたかったのがマンゴー・クルフィ―。
 
レジでお金を払い、店頭のおじちゃんに渡すと皮を剥いて輪切りにしてくれる。
 店の奥の立食スペースで食べれば、記憶の通り、やっぱり超おいしい!
10年前には70ルピーだったものが158ルピーと倍以上の値段になっていたが、皮を剥いてくれたおじちゃんは以前と同じ人ではないだろうか。

クルフィを急いで食べたらまた移動して、次はアーユルベーダ・マッサージ。
 
空港に近いグリーンパークの Santhigram Wellness でNirvana Relaxation Packageと言うのをお願いしたら、オイルマッサージにフェイシャル、シロダーラに箱蒸しサウナまでして90分、3000ルピー。
おしゃれさはまったくない設備だし、マッサージ師もとても若い女の子だったけれど、この内容でこの値段、術後はちゃんとシャワーも使えるので、飛行機に乗る前に行くのにちょうどいいのではないだろうか。

まったり、さっぱりしたところで空港に送ってもらい、サントーシーさんとはあわただしくお別れ。
短い時間でばっちりしたいことをすべて網羅させていただいて、毎度のことながら感謝。

チェックインをしたらおなじみプラザ・プレミアム・ラウンジで
  
 謎の味噌スープヌードル。
わかめにもやし、なぜかトマトも入っているが、これが意外にいける。

時間になって乗り込んだのはシンガポール行きSQ。
 
これがなんとエアバスA380、お客さんはほぼインド人でいっぱい。
 
機内食はマトンカレーとほうれん草カレーだったけれど、お腹いっぱいでほぼ眺めただけ。

7月31日

映画など見てしまったので機内では眠れず、夜10時に出発してシンガポールには朝6時に到着。

 こちらのラウンジでは飲み物だけいただいて
 羽田行きA350は8時の出発。

デリーからの飛行機で眠れなかったので、こちらのフライトではウトウト。
機内食の写真が一枚しかないが、一食しか出なかったのか、もはや記憶が曖昧。
 
しかし白身魚のこのメニュー、朝食には見えないので昼近くに出たのだと思う。
7時間のフライトで1食か、と思った覚えあり。

羽田には16時着。
デリーを深夜に出るのがいやなのでシンガポール経由にしたが、やっぱり経由便は長かった。


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インドの e-Visa

2018-07-17 11:10:11 | インド
猛暑の日本を脱出する夏休み、今年こそはインド以外の場所に行こうと思っていたのだが、またも彼の国に呼ばれてしまった。

そこで必要になるのはインド・ビザ。
昨年はインド大使館まで足を運んだが、今年はオンラインでe-visaを取ることにした。

と言うのも昨年までは確かかなりお高かったe-via、今年はUS$25+手数料に値下がりしていて、6か月間に入国は2回まで(通常ビザなら無制限)だけれどこれまでだって2回使ったことはないし、大使館まで2度足を運ぶ交通費と時間を考えればほぼトントン。

そこでインド大使館のe-visaページにアクセス、相変わらずなんでこんなことまで必要なんだというほど入力事項が多いが、これは通常のビザ申請でも同じ。
パスポートの写真ページと顔写真のデータをアップし、クレジットカードでビザ代金を支払うのはミャンマーのe-Visaと同じ。

そしてお昼ごろに申請をしたらその日の夜中にはビザが交付されて、これは便利。

某1ヶ国を除いてはビザが必要ない国が増えているし、必要でもオンライン申請が当たり前になりつつある。
通常足を運ぶことのない外国の大使館を見学するのも楽しいことは楽しいけど、やはり便利になるのはありがたい。

ということでインド、もちろん今年も涼しい方面へ行って来ます。


過去のビザ申請シリーズ:

シリア大使館
バングラデシュ大使館
インドビザ申請センター
ネパール大使館
ミャンマー大使館
ウズベキスタン大使館
新インドビザ申請センター
インド大使館
ミャンマーの e-Visa


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スピティ再訪 17 デリーでお買いもの

2017-10-27 19:38:21 | インド
7月25日

Hotel Palace Heights の朝食。
 本日はボリュームたっぷりのパニール・パラタ。

これを食べたらホテルからほんの1分の地下鉄ラジブ・チョーク駅へ。
さすがは繁華街の乗換駅で、広くてきれいな構内には人がいっぱい。
トークンは自動販売機で買うが、お札をなかなか受け付けないので、横に職員が貼りついて代わりに入れてくれたりするところがインド。
 
