Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スラバヤの朝散歩

2015-02-27 23:56:02 | 東南アジア
 
スカルノ・ハッタ空港でミーバソ食べて、ガルーダの国内線に搭乗。

 機内食がパンなのは相変わらずだが、以前とは変わって箱に入り、デザートのクッキーが付いてきた。

1時間40分の飛行でやって来たのは2年ぶりのスラバヤ。

空港からの道筋には大きなショッピングモールがいくつもでき、高層ビルも明らかに増えているが、相変わらず緑が多くて赤い屋根がきれいな町だ。

今回のお泊りはサンティカ・プレミア。
 
ベッドが巨大でスタッフの愛想もいいホテルだが、エレベーターが小さくて朝などすぐ満員になってしまい、なかなか乗れないのが玉にきず。

朝食レストランの品ぞろえも悪くはないが、ジャカルタの後では見劣りがする。
フルーツがスイカぐらいしかないのもがっかりだが、その代わりここにはスープ係のお姉さんがいて、毎日日替わりのスープを入れてくれる。
 
初日は牛肉と揚げ大豆の入ったクリアスープのソト・バンドゥン。
 こちらは名前を忘れてしまったが白濁のチキン・スープ。
 チョト・マカッサルは内臓スープだそうだが、ここでは牛肉を使い、八角なども入ってエキゾチックな風味。
インドネシアはスープをよく食べる国だ。

このホテルの近所を散歩してみると
 すぐ隣にあるのは「江戸」という回転寿司の店。
葵の御紋に、入口には鳥居まである。

さらにちょっと歩くとかわいいクッキーの店があって
 
インドネシアではとてもポピュラーなラピスというバームクーヘンのようなケーキもここのはすごく凝ったデザイン。これ一切れで150円ぐらいとかなりお高いけれど、これだけ手がかかっていてはむべなるかな。お味はおいしいけれどかなり甘い。

ホテルから10分ほど歩くとスラバヤに3つある駅のうちの一つ、グブン駅。
 
インドネシア第二の都市の駅にしてはずいぶんかわいらしい、と思って今調べたら、線路の反対側にもっと新しい駅舎があったらしく、こちら側が町の中心を向いているのだが、駅としては裏口に当たるらしい。
  
さらにその裏口っぽい小さな出口にタクシーなどの運転手が群がって客待ちをしている様子はアジアっぽいが、駅舎内にはネット予約のチケットを印刷するPCなども備わっている。

 
乗車券を持ち、さらに発車時間が近づかないとホームには入れないようになっているので近くで列車を見ることができなかったのは残念。

次にスラバヤに来る時は夜行列車で来たいな。
仕事だけど。


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ジャカルタ・プルマンの朝ご飯

2015-02-24 14:12:33 | 東南アジア
今回のジャカルタ滞在、ホテルは町の中心、タムリン・ロードに面したプルマン・ホテル。

 
昔のホテル日航で設備はちょっと古めだが、お向かいにはプラザ・インドネシアとグランド・インドネシア・モールと2つの巨大モールがあって便利。

しかしこのホテルで一番いいのは朝食がとても充実していること。

 
ジュースやらパンやらの洋食コーナーはもちろん、中華、インドネシアとコーナーが分かれていて
 
日本食コーナーにはごはんやそば、うどんの他におでんや石狩鍋まである。

一番楽しいのはもちろんインドネシア料理で、おなじみのナシゴレンなどと共にカラフルなサンバルが並び
   
かぼちゃやバナナを蒸したものがあったり、ジャム―というハーバル・ドリンクがあったりする。

さらにお菓子が置いてあるのだが、これが日替わりで毎日違うものが登場。
  
  
どれもかわいくて毎日写真を撮らせてもらったが、お腹がいっぱいになってしまってとてもここまで行きつけなかったのが残念。
インドネシア菓子は見た目は派手だが穏やかな甘さでおいしいのだ。

そんなお菓子まで行きつけない一番の理由はフルーツ・コーナー。
 ジャワ島では今が雨季なので、これまた日替わりでいろいろ登場する。
 
ロンガンやポメロは大好物、パッションフルーツも大好きだが、インドネシアのこの皮が黄色い種類は酸味がまったくなく、甘さもぼけているのでいまいち。
 
マンゴスチンがある日はもちろん必ずゲット、その隣の蛇皮で覆われたような果物はサラック。
 
ごつそうに見える外観とは裏腹に皮は薄いので簡単に手で剥ける。中はニンニクのように分かれているが、それぞれ大きな種が入っている。食感は梨のようにシャクシャクしていて、甘いけれど酸味もあり、ちょっとしたアクもあるが決してまずくはない。ただこの果物、ねっとりとまとわりつくような癖のある甘い香りで、これがジャックフルーツなどと同様ちょっと苦手。しかしインドネシアではとても人気のある果物だそうだ。

