Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック再訪 1 8年ぶりのレー

2015-08-31 23:02:46 | チベット文化圏
2015年8月15日から26日 ラダック北部の旅

8月15日

昼出発のJLでデリーへ直行、8時間半のフライトで17時半に到着。
この時間だと成田もガラ空きだったが、デリーの空港もスカスカ。
入国審査も全く並ぶことなく、手荷物がすでに出てきていたのにはびっくりした。
 インディラ・ガンジー国際空港も進化したもの。

空港からはホテルの無料シャトルで5分、今夜1泊はアエロシティーのIbis。
 
日本のビジネスホテルのようなものだが、ホテル代高騰のデリーで1泊7000円なら文句はない。

このホテルがあるアエロシティーはエアポートエクスプレスの開通とともに開発されたらしいが、エアポートホテルだけが密集して建てられ、周りには何もない。
 窓から見える隣の建物もホテル、雨も降っているし、おとなしくテレビをつけるとおもしろいものをやっている。
 
インドとパキスタンの国境、ワーガーで毎日行われている国旗降納儀礼だが、本日はインド独立記念日とあっていつもより派手らしい。両国の国境警備兵のかぶりものもすごいが、脚を頭の上まで振り上げたり、相手を挑発するようにこぶしをつきだしたりしてむちゃくちゃおもしろい。
 しかし軟弱な色のインドより黒一色のパキスタンの方がかっこいいな。

夕食も選択肢なくホテルのレストランで
 チキン・ビリヤニはお肉ゴロゴロでお味もまあまあ。

8月16日

前日フロントで確認したところ、5時に空港行きシャトルが出ると言うので4時半過ぎにロビーに降りる。
ところがベルボーイのお兄さんに荷物を預けようとすると、「バスはさっき出たところ、次は1時間後の5時半です」って、なに~!
しかしレー行きの飛行機は6時半の出発、5時半では遅すぎるのでタクシーを頼むと「定額で600ルピー(約1200円)です」と5分の距離では東京より高いではないか。

「ぼったくりだ!」と叫びながらもノーチョイスで空港へ急げば
 エア・インディア国内線のカウンター前は長蛇の列で、タクシーでも遅かったか。

と思っていると出発間際の乗客は他に呼ばれたりして、意外にスムーズにチェックインは終了。
混沌としていながらいつのまにかどうにかなってしまうところがインドらしい。

デリーの空港は国内線も劇的にきれいになったが
 
広すぎてゲートまで遠い!
着いた時にはもう搭乗が始まっていたが、この飛行機に乗れれば一安心。

満席のA319でドイツ人の団体に囲まれながら
 もそもその野菜サンドなどいただく。
ジェットエアウェイズなら暖かい食事を出してくれるのになあ。

1時間の飛行中は曇って何も見えなかったが
 
ラダックに入って高度を下げるとこちらは薄曇りの様子。
 で定刻前の7時半にはレーに到着。

8年ぶりのレーの空港、設備は何も変わっていないが
 
空港出迎えの車の多さにはびっくり。これでも今年は観光客が少ないのだとか。

レーでの宿は町の中心にあるリンジー・ホテル。
 
屋上からはレー王宮が眼の前に見える好立地。
 
部屋も広くて明るく、バスルームも大きいが、何しろ昔からある老舗なので設備は古く、2日目はお湯が出なかったし、WiFiはつながっても遅すぎて使い物にならない。ロビーにうろうろいる従業員も朝早くから夜遅くまで良く働くネパール人らしい一人を除いてはスマホで遊んでばかり。
 窓の外には新しく作られているらしいホテルも見えるし、ここのリピートはないぞ。

