Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ロティ祭り@渋谷「マレーアジアンクイジーン」

2019-05-30 18:03:52 | 食べ歩き

昨年ラクサとカレーミーの食べ比べに参加させてもらったマレーシアごはんの会、今度はロティ祭りだと言うのでまた渋谷の「マレーアジアンクイジーン」に行ってきた。

今回も週末の午後にお店を借り切っての企画、簡単な挨拶の後は早速お料理の提供。

 店主の前に並ぶ料理を受け取って
 
これが一人前。皿の黄色いソースはとてもマイルドなダルカレー。これは全く辛くないので、辛いのが好きな人はエビの風味の強いサンバルをかけてもらう。
主役であるロティは目玉焼きの下にくしゃくしゃと丸められていて、これはケダ州の州都、アロースター名物の「ロティドール」と言ってマレーシアの他の地域では見られないものとか。
参加していたマレーシア人の誰も知らなくて、主催者の古川さんだけが食べたことがあったというのが面白い。

ピンクの飲み物はローズシロップに練乳を入れたジュースだが、日本人向けにしているのか甘さは控えめ。
 バナナの葉の上には鶏肉の挟まったムルタバが2切れに結構大きなタンドーリチキンが4つも乗っていてボリューム満点。
 さらにデザートには黒米と小豆のぜんざいとテタレが付くのでお腹はパンパン。
どの料理もやさしい味でおいしかった。

ところでロティは元々インドのパラタがマレーシアに定着したものでバリエーションも無数にあるそうだが、生地をクルクルと薄~く延ばして焼くのには技が必要なので今回はさすがに冷凍生地を使ったとのこと。
しかし日本のどこかに一人だけロティが焼ける料理人がいるとか。

昨年のペナンでもおいしいムルタバを食べたが、多民族国家のマレーシアの食は本当に面白い。
また寒くなったら行こうかな。


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ウラジオ一人旅 8 戦利品持って帰国

2019-05-28 18:13:15 | ロシア

4月30日

帰国便は午後1時過ぎなので、アパートの食材を片付けて10時半にチェックアウト。
帰りは鉄道かバスにしようかと思っていたが、途中段差などもある急坂を荷物を転がして降りるのが面倒になったのでオーナーにタクシーを呼んでもらい、空港まで1時間、1100ルーブル。

チェックインの前にロビーの海産物屋でお土産チェック。
 
ここで買うことはあるまいと思っていたのだが、普通のスーパーには冷凍のカニなど売っていなかったので、結局こちらで食べやすそうな脚肉とニシンをお買い上げ。
 
するとかなりきっちりと包装して保冷バッグに入れてくれる。
この2つで2571ルーブル(約4400円)だったが、カニは3段ぎっちり入っていて、帰国後にカニしゃぶにして食べたら食べ応え十分、最後の雑炊がめちゃうまで家族にも好評。

 保冷バッグもカバンに詰め込み、帰路は大枚(笑)はたいて荷物を預けた。

出発ロビーは2階にあるのだが
 
ここには日本や韓国の品物を集めた店やロイスが。極東に来たロシア人向けだろうか。

出国審査も簡単で、時間がたっぷりあるのでラウンジへ。

 
小さな出発ロビーの一番奥にあるラウンジ、英語表記がないので事前に調べておいてよかった。
かなり混みあっていたし、飲食物もたいしたものはないが
 
どうせ機内ではおいしくないサンドイッチしか出ないのできっちりお昼をいただく。

 飛行機は定時に出発して、ウラジオストクにさよなら。
 機内食はやっぱりパサパサパンのサンドイッチ。
しかしチキンよりはチーズの方がましかも。

ということで初めてのロシア旅は楽しく終了。

わざわざ預けた荷物の中はいつもの通り、ほぼ食料。

こちらはスーパーで買った海鮮物。
 
スモークサーモンはちょっと塩が効きすぎ、それよりニシンの塩漬けがおいしい。

 これもスーパーで買ったものだが「イクラ」の缶詰。
ロシア語でイクラは魚卵のこと、上の缶詰には数の子と肝の絵があるのでその両方が別々に入っているのかと思ったが、開けてみたら両方がペースト状に混ざっていて、これが鮟肝のようでおいしい!
下のイクラ缶はまだ未開封。何が出てくるやら、楽しみ。