毎朝これらの果物をたらふくいただいて、あとは
 
インドネシア風のお粥とか、焼きビーフンとか(と言っても中華と変わらない)。小さな器に入っているのは緑豆や黒米のぜんざいやカボチャをココナッツミルクと黒糖で煮たもの。ぜんざいは甘くなくてとてもおいしい。

 
中華なら野菜や練り物、麺にスープの種類まで好きなように選んで作ってもらえるし
 
しゅうまいや蒸し餃子も日替わり。かわいいヤマアラシはカスタード饅、三角の包みの中はココナッツフレークの入った餅でこれもおいしかった。

 日本食ではカラフルな巻物を試してみたが、中身こそツナや練り物、エビフライだったりするが、寿司飯はかなりいい線。

このホテルはパンも結構おいしくて
 
クロワッサンやデニッシュの他にキッシュやエッグタルトもある。

しかし一番おいしかったのはルームサービスで頼んだスープについてきた雑穀入りの黒いねじりパンと、夕食のテーブルに出されるごつごつした胡桃パン。
 
しかしこれらは残念ながら朝食ビュッフェには登場しない。

ついでに夜に同じレストランでいただいたのは
 チキンスープのソトアヤムに
 オックステールスープのソプ・ブントゥッ。
ブントゥッのお肉が柔らかく、辛くないグリーン・チリのサンバルをつけて食べるとうまい。
しかしどちらもスープがかなり塩辛いのはご飯を入れて食べるためだろうか。

朝食がおいしいおかげで1週間の長期滞在も無事乗り切った。
これでちょうど折り返し、今日はこれから地方都市へ移動する。 

 
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ジャカルタの休日

2015-02-23 01:58:27 | 東南アジア
やってきたジャカルタはちょうど春節。

 ホテルのロビーにもめでたいピンクの木に赤いお年玉袋がいっぱいぶらさがっているし、ショッピングモールは家族連れのお客さんでいっぱい。
 特に中華系の家族は揃って真っ赤な服を着ているので、目立つこと、目立つこと。

春節はもちろん中華系の祝い事だが、12年前からはインドネシアも一日だけ国民の祝日になったのだそう。
インドネシアの中華系は人口の6%程度ながら経済を牛耳っていて、そのため大多数のインドネシア人には嫌われて、特にスハルト時代には華人文化が弾圧された。
それが民主化後の2000年から自由化されて、今ではイスラム教徒も春節を祝うようになったし、豚肉を出すレストランも増えたとか。

去年からはジャカルタの州知事も中華系が就任したが、これはインドネシアでは衝撃的なことだったらしい。
日本ならさしずめ在日韓国人が都知事に就任するようなものだろうか。

中華系とインドネシア系の平和的共存は進んでいるようだが、「中華系は楽観はしていないですね」とは中華系をご主人に持つ通訳さんのお話。

そんな春節も過ぎた日曜日、朝ホテルの前の大通りを見ると人でいっぱい。
 
歩く人、ジョギングする人、自転車に乗る人が次々押し寄せてきて
  
ロータリーではこれだけは動いているバスが人の波に埋もれているし
 その先の道路などすごいことになっている。

なにか特別な集会でもあるのかとホテルの人に聞いてみると、「毎週日曜日はこの大通りが歩行者天国になるんです」といつものことらしい。
そう言えばアイスクリームなどの物売りもいるし、着ぐるみや大道芸人も出ていて歩いている人も楽しそうだが、それにしても尋常ではない人出。

そんな中、ホテルのすぐ前では大きな布に署名集めをしている。
 見るとアホック氏への反対運動らしいが、アホック氏とはくだんの中華系ジャカルタ州知事。

やはりことはそう簡単ではないようだ。


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ジャカルタ行き機内で映画2本立て

2015-02-21 02:03:32 | 機内食・映画・美術展
ここしばらくご無沙汰だった海外での仕事、丸2年ぶりでインドネシア行きが入った。

使ったのはJLの夕方出発の便。
相変わらずジャパニーズ・ビジネスマンだらけで、先に埋まるビジネスクラスへのアップグレードはかなわなかったが、「本日の飛行機は余裕がありますのでお好きな席をお取りできます」との仰せの通り、エコノミーはガラガラ。
おかげで真ん中の3席を独占できて、横になれたのはビジネスよりもよかったかもしれない。