しばらく部屋で休んでいると眠くなってくるので、高度順応のため町の散歩に出る。
レーの高度は3400m、へたに眠ると高山病になってしまう。

ホテルの前の商店は以前と大差ないようだが、このひとつ裏にあった野菜市場は閉鎖されて今はなにやら建設中。
 
通りの車の数は明らかに増えている。
 
メインの通りはどこも工事中でほこりだらけ。
 完成すればこうなる予定だそうだが、いつになることやら。

そんな大通りでも野菜を売るおばちゃんたちは以前のまま。
  
 ちょうど季節なのでアンズを売るおばちゃんもいておいしそう。

この通りにはレーでは画期的なスーパーができたと聞いたので行ってみると
 これがレーの紀伊国屋。
 
でも確かに狭い店内に商品がぎっしりでなんでもある。

ここで高地では必需品の水を仕入れて、ぜひとも行きたかったこちらのお店へ。
 
ゾムサはエコ商品を扱う店とのことで、簡素な店内では無添加のジャムや乾燥果物、野菜などを売っているが、お目当ては今回お世話になる旅行社のこちらのブログで紹介されていたアプリコット・ラッシー。
 たった20ルピー(約40円)だがたっぷり入っておいし~

ちょっと足元がふわふわするが、午後からは早速観光に出かける。


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インド行きJLの機内食と映画

2015-08-29 18:35:33 | 機内食・映画・美術展
今回のインド行きはマイル使用でJL。
JLのインド線はなにがいいって、ビジネス客中心なのでお盆時期は空いていて、席が簡単に確保できるのだ

 ラウンジでそうめんが食べたいと思いつつパスタなど軽くいただき、ゲイトまで行ってみると
 あら、インド行きって787だったのね。

ということでこれまで縁のなかった787にようやく初搭乗。
機内の前半分はビジネスクラス席、プレミアムエコノミーもあるのでエコノミーは機体の後ろにちんまりと詰め込まれている感じ。
その半分はインド人客なのには驚いたが、搭乗率は50%ぐらいだろうか。
 おかげで2・4・2配列の真ん中4席を独り占めで超快適。

 亀田のあられが出るのもポイント高く
 昼食は和食の「京都ちりめんと焼きナス」を選択。
見た目はしょぼいが豚肉も入って食べやすく、なにより最近のJLの機内食は野菜が多い点を評価したい。

食後はさっさと配られてほどよく溶けたハーゲンダッツを食べながら1本目
 オーストラリア映画 「Paper Planes」

母親を亡くし、腑抜けになった父親と暮らす息子が紙飛行機のコンテストを勝ち抜いて東京大会に出場することになると言うお子様映画。
こういうのはたまに大当たりするので見てみたが、これはあまりにもお子ちゃま向けすぎた。
日本の描写も監修はちゃんとしていたようで間違いではないが、いまだにこんな認識かい、というステレオタイプ。
腑抜け親父が最後まで何の活躍をすることもなく、おかげで主役のかわいい男の子のけなげさだけが際立った。

そこで2本目はぐっと大人の選択。
 「Woman in Gold」

このタイトルは実はクリムトの「アデル・ブロッホ=バウアーの肖像」のこと。
 去年の2月にニューヨークのノイエ・ギャラリーで見たばかりのこの絵だが、モデルはオーストリア在住のユダヤ人富豪夫人。戦時中にナチスに召し上げられ、その後オーストリアのベルベデーレ宮に展示されていたこの絵に対してモデルの姪が所有権を主張し、アメリカでの裁判を通して取り戻すまでの実話が映画になっている。

実際には80歳を過ぎてから訴訟を起こした主人公を演じるのはヘレン・ミレン。
なんだか飛行機に乗るとこの人の映画を見ているような気がするが、それだけよく映画に出ているし、どんな役だろうととにかくうまい。
頑固なばあさんが若い弁護士と頑張る現代の場面にナチス時代のウィーンの場面を巧みにからめて、時代の恐怖を実にうまく伝えている。久しぶりに緊張感のあるいい映画を見たという感じ。

ところで肖像画のアデルがしているダイヤの首飾りは没収された後、ゲーリング夫人の物になったと映画に出てくるがこれは実話だったそう。
そして取り戻したクリムトの絵、結局はエスティ・ローダーの息子に1億3500万ドルで売却して、おかげで去年ノイエ・ギャラリーで見ることができたわけだが、そうなると所有権を主張した目的はなんだったのか、といささか複雑。