 これも保冷バッグに入れたのは、バルト三国ではまったシロークというチーズ菓子。チョコレート・コーティングされているのは一緒だが、バルト諸国よりもフルーツソースが入ったものは少なく、結構甘め。

甘いものと言えばロシア人はチョコレートが大好きだそうで
 いろいろあるものを買っていたらこんな量になってしまった。
左下の鳥の絵がついたものはウラジオストクのメーカー、かなりおいしい。

 
これはグム百貨店内の簡易店舗のような所で売っていたイースター・チョコ。
そらジローのようでかわいくて、2つ買ったらおじさんが「ちょっと待って」と箱を開けてもう一つおまけをくれた。そらジローはかわいすぎてまだ食べられないが、おまけのベリーのチョコはおいしかった。

 豆を飴で固めたお菓子はどこの国にもあるが、一番下のひまわりの種版はちょっと珍しいかも。

 大好きなボルシチはインスタントを大量購入。

 蜂蜜はウスリースクの市場で買った。

スーパーではどんなに小さな店でも大量のアルコールが売られていたが、意外にも一番ポピュラーだと思っていたバルチカの缶ビールがあまりなくて、ローカル・ビールがどれかもよくわからなかったので、受け狙いにこんなものを買ってみた。
 日本の技術を使った、みたいなことが書いてあるが、原料に米を使っているかどうかは原材料リストが読めないのでわからず。しかしさっぱりと飲みやすいビール、とカニ雑炊と共に家族に好評。

 
食品以外ではマトリョーシカのマグネットと靴下、ノートだけ。

しかし今回のウラジオストク行きの一番の理由、それは実は黒パンを買うことだった。
 
だから帰りの荷物の中には市場やスーパーで買ったパンが6個。
 切ってみればこの通り、見た目も色々で、ロシアパンも奥が深そう。
冷凍にして楽しんできた在庫もほぼ尽きてしまって、また黒パン買いに行きたい!


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ウラジオ一人旅 7 ウスリースク

2019-05-25 17:16:47 | ロシア

4月29日 続き

さて、ウラジオストクから列車で目指したのはウスリースク。

 チケットはペラペラのレシート、目的地までは230ルーブル(約390円)。

 
出発時刻の11時少し前に赤い近郊列車が入ってきたが、その頃にはホームは人でいっぱい。
韓国人のツアーグループが3つも4つもガイドに引き連れられてきて、そのうち1組は男子高校生の修学旅行だろうか。みんなウスリースクに行くのかとびっくり。
 ロシア人が隅に追いやられ、ハングルが飛び交う超満員の車内はどこの国にいるのかもわからなくなるほど。

定時に出発した列車は海沿いを走り、この車窓がきれいとのことだったが、海側の窓は人の陰に隠れて見えず、いずれにしろ今日は天気が悪くて外は灰色。各駅停車は歩みも遅い。

1時間ほど行ったところで線路はアムール湾を離れて内陸へ向かう。
するとその分岐の駅で大勢の韓国人の皆さんは一斉に下車。どうやら海を見るための乗車だった様子。

すっかりガラガラになった車内の窓際に席を移すと、やがて天気も良くなってきて広々とした緑の大地に川がゆったり流れる景色になった。
 
途中の駅の中にはモスクワからの距離が駅名になっているものもたくさんあって、いかにも開拓地の鉄道と言う感じ。
各駅停車でなければ、やっぱりシベリア鉄道でモスクワまで行きたいな~。