と、久しぶりにJLに乗ったら機内食がこんなことになっていた。
 これってコンビニのお惣菜みたい。
実際冷蔵された物を温めて出すのは同じではあるのだが、この出し方はいささかわびしい。
 蓋の中身は豚丼と鶏そぼろ丼、たっぷりのサラダや大根の煮物が付いて悪くないだけに、もうちょっとどうにかならんものか。

さて、こんな機内食を見ながら見た映画の1本目。
 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」 The Hundred-Foot Journey

ごひいき、ヘレン・ミレンの経営する1つ星フレンチ・レストランのお向かいにある日突然インド人家族がやってきてインド料理屋を開き、文化摩擦を乗り越えてインド人の息子が天才ぶりを発揮して成功するという他愛もないお話。
まあ予想通りの展開と言えばそうなのだが、最初はイジワルをしてなんとかインド人を追い出そうとしたヘレン・ミレンがいい人になってインド人おやじと仲良くなるのが早すぎてがっかり。

なによりも息子が料理の天才という設定にもかかわらず、料理場面はあるものの出来上がった料理があまり出てこないし、おお、食べたい、と思う物も出てこない。
やっぱりスウェーデン人監督は食べ物にあまり興味がないのだろうか。

その監督、ラッセ・ハルストレムはなんとなくぽよよ~んとした作風が結構好きなのだが、年々つまらなくなっていくよう。「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」が懐かしい。

そして2本目。
 Whiplash
日本での公開は4月から「セッション」というタイトルで決まったらしいが、音楽学校に通うドラマーの卵が鬼教師にしごかれまくる話。

なんと言っても鬼教師がすごい。
テレビの「クローザー」ではなさけない上司役だったJ.K.シモンズが演じているのだが、「愛と青春の旅立ち」のルイス・ゴセットJrみたい、というかもう一ひねりしてあるのが面白い。
この人は今年のオスカーを持っていくんじゃないだろうか。

そしてしごかれる主役はマイルズ・テラー。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットに似ているが、どれだけドラムの練習をしたのだろうと感心する。
キャラクターとしては主役の割にはいやなやつなのだが、これぐらいのめりこむやつでなければ大成しないというメッセージだろうか。

ジャズドラマーの話にしては音楽的カタルシスはないが、主役二人の熱演で見せる。
おもしろかった。


そして到着したジャカルタ、夜中の2時ではさすがに道路もがらがらで、空港から町の中心のホテルまでわずか20分で着いてしまった。


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弘前のアップルパイ食べ比べ

2015-02-16 18:12:30 | 国内旅行
黒石からの帰り道、弘前にちょっと寄り道したのはアップルパイが買いたかったから。

 りんごの街と称する弘前、駅前には「りんごの風」なる銅像が建っているし、アップルパイガイドマップまである。
以前来た時に一つ買ったところ、とても洗練されたアップルパイだったので他のものも食べてみたかったのだ。

そこで雪の積もった歩道を歩くこと10分ほど、まず最初に立ち寄ったのは
 洋菓子店の「ノエル」さん。
第2回アップルパイ・コンテストの市長賞受賞とのことだが
 ここのアップルパイは皮が薄く、中身のリンゴがとにかくぎっしり。
シナモンはそこそこ効いているが、リンゴは煮崩れていないタイプで食感はシャキシャキ。個人的好みとしてはもうちょっと煮こまれている方がいい。

2軒目は最初の店から駅方面へ戻ったところにある「甘栄堂」さん。
 
こちらは老舗の和菓子屋さんだが、冬の間だけアップルパイを販売するそう。
皮はサクサクの折りパイで、後から入れるというフィリングはつぶつぶの残ったジャム。
中は甘めだが、パイは甘くないのでバランスが良く、小さめなのですぐに一つ食べられてしまう。

もう1軒、駅のすぐ近くにあったのは「茶房Coco」さん。
 ここはお菓子屋さんではなく喫茶店。
当初の予定ではこちらで一ついただいて帰ろうと思っていたのだが、焼きそばが消化しきれていなかったので他の2つと同様お持ち帰りにしてもらった。
 シナモンの効いたフィリングはちょうどよく煮こまれたタイプで好み。パイ皮がちょっと硬めなのがちょっとおしいかも。