と映画を楽しんでいるうちに2食目の軽食。
 以前はかわいいお弁当だったが、今はさらに軽いサンドイッチになってしまった。


そして帰国便。
予約はプレミアムエコノミーだったが、カウンターのインド人のお姉さん、「アップグレードでビジネスです」とこれまたラッキー。

 オットマンには短い脚が届かないぐらいだし、モニターも大きい。今回は通路側だったが窓側でも777のビジネスより圧迫感はなさそうで、トイレにはウォシュレットがついているし、運行当初こそいろいろあったものの、やっぱり787はいいかも。

食事はもちろん和食を選択。
 
大した中身じゃなくてもこのちまちまとした前菜がとてもうれしく、これを全部食べたらそれだけでお腹いっぱいになってしまった。
メインの鮭の幽庵焼きも、フリーズドライの味噌汁もおいしかったが、ご飯は相変わらずいまいちで、もうちょっといい米を使えばいいのに。
 デザートのマンゴーチーズケーキももう一工夫ほしいところだが、いずれにしろもうお腹いっぱい。

コーヒーをいただきながら見た映画は
 「ヴェルサイユの宮廷庭師」 A Little Chaos

イギリス人俳優のアラン・リックマンが監督したヴェルサイユ宮殿の造園の話なのだが、ケイト・ウィンスレットが女性庭師を演じていて、果たして本当にそんな女性がありえたのかは疑問だが、実在した庭師のアンドレ・ル・ノートルとのロマンスを交えてとても魅力的。
ルイ14世の宮廷風俗がほとんど滑稽なほど派手なのだが、庭師のケイトだけ質素なドレスにナチュラルメイクなのが実にうまい演出。
ケイトはこの映画の撮影中妊娠中だったそうで、そのせいか立派な体型になり、特にこの時代のドレスのせいもあって胸がすごいことになっているのだが、相変わらず思いつめたような表情がうまくてとてもきれい。大好きな女優の一人だ。

パリは何度か行ったことがあるものの、ヴェルサイユ宮殿は胸焼けを起こしそうで行ったことがない。
しかしこの映画に出てきた「舞踏の間」が実在すると聞いて、ちょっと行ってみたくなった。

2本目の映画にはインド映画の「Happy New Year」を見始めたものの、ヒンディー語を聞いているうちに眠くなってしまったのでせっかくのフルフラットでしばしお休み。
しかしこの映画、主演のシャールーク・カーンの筋肉が噂通りすごい!
開巻早々上半身裸のファイトシーンで、鍛えまくった筋肉を見せる、見せる。
インドのスターも肉体維持は大変そうだ。

3時間ほど眠るとインド時間はまだ夜中の2時だがもう朝ご飯。
 当然食べられないのだが、おにぎりがわざわざ包装されているのはそう言う人のためにお持ち帰りくださいと言う意味だろう。これは気が利いている。

というわけでおにぎりを2つ持って無事に帰国した。


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夏休み♪

2015-08-14 13:33:54 | 雑談
毎日が日曜日、みたいな開店休業状態だけれど、一応世間様にならって夏休み宣言。

明日から久しぶりにチベット文化圏のインド、ラダックへ。

標高3500mなら涼しいことを期待するが、今までの経験からすると夏のラダックって意外に暑かったりする。
さて、今回はどうかな。

帰国は月末の予定。


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歯磨き粉コレクション 10

2015-08-12 19:05:06 | コレクション
こちらもいろいろ集まった歯磨き粉コレクション。

最初はイタリアからハーブ系歯磨き。
 ユーカリ&ミントとあるがユーカリの香りはあまり感じない。
しかし「フレッシュ感12時間持続」と書いてある(たぶん)通り、ミントがさわやかで使い心地はいい。
ブルーのストライプがきれいに入らないのが残念。

