Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バリ島の犬たち

2022-08-29 12:00:35 | 東南アジア

バリ島のウブドを散歩して真っ先に目に付くのは犬。

白いのやら黒いのやら大抵の家の門にいて、体は小さいけれどいっちょ前に知らない人間には吠える。
  
 
ちゃんと番犬という役目があるのだ。

 しかしどの犬も繋がれていないので遊び放題。
人の多いお土産通りにもいっぱい、昼間はいいけれど夜の集団に出くわすのは怖い。

ウブドで見かけた犬たちの犬種は様々。
 
しかしなぜか小型の洋犬っぽいのが多くて、これはもしかしたら外国人が連れてきて放置されたり、増えたりしたのではないだろうか。

 竹の家のGreen Villageにいたこの子などはアジアの犬らしい。

しかし今回の旅で一番かわいかったワンコは料理教室にいたこの子。
 車が停まった途端に迎えに来てくれて
  
教室内もうろうろするけれどおとなしくてお行儀がいい。

 バリの犬は東京の犬よりも幸せそうに見える。


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島根料理@日本橋「主水」

2022-08-27 13:01:28 | 食べ歩き

シンガポールから友人が久しぶりの来日。

今の時期なのでもちろんビジネス目的、PCR検査も受けての入国だがビザの申請が面倒で大変だったとのこと。
しかも申請から受領まで平日5日必要、四角四面で融通の利かない日本政府では5日はどうしても短縮できず、夏休みで遊び惚けていたヨーロッパ人は申請が間に合わなくて来られなかったとか。さもありなん。

さて、日本が大好きで並の日本人以上にあちらこちらに行っている友人のこと、どこに案内しようかと考えて島根料理の居酒屋を選択。聞けばさすがに島根へは行ったことがないとのことでラッキー。
 「主水」は三越本店のお向かいにある店。

かなり狭い店内はお客さんで一杯。テーブル同士はのれんのようなもので仕切りがしてあるけれど、すでにお酒の入った人たちは大声上げて大騒ぎ。うっ憤がたまっているのかしらね。連れが神経質な人じゃなくて良かった。

まずはお通しでなすの煮物、バイガイ、手作り豆腐。
 ナスがとろっとしておいしい。これは期待できるかも。

この店の自慢は島根沖から来る鯖とのことなのでまずは生の刺身とあぶり、しめ鯖の食べ比べ。
 生サバがすごくおいしい!しめ鯖好きだけれど、これはかなわない。
卓上には甘いのと辛いのと醤油が2種類あって、お店の人には甘いのを勧められたので試してみると確かに鯖に合う。
シンガポール人曰く、甘い醤油はチキンライスのタレに似ている。そうかも。

 あご野焼きは飛魚のちくわ、ストかまとはかまぼこにストローを巻いて成型するのでこの名前なんだとか。飛魚のすり身は癖がなくおいしい。

 
本日のおすすめにあったトウモロコシの天ぷらが甘くてシンガポール人大喜び。
サラダにも入っていたけれど、さすが旬の味。

食事はがいな丼という海鮮丼と出雲そば。
 
がいな丼にはやはり甘い醤油をかけて、二杯目はお出汁でお茶漬けをすすめられるがそのまま食べた方がおいしいみたい。

と、これだけ食べてお腹いっぱい。
ベジタリアンのインド人が一緒にいたおかげでせっかくの日本でインドカレーを二日も食べさせられていたという友人も満足してくれた様子。

またの再会を約束して、これからドンキに行くというシンガポール人と別れた。


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上野公園の美術散歩

2022-08-26 11:28:52 | 雑談

東京藝術大学は博物館も立派だけれど校舎も素敵。
  
この古めかしい門から小道を渡った所には
 
旧東京音楽大学奏楽堂。1890年に建てられたという木造建築、日、火、水だけ一般公開されていてちょうどこの日は開いていたのだけれど、ランチを優先して中に入らなかったのはもったいなかった。

この建物から道路を隔てたお向かいに見えるのは京成電鉄の旧博物館動物園駅。
 1933年に作られた地下駅で、京成とは思えないほど(失礼!)立派なのは皇室所有の「世伝御料地」に建てられたからだとか。これが1997年まで使われていたことも知らなかった。
今もごくたまに内部の一般公開があるようで、機会があったらぜひ見てみたいものだ。