いずれも甘さは控えめで食べやすく、どこのものを食べても十分においしい。
ただ最初にいただいた「パティスリーヴェルジェ」を越えるものは今回はなかったように思う。

と3つもアップルパイを抱えた帰り道、お腹が空かないと言いつつ、乗り換えの新青森でこんなものを見つけてつい食べてしまった。
 駅中「旬味館」内の「スウィートピーチカフェ」の焼きリンゴ。
これがトロトロに火が通って甘さもちょうどよく、うま~い

焼きそば屋のおじさんには生のリンゴも一ついただいてしまって、これもさすがにおいしかった。
ちなみにおいしいリンゴの見分け方は茎が太いことと、皮がザラザラだことだそう。

青森のリンゴ、さすがだ。


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15年初春の東北 7 黒石散策

2015-02-12 15:39:38 | 国内旅行
1月25日

温湯温泉からのバス、黒石の市街に入った所で降りる。

 かっこいい消防署の建物など見ながら歩くと
 「日本の道百選 こみせ通り」の看板が見えた。

こみせとは雪や日差しを避けるためのアーケードで、江戸時代の黒石藩の時代からの物。
 
このような造りは新潟など他の雪国にもあるが、この黒石ではひさし部分はそれぞれの家の私有地を公共の道に充てていて、それが他の町とは違うのだそう。

最盛期には総延長5キロ近くもあったそうだが、現在のこの街並みは300mほどだろうか。
 
 
こみせの上の建物も美しい。

この道の中ほどに重要文化財に指定された藩御用達商人の高橋家があるので見学したいと思っていたのだが
 
 冬は冬眠中とのことで残念。

こちらは造り酒屋の鳴海家。
 
  築200年以上の店内ではお酒の試飲もできる。

 
こみせは古い木造家屋ばかりではなく、昭和っぽい広告の付いた柱などもあっておもしろいのだが、見るところはさほどないので、通りを一往復したら観光は終了。

そこでちょっと早めの昼食をこちらで。
 黒石やきそば専門店「すずのや」。
 
4人掛けテーブルが5つの店内はおじさんが一人で切り盛り。壁にはB-1グランプリやテレビ取材の写真がたくさん飾られ、「ぴったんこカンカン」も来たらしい。

さて黒石焼きそばには普通の焼きそばの他につゆ焼きそばもあってどちらにしようかと迷うが、この店にはその両方が一度に食べられる「化け焼きそば」なるものがあるのでそれを注文。
店主自らが書いたらしい黒石焼きそばの説明書など読むうち、トレイが運ばれてきた。
 これが化けそば、600円。
まずは普通に焼きそばを食べ、半分ほどになったらつゆをかけ、天かすとねぎを入れて食べよとのこと。

焼きそばにはキャベツとたまねぎ、豚肉が入ってウスターソース味。一番の特徴は麺で、かん水の入った中華麺ではなく平べったい稲庭うどんのような麺なので、ソース味の焼うどんと言った感じ。

 半分になったところで指示通りつゆをかけてみると、これがだしの効いた日本そばのつゆ。てっきりラーメンスープだと思っていたので驚いたが、麺がうどんなのでこれはソースの入ったかけうどん。天かすがぴったりで、結構さっぱり食べられる。
元々子供の駄菓子のようなものだったらしいのですごくおいしいというものでもないが、ちょっと脱サラっぽい感じのご主人とのおしゃべりも楽しく、お昼にちょうど良かった。

駅までの雪道をこわごわ歩いて行くと途中でつゆヤキソバンに遭遇。
 
しかしなぜかこれが郵便局のイベント(?)らしい。

 
ストーブの炊かれた駅からまた弘南鉄道に乗車。
 かなたにきれいな岩木山が見える一面雪の田んぼは夏には田んぼアートのキャンバスとなるところ。近くには期間中だけ列車の停まる「田んぼアート」駅まであって、これもいつか見に来なければ。

この後は弘前でちょっと寄り道して、新青森からはやぶさで東京へ帰還。
今回は新潟からぐるっと東北一周。
やっぱり大人の休日パス、最高。


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15年初春の東北 6 温湯温泉

2015-02-09 19:31:18 | 国内旅行
大鰐温泉からはわずか10分で弘前、ここで私鉄の弘南鉄道に乗り換える。

 
2両編成のワンマンカーだが、改札では手でパンチを入れてくれるのが懐かしい。

終点の黒石までは30分、雪がうずたかく積もったロータリーからはバスに乗る。
 

黒石の温泉で人気があるのは青荷温泉。同じバスに乗ったおじさんたち4人も青荷に行くようだったが、今回はぐっと渋く手前の温湯(ぬるゆ)温泉で下車。
 
バス停の前から斜めに入る雪道を3分も歩けば
 
今夜の宿、飯塚旅館に到着。大正時代に建てられたと言ういかにも昔風の旅館建築が素敵だ。

 
玄関を開けると中は土間になっていて、左手に廊下が伸びている。ここで声をかけるとすぐに出てこられた女将さんにどうぞ、どうぞと土間から上がってすぐ、一階の道路に面した8畳間に案内された。
 