今日乗るのはイエローライン。朝の10時過ぎでも日本のラッシュアワーなみに混んでいるが、インド人のお兄さんが席を譲ってくれたのはまさか老人だと思ったからではないよね。

6駅先のINAまでは20分、20ルピー。
 
こちらの駅も広々としているが、自販機はすべて故障中で切符は結局窓口で買わなければならないというあたり、これまたインド。

元々最終日はまだ来たことがなかったのでここに来ようと思っていたのだが、初日にお付き合いいただいたサントーシーさんがまた別のお知り合いとここに来ることになっていたというので駅で待ち合わせて案内していただく。

 目当てはすぐ駅前にあるINAマーケット。
なんとなく大きな屋外マーケットを想像していたのだが、実際はそれほど大きくない屋根の掛かったマーケット。
 
それでも食品から衣類から、いろいろな店が業種ごとに固まっていて
 
八百屋さんには何類ものきれいなナスやら、とげとげした見たこともない野菜は瓜の仲間?

 
魚屋に並ぶのは川魚が多いだろうか、エビやカニは高級そう。

 
鶏屋の店先には生きた鶏がなぜか籠の外にいるし、インドでは珍しい豚肉屋もあり、
 
羊の頭やら脚やらが売られているのはこういうマーケットではおなじみの景色(グロいもの好きですみません)。

  
食料品屋には輸入食材が多くて、雰囲気は上野のアメ横に似ている。
様々な漬物を並べた店があったり、酒屋の並ぶ一角ではサントーシーさんたちが珍しいビールを物色。

自分の買い物はスパイス屋さんで、挽いたカルダモンの粉、100gで400ルピー。
思ったより高かったが、実際に使ってみると100gは結構な量で、コーヒーにたっぷり入れてアラビックな香りを楽しめる。
 
隣の小袋はジーラ(クミン)風味のグリーンピースのスナック。カリカリとしたこれに昨年来はまって
 道路上のドライブインでも見かけると買っていた。小袋が5ルピー、ちょっと大きくて10ルピー。食べきりサイズがちょうどいい。

INAマーケットを一通り見たところで時間はちょうどお昼。
そこでハウズ・カーズ・ヴィレッジに移動して、チベット料理の老舗、「イエティ」へ。
 
最近ほんのちょっと移動したと言う店内にはマニ車など並んで落ち着いた雰囲気。

メニューにはブータン料理も並んでいるが、Bhutunというのを頼んでみると
 これはネパール料理で山羊の唐揚げだった。
カラッと揚がったこれ、スパイスが効いてとてもおいしい。

ブータン料理はサントーシーさんのお知り合いがケワダツィを注文。
 しかしこちらはまるでチーズシチューのようで辛さはまったくなく、ブータンで食べるものとは完全に別物。

そしてチベット料理と言えばモモ。
 
インド在住のサントーシーさんは当然普段食べられないバフ(牛)で、この焼き餃子も肉感全開でおいしかった。
しかしこの旅、ほんとによくモモを食べた。

サントーシーさんたちとはここで別れ、オート、メトロを乗り継いでコンノート・プレイスに戻り、次に向かったのはコンノートのサークルの外にあるシャンカル・マーケット。
 
ここにはずらりと布地屋さんばかりが並んでいて
 
この一番奥にあるKanika'sと言う店で初日に布地を買い、隣の仕立て屋にパンジャビをオーダーしてあったのだ。

店を選んだのはまったくの偶然、サントーシーさんに付き合ってもらってオートを降りたのがこの近く、ここを覗いてみたら調子のいい親父が次々に布地を見せてくれて、コットンで気に入った色柄があったので一軒目で決めてしまったのだ。
仕立てはすぐ隣から渋いおじさんが出てきて店先で採寸、襟の形、袖や裾の長さ、パンツの形を決めればOK。

そして完成したのがこちらの2枚。
 
どちらも希望通り、上着の裾を普通よりかなり短く作ってもらったので日本でも着られる。
布地は2枚分、ドゥパタ(ショール)1枚も入れて1800ルピー、仕立て代は1000ルピー。日本円で一着3000円もしないのだから大満足。

戦利品を抱えてホテルに戻り、預けた荷物を受け取ると、すでにチェックアウトしているが空いている部屋でシャワーなど使ってもいいと言う。
レイトチェックアウトは受けてもらえなかったが、このサービスは実にありがたい。

そこでさっぱりと着替えをさせてもらい、またオートでシバジ・スタジアムからメトロで空港へ。

 ちょっと不気味なこの女の子の出迎えを受け、空港駅の改札を出ると、中二階のような所にこぎれいなクッキー屋がある。
 
初日から気になっていたこのKarachi Bakery、ピスタチオとサフランの入ったクッキーを買ってみたらこれがおいしい。
ハイデラバードの店らしいが他にもおいしそうなクッキーがたくさんあって、ここはおすすめ。