奏楽堂から上野公園の中央の噴水方面に向かうと歩道脇になにやら不思議なオブジェが見える。
  
 
ほんの短い小道だけれどここは「芸術の散歩道」と称して毎年藝大の生徒の作品の中から4点を選んで設置しているとのこと。特に明太子がベンチにねそべっているような最後の作品、「yoca」とタイトルが付けられていたけれどインパクト十分。

さらに噴水に近づくと公衆トイレがあるが、なにやら入り口の様子が違うしテープで音声も流れている。
 
人間や動物のシルエットの中に消化器が描かれているのが不思議で中に入ってみると
  ←クリックで拡大します。
おお、中はきれいでかわいい!これ、東京芸大の学生たちによる「上野トイレミュージアム」だそうで、テーマは「排泄と環境」とか。なるほど、それで消化器のシルエットだったのね。
  
それぞれペンギン、キリン、パンダの小さな印の付いた個室の中も異なった絵で装飾されていて、男子トイレ側を覗けなかったのが残念。

と上野のゲージュツを堪能していたらお腹が空いた。
そこで本日は駅の反対側の線路わきにあるホテルサンルート1階の「ラ ココリコ」というお店へ。
 
昼休みがちょうど終わった時間帯でほどよく空いた店内。
 
ランチにはもれなく付いてくる前菜がたっぷりの量で、1/4サイズのロティサリーチキンは胸肉でもしっとり。これなら1/2サイズでもいける、と思うほどおいしい。

満足してコーヒーをすすっていると、後から来た女の子たちのテーブルにはアフタヌーンティーらしい華やかなデザートタワーが運ばれてきてそれもおいしそう。

やっぱり上野は楽しいな。


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上野で絵巻物を堪能する

2022-08-24 15:28:45 | 機内食・映画・美術展

暑いのはわかっていたけれど、3月以来ご無沙汰していた上野へおでかけ。

もうじき夏休みの終わる親子連れが動物園へ向かう中、こちらはその隣の東京都美術館で
 
「芸術ⅹ力 ボストン美術館展」

ボストン美術館は30年前に一度行ったことがある。
日本美術のコレクションが充実しているという事前知識はあったが、ちょっと行きづらい所にある巨大な美術館という印象しか残っていないのが悲しい。

今回は56点が来日しているが、中で一番面白かったのは12世紀に描かれたという「吉備大臣入唐絵巻」。
これ、吉備真備が遣唐使として唐に行くと優秀すぎるというので高楼に閉じ込められ、いやがらせの難問を出されるが阿倍仲麻呂の亡霊と力を合わせて相手方の鼻を明かすというお話。
   神通力で空を飛んじゃったりして、笑える。

もう一つ、13世紀の「平治物語絵巻」はさらにすごい。

藤原信頼が頼朝のパパと後白河法皇を拉致る場面、武士や馬の表情がみんな違ってすごい迫力。
どちらもなぜこんなお宝が国外に流失してしまったのか、とその経緯が気になる。

とこの2つは素晴らしいのだが、古代エジプトの彫像から20世紀のサージェントの絵まで持ってきているこのセレクションが謎。一応部屋ごとにテーマらしきタイトルが上げられているのだが、これがどうもぴんと来ない。
国も時代もバラバラのものがまとめられているのでどうしても説明書きを見ることになるのだが、作品保護のために部屋が薄暗くしてあるのでこれが読みづらくてしかたない。
もっとテーマを絞り、説明書きにだけは別のライトをあてるとかすればいいのに、と不満たらたら。
どうも都美術館とはあまり相性が良くないらしい。

1時間ほどでボストン美術館展を出て、次は東京藝術大学美術館へ。
 
こちらで開催中の「日本美術をひも解く」は副題に「皇室、美の玉手箱」とある通り、数点を除いてすべて宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品、つまり皇室のお宝。
都美術館の観覧者も年齢高めだったが、こちらはさらに平均年齢が高い。

由緒正しい作品ばかりのこちらは各コーナーのテーマもしっかりわかりやすくて、見ていてすっきり。
特に「生き物わくわく」と名付けられたコーナー、かわいい物が多くて楽しい!
 自分的には酒井抱一の「花鳥十二ヵ月図」、どこに生き物がいるのかと探すのも面白くて好き