インドネシアで見つけたのはキティーちゃんの歯磨き。
 
メタリック・レッドのパッケージが派手な正規ライセンス品だが、ひげのおじさんのロゴがキティーちゃんに似合わない。
 白い歯磨きには細かいブルーのツブツブ入り。

韓国で有名なのは竹塩歯磨きだが、こちらは松塩。
  
 パッケージでは塩が強調されているし、緑のジェルの中には小さな白い粒も見えるが塩味はまったく感じない。
松の香りというよりはハーブっぽい香りだが味はかなりいい。

コーカサス3か国のスーパーにあったのは予想通りロシア製歯磨き。
タジキスタンで買ったハーブ系のシリーズのまた別の製品はカモミールとシーバックソーンのエキス入り。
 
シーバックソーンは中央アジアやラダック、ネパールでよく見かけたが、ビタミンが豊富で抗酸化作用が高いんだそうだ。
原材料表によれば他にもいろいろな植物エキスの入っているこの歯磨き、韓国の松塩より松の香りが強く、たくさんあるシリーズのそれぞれ、ちょっとずつ緑の色合いが違うところなど芸が細かい。

最後はこれもロシア製だが、インパクト大の真っ黒い歯磨き。
 これ、実は「旅のミラクル」というブログで以前見たことがあって、興味があったのでバクーのスーパーで見た時は即お買い上げ。
 
中身はまさに真っ黒で、これは炭の粉を使っているため。他にはジュニパーベリー(セイヨウネズ)というジンの香りづけに使われる実のエキスが入っていて、そのためか「気概ある男性用」なんて書いてあるが、使ってみると味に特徴はなくてミント味も弱い。インパクトは色だけか。

このブランド、ロシアの物のようだが他にもキャッチ―なバラエティがいっぱい。
 チリ味やら、ラブ、ショックなど試してみたいが、一本600円もする高級品なのでそうは買えない。
企画力の勝利というところか、ロシア製もなかなかやる。


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ポスト・コレクション 14

2015-08-08 16:50:34 | コレクション
久しぶりにいろいろ溜まったポスト・コレクション。

まずは日本から、珍しい石造りのポスト。
 
霧島の「旅行人山荘」の玄関前にあるもので、横の説明によると戦争中に鉄の代用として作られたもの。
確認はしなかったがたぶん今も現役。

 青森の弘前駅前にはリンゴの乗ったポスト。
上に何か乗ったポストはあちらこちらにあるが、これはもう一工夫欲しいところ。

お隣、韓国のポストも日本と同じ赤。
 
封書とツバメを組み合わせた郵便マークがよく考えられている。

イタリアのポストは元植民地のリビアが黄色だったので当然黄色だと思っていたら、予想に反して赤。
 
しかし街中にあるポストはどれも汚くて
 
きれいなのを見つけるのに一苦労。郵便局はこんなに立派なのに(ちなみにこれはフェラーラの郵便局)。

アゼルバイジャンのシェキで見つけた郵便局は2つともとてもかわいい。
  
 表に掛けられた緑のポストもまるで家庭用の郵便受けのようだ。

アルメニアの郵便局は鮮やかなブルーとオレンジが目印。
 
しかしこの国では外にはポストがなくて、中に入ると
 壁の絵がなんともラブリー で今まで見たポストの中でも一、二を争うかわいさ。
 オフィスの壁にも切手の絵が描かれていて
 
こんなアルメニア・アルファベットの切手も買える。

一軒目のゲガルトの郵便局に入った時はたまたま年金受取日だったらしくて中は人でいっぱい。
 
しかしみなさんすごく親切で、それまで愛想があまりないと思っていたアルメニア人の印象が変わる。

二軒目のエチミアジンの郵便局に行った時は、表の写真を撮っていたらすぐ隣の旅行代理店からすごくかわいい女の子が出てきて、なぜか手のひら一杯のキャンディーをくれた。
郵便局に来る人はみんないい人?