チェックインをしてJL指定のプレミアム・ラウンジへ。
 
お食事エリアに並ぶのはカレーだが
 JLの客には頼むと「ソバ風そうめん」の用意がある。
ソバではないところが泣かせるが、つるつるとおいしくいただいて機内へ。


7月26日

早朝7時の成田に到着。


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スピティ再訪 16 マナリ~デリー

2017-10-24 18:40:29 | インド
7月24日

ツアー終了翌日、山本氏とツアー参加者のうち2名はラダックに向かい、自分ともう一名はデリーに戻る。

デリーへは車を用意してもらっているが、当初は往路のドライバーがそのままデリーまで戻ることになっていたのを拒否、別のドライバーで準備万端にしてほしい、とこれは往路でマナリに到着した時から頼んでおいた。

なるべく早くデリーに着きたい、と出発は5時に決定。
現地ガイドにもしつこく言って、新しいドライバーが手配されていることを確認。

ところが5時に用意をしてホテルのフロントで待つも、車はやってこない。
見送りの山本氏ともども30分も待って、それでも来ないので電話で現地ガイドを叩き起こし、やっと車がやって来たのは6時15分。

往路とは別の恰幅のいいドライバーが来たが、この人も目を赤くしてなにやら寝不足の様子。
後で聞いてみると前日と言うか今朝の2時ごろマナリに着いて、今朝の5時半に急に起こされたというから話が違う。
まったくインドあるあるで、またしてもやられた。

しかも出発するとこのドライバー、運転が超アグレッシブで、昨夜からの大雨で濡れた坂道をガンガン飛ばす。
後部座席の我々はヒヤヒヤ、普段自分で運転すると言う同乗者はつい右足でブレーキを踏んでしまって足が痛いと言う。
インド式に前の車をバンバン追い抜く運転に我々がキャーキャー言っていると、「俺は運転がうまいんだ。安心して寝ていろ」とドライバー氏。

実際しばらく乗っていると確かに運転はうまくて、我々とは違うが彼なりのルールがあるらしいことが納得できて、その後はおまかせ。
「眠くなったらいくらでも休憩していいから」と言っておいたが、途中で噛みタバコを買ったぐらいで午前中は我々の要求でチャイ休憩を一回取っただけ。

往路でマンゴーを買った所で車を停めてもらい、かわいいお兄ちゃんからまたお買い上げ。
  
 種類が違うらしいちょっと細長いのは3つで35ルピー、丸っこいのは4つで20ルピー。どちらも甘くておいしい。

前日には土砂崩れもあったらしい山道も何事もなく順調に通過して、平地に入った所でランチ休憩。
どこかおいしい所に寄って、とお願いして停まってもらったのは黄色も鮮やかなレストラン。
 
ここのチキンカレーはコクがあって本当においしかった。

この分なら早くデリーに着けそうと思ったが、そう簡単には行かないのがインド。

途中、なぜか道路封鎖があって迂回を余儀なくされ、どこを走っているのかもわからない田舎町を進んでいると
 突然のどしゃ降りにあったり、これで1時間以上はロスしただろう。

やっと本線に戻る頃には天気も回復し
 道端には今年もテントがいくつも見えるが、これは去年のカーンワリヤーの巡礼のためのテントとはまた違うのか、歩いている人たちの姿は見なかった。

やがてデリーの渋滞にはまって、ようやくコンノート・プレイスにたどり着いたのは日もすっかり傾いた19時30分。
結局復路も13時間かかったが、今回の運転手は過酷なスケジュールにも眠そうなそぶりなど見せることなくプロの対応。
こうでなきゃ、とチップを少しはずんだら、満足した顔で帰って行った。

同行者とは市内で別れて、自分は今夜も初日と同じHotel Palace Heightsにチェックイン。
 今度の部屋の窓からは向かいのビルの裏側しか見えないが、不穏なにおいがしないのでずっと快適。

夕食は評判がいいらしいホテルのレストラン「サフラン」にしようかと思っていたが、疲れてしまって食欲もあまりないので、ホテルから徒歩5分の「ニザーム」からテイクアウト。
 