明治以降の工芸品は正直技巧が目立ちすぎてあまり好みではないのだが、明治天皇がそばに置いていたというイタチの置物などは細かい毛の流れなどすごくて、なるほど、天皇はこういうのが好きだったのか。

こちらの展覧会でも圧巻は絵巻物。
 
 13世紀の「蒙古襲来絵詞」では馬も日本の武士も蒙古人も血を流す迫力。

 
高階隆兼が1309年に描いたものとわかっている「春日権現験記絵巻」は登場人物一人一人の表情や着物の柄まで違ってすごすぎる。

この2つは国宝に指定されているほどのものなので当然素晴らしいのだが、自分的にツボだったのは「絵師草紙」という小品。

絵師があることからぬか喜びをするというお話らしいのだが、登場人物たちの表情などが生き生きとして14世紀に描かれたとは思えないほど、実に楽しい。
そう言えば鳥獣戯画はもっと古い13世紀に作られているし、こういうものを見ると日本の漫画は絵巻物から始まっているのかも、なんて思ってしまう。

絵巻物を堪能し、都美術館のうっ憤を芸大で晴らした美術展のはしごだった。


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夏野菜詰合せ(おまかせセット)+ さつま芋甘酒1本【送料込】

2022-08-22 16:18:38 | 雑談

JAから始まった野菜のお取り寄せ、最近は産直アウルや食べチョクにも手を出している。
そんなところへ最近マルシェルというマーケットプレイスを運営中のgoo blogからモニター募集のお知らせがあり、本来なら4500円のセットが500円で買えるとのことなので応募してみた所、ありがたいことに当選

ということで福島県の松や農園さんから実際にクール便で送られてきた箱がこちら。
 
二段に詰め込まれた野菜を出してみると全部で10種類、どれも見るからに鮮度がよくて美しい。

中にとうもろこしがあったのですぐに茹でようと皮をむくと中の粒は真っ白。これが茹でるとほんのり黄色くなるのだが、食べると甘くておいし~。
一緒に食べた弟いわく、知り合いからやはりとうもろこしが送られてきたけれどこんなに甘くなかったとのこと。

もう一つ感動的だったのはフルティカという小型のトマト。しっかりと皮が硬いがこの甘さはまさにフルーツ。
中国ではプチトマトが料理の後のデザートに出されたりするけれど、これならデザートでもまったくおかしくない。

他の野菜も現在順調に消化中、かぼちゃはジャムにしようかな。

野菜に交じってガラス瓶が一つ入っていたのは珍しいサツマイモ甘酒。
 干し芋と米麹だけで作られているそうだが飲んでみるとすごく甘くて濃厚。
いかにも体に良さそうだけれど、これは4本で1500円の高級品、ご贈答用だろう。

これだけのものを500円でいただけたとは、ブログも長くやっていればいいこともあるものだ。
とてもいいセットだったけれど、正直に言えばおなじみの野菜ばかりで4500円は実際に購入となるとちょっとお高いかも。
松や農園さんの一層のがんばりに期待する。

夏野菜詰合せ(おまかせセット)+ さつま芋甘酒1本【送料込】

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バリ旅行の戦利品

2022-08-17 16:06:33 | 東南アジア

短いバリ滞在とは言え、手ぶらで帰ったわけではない。

ウブドのスーパーは期待に反してかなりショボかったけれど
 
(特にCoco Superはコンビニ以下で使えない。右のDelta Dewataはまだまし)
 バリコーヒー程度ならばお安く買える。
バリコーヒーはトルココーヒーのように細かく挽かれた粉をお湯でといて上澄みを飲むものだけれど、コーヒーメーカーでも十分に使える。

 ココナッツオイルの石鹸もスーパーにたくさん種類があって買えるが
 ココナッツと言えばアイスクリームがすごくおいしかったTukiesというココナッツ専門店。ここで買ったココナッツ・バター、ピーナッツバターのようでうまーい。
削ったローストココナッツときな粉のようなココナッツ粉はアイスクリームやヨーグルト用。ココナッツがいっぱい入ったエナジーバーはものすごくお腹にたまる。
 さらにクアラルンプールの空港でココナッツのクッキーとチョコレートも購入。どんだけココナッツが好きなんだか。

