Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

2010年末のスカイツリー

2010-12-31 12:39:05 | 雑談
インドより無事帰国しました。

今回のインドはいつにもまして趣味全開で、ひたすらお城と古い住居の壁見物。
思惑通りにいかなかった部分もないではないが、旅にちょっとしたハプニングはつきもの。
初めてのインドにも関わらず、自分の趣味だけで勝手に組んだスケジュールにつきあい、こちら以上にカレーをよく食べて旅を楽しんでくれた我が同行者の友人Kに感謝。

そして寒い我が家に帰ってみれば、はるかに見えるスカイツリーはさらに成長を重ね

第二展望台の上のアンテナ部分までもう随分組みあがった。

今年の1年もあっという間に過ぎてしまったが、さて新しい年には何が待ち受けているか。

このブログはまだまだ続きそうです。
皆様、よいお年を。
そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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インドビザ申請センター

2010-12-18 15:09:38 | インド
この間、五島で散々遊んできたばっかりじゃないか、と言う声が聞こえるような気がしないでもないが、年末は念願のインド、ラジャスタンに行くことにした。

というわけでビザ申請シリーズ(?)第3弾はインド。

インドは何年前からか、大使館ではなく「ビザ申請センター」という代理事務所でビザの申請、交付が行われるようになった。
場所は茗荷谷ということで、今まで降りたことのない駅で丸の内線を降りる。

地図に従って駅前の通りを直進すること5分ほど。インド国旗が突き出ていてそれとわかるこの入り口が「インドビザ申請センター」。
 なんだか愛想のないインド料理屋のような外観。

そして中に入ると内部はまるで長距離バスの切符売り場みたい。
壁の片側に申請窓口が5つほどあり、その前に椅子がずらりと並んでいるが、なぜか窓口は一つしか開いておらず、インド系の女性がのんびりと申請を受け付けている。

銀行窓口の受付のように番号札を取り、電光掲示板を見ると自分の前には10人。
これならそれほど時間がかからずに申請が済むかな、と思ったら大間違い。申請書に不備があったり、特殊なビザで大使館に問い合わせをしたり、一件一件結構な時間がかかる。

1時間もたち、やっと次は自分の番と言う所で急に窓口が次々に開いてたまり始めていた申請者をさばきだした。これが午後の受付開始から1時間半、終了まであと1時間と言うところ。こんなに人がいるならなんで最初から窓口をいくつか開けないんだろう。

ともあれ無事に申請書を提出して、午後受付の場合は翌々日にビザ受け取り。
受け取りは午後5時半から6時までの30分間のみ。かなり混むという事前情報だったので5時過ぎに茗荷谷に行ってみると、予想したことではあるがセンターの入り口は硬く閉ざされ、受け取りの人たちが早くも長い列を作っている。
まだそれほど寒さの厳しい時ではなかったからいいけど、真冬にここで待たされるのはイヤだな。

やがて5時半が近づくと車がやって来て、インド大使館の人と思しき人々が大量のパスポートを運び入れた。
そして時間通りに業務開始、受け取りの方は申請したカウンターに預り証を提出すると引き換えにすぐにパスポートが出てくる。

しかしこの受け取り方法もなんで申請翌々日以降、随時受け取りにしないのだろう。カウンターの一つを受け取り専用窓口にすれば何時でも受け取れそうなものだけれど。

窓口のお姉さんのゆるさと言い、合理的なようでなんだか融通の利かないシステムと言い、やはりインド旅行はここからすでに始まっている。


というわけで明日からインドに行ってきます。
戻りは年末の予定。


過去のビザ申請シリーズ:

シリア大使館
バングラデシュ大使館


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「インセプション」&「ロビン・フッド」

2010-12-16 02:33:47 | 機内食・映画・美術展
今年最後のひと稼ぎのため、おなじみバンコクへ。

おかげで先日の上海の帰路にみそびれた「インセプション」のラストを見ることができた。

大体が夢の中に入り込んで人の考えを操作する、しかもその夢が何階層にもなっているという複雑なお話。それを何週間も間をあけて見ちゃったもので、もうわけわからん。

夢の階層を戻るところと、ディカプリオの話は一応理解できたつもりだが、渡部謙の役が理解できない。始まりでは彼の役がキーのようだったのに、最後はもうどうでもいい感じ。もう一ひねりあるのかと思ったら、あら、これで終わりなの?