ここもファーストフードではあるが昔からのカティロールの有名店。
 
おいしいマトンケバブの卵入りロールが180ルピー、ライムソーダが90ルピー。
初日の晩もここにしておけばよかった。


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スピティ再訪 3 マナリ到着

2017-09-21 23:33:43 | インド
7月16日

デリーの空港で合流したのはGNH主催の「スピティ谷の旅」ツアー。
一昨年ラダックでお世話になった山本高樹氏がまたガイドを務めてくださる。

しかしこのツアーの出発はマナリから。
そのため本日インドに到着した他の3名とともに徹夜のドライブでマナリに行くべく車の手配がされている。

国際線の到着ゲート前に行ってみるとラダックでもご一緒した方が2名、初めてお会いする方が1名。
無事に合流して迎えを待つが、約束の時間になってもそれらしき者は現れず、渋滞のためとかで30分ほど遅れてやって来たのはいつものインドらしいこと。

そんなわけで空港を出発したのは22時15分。
狭い車内だけれどマナリまで寝て行こうか、と考えていると、どうも運転手の様子がおかしい。
やたらとあくびをして見るからに眠そうで、始めは話しかけていたりしたガイドの女の子も途中から寝てしまって、そうなると居眠り運転が心配でこちらは寝るどころではない。

道端に車を停めて噛みタバコを買ったり路上トイレを繰り返し、その後はこちらのトイレ休憩も兼ねてドライブインでチャイ休憩。
 
チャイはしゃれたレストランよりもこういう所の方がおいしいのでそれはいいのだが、
 その後もチャイ休憩を繰り返して、明るくなってからはとうとう30分の睡眠時間を与えたのだが、それでも運転手はしゃきっとしない。

朝9時になって、どこの町だったか、こぎれいなレストランで朝ご飯。
 
店内にはここを訪れた映画スターや有名人の写真などもあって
 ラチャ・パラタ&ジンジャーティー、60ルピーもおいしい。

車はすでにチャンディガールを過ぎて山道に入っていて、このあたり(がどこかはっきりしないが)はマンゴーの産地らしく、道端にマンゴー屋台が出ている。
 
カザに住んでいるガイドがスピティでは買えないから、と車を停めるので、我々もマンゴーをお買い上げ。この3つで30ルピー、小さいのが特に甘くておいしかった。
ちなみに屋台の横に立っている青いシャツの男が居眠り運転手、こんな時にはしっかり起きている。

道はさらにくねくねと険しくなって、結局一睡もしないままマナリに到着したのは14時10分。
600キロの道程で16時間もかかったが、運転手のためにたびたび休憩しなければ2時間は早く到着したはず。
インドでもプロの運転手なら夜中の運転とわかっている時はそれなりの準備をしているはず、とブリブリ怒りながら今夜の宿へ。

ツアー・リーダーの山本氏が待っていてくれたのはSnow Peak Retreat
 
スイスあたりにでもありそうなしゃれた外観のホテルだが、我々一行5名に割り当てられたのは背後の別館で、なんとこの1棟が貸し切り。
 建物の真ん中にはこんな共用スペースがあり
 
広い部屋にはテラスも付いて、ここでお茶をいただき、山本氏に運転手の不満をぶちまけたらすっかりご機嫌も直ってしまった。単純。

さて一休みしたら時刻はすでに16時過ぎ、このホテルは町の中心からはかなり離れた山の上にあるので町に出ることはやめ、すぐ近くにあるハディンバ・デヴィ寺院にお参りに。