乗車すること2時間20分でウスリースクの駅に到着。
  
 
駅前には帽子をかぶったレーニンもいる。

すでに1時を回っているので、街歩きを始める前にまずは腹ごしらえ。
 
駅前にロシアではスタローヴァヤと呼ばれるセルフ形式の食堂があったのでそちらへ。
 
カフェテリアのように料理が並ぶ中から選んだのはボルシチとサラダ、ハンバーグのようなものは肉ならぬタラのような魚バーグで、これまた適当に選んだピロシキの中身はマッシュポテトだった。
お味も社食並みといったところだが、320ルーブル(約550円)でお腹いっぱい。

 
がらんとした駅前にはバスがいっぱい来るので、適当に乗って若い美男美女のカップルに町の中心に行くかと聞くと「僕たちも行くから同じところで降りて」と英語が通じる。

10分ほどで降り、少し歩くとまっすぐな大通りで、ここが目抜き通りらしい。
 
「あれがこの町で一番のショッピングモールだよ」と案内されたが、中の想像はつくし、なによりおデートを邪魔されたお姉ちゃんが不機嫌そうなので、ここで親切なイケメンとはお別れ。

あとは適当に街を歩くが、何もないと聞いていたこの町、本当に何もない。
 ウラジオストクが海軍の町であるのに対してこの町は陸軍の町とのことでこんな戦車の並んだ建物もあったが
 
あとはアパートばかり。この町の住民は何で生計を立てているのだろう。
お天気が続いているからか、並木には桜のような花が咲き始めている。

 
通り沿いで見かける店の窓口は小さくて、これは冬に寒いからだろうか。

 
ガイドブックにかろうじて載っている生神女庇護聖堂をちょっと覗いて
 
そのすぐ先の中央市場へ。中はスーパーのようにこぎれいだが活気はなくて
  
肉屋やお総菜屋
 
ペリメニや蜂蜜を売っている店はあるが八百屋はない。

そこで建物の外に出てみるが
 
いかにも安そうな衣類やけばけばしい造花を売っている店はあるものの、ガイドブックにあった青空市は見当たらなくて残念。

他に見るものもなさそうなので、市場の向かいにあるバスターミナルからウラジオストク行きのバスに乗車。
  
こちらの運賃は395ルーブルと鉄道より高いのだが
 
バスの乗り心地はあまり良くなく、小さな町をつなぐ道中の景色も鉄道の方がいい。

 
2時間かかってウラジオストクの中心からは離れたバスターミナルに到着。

この脇には大きなショッピングモールがあって、トイレを借りがてら中を覗くと1階にあるスーパーも大きい。
  
  
中央アジア風のパン焼き窯まである店内は楽しくて、冷凍の魚が並ぶ巨大な冷凍庫が圧巻。でも蟹はここには売っていなかった。

 レトロなトロリーバスも走るモール前から23番のバスに乗ると、夕方のためもあってクローバーハウスまで35分。

もういい時間になったので、少し早めに夕食へ。

 
やってきたのは海辺通り、遊園地の脇にある「グス・カラス」。
ここ、実は前日来てみたのだが予約でいっぱい、そのリベンジとまた来たら今日はすんなり入れたのだが
 お客さんの半分以上が日本人なのは予想外。
ガイドブックには出ていないが、ウラジオ.comという日本語サイトを皆さんチェックしているらしい。

充実したメニューの検討にテキパキしたお姉さんを待たせつつ選んだ料理。
 イワシと温野菜サラダだが、イワシは塩加減が絶妙。サラダもリンゴなど入っていて、シンプルながらとてもおいしい。
 メインはオヒョウの中にホタテを入れ、さらにベーコンで巻いたもの。かかっているソースが見た目よりずっと軽くて、一緒に頼んだパンでしっかりいただいた。

これにコーヒーをもらって1100ルーブル。
ここはわざわざ来る価値あり。最後の夕食が当たりで良かった。


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「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」@TOHOシネマズシャンテ