ちゃんといっぺんに全部見たらもうちょっとすっきりしただろうか。
とてもそうは思えんが。
CGは見事だったけどね。


「ロビン・フッド」

「グラディエーター」のリドリー・スコット監督とラッセル・クロウのコンビによる中世活劇。
専制君主なんてろくなもんではなくて、主人公は自由と正義を求めるだけの男、と言うところがちゃんと一貫したテーマになっている。
と言ってもこの二人の映画だからもちろんエンターテイメント。
力技で戦う、戦う。2時間20分、ほとんど休みなし。退屈する暇もない。

子供の頃読んで好きだったはずのロビン・フッドだけれど、しかしこんな話だったっけ。
しょうもない王様のジョンと悪徳代官が敵役だったのは覚えているが、情けないことにあとはどんな話だったかほとんど記憶にない。

まあ、この映画は「こうしてロビン・ロングストライドはロビン・フッドという伝説になった」と、これから続編作るぞ感ありありの序章になっているから、おなじみ「ロビン・フッド物語」じゃないのが当然かもしれない。

それにしても映画の中にも「お前はくさいぞ」と風呂に入れられるシーンがあるが、中世の十字軍兵士って本当にくさそう。ラッセル・クロウだからなおさらかもしれないが、そう思わせるところもスコット監督のうまさか。

「グラディエーター」に比べると軽量だけれど、監督、キャストとも安心して見られる娯楽映画。男らしいケイト・ブランシェットのマリアン姫も現代的でいい。


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日本の叙勲のこと

2010-12-13 11:32:06 | 雑談
この1週間、テレビではノーベル賞の授賞式が盛んに取り上げられていたが、学生時代の恩師が秋の叙勲で瑞宝小綬章を受けたと言うので、お祝いがてら勲章を見せてもらいに行ってきた。

恩師が受けた瑞宝小綬章とは、「国家又ハ公共ニ対シ積年ノ功労アル者」に授与されるもの、具体的には「国及び地方公共団体の公務」または「公共的な業務」に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた者を表彰する場合に授与される(by Wikipedia)のだそうだ。

 
これがその瑞宝小綬章。桐の花のデザインが日本的で、中央の宝鏡を囲む赤い七宝がとてもきれい。
勲章が入っている漆の箱も見事なものだが、受勲者の名前がシールでべったり貼られているのはいかがなものか。これってきれいにはがせるのだろうか。

勲章の授与は当然皇居で行われ、天皇陛下から直接授与されたそうだが、式次第が厳密に伝えられ、名前を呼ばれてから席に戻るまで6回もおじぎをさせられたのには恩師もびっくりしたらしい。それ以上に美智子様がいらっしゃらなかったのにがっかりしたみたいだけれど。

日本の勲章は純粋に栄誉賞なので報奨金も年金もないそうだ。
詳しい話は聞かなかったが、勲章とともにいただいたのは菊のご紋の入ったおまんじゅうだけだった様子。こういうところもなんだか日本らしい。

なにはともあれ、先生、おめでとうございました。


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ドガ展@横浜美術館

2010-12-10 00:56:49 | 機内食・映画・美術展
今年はオルセー美術館の大改装のおかげで印象派がごっそり日本に来ている。

印象派は最近はあまり興味がないのだけれど、これだけは見たかった「ドガ展」を見にみなとみらいの横浜美術館へ。

 
  