入口の前には毛糸の編み物などの土産物屋台がたくさん並び
 
 簡単な食堂の並ぶ向こうには遊園地まである。

 
寺院の門を入るとヤクや、中型犬ほどの大きさがあるアンゴラウサギを抱えたおばさんがいて、これらは観光客との写真用。

このお寺に来たのは14年ぶりだが、昔はこんなのはなかった、と思いながらこれも見違えるほど立派になった参道を行くと
 
小さな寺院の周りに中で参拝しようと言う人たちがぐるりと列を作っていてびっくり。
以前は杉林の中の静かな寺院で、インド人の姿など見かけなかったのだが。

この寺の中にはご神体である大きな岩があるのだそうで、大きな木製の屋根と白い土壁が日本的にさえ見えるこの建物は1553年創建。
  
 
柱や屋根の下にもたくさんの彫刻がある。
ハディンバとはマハーバーラタに登場する女神さまだそうだ。

寺の門を出て、土産物屋台の並ぶ向かい側にはハディンバの息子、ガトートカチャを祀る祠もある。
 
と言っても大きな木の根元にいろいろな捧げものが置かれているだけなのだが
 なぜか女の子たちに人気のようで、次々にお参りに来ていた。

ここからホテルの方に戻り、さらにその先まで小路をたどってみると
 
また小さな祠のある、なかなかいい雰囲気の村。

標高2000mのここにはリンゴの木がいっぱいで、さすがに汗だくだったデリーとは気温がまったく違ってさわやか。

徹夜の長旅で疲れているのでこの夜はおとなしくホテルで夕食になったが
 インド人向けのビュッフェは辛いばかりで、残念ながらあまりおいしくなかった。


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スピティ再訪 2 クラフト・ミュージアムと階段井戸

2017-09-19 23:58:08 | インド
7月15日

Hotel Palace Heights は朝食付きなので、7時過ぎにレストランへ。

フロントに続くレストランの窓外には緑が見えて、コンノートプレイスのどまんなかとは思えないさわやかな景色。
 
予想通り、まだ誰もいないレストランにビュッフェの用意はできていて、しかしいささか寂しい品ぞろえだなと思っていたらメニューを渡された。
 
そこでフルーツに加えてプレーン・パラタを注文。ヨーグルトも付いてきて、これがおいしいんだな。
このホテルのレストラン、「Zaffran」はおいしいと評判がいいらしい。

食後はチェックアウトして荷物を預け、ホテルの前にたくさんいるオートリキシャの一台を拾ってクラフト・ミュージアムへ。
 ここはたぶん3回目だけれど、何年振りだろうか。
最近まで無料だったそうだが、現在外国人の入場料は200ルピー、インド人なら20ルピー。

 
中庭にはグジャラートで見た素焼きの馬や面白い門扉、その他にも大きなブロンズ像などが並び
  
建物の壁にはインド各地の様々なスタイルの壁画が描かれていてこれがプリミティブな壁画好きにはたまらないのだが、その前にあちこちワンコが寝ていて、このゆる~い雰囲気もたまらない。

 素焼きの馬たちの間を通って博物館に入場するが、ここから先は残念ながら写真撮影禁止。

入ってすぐの展示室は最近改装されたらしくて、エアコンも入り快適。
様々な少数民族の工芸品が見やすく展示されていて、さすがにクラフト・ミュージアムも変わった、と思った。

ところが改装が済んでいるのはこの最初の一室だけ、後はまだ作業中のようで、奥の方の一角などは工事中。
この博物館の目玉とも言える布地類の展示室など20年前にはじめて来た時のままで古色蒼然、照明は暗いし、エアコンがないので見学しているうちに汗だくになる。
しかしここに収められているのはまさにミュージアム・ピースの織りや染め、超絶技巧の刺繍の数々で、朝一で入ったので誰もいない中、ため息をつきながら堪能させてもらった。

見学を終えたらこの敷地内に4年前にできたCafe Lotaへ。
 
ここと、この隣のギフトショップは改装されてとてもおしゃれ。
ここで2年前にもお会いしたデリー在住の青蓮さんサントーシーさんにまたお付き合いいただいたのだ。

朝8時から営業のこちらのカフェ、11時ではまだ朝食メニューしかオーダーできなかったのだが
 
普通は左のお好み焼きの様な姿のウッタパムが、ここではラギという穀物入りのひどく健康そうな色合いで香ばしい。

 豆粉の皮でチーズを巻いたチッラという一皿も美しく、しかし一番驚いたのは
 このバナナパンケーキ。
バナナが極薄にスライスされて、まるでケーキのよう。
美術館でこのようなものが食べられるとは、インドも確実に進化している。

食事とおしゃべりを楽しんで、青蓮さんとはここでお別れしたが、サントーシーさんには午後もお付き合いいただいた。

コンノートプレイスの近くで買い物に付き合ってもらい、さらにこの近くで以前一度入れなかったことのある階段井戸へ。

アグラセン・キ・バオリはコンノートから歩いてでも来れる位置にあるが、だれがいつ作ったかなど、詳しいことはわからないらしい。
 
入口を入った右手には崩れかけたモスクがあり、左手を見ると
 
おお、立派な階段井戸だ。思っていたよりずっと大きく、保存状態も良好。

階段の一番下まで降りてさらに奥を覗き込むと

水槽の下にわずかに汚い水が溜まっている。

グジャラートで見て以来、大好きな階段井戸だが、このアグラセン・キ・バオリも期待以上。
それにしてもここは入場無料のせいか、ジモティーらしき若い子たちに大人気で、こんなに人が来ているとは思ってもいなかった。
日本ならば立ち入り禁止になりそうな囲いもない高い所にも平気で上って盛んに写真を撮っているが、聞くところによれば危ない所でのセルフィーに夢中になって死んでしまう「セルフィー自殺」はインド人が一番多いのだとか。さもありなん。