2019-05-23 11:47:24 | 機内食・映画・美術展

ウラジオストクの宿でテレビを見ていたら、どこかで見たことのあるような顔のおじさんがバレエの映画の話をしている。
レイフ・ファインズに似ているがこんなに剥げてたっけ?と思ったけれどやはりご本人。
映画の方はどうもヌレーエフの話っぽいが、なにしろすべてロシア語なのでよくわからない。
早速検索してみると思った通り、しかもGW明けの日本公開とは、これは見に行かねば、と有楽町におでかけ。

 「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」 The White Crow

ヌレーエフ本人のバレエはテレビで見たことがあっただろうか、いずれにしても全盛期の姿は知らず、一番印象に残っているのは変態ケンちゃんことケン・ラッセル監督の「バレンチノ」の主演。
友人たちにはボロクソに言われたこの変な映画を結構気に入ったのだが、監督の癖が強すぎてヌレーエフの印象はほとんどない。

さて、この映画のストーリーはヌレーエフが23歳の時にキーロフ・バレエ団の公演でパリへ行き亡命するまでの顛末に子供の頃や若い頃のエピソードをカットバックしてその性格を浮き彫りにしようというもの。

テレビでこの映画を紹介していたレイフ・ファインズはヌレーエフの恩師であるバレエ教師の役と共に監督もしていて、この人が監督もするとは知らなかった。

主役のヌレーエフを演じているのはロシア人の現役バレエ・ダンサー。なのでダンスのシーンでも吹き替えの必要がなく、体つきも本物なので説得力があり、役者としては素人のはずだが大きな目に力があって演技もなかなかうまい。

レイフ・ファインズの方は吹き替えなしでロシア語を話しているのにびっくり。
この映画、ロシア人同士はロシア語で通していて、ハリウッド映画だとよく外国の話なのにセリフはすべて英語、それは娯楽映画なので便宜上許せるとしても、例えばロシア人の話だとロシア訛りの英語にしたりするのが変だと思っていたのでこれには好感。

しかし彼の演じるバレエ教師役はどういう役回りなのだろうか、いささか理解がしにくい。
おそらくはヌレーエフの徹底した自己中心主義を見せるための役回りなのだろうが、ほかの同じような場面や、あるいは子供時代の回想場面も、ヌレーエフの複雑な性格の説明としてはあまりうまくいっていないように思う。

バレエのシーンも学校での練習場面はいいのだが本番の舞台の方がどうも盛り上がらないのが非常に残念。
これは演出の問題とともに、あるいは主役の力量不足?
というのもヌレーエフのルームメイト役の方が明らかにうまくて、彼が躍るシーンはほんの少ししかないのに「おお」と思ってしまう。
それもそのはず、演じているセルゲイ・ポルーニンはヌレーエフの再来と言われるほどのダンサーだそうで、彼に主役をやらせるわけにはいかなかったのだろうか。

そんなわけで映画のハイライトはパリの空港での亡命シーン。
しかしここも含めて全体に冗長な感じで、ほぼ2時間の映画がかなり長く感じてしまった。

と文句をたれつつ、まあまあ満足したのはサンクトペテルブルクやロシアっぽい場面(実際はセルビアで撮ったらしい)がいっぱいあったから。
自分の中では明らかにロシアが来ている。


映画の後は日比谷シャンテ地下の「ひつじや」で
 マトンアサドと野菜カレーのセット、うまし!
このお店、来るたびに薬膳カレーに挑戦しようと思いつつ、つい羊に転んでしまう。