この美術館に来たのは初めて。みなとみらいも久しぶりなので、なんだかおのぼりさん気分できょときょとしてしまう。
シャープな高層ビルが立ち並んで、本当に未来都市だわ~。
  
美術館の中もゆったりとした造りで、これは東京都美術館よりずっと立派。
先日、日展を見に行った新国立美術館のゴッホ展は入場まで数十分待ちの大混雑だったけれど、こちらは平日と言うこともあって入場券売り場にも列はなし。
女性中心のお客さんも程よい入りで、まあまあ自分のペースで見ることができた。

内容はというと大回顧展ということで20代の頃の古典主義的な絵から最晩年のパステル、彫刻まで、時系列的に並べられた約120点。
パステル画の「エトワール」が最大の目玉で、「湯浴みする女」も来ている。
油彩もそこそこ来ているのだが、日本でのこうした回顧展はどうしてもデッサンや下絵が多くなる。すばらしいデッサンはそれはそれで興味深いのだが、「大回顧展」としてはちょっと食い足りない感じ。おいしいんだけれど、メインのボリュームが足りなくてお腹一杯にならない、みたいな。

もうずいぶん前になるが、出張で行ったパリでたまたまモディリアニの大回顧展にあたったことがあった。こちらはさすがにデッサンなどで水増しすることなく、油彩のフルサイズばかり年代順にずらりと並び、そうすると画家のピークがどこにあり、力が衰えていく様も明確にわかる。すごい展覧会だった。

横浜のドガ展でも時系列に並べられているので、画家の視力が衰え、緻密だった筆致が大胆で大づかみな線と色面に変わっていく様がよくわかる。画家自身が写したという写真や、頑固者だったと言う本人の写真もおもしろかったが、やっぱりもっと馬や踊り子の絵が見たかった。

1時間ほどでドガ展を見た後は常設展も一応チェック。
日本人画家の日本画、洋画のほかに、ここはシュールリアリズムに力を入れているのか、
  
ダリの大きな絵を中心に、マグリットやエルンストがいっぱい。ダリの超絶技巧はやっぱりおもしろい。

 大好きなモローの水彩も一枚あって、この絵、ほしい!

ミュージアム・ショップではお約束のクリアファイルをお買い上げ。
  
そして見つけてしまった動物クリップ。他にもワニやらウサギやらいろいろあって、みんなほしくなっちゃう。

目を堪能させた後はお腹も満たそうと、美術館の隣のクイーンズ・イーストへ。
 なんだか最近、無性に坦々麺が食べたかったので、こんなセットを注文。
しかしこの食堂、香港ダイニングと称しているけど、香港で坦々麺なんて見たことあったかな。麺だけは香港っぽい細いゴム麺だけど。
ちなみに奥のデザートはドガ展のチケットを見せると付いて来るサービスの亀ゼリー。こちらは香港くさい苦さで、全体においしかったのでよしとしよう。

帰りには駅でシュウマイを買って、家からたった30分なのになかなか来ない横浜散歩終了。


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秘境添乗員

2010-12-07 20:42:14 | 雑談
さて、五島 隠れキリシタン・ツアーでさんざんお世話になった「秘境添乗員」。

お名前は金子貴一氏。
よく利用させてもらっている秘境(?)旅行社、S社の添乗もしていらっしゃるが、それ以上に自分で企画を立て、ツアーの催行をしていらっしゃる。
アラビア語堪能だがそれ以上に歴史、宗教に詳しく、イスラム教、キリスト教、仏教、神道、なんでもござれで実にマニアックなツアーを企画する。