サントーシーさんには早い夕食まで付き合っていただいて、ホテルのすぐ隣にあるThe Embassyへ。
 ここは1948年創業の老舗だそうで、内部は落ち着いたインテリアに客層の年齢もかなり高い。
銀座の煉瓦亭とか資生堂パーラーのような感じだろうか。

まだディナーにはかなり早い時間だったのでタンドーリ料理はできないとのことで
 
季節の野菜(カリフラワー)のカレーと、チキンティカとグリーン・ピースのカレーを注文。
野菜カレーはスパイスが香りながらさっぱり、チキンカレーの方はクリームシチューのように濃厚で、どちらも素材の味がよく出たおいしさ。インドでもお上品な所は辛くしないものなのか、全体にとてもマイルド。
 
ハンカチのように薄いルマリ・ロティやピクルスも美しくて、大ベテランぞろいのウェイターもいかにも老舗らしい。

これで1500ルピー(約2500円)。こういう所があるのもインド。

この後はホテルに預けた荷物をピックアップして、またオートリキシャを拾ってメトロのシバジ・スタジアム駅まで、10分、50ルピー。

ここから初めてエアポート・エクスプレス線を使って空港に行こうと言うわけだが
 
荷物のX線検査もある地下鉄駅はピカピカながらだだっぴろくてガラガラ。
 窓口で切符を買うとこんなかわいいトークンが来て、空港までこちらも50ルピー。
 ホームにはガラス扉がついていて安全。
 
やって来た車両は香港のエアポート・エクスプレスにそっくりで、空港までは3駅、20分で到着。

このメトロは早いし安いしきれいだし、言うことなし。
シバジ・スタジアム駅で簡単にオートリキシャやタクシーをつかまえられることもわかったし、これから空港からの移動はメトロに決定。

 よく見ると天使か悪魔のような翼の付いた銀色の旅人達に迎えられて、空港では今日の飛行機で到着した3名と合流し、ここからは心配不要のツアーの一員となった。


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スピティ再訪 1 デリー到着

2017-09-17 16:14:41 | インド
もう夏も終わる所で、今年の夏休みの記録、第一弾。

2017年7月14日から26日まで 北インド、スピティの旅

7月14日

定時12時30分発のJLでニューデリーへ。

20分ほど早く到着し、イミグレや荷物の受け取りも順調に進んで18時前には空港を出発。
デリー中心部へはどうやって行こうかといろいろ検討したあげく、プリペイドより信用できるらしいとメータータクシーを選択。

しかし乗り込んだタクシーはおんぼろで、メーターも壊れている。
それを指摘すると「走行距離でちゃんと計算するから」と必死なので、空港内に書いてあった1キロ当たりの料金を覚えておいてよかった、とそのまま乗車(いくらだったか、もう忘れてしまったが)。

ちょうど帰宅のラッシュアワーなので、空港からコンノートプレイスまで1時間もかかった。
ホテルの住所を教えても予想通り運転手はうろうろ、一方通行も多いので近くで降りると、距離はちゃんと出たもののタックスがかかるだのなんだの言って、さらにおつりもないもので1000ルピー払う羽目に。
これは細かい札を用意しておかなかったこちらのミスでもあるが、しょっぱなからこういうことがあるから個人でのデリー到着は気が重いのだ。

デリーでの宿は最近すっかりヘビーユーザー化しているBooking.comで予約したHotel Palace Heights
 名前は立派だが、ホテルは写真の建物の最上階1フロアだけ。
入口も小さいので見つけづらいが、エレベーター前にいるドアマンは親切だ。

チェックインして通された部屋はそこそこ広くて清潔。ウェルカム・ドリンクは部屋まで持って来てくれる。
  
 窓の外には夕暮れのコンノートプレイスも見えていいのだが、この部屋には一つ問題がある。
それはこの部屋の真下の路上に公衆トイレがあること。そのため室内、特に窓に近寄ると消毒薬と小便の匂いがするのだ。
これさえなければ何かと便利なこのホテル、一泊9000円ほどで文句はないのだが。

お茶を飲んで一息入れたところで、夕食を探しに外へ。
宿はコンノートプレイスの中心からすぐなので
 
列柱の間をそぞろ歩く人たちがいっぱい、サークルの真ん中には大きなインド国旗も翻る。
 ブランドショップも並ぶこの銀座のどまんなかのような所で、服やら何やら露天商が店開きし、そこに人が群がっているのもインドっぽい。