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ウラジオ一人旅 6 ウラジオストク駅

2019-05-20 20:12:42 | ロシア

4月29日

 朝食に昨日露天で買ったイチゴ。
売り子のおばちゃんが言うほど甘くはないけれど、イチゴらしい香りがしておいしい。

9時半ごろにアパートを出て坂を下るが、今朝はどんよりと低い雲がかって
 中央広場もこの通り。
この町の印象は天気一つでこんなに変わる。

アリューツカヤ通りをしばらく行くと
 まず見えてくるのは空港からの列車が到着する駅。
 その脇の跨線橋の先にはフェリー・ターミナルが見えて
 
その先に見えてくるのがシベリア鉄道の終点、ウラジオストク駅。
このかわいらしい正面から荷物検査を通って入ると
 
パステルカラーに天井画もきれいな待合室。
 1893年開業、1912年に現在の駅舎ができたそうだが、ここにもニコライ2世。

この左右に切符売り場の表示があるのでまずは左手に行ってみると
 きれいな階段が下に伸びていて、降りるとなぜかトイレの横を通って切符売り場。
しかしこちらは長距離専用、近郊列車は上だ、と冷たく指さされ、また上に戻って今度はニコライの右手に行ってみると
 
きれいだけれどがらんとした部屋の先に切符売り場のブースがあって、行き先を告げて簡単に切符を入手。
 
壁には現地時間とは7時間の時差があるモスクワ時間の時計も掛けられ、構内には簡易宿泊所もあって、いかにも長距離列車の駅らしい。

さて、それではホームの見学をさせていただきましょう、と地上階から外に出ると
 
出たところはまた跨線橋になっていて下のホームに長距離列車が見えるが、そこには切符を持って地下階から出ないと行けないようになっている。
そしてこの跨線橋からは3番ホームに降りるが、自分が行きたいのは4番ホーム。しかしそちらに通じる階段は通れないようになっていて、わけがわからん、とうろうろする日本人観光客数名。

もう一つ、この駅でぜひ見たかったのはシベリア鉄道の終点を示すキロポスト。
ガイドブックなどには必ず紹介されているのだが見当たらない。
そこで荷物検査の係員に聞いてみると、「キロポストは長距離列車のチケットを持っているか、ガイド付きツアーに参加しないと近くには行けない。近郊列車のホームに降りるには駅舎の外の跨線橋から降りろ。」と、さすがロシア、一筋縄では行かない。

そこで最初に通り過ぎたフェリー・ターミナルに通じる跨線橋を渡っていくと
 
1番ホームの機関車の先に双頭の鷲のキロポスト発見。しかし遠すぎて9288キロの表示は確認できず。これと記念撮影をするにはシベリア鉄道に乗らなければならないらしい。

自分が乗る予定の近郊列車にはまだ時間がたっぷりあるので、跨線橋の先のフェリー・ターミナルに入ってみた。

 
韓国からのフェリーが入るこちらには観光案内所や土産物屋、コンビニなどもあって、フェリーの姿は見えなかったが韓国人の観光客だらけ。
 プーチン・マトリョーシカは韓国人にうけるのだろうか。

 
外に出てみれば軍艦の姿が見えて、こんな光景も普通に見られるようになったんだ、と感慨深い。

また跨線橋を渡って無事に目指す4番ホームに降り立つ。
 
肩に猫を乗せたおばあちゃんがいたりして、ロシア人も面白い。


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ウラジオ一人旅 5 沿海地方水族館

2019-05-15 23:08:31 | ロシア

4月28日

本日はロシア正教のイースター。
朝テレビをつけると予想通り、どこかの教会のミサを中継している。
 
ロシア正教の司祭たちは豪華な衣装。
アパートのオーナーからはパネトーネをいただいたが、これ以外町中ではそれほどイースターらしさは感じなかった。

さて、ウラジオストクの中心街はほぼ見てしまったので、今日はバスに乗って遠出。


15番のバスに乗り、金角湾大橋、ルースキー大橋を渡ってルースキー島へ行く。

途中、金角湾大橋を渡るとウラジオストクのマリインスキー劇場が見え、
 
さらにルースキー大橋を渡ってしばらく行くとたくさんのアパートが建ち並んでいるような一角が見えてきて、これが4万人以上の学生がいるという極東連邦大学。
 ほんの3日前に北朝鮮のボンがプーちゃんとここで会ったばかりなので、大学の周りには両国の旗が。