しかし帰りのスーツケースの大部分を占めていたのはこちら。
 テンペチップスとキャッサバチップス。特にポテトチップスよりカリカリと堅いキャッサバチップスは大好物で、できればこれのためにもう一つスーツケースがあってもいいくらい。いや、段ボール一箱買って担いで帰ればよかったか。
キャッサバはタピオカの原料にもなる芋の一種、東南アジアではおなじみの食材だがなぜかこのチップスはインドネシアでしか見ない。
業務スーパーあたり輸入してくれないだろうか。

このチップスのおかげで今回の戦利品はこれだけ。


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ウブドの休日 11 KL経由で帰国

2022-08-14 13:42:52 | 東南アジア

7月14日

楽しかったウブドの休日も実質4日半ではあっという間。9時半にはもう迎えの車が来てしまう。

最後の朝食には気になっていたホテルの隣の屋台に毛の生えたような食堂へ。
  
 
三角の紙包みはナシ・ブングスというお弁当。中には御飯に焼きそば、鶏肉が3種類にゆで卵。卵の下にあるのは肉のように見えるが若いジャックフルーツを煮たもの。甘辛い味付けで繊維があり、知らなければ肉だと思うだろう。御飯に合うおかずばかりでおいしいけど、これで20,000ルピアはぼられたような気がしないでもない。

朝食を終えたらもうチェックアウト。フロントのマネージャーは「5つ星付けてね」と言っていたけれど、コスパ良く、スタッフが皆親切で気持ちのいい宿だった。

朝はずっと天気が悪かったのに、帰る頃に天気になっているのがくやしい。
が、おかげで迎えの車は早めに来てくれて、往路は2時間かかった道も1時間で空港に着いてしまった。
  
 
最終目的地が日本となればワクチン接種証明やらPCR陰性証明やらカウンターのお姉さんは確認が多くて大変だが、それが済めば後は何もなくて、ゲートをくぐって出国。

 
ゲートへはデューティーフリーや土産物店を通り抜けないと行きつけないようになっているが、デューティーフリーの棚はスカスカ、お店は客のいない今のうちにと大改装中でほとんど開いていない。

そこですぐに2階にあるラウンジへ。
 
こちらも2つある片方は改装中で、広くないPremier Loungeはいっぱいだけれど、座れるだけありがたい。

12:55に出発予定だったKL行きマレーシア航空は到着が遅れて50分遅れになった。
 
ほぼ満席の飛行機が滑走路を動き出すと遠くに巨大な神像らしきものが見えたが、あれは何だろう。

飛び立って間もなく機内食。
 
マレーシア航空のシーフードカレーにはずれなし。

 クアラルンプール空港に到着すると懐かしの鶴丸がいた。
今夜はこれに乗って日本に帰るのだが、到着が50分遅れても出発まではまだ6時間もある。

そこでKL空港内の土産物屋を一巡するも、こちらも客が少なくて閉店中の店が目立つ。
以前は活気あふれるいい空港だと思ったが、店が閉まり人が少ないとなんだかみすばらしく見えて寂しい限り。

そこで往路にもお世話になったマレーシア航空のゴールデンラウンジに入り、ここに4時間以上も腰を据えて
 
ラクサやらケーキやらいただいてうだうだ。このラクサ、外国人向けに辛さはなくしていたけれど、魚だしがよく効いておいしかった。

夜10時も過ぎてようやく成田行きのJLに搭乗。
B787-800は3割ほどの搭乗率でまたガラガラ。CAさんたちは全員日本人のベテラン揃い、外国人の若いお嬢さんたちは真っ先にさよならさせられたのだろう。

 空港を飛び立つとKL市上空を通り、ツインタワーもちゃんと見えた。
 すぐにパサパサのサンドイッチが出され
 KL時間の朝3時には朝食を出されたがこれは食べられない。

 
ウトウトしているうちに雲に覆われた成田に着いて、30分で空港を出てしまったのは先に書いた通り。

この3年ほど明日はなにがあるかわからないと実感したことはない。
まだいささか制約があるとはいえ、じっとしてなどいられない。
次はどこへ行こうか。


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ウブドの休日 10 オダラン見学

2022-08-11 15:48:49 | 東南アジア

7月13日 続き

散歩から戻り、朝食を食べた後は部屋でダラダラ。
午後はホテルのスパでホットストーンマッサージを90分。
炊飯器で熱くした石を腰、背中、肩などに乗せてくれるのが気持ち良くて、この300,000ルピアはお得。