さて、お腹もさほど減っていないし、軽くスナックでも、とホテルの並びにあったインドの有名スナックブランド、ハルディラムのレストランも覗いてみたが、レジのあまりのカオスぶりにあえなく撃沈。
とても人気があるようで、ケースの中の物もおいしそうだったのだが。

うろつくうちにBurger Singhなる気になる看板を発見。シーク・ファンとしては試してみなければ、と入ってみると
 
殺風景な店内に、お客はそこそこ入っている。
 シークの経営するお店なら当然マトン・バーガーでしょう、と一番スタンダードそうなAchari Mutton Burgerなるものを注文。それにアイスティーを付けたら331ルピー(約560円)になってしまって、これなら日本でバーガーを食べた方が安い、とデリーの物価高に改めて驚く。

10分ほども待って、出来上がったバーガーはテイクアウト。部屋に戻って食べてみると
 
マトンのパティは大きいが、何の肉でできているのかも怪しい人造肉みたい。しかも不必要に辛くて、トッピングのオニオンはお粗末、入っているはずのチーズは影も形もない。
あまりのまずさに2口ほどでギブアップ。高かったし、ブランド・ロゴはいいんだけどね。

ちなみにお支払いに使ったインドの新しいお札はこちら。
 
高額紙幣がなんだか安っぽくなってしまったが、裏面のガンジー・メガネがかわいい。


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インドから戻りました

2017-07-27 19:12:07 | インド
昨日の早朝、雨の成田に無事戻りました。

今回の行き先も昨年に引き続き北部のヒマーチャル・プラデシュ州。
ただし今回は東側のスピティに14年ぶりの再訪。

ラダックと同様、チベット仏教徒の多い辺境だが、ジャンムーカシミール州ほど国境地帯としての軍事的重要性はないし、経済的にも少しの高原野菜の他に特産品もないので、道路状況は14年前とほとんど変わらず劣悪。
インド人観光客が増えているのでホテルやホームステイはどんどん増えているが、WiFiはあっても上位回線が脆弱なのでほとんど使えず、夜しか使えない電気も停電が当たり前。

それ以上に冬の厳しさは相当のようで、燃料が貴重なので煮炊き以外の暖房はなく、氷を溶かす燃料もないので水の確保も大変なのだとか。

そんなスピティだが、かつての交易路には内部に夢のように美しい壁画や塑像を隠したお寺があり、標高4000メートル近い村々には優しい笑顔の人々がいて、荒涼とした大地と手の届きそうな空には凄絶な美しさがある。

スピティ旅行記はいずれ、忘れないうちに書かねば。


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インド大使館でビザ申請&「TOKYOカオソーイ」

2017-07-13 15:45:49 | インド
昨年に続いてこの夏休みもインド。
3年続けてとは我ながらしつこいが、去年は旅行社に頼んでしまったビザ申請を今年はまた自分ですることにした。

自分でインド・ビザの申請に行くのはこれが3度目なのだが、なんと3回とも場所が変わっている。
1回目の2010年には茗荷谷、前回の2015年は芝公園、そして今年は外部のビザセンターではなくインド大使館で申請、受領になったと言う。

と言うことで、初めて九段下は千鳥ヶ淵に面したインド大使館へ。
 
Incredible India の素敵な写真が並ぶ大使館はさすがに立派な建物。
この場所なら春の桜がさぞ美しく見えるだろう。

門には一応門番がいるが、若いお兄ちゃんはいかにも頼りなげで、大丈夫かいな。
ビザ申請窓口に入る所では名前などを記帳するが、ここもゆる~い感じ。

申請窓口は殺風景ながらひろびろとして、11時に行ったら順番待ちもなくすぐに受け付け。
窓口にいる係りのお姉さんたちは以前のビザセンターの人たちらしくて見覚えがある。

申請の方法は以前と変わらず、ネットで申請書に記入をして送信、そのプリントアウトに写真を添付して提出。
前回は記入ミスを指摘されて、その修正のためにビザ代とほぼ同額のPC使用料を取られた。
それに懲りたので今回はPCを持参したら、今度はミスもなくあっさり受領。そんなもんよね。

受付から預かり証をもらうまで25分。
ビザの受け取りは3日後の夕方16時から17時の間で、これも行ったらすぐにもらえた。
ビザ代も1400円と以前より500円近く安くなったし、1回目に比べたらシステムがずいぶん改善された。
コロコロ変わるインドのビザ申請、しばらくはこの体制が変わらないことを願おう。


過去のビザ申請シリーズ:

シリア大使館
バングラデシュ大使館
インドビザ申請センター
ネパール大使館
ミャンマー大使館
ウズベキスタン大使館
新インドビザ申請センター


無事にビザ申請が済んだ後は、めったに来ない九段下なので面白い店はないかと検索してこちらへ。
 「TOKYOカオソーイ」

こちら、店名にもある通りカオソーイなどタイ料理の店なのだが、なぜか看板に沖縄カルチャーの文字があって、小さな4人掛けのテーブルが2つあるだけのすごく狭い店内には沖縄のポスターにオリオン・ビールなど沖縄のお酒。
 
しかしカウンターには前国王のお写真、壁にはタイ料理のなにやら免状が掲げられていて、一人でこの店を切り盛りする女性はタイで修行してきたようだ。

ランチ・メニューは何種類かあるが、お願いするのはもちろん店名にあるカオソーイ。

濃厚ココナッツスープや小麦麺に揚げ麺が乗ってくるところ、漬物とレモン(現地ではライム)が付いてくるところまでチェンマイで食べたものにそっくりだが、骨付きの手羽元が2本も乗っているのは現地より豪華。

お昼は店主が忙しそうだけれど、夜におまかせ料理をお願いすればおいしいものが食べられそうな店だ。


と言うわけで、明日からインド。
またなじみの方面に行って来ます。


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ヒマーチャルの旅の戦利品

2016-10-16 20:21:27 | インド
毎度おなじみの戦利品公開。

ツアーで行くとどこでもほとんど現地通貨を使う必要はないのだが、今回はいつもにましてお金を使っていない。
なにしろヒマーチャルの奥地では使いたくても店すらないのだ。

そんなわけでやっとおみやらしきものを買えたのはツアーも6日目、ウダイプールにたどり着いてから。

 
お茶した店先にぶら下がっていたカルダモンの小袋、1つ5ルピー。しかしこれが袋を開けなくても香るほどのいいにおいで、すぐに茶色く乾燥してしまうカルダモンはこの方がいいかもしれない。
雑貨屋の店先では何でも小袋入りだが、これが旅行者には便利なのだ。

キーロンに着いてからは地元産の蜂蜜を探す。
というのも道中のあちらこちらで養蜂箱を見ていたから。
 
するとはたせるかな、お菓子屋さんの棚にチャンバ産の蜂蜜を発見。500gで120ルピー。
あのお花畑の蜜かと思うと期待が持てる。

さらに雑貨屋で八吉祥柄のティーカップを発見。
 しかしインド製のこのカップ、よく見ると割れていたりゆがんでいたりするのが多くて、店にあるものを片っ端から見比べて購入。龍がついたのは一つ50ルピー、白い方は40ルピー。
お店のおばちゃんがちゃんと、「これは割れてるからダメ」と教えてくれた。

 デリーまでの道中では、コクサールのチェックポストでロータン印のミネラルウォーター、1ℓ20ルピー。日本まで大切に持ち帰ったが、特においしいと言うわけでもない。
ダーバで売っているスナック類も小袋がありがたくて、ツアー参加者の一人は行く先々でこれを大量購入していたが、たしかにばらまき土産にはスーパーの大袋よりこれがいい。
ジーラ(クミン)風味のグリーンピースが今回のヒット。これはまたインドに行ったら絶対に買おう。
最後のお昼を食べたダーバの店先ではひまわりの蜂蜜も購入、こちらは250gで120ルピー。このところ、どこに行っても蜂蜜を買っている。

デリーのモールではもちろんスーパーに行ってこんな買い物。
 パック入りラッシーは甘いけれどどれも結構おいしい。
その隣の緑の箱はジャルジーラ、レモンにミントやクミンが入った飲み物のミックス粉末と言うことでギャンブルと思いながら購入。
帰国後に作ってみると、うげげ、これはまずい!クミンの香りはともかく、苦手な硫黄の香りのする塩が入っていてこれがだめ。
ということで一口飲んだだけであとはゴミ箱に直行。こんなこともある。

あまりにもルピーを使わなかったので、最後の空港でインド製チョコレートなども買ってみる。
 しかしこれはうちの家族にも不評。チョコレートはやっぱりヨーロッパに限るか。
ヒマラヤ社のリップクリームはすごくおいしそうなライチーの香り。味がするわけではないがこれはいい。

ところでインドではエコの観点からプラスチックのバッグは全面禁止。
だから買い物をすると新聞紙の袋とか、布製や不織布の袋に入れてくれる。
 デリーのスーパーの袋も布製なのだが、これが大きさも形も使いやすくて、帰国後もスーパーに行く時はこれを使っている。

ポイ捨てが当たり前の国なので講じた手段だろうが、日本でもやればいいのに。


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