今回の五島ツアーも予想以上に密度濃く、刺激的な中身だった。
各地のガイドさん以上に我が添乗員の知識が豊富でおもしろくて。

そんな金子氏のツアーにご興味を持たれた方は下記の公式ブログへ。

金子貴一公式ブログ

来年もまた濃ゆ~いツアーをいろいろ予定していらっしゃる。

ちなみに「秘境添乗員」は金子氏の著作名であって、私が勝手にそうお呼びしているわけではありません。


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五島列島の旅 11 エピローグ・長崎

2010-12-05 14:16:16 | 国内旅行
11月3日・4日

 福江港からはジェットフォイルに乗って長崎へ。
  
全席指定だけれど船内はガラガラ、時速80キロ以上出るのでわずか1時間半の快適な船旅。
 
初めて見る長崎の町はなるほど坂が多そう。到着したターミナルが立派だ。

 今夜のお泊りは長崎駅前のアパ・ホテル。
へんな帽子のおばさんのCMで有名だけれど、寝るためだけなら必要十分な設備で便利で安い。

一晩しか滞在しない長崎、隠れキリシタンの旅の締めくくりということでホテルのすぐ裏手にある日本二十六聖人の殉教碑を見学に坂を上る。
 この丘で処刑された日本人信者20名のうちの1人は五島出身だったのだそうだ。

この碑の奥に建つ記念館にも入ってみたかったけれど残念ながらすでに閉館。

ということでキリスト教世界からは離れて市電に乗り 
  
祝日なのに、なのか、祝日だからなのか、あまり人がいなくて寂しい中華街へ。 

 目指すは五島在住のお友達推薦の「江山楼」。
他の店が閑散としている中、さすが人気店らしく席待ちの人が2,3組いる。

10分ほどで一階のテーブル席に通され、早速注文。
  
まずはトロトロに煮込まれた東坡肉。万頭にはさんで食べさせるところが長崎らしく、これはおいしい。
 定番の上チャンポンはクリーミーなスープがさすが。
 久しぶりにパリパリの麺が食べたくて頼んだ皿うどんも期待にたがわぬお味。
観光客が多く慣れているためか、二人で別のものを頼んだらすぐに取り分け用の小皿を持ってきてくれるところも気が利いていて○。
長崎の名物が食べられて、満足、満足。

アパ・ホテルでぐっすり眠った翌朝は朝食を調達に目の前の長崎駅へ。
 
  
目をつけておいたのは桃太呂の豚まん。一口サイズの小さな万頭の中身は玉ねぎの勝った味でシンプル。一緒に入れてくれるお酢をつけて食べるとさっぱりしていい。
それにしてもこの豚まん、お店に「一人前10個」と書いてあるので素直に10個買ったけれど、小さいとは言え5個食べれば十分。長崎の人は一度に10個食べるのだろうか。

長崎駅ではもう一つ、鯨の駅弁が買いたかったのだが見当たらず。竜馬ばかりなのであきらめて、リムジンバスで空港へ。
 市内から空港へは40分ほどかかる。

この空港の中はお土産屋さんが大充実。札幌には及ばないとは言え、さすが名物の多いところは強い。
目移りしつつ選んだのは
 中が空洞になった甘いお菓子の一口香に、きのこの入ったビーフン「養々麺」。
うに豆は長崎好きのLumiereさんが絶賛していたので買ってみたが、これはやばい。からっと揚がったそら豆にウニの風味でとまらなくなるおいしさ。次回長崎に行ったら大量買いせねば。
  
鯨弁当の代わりに持ち帰った大村ずしも中にしっかり味付けされた具がはさまっていておいしい。

ついでに五島のお土産はこちら。
  
右の「治安孝行(ちゃんここ)」と言うお菓子は五島のお友達にいただいたのだが、中に餡が入り、黄な粉にまぶされた餅菓子ですごくおいしい。これで御殿が建ったというさすがの銘菓。

というわけで、お土産を一杯抱えて無事帰京。
6泊7日、実に充実した五島の旅であった。


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五島列島の旅 10 福江島北部

2010-12-02 02:00:54 | 国内旅行
11月3日

 本日もまた伊勢えびのお味噌汁をいただいて宿を出発。

福江の町の真ん中には立派なお堀と城壁が残るが、明治維新の直前、外国船からの防御目的にやっと許されたと言う城は既になく、お堀の中にはなんと高校がある。
 

福江の町を出て島の北をめざし、まずは楠原教会。
 1912年にできたと言う重厚なレンガ造りの教会はこれも鉄川与助氏の設計施工。が残念ながら扉が閉ざされていて内部を見ることができず。