ところでコーカサス3か国のうち、ジョージアではキョロキョロしていたにもかかわらずとうとうポストを見つけることができなかった。
どうもこの国もアルメニア同様、外にはポストが設置されていないようで、これは郵便局を探しにまた行かねば。


過去のポスト・コレクションはこちら↓

ふみの日記念 ポスト・コレクション
ポスト・コレクション 2
香港のポスト
ポスト・コレクション 4
ベトナムのポスト
バングラデシュのポスト
キプロスのポスト
ポスト・コレクション 8
モロッコのポスト
ポスト・コレクション 10
タジキスタンのポスト
ポスト・コレクション 12
ポスト・コレクション 13


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日本のロシアパン食べ比べ

2015-08-06 20:19:33 | 食べ歩き
アルメニアのスーパーで買った黒パンがすっかり気に入ってしまい、東京でも手に入らないかと調べてみた。

するとこれが予想外に難しくて、東京都内の路面店で売っているところは皆無、ネット販売で入手できるところもわかる限りでは4、5軒しかない。

ならば全部食べ比べてみよう、とせっせとネットショッピングをしてみた。

まず一軒目はロシア雑貨を扱うサイト、ルイノクだが、実際にパンを作っているのは新潟市のブティック・シェールと言うお店。
 常温で届けられたこちら
 
プレーンとくるみ&レーズン入りを頼んでみた。

こちらの黒パンは酸味も強くなく、くせがなくて食べやすいが、その分近所でも買えるドイツ風のライ麦パンとあまり変わらない。
皮がやや焦げ気味で、食べ比べた中では一番ぱさついた食感。

次に頼んだのは滋賀県大津市のイクラ食堂・黒パン工房
ここは月に一度だけパンを焼くのでそれに合わせて予約をしなければならず、難易度がやや高いのだが
 時節柄クール便で届いた箱を開けるとかわいい!
 
プレーンの他にいちじく入り、
 
クランベリー&アーモンド入りとクルミ入り、全4種類を頼んでみたが、感心したのはどこを切ってもフルーツやナッツが必ず見えること。

食感はもちもちとして、小さいけれどずっしり。ライ麦の酸味よりも甘みを感じるが、オールスパイスの風味も感じられておいしい。

東京で作られているのはロゴスキー
ここは日本のロシア料理店の草分け的レストランだが、渋谷の東急プラザが閉店してしまったので9月に銀座に移転。それまではネットでしかここのパンは買えない。
 
冷凍で送られてくるこちらのパンは取り寄せた中では一番大きい。

皮はカリカリとよく焼けているが中はもっちり。食感のモチモチ具合はここの物が一番。
酸味もしっかりあって、オープンサンドにするには大きさから言っても一番いいかもしれない。

最後に取り寄せたのは秋田のサンドリヨン
元々横浜にあった店だがご主人が亡くなり、奥さんが故郷に帰ってまたパン作りを始めたとか。
 こちらも夏はクール便での配達。
 
ロシアの黒パンと、いちじく、アプリコット、オレンジピールの入ったパンを注文してみた。

こちらの黒パンは比較した中では一番酸味が強いかもしれない。しかしその酸味が食べているうちに甘みに変わって味に深みがある。食感もモチモチとして、ロシア大使館御用達は伊達ではない感じ。

というわけで食べ比べた4種類を一堂に集めると
 上から時計回りにロゴスキー、ルイノク、サンドリヨン、イクラ工房。
自分の好みから言うとサンドリヨンとイクラ工房が一番、二番、次がロゴスキーといったところだろうか。

どのパンもずっしりしているので、ごく薄切りにしてもとてもお腹にたまる。
だからそれほど大きくなくて500円から800円ほどするが高くはない。
ただ送料が同じぐらいかかってしまうので、ある程度の数を注文して冷凍にしなければならないのが面倒と言えば面倒。

ところでアルメニアで買ってきたパンは実は今回取り寄せたものよりもずっと黒くてチョコレート色、甘みもかなりあったが、
 これはロシアパンの中でも「ボロジンスキー」と言う種類なのだそう。