施術が終わったらお姉さんにお願いしてバリの伝統衣装を着つけてもらった。
 恥ずかしながらこんな格好。
下はバティックの一枚布を巻き付けて腰で結び、上はレース地のブラウスを着るのだが、これが腕などピチピチ、バティックも腰回りなどぴっちり巻いて、体の線を出すのがバリ流のよう。

この衣装はホテルにお願いして3人分貸してもらったもの。
というのも今日は王宮裏のお寺でオダランというお祭りがあると用意周到なスクムビットさんが情報を仕入れてくれていたからで、誰に聞いても今日は大きなお祭りだと言うので見学することにしたのだが、お寺の境内に入るにはこのバリ式の盛装をしなければいけないのだ。

歩きにくくて暑いのを我慢しながらもうすっかりおなじみになった道筋を王宮へ向かうが、途中こちらの衣装に気が付いた人たちがうれしそうにほめてくれる。
どこの国でも相手国の文化に興味を示せば喜んでくれるのが楽しい。

王宮の横で道を折れ、豚料理を食べた「イブ・オカ」も過ぎると、華やかに飾り付けたお寺の入り口が現れた。
 
 
入り口にはガードマンが立って盛装していない外国人などは入場を断られているが、この関門を抜けて中に入ると左手にもう一段上がる階段がある。
 
この上の祭壇の前には善男善女がいっぱい。一段高い東屋のような所でお坊さんがお祈りをしている。
 その人とは別に額に白い粉を付け手に聖水を配る人がいる。
手に受けた聖水に口を付け、残りは頭に振りかける所、チベット仏教のお寺と同じだ。

とは言えバリはヒンドゥーの島。正面の祭壇には華やかに飾り付けられた神像がいくつも並んでいるが、インドのヒンドゥー寺院とはずいぶん趣が違う。
  
  
それぞれの神像、飾りにどのような意味があるのか、説明をしてくれるガイドさんがいないのが誠に残念。
ちなみにここに並んでいる飾り物は前日に王宮から運ばれてきた由緒ある物で、その行列が見事だったらしい。

バリの衣装を着ていれば境内に入れてもらえるが、お参りに来ているみなさんの上着は白でこれが本当の正装だとか。
  
それに男女とも頭に白いハチマキをしていて、子供もちゃんと正装しているのがかわいい。

境内には白い正装にメイクばっちりの美しいマダムたちが並んでいたので写真を撮らせていただいた。
 
ついでに自分たちも入れてもらってみんなで写真の撮りっこ。皆さんずっとここで何かを待っている風なので何かするのかと思ったが、英語や日本語を少し話す人もいるものの、どんな式次第なのかがさっぱりわからない。

そうこうするうちにもお参りの人たちがどんどんやって来る。
面白いのは女性たちが頭の上に載せて運んでくるお供え物の入った箱。
   
  
いろいろな模様が付いているのがきれいで、これを祭壇に上げるのだが、どういうタイミングになっているのか、帰りにはちゃんと持って帰る。
  おさがりを家族と食べるんだろうか。

しばらく境内をうろうろさせていただいたが音楽などの行事はなく、なんとなく休憩っぽくなったところで我々も引き上げることにした。
地元の人たちはいつ何が行われるのか知っているけれど、よそ者にはわざわざ知らせない所、いかにも本物のローカルなお祭りらしい。ザンスカールのお祭りもそんな感じだった。

また雨が降って来たのでタクシーで帰って、食事はまたホテルで。
  
 
食事はおいしいし、お祭り用の衣装はちゃんと揃えてくれるし、Jatti Cottage はいいホテルだ。


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ウブドの休日 9 チャンプアンの朝散歩

2022-08-08 12:40:19 | 東南アジア

7月13日

バリの実質最終日、やっと雨ではない朝になったので二度目の散歩に出るべく6時半に出発。

もうすっかりおなじみになった王宮前を通り過ぎ、初日に歩いたJuwuk Manis Rice Field Walkやケチャックダンスを見たお寺の前も過ぎて、グヌン・ルバというお寺の横を入って行く。するとすぐに「聖なるチャンプアン川合流点」なる看板があって
  