部屋にはがんがんにファンヒーターがたかれて温められていたが、大きな窓は二重になっていてもやはり夜は寒い。
その窓辺に置かれていたリンゴを出され、三つ指ついて挨拶されたのも久しぶりな感じ。
 お若くはないが美人の女将さんは優しく、布団がセットされて部屋の隅に巻かれているのも気取りがなくて、なんだか田舎の親戚の家に泊まりに来たみたい。

「もうお風呂に入れますよ、温まってください」と言われたので、今日はもう外に出るのはやめて早速お風呂へ。

浴室は最近になって建て増されたものらしく、廊下をずっと歩いて階段を数段上がる。
 
すっきりとシンプルな脱衣場から扉を開けると
 
かなり広い洗い場の奥に3,4人サイズの浴槽がある。
かけ流されるナトリウム-塩化物泉のお湯は無色透明でちょっと熱め。壁も浴槽もヒノキの香りが強いのでお湯に浸かっているとにおいがわからないが、シャワーを使うと硫黄の独特の匂いがする。
この木の浴槽の階段になっている部分が寝そべるのに具合が良くて、ああ、ここもいいお湯だ~。

部屋でゴロゴロしているうちに食事の時間になると、お膳が部屋に運ばれてきた。
 思いのほか海の物が多いお膳で、ナマコ酢や立派なホタテが青森らしく、蟹はなんと3連チャン。でも一番おいしいのは焼き立てを運ばれてきた岩魚の塩焼きで、身がふっくらしている。
ここもこれで一泊9000円なのだから、東北の温泉通いはやめられない。

ところでこの宿のお風呂は夜の10時まで、翌朝は浴室が温まらないのですぐ目の前の共同浴場を使うように、とチケットを2枚くれた。
おそらく夜にお湯を抜いて掃除をして、朝はお湯を入れないのだろう。
この日も自分の他にはお客は男性が一人だけのようだったから仕方ないかもしれない。

というわけで思いのほか暖かく寝られた翌朝、6時半ごろに共同浴場の「鶴の湯」へ。
 
宿の目の前に見えるのが浴場の裏側、表に回ると大きなこけしの提灯が4つ並んでいる。
  
この建物は10年ほど前に建て替えられたそうでロビーも浴室もきれい。
浴室には熱い方が45℃ほど、ぬるい方が43℃ほどの2つの浴槽があり、床にお湯がかけ流されているので寝転んでトドになる人もいる気持ちよさ。
お湯は飯塚旅館と同じはずだが、ヒノキの香りがないせいか、こちらの方が硫黄の香りがする。

朝の6時半でも近所の人たちが5,6人入っていて、お国言葉でおしゃべりに余念がない。
山形の湯野浜では50%ぐらいは話の内容が理解できたが、津軽まで来ると80%はわからない。

 この共同浴場の営業はなんと朝の4時から。
しかし以前は24時間開いていたそうで、そのため近在から暴走族などろくでもない連中が夜中に集まってしまい、地元の人とトラブルを起こすので夜は閉めるようになってしまったそう。
温泉に集まるというのが考えてみればおかしいが、他に行くところがなかったんだろうね。 

宿に帰って、部屋に運ばれてきた朝食をいただく。
 これを運んできた若女将はお母さんに比べると愛想がなく、気も効かないが、この後コーヒーも持ってきてくれたのでよしとしよう。

食後もまだバスの時間までだいぶあるので、温泉街を一回り。
と言っても共同浴場の周りだけだが
 
 
ここには客舎と言って、自炊しながら共同浴場で湯治をするための古い形態の宿が何軒か残っている。
今も営業しているのかどうかもさだかではないが激シブ。
飯塚旅館も内風呂を作るまでは同じような自炊宿だったのだろう。

 
その先には雪で覆われた橋があって、宿の裏を流れている川が見える。
山形や秋田の海岸ぺりでは大したことなかった雪も、青森まで来るとさすがに多い。 

体が冷えたところで、チケットを2枚もらっていたのでついさっき入ったばかりだがもう一度「鶴の湯」で最後の湯浴み。
9時近くになったら早朝より一段とお客が増えた。
しかしここは本当に離れがたいほどいいお湯だ。