そしてこのボロジンスキーはどうやら日本では入手不可能らしい。
パンを買いにロシアへ行こうか。
どうもそろそろロシアに呼ばれているような気がする。


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武蔵小山温泉入ってまたかき氷

2015-08-04 18:45:57 | 食べ歩き
武蔵小山に引っ越して10年、この町に温泉があることは始めから知っていた。
そこで転居早々に入りに行ったら折悪しく定休日。
その後は建て替えが入ったりして完全にタイミングを逸っしてしまった。

わざわざ北海道や九州まで温泉に入りに行きながら近所の温泉に入らないと言うのも間抜けな話なので、ある暑い日の午後、汗を流しに行ってみた。

 
場所は武蔵小山の駅から徒歩5分ほど。
のれんには「武蔵小山温泉」とあるが、屋号は「清水湯」さん。
元々普通の銭湯だったところに2代目、3代目が天然温泉を掘り当てたのだそうだ。

下足箱に靴を入れて館内に入るとフロントの前にはいろいろな飲み物の自販機が並ぶロビーがあり、その先がお風呂。
銭湯なのでカランがたくさんあって、少し上には座って使う固定式のシャワーがあるのが珍しい。

内湯は10人も入ればギューギューになりそうなほどの大きさしかないが、お湯はコーヒーのような色の黒湯。
 お風呂の写真は清水湯のHPから
こちらは重炭酸ソーダ泉だそうで、一部循環を使い塩素消毒もしているのでその匂いが少しするが、入ると肌がツルツルと言うよりもヌルヌルするほどの美肌の湯。
主浴槽は42℃に調整されていて、その隣には19℃の水風呂もある。

さらにガラス戸を開けると露天に2,3人サイズの黒湯があり、そこから階段を上がった所には5,6人サイズの丸い浴槽。
 
こちらは完全かけ流しの塩化物ナトリウム強塩温泉、黄金の湯。
その名の通り、底も見えないほど黄土色に濁り、お湯はなめるとしょっぱくて、こちらもツルスベ系の浴感。
浴槽脇にあった温度計は38℃になっていたが、もっと熱く感じたのは気温が35℃ほどもあったせいだろうか。

やはり熱いのであまり長湯をすることもなく30分ほどで上がったが、さすがは天然温泉、成分が濃いためか湯上りはちょっとクラクラしてしまった。
これで460円の銭湯価格。
やっぱりもっと早くここに来るべきだった。


温泉でクラクラしたところでクールダウンすべく、またすぐ近くのカキ氷屋さんへ。
と言っても先日の「まめ茶和ん」さんではなく、そのすぐお向かいにあるこちら。
 「はいむる珈琲店」
 小さな店内の4つのテーブルは埋まっていたが、柱のかげのカウンターが空いていたのでそちらへ。

メニューには軽食もあり、自家製アイスクリームのアフォガートも自慢のようだが、本日のお目当てはもちろんかき氷。
 富士山の天然氷を使っているそうで
  メニューがこんなにある。

フルーツやコーヒーも興味があるが、まずはお向かいと食べ比べてみようと抹茶ミルクのミニサイズを注文。
それほど待つこともなく登場したのがこちら。
 甘みの全くついていない抹茶とシロップ、練乳は脇に添えられ、自分で好きなように調節してくださいと言うスタイル。
そこでまずはなにもかけずに氷を少し食べてみると、ふわっとした食感で柔らかく溶ける。
 抹茶は濃くてたっぷり、甘みも好みにできるのでこれはいい。

同じ小サイズでも量はまめ茶和んより少なくて、こちらなら普通サイズでも余裕で行けそう。
なにより氷の食感と味の柔らかさが良くて、これはやはり天然氷だからなのだろうか。
メニューの豊富さも魅力で、かき氷に関してはまたこちらに来たい。

これだからもう武蔵小山を離れられない。


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