  小さな橋を渡ると川の合流点が見える。

  かなり大きなお寺の敷地の脇を歩いて行くと
 
きれいな石畳の道がまっすぐに伸びて、先には椰子の木が一本。
この道、ジョギングのツーリストがいっぱい。皆さん、早朝からご苦労なことだが、この道は尾根道になっていて

両脇は深く切れ込んだ渓谷。一面の緑で、これは確かに走るのにぴったり。
 
谷の向こうに並んでいるのはこの景色を売りにするホテルらしい。
ウブドは南北に流れる川が何本もあって、その間の尾根に田んぼや集落のある思いのほか複雑な地形を実感する。

 

路傍の花など撮りながら歩いて行くと
 その先には集落が続いて
   
この辺りもホテルやカフェなどが多い。

やがて水田が多くなってきて、その中に一軒、「バンブー・キッチン」なるカフェがあったので行ってみると
   
 
遠くから見るよりぐっと簡素な造りだけれど風が吹き抜けてのんびり。
貴花田のバカ息子にそっくりなお兄ちゃんが持ってきてくれたコーヒーにはインドネシア菓子が付いて、これがすきっ腹においしかった。

帰りはこの近くにタクシーの看板が見えたのでその下の雑貨屋のおじさんにお願いすると運転手を呼んでくれた。
宿までは150,000ルピーといいお値段なのだが、走ってみると谷を下って上って大回りして、と結構な距離。
ウブドは市内バスや乗合などなく、Grabも排除しているし流しのタクシーもないという、徒歩以外の移動にはなかなか面倒な所なのだ。

ホテルに帰り着くと9時。
 今朝はマッシュルーム・トーストなるメニューにしてみた。


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ウブドの休日 8 初めてのPCR検査

2022-08-06 12:28:14 | 東南アジア

7月12日 続き

簡単に入国できたインドネシアだけれど、日本帰国には72時間前からのPCR検査陰性証明という壁が立ちはだかる。
帰国便に乗る45時間前、ウブド市内でPCR検査を受けることにした。

検査場所に選んだのは日本総領事館のリストにあった Ubud Royal Medical。
はじめHPからメールで問い合わせたがなしのつぶてだったので電話をすると、応答は最初から英語で手慣れたもの。
そこで予約をした時間にホテルからテクテク歩いて行ってみると
 大通り沿いに確かに立派な名前の病院があったが
 
ええ~、ほんとにここなの?という簡素極まりないショボいクリニック。名前から大きな病院を想像していたのだが、どうやら外国人ツーリスト専用の簡単なクリニックらしい。

しばらく待つうちにそれらしい防護服を着たお兄さんに呼ばれ、まずは鼻を綿棒でぐりぐり。痛いけど、まあこんなものかなと思っていたら次に喉にも長い綿棒を入れられ、一瞬だけれどこちらの方がげっと吐きそうになる。

が所要5分、初めてのPCR検査はこれにて終了。
午前中に来ればその日の夜10時に結果をもらえるが、午後の受診だったので翌日の夜10時に結果の証明書をメールで送りますとのこと。
日本の書式を一応見せるも、「はいはい、わかってます、大丈夫」とこれも手慣れた感じ。

お代は280,000ルピー。日本の検査と英語証明書で2万円近くもかかるというのは一体何なんだと思う。
クレジットカードの読み取り機が故障しているとかで両替に走る羽目になって汗かいたけれど、翌日の夜8時にはちゃんと日本の書式も使った陰性証明が送られてきてやれやれ。

万が一陽性だったら自腹でホテル隔離だけれど、海外旅行保険に入っていれば費用はカバーされるとのこと。
「あわよくばアマンに滞在」なんて同行のどなたかは言っていたけれど、どのホテルでもいいのかしらね。

夜は料理教室の残り物の処理をTrintrinさん、スクムビットさんにも手伝っていただき、お皿を借りたホテルのレストランで追加オーダー。
 
するとこちらの料理、プレゼンテーションも味も良くて、
 デザートまでおしゃれで、その上お安い。

灯台下暗し、これなら外に出る必要はない。


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