宿に帰り、女将さんに見送られてバス停へ。
 ようやく青空の広がった朝、どこの家でも雪下ろしが大変だ。


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15年初春の東北 5 大鰐温泉

2015-02-08 16:12:37 | 国内旅行
1月24日

秋田で乗り継ぎの合間にコーヒーを飲み、
 
ハチ公神社まである犬自慢の大館でさらに乗り換えて
 やって来たのは大鰐温泉。

この駅のお向かいにあるのが
 「大鰐町地域交流センター 鰐come(わにかむ)」
 
入口を入るとすぐに農産物を中心とした物産販売所があるが
 ここで有名なのはなんと言っても説明展示まである大鰐温泉もやし。

実は今回の休日パスの旅、最初に思いついた目的はこのもやしを食べること。
温泉を利用した土の室で育てられると言うこのもやしは冬だけの出荷、しかも生産量が少なく、日持ちもしないので通販でも手に入れることができない。
一度これを食べてみたいと思ってやってきたのだが、そのわりには随分遠回りをしてやって来た(笑)。

というわけで、まずは販売所の先にあるお食事処に直行して、大鰐温泉もやしそばを注文。
 
週末で大盛況の食堂、しばらく待ってアツアツのお蕎麦がやって来たが、あら、思ったよりもやしが少ない。
と思ったのももやしの太さがお蕎麦の太さと同じ、つまりかなり細いので見分けがつかなかったのだが、食べてみても量はあまりなく、確かにシャキシャキするが味はよくわからない。それより食感が食べでのあるシャモロックの方が印象的で、おそばもおいしかったが、ここはもやし丼を頼んだ方がよかったか。

お腹を満たした後はこの食堂のさらに奥にある「鰐の湯」へ。
 
入湯料500円を払って中に入ればロビーは広々として、アイスクリームなども並ぶカフェまである。

 男女日替わりになるお風呂、本日女性はつつじの湯。
 
お客さんがいっぱいだったので中はHPの写真をお借りしたが、入るときれいな洗い場がずらりと並び、浴槽は温度の違うものが二つに、ジャグジーとサウナもある。露天にも大きな浴槽が二つあって、人が多くてもゆったり入れる。

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉と言うお湯は無色透明でにおいもなく、露天は気温が低いためかぬるめだったが、内湯でしっかり温まることができた。
そして驚いたのはお風呂を出た後。体がポカポカとしてなかなか汗が引かず、コートも着ないで雪景色のテラスでしばらく涼まなければならなかった。今回の旅では4ヶ所の温泉に入ったが、入浴後のポカポカはここが一番。見た目ではわからない温泉パワー、たいしたものだ。

少し涼んで落ち着いたところで野菜の販売所に戻りお買いもの。
 
買うのはもちろんもやし。珍しいそばもやしもあったが残念ながらこちらはすぐ食べなければダメとのことで断念、豆もやしは新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れれば2,3日は大丈夫とのことなので一束270円のこれと、700円とお高いが日持ちのするおひたしを購入。

その晩は宿の冷蔵庫に入れ、帰宅後にこのもやしを食べてみた。
 
しっかりとした根のあるもやしは長さが30cm以上。これを豚肉と少しの青ネギを入れてシンプルに酒、醤油、塩で炒めてみたところ、軽く炒めただけでは青くさい感じがしてあまりおいしくない。そこでさらに火を入れるが、普通のもやしとは違ってまったく水分が出ない。かなりしっかり炒めてから食べてみると、シャキシャキ感は全く失われず、パワフルな野菜の味がして、これは確かにおいしい。
たかがもやしと侮るべからず、これはわざわざ大鰐温泉まで行った甲斐があった。

と言いつつ、本日の泊りは大鰐温泉ではなく、
 駅に戻ってさらに移動する。


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15年初春の東北 4 強首温泉「樅峰苑」

2015-02-07 12:23:13 | 国内旅行
秋田からは予定よりも1本遅い奥羽本線に乗り換え。
 この線は1時間に一本あるし、乗客も座席が埋まるほど乗っている。

30分で着いたのは峰吉川駅。
 
寂しげな駅前に降り立ったのは自分一人だが、電話をしておいたので宿のご主人が車で待っていてくださった。

雪道を走ること10分で強首温泉の今夜の宿「樅峰苑」に到着。
これで「こわくびおんせん・しょうほうえん」と読む。
  
 
ものすごく立派な建物だが、これがあるのは意外にも普通の農家や民家のある集落の真ん中。
この家は300年も続くこの辺りを統括する庄屋・豪農だったそうで、国会議員なども出た地元の名家の後継者たるご主人も息子さんもさすがに上品でいらっしゃる。