 この教会のすぐ近くにあるのは楠原牢屋を再現した建物。ここも牢屋の窄同様、明治の初めに名乗り出たキリシタンが迫害されたところだという。

さらに北の海岸に出ると魚津ヶ崎公園。
 
この湾からさらに回り込んだところに港があり、そこが遣唐使船の日本最後の寄港地だったのだそうだ。

この公園からも遠望できるところにあるのが真っ白な木造の水ノ浦教会。
  
1938年にできたこの教会は鉄川与助氏が直接手がけた中では最後の教会のよう。
 
内部まで淡い色調でステンドグラスも清楚な感じ。 
 入り口がちょっとイスラム風にも見えるのは何を参照したのだろうか。
鉄川さんの好奇心は年をとっても衰えることがなかったと見える。

次に向かったのは白石のともづな石。
小さな港に面した民家の中に入っていくとなにやら大きな石がある。
 これが「ともづな石」かと思うとさにあらず、これは単なる記念碑で、肝心の石はその横の物置のような建物の中。
 祭壇の下、まるで隠すように置かれているのが遣唐使船をつないだと言う石。
近所の人たちによって海上安全の神様として祭られているらしい。

ここから島の西岸にでるときれいな砂浜が見えてきた。
  
日本の渚100選の一つと言う高浜海水浴場。設備もちゃんと整った海水浴場だが、この季節なのでいるのは管理人さんとサーファーが1人だけ。こんなところを独占できるなんて、なんと贅沢なことだろう。

さらに北上して渕ノ元カトリック墓碑群。
  
景色のいいお墓だが、それよりこちら
  
かんころ餅の原料になるさつま芋干しの方が気になる。

 島の西北端にあるのは空海の記念碑「辞本涯」 
  
このあたりは白い砂浜ではなく、真っ黒い石の浜辺。波も荒く、こんなところから箱のような船で出かけて行ったのだから、遣唐使達はまさに命がけ。生還率は50%あったのだろうか。嫌がって逃げ帰った貴族もいたというが、むべなるかな。

 ツアー最後の食事は道の駅・遣唐使ふるさと館で。
   
五島うどんをはじめ、島の野菜を多く使ったバイキング形式。
クリームと餡を包んだ和風クレープが「やっつけ」というのも面白いが、表の売店で売っているコーヒーゼリーソフトが絶品。

昼食の後はツアーもいよいよラストスパート。

今回最後の教会は堂崎教会。
  
1879年に創建された五島で最初の教会で、このイタリア製赤レンガ造りの建物も1908年にできたとのことだが、現在内部はキリシタン資料館になっていて、ここだけは入場料が必要。内部も残念ながら撮影禁止になっている。
  
とてもきれいなステンドグラスの写真が撮れずに残念、と思っていたら長崎空港でしおりになっているのを見つけた。

五島の教会には花のモチーフが多いが、そのほとんどは島の特産の椿の花。堂崎教会のステンドグラスも椿ではないかと思うが、本来五弁の椿を五島の教会では十字架にちなんで四弁で表すのだそうだ。

教会の見学が済んだらあとは福江の町に戻り、飛行機の時間をにらみつつ駆け足で最後の見学をこなす。

  
明人堂は明の貿易商人、というか倭寇の親分、王直が建てたというお堂。
 この六角井戸も中国人が作ったものといわれている。

倭寇には大いに興味があるが海賊となれば残っている資料もあまりないだろうし、今回はともかくここで時間切れ。

福江空港で大いにお世話になった秘境添乗員・金子氏、ツアーのみなさんとお別れをして、友人と自分の二人は福江港に向かった。


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