 
これまた立派な入口を入り、フロントで記帳をしたら早速女将さんの案内で部屋へ。

   
  
この建物は大正6年(1917年)に建てられたというから築98年。
地元の宮大工を京都に修行に出して建てたそうで、建具なども派手ではないが凝っている。

 部屋は2階の6畳間。
家の造りのせいで窓はなく、テレビも置かれていないストイックな部屋。
大きなエアコンが天井に設置されているので部屋の中はとても暖かいが、トイレは寒い廊下の端にあるのがいささか厳しい。

一息入れたところで、まずは宿泊者のみ貸し切りで利用できる露天風呂へ。
 
玄関を出て雪道を30mほど、フロントで借りた鍵で2つあるお風呂の「大樹の湯」の方へ。
  
簡素な脱衣場からガラス戸を開ければ、ウッドデッキの先に3,4人サイズの丸い木の浴槽。
かけ流されるお湯は黄褐色で底が見えないほどにごり、ナトリウムー塩化物強塩泉はなめるとかなりしょっぱくて金気っぽいにおいがするが、温度は42℃ほどで寒い中肩までどっぷりつかると、うわ~、気持ちいい~。このお風呂を独占できる幸せ。

 しっかり温まってフロントに鍵を返しに行くとリンゴジュースかビールを一本もらえる。
この飛行機の絵の付いた秋田のリンゴジュースもおいしい。

強首温泉は昭和39年に天然ガスを試掘していて掘り当てたので歴史はないが、その後この宿ではすぐ裏手から自家源泉が出たそうで、その湧出温度が49℃。
「だからお湯は季節によって投入量を調節するだけ。管理はとても楽なんです」と宿のご主人。「よく温まっていいお湯でしょう?」とお風呂の話をするのが楽しそう。本当にいいお湯です。

汗を流した後は食事の時間となり、一階の食事処へ。
 
玄関の正面、4部屋の障子を取り払って大広間にしているが、いくつもストーブが炊かれているので暖かい。

今回はこの宿のご自慢、雄物川の川蟹コースをお願いしてあるのだが、まずテーブルに並んでいたのは
  
さわもたしと言うきのこのおろしあえ、鮭の麹漬け、ふのりの酢の物。
お造りは山の中と言うことで生湯葉、鯉の甘露煮はこっくりと甘く、肝が特においしい。
 
鍋にはえらく立派なぜんまいが入り、お味噌は自家製。
秋田らしくハタハタが焼き立てで運ばれてきたが、卵がいっぱい入っていて食べるとコキコキ。

そして出ました、川蟹のお料理は
  
これ一皿で蟹5,6匹分と言う蟹みその甲羅焼きに、川蟹あんかけの卵豆腐。
蟹みそはまるでウニのような濃厚な味わいだが、「お酒と自家製味噌を入れて火を通しているけれど、生だと苦くて食べられないんです」とは料理長である女将さんの話。
 
甲羅以外はすべて食べられると言う川蟹の唐揚げは川エビをさらに濃縮したようだが、歯が強くてよかった!
お味噌汁の中にも川蟹を殻ごとすりつぶしたと言うつみれが入っていて、だしが良く出ておいし~。
 最後はお腹が満杯なので、さっぱりとアロエのシロップがけがうれしい。

どのお料理も上品な味付けでとても満足度が高かったが、「蟹をほぐすのは大変なんです、ほんとに大変」とおっしゃっていた女将さんが印象的。小さな蟹だもの、苦労は分かりますよ。

 夜中と朝は内湯でまた適温の褐色のお湯を堪能し
  
夕食処の隣の部屋で朝ご飯。
朝食にもトンブリやギバサ、いぶりがっこや強首白菜が出されて地元感満載。女将さんのこだわりが見えてすばらしい。

こちらのお宿は一人泊で15500円と最近の自分の宿としてはちょっとお高いのだが、家族だけで維持しているこの家と温泉、お料理にはその価値があった。

 ご主人に駅まで送っていただき、また秋田に戻った。


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15年初春の東北 3 鶴岡&酒田散策

2015-02-03 20:15:20 | 国内旅行
1月23日

湯野浜温泉からのバスは途中の市役所前で下車。

 目の前には立派な庄内藩校の致道館があるが、まだ開館時間前なのでここは外から見るだけ。

少し先に行くと雪に埋もれた鶴岡公園。
 
庄内藩酒井家の鶴ヶ岡城はすでになく、お堀には薄氷が張って寒い。
  
かつての本丸跡は荘内神社になっていて、そのお向かいにあるのはこの町出身の藤沢周平の記念館。
藤沢周平の「蝉しぐれ」は好きだけれど、今日は時間がないのでここもパス。

記念館の手前に建っている印象的な建物は大正天皇の即位を記念して建てられたという大宝館。
 以前は市立図書館だったそうだが、今は地元出身有名人の資料館らしい。

鶴岡公園を過ぎたところにあるのは致道博物館。
 隣に小さなカフェのある受付で入場料を払って中に入ると
 
右手にあるのは1881年に建てられた旧西田川郡役所。中は博物館になっていて撮影禁止だが、真ん中の時計台がかわいい。

受付から左手にある建物は現在修復作業中。
 
これも和洋折衷の旧鶴岡警察署、一番見たかったのに完全にシートをかぶっていて残念。

そのお向かいにあるのは旧荘内藩主御隠殿。
  
11代庄内藩主酒井忠発が建てた隠居所だそうで、正面から見ると大したことはないが、これは元の屋敷の一部らしく、奥には立派なお庭が広がる。
庄内藩が奨励したという磯釣り用の竹竿など展示してあってちょっとおもしろいが、しかし昔のお屋敷は寒い!

さらに奥に行くと湯殿山麓、田麦俣から移築された民家。
 かっこいい屋根はカブト造りというそうだが、いかにも豪雪地帯の家。
素敵な家ではあるけれど各部屋は驚くほど小さく暗くて、現代人にこれに住めと言うのはやはり難しそう。

他にも民俗文化財収蔵庫など見るものはあるのだが、バスの時間が来てしまったので1時間で鶴岡観光は終了。

鶴岡からはJRで、20分で酒田へ。
 駅前からはタクシーに乗って
  
やって来たのは山居倉庫。
 
1893年に建てられた米保管倉庫だが、内部の湿気防止に二重屋根になっていたりして、今も現役の低温倉庫なのだとか。
しかし表の白壁も裏のケヤキ並木と黒板壁も、とにかく絵になるかっこいい倉庫。

さらにこの建物の一端は「酒田夢の倶楽」という物産館になっていて、
  
 
中はお米から酒、お菓子などなど、すごい充実ぶり。さすが商人の町、酒田だ。

  
倉庫の前にある橋を渡ってしばらく行くと
 
江戸時代の廻船問屋、鐙屋。商家なので入口は質素だが
 
中は長い土間が奥へと続き、座敷が並んでいる。
 
一番奥の台所では来客へのお膳が再現されていて、これは確かにごちそうらしい。

さらに裏口から庭に出て屋根を見上げると
 上には石がびっしり。
これは石置杉皮葺屋根というそうだ。

座敷の中は簡素な造りだが、壁に張り巡らせた幕絵がおもしろい。
  
これは「塞道の幕見」という源平合戦などの歴史絵を披露する小正月の行事だったそう。
 
中の一枚は酒田の祭りの様子のようだが、染め師の名前は土門與三郎とある。この方、有名な写真家、土門拳のお父さんだそうだ。

鐙屋さんを出てしばらく行くと、同じ通り沿いに立派な門が現れる。
  
酒田の豪商で大地主だった本間家が藩主に献上した武家屋敷だそうだが、1月は残念ながら休館中。
しかし塀を眺めるだけでもすごい大きさ。

ここからてくてくと15分ほど歩いて酒田駅に到着。
次の列車にちょうどいい時間、と思ったらなんと
 予定の列車は運休とな。

なんでも海岸沿いを走る列車が強風のため止まってしまったと言う。
秋田からまだ乗り継がなければならないのにどうしたものか、と思ったらすぐにバスが手配されて
 列車の発車時刻には早くも出発。
どうもこういう事態には慣れているようだ。

10人ほどのお客を乗せて、バスは各駅に寄りながら秋田へ向かう。
 
本日のお昼は車内で、酒田で仕入れただだちゃ豆のプリンと、夢の倶楽でおすすめされた女鶴のきなこ大福。
「女鶴(めづる)」とは栽培が難しい幻の餅米だそうだが、食べてみると確かに米の香りがふくよかでとてもおいしい。黒豆の入ったきなこ餡もめずらしく、やはりおすすめには従うものだ。

 
強風で荒れる海を見ながら、途中からは高速を使ってバスは2時間15分で秋田駅到着。
予定より20分遅れたが、無事に秋田に送り届けてもらえてよかった。


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コメント (5)
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