バスは市内をぐるっと回ってから橋を渡ってきたので終点までは50分かかり、しかし市バスは料金が一律なのでたったの23ルーブル(約40円)。
お代は降車時に運転手に渡すが、ここには定期券も回数券もないらしくて、地元民もいちいち現金を出しているのがかなり面倒。

 終点からは渡ってきたルースキー大橋が遠くに見えるが、目的地は沿海地方水族館。
 
しかしそのゲートは終点からかなり先にあり、そのまた先に水族館入り口行きの無料バスが停まっているのだが、なぜ市バスの終点まで来てくれないのか、ここいらへんはソ連時代の残り香だろうか。

無料バスに乗っているのは5分ほど。
 
これまた目の前までは行ってくれない所に入場券売り場があり、入り口には自販機が並んでいるがどれも動いていないので窓口へ。
入場料は1000ルーブル、イルカショーが見たければ1200ルーブル。

 そしてやっと真珠貝のような形の水族館が現れるが、そこまでもまた結構な距離があって、土地がふんだんにありすぎるのも困りもの。

 
入り口を入るとクジラやマンタが空を飛ぶ大きなホール。
他のお客さんたちはすぐに始まるイルカショーに行ってしまったが、そちらには興味がないので通常展示へ。

 
すると最初は地球の成り立ちや生命の進化の説明で、パネルや模型展示が続いて魚の姿はなし。
 この恐竜の頭は動くはずらしいが、開館時に我が国の晋三ちゃんが口に頭を突っ込んで見せたら真似をする人が続出。おかげで壊れちゃってテープが張られる羽目になった様子。
 やっと古代魚の展示になったら懐かしのウーパールーパーがいた。

さらに進んでようやく生きた魚のいるエリア。
やっとこの地方らしくアムール川の水槽があるが
 
寒い地方の川魚ははっきり言って地味だ。

こちらは珍しいバイカルあざらし。
 
淡水に住むアザラシは世界中に3種類しかいないのだそうだ。

これは魚ならぬ海底探査用潜水艇、ミール。
 

プーちゃんは6000mまで潜れるこれに乗ったことがある、と晋三ちゃんに自慢したらしい。

他にもタコやらクラゲやら一通りの海の生き物がいるが
  
カニはなぜか巨大なぬいぐるみ。

熱帯エリアに入るとカラフルな魚が登場して
  
 
やっと水族館らしくなった。

立派な教育施設ではあるが娯楽性にはいささか乏しくて、2時間ほどで見学は終了。
小腹が空いたがここのカフェにはサンドイッチやコンビニ弁当のようなものしかない。
 
ここのクラゲ型ランプと、日本海エリアのホッケ提灯はかわいいんだけど。

 そこで本日のお昼は松の実入りアイス。
ロシアでは人気があると見えてスーパーでも何種類か見かけたが、松の実はお菓子にも使うのだから考えてみればそれほどおかしくはないし、結構おいしい。

期待とは違ったところで面白かった水族館見学を終え、またバスに乗って市内へ。

 すると帰路はこれから遊びに行くのか、大学生がいっぱい乗ってきてこの混雑。
 
ルースキー大橋のたもとにはいささか物騒な設備も見えたが、地元民はこの下でバーベキューをしている。

途中でバスを一度降りてパクロフスキー教会を見学。
 金色と青色の玉ねぎが印象的。

この近くのスーパーでまた買い物などして、今日はちょっと早めに夕食。
目当てのレストランは予約でいっぱいだったので、アパートのすぐ近くのかわいらしい外観のレストランへ。
 
Babmashaと言う店名は「マーシャおばあちゃん」と言う意味で、この家に住んでいた実在の人物だそう。
 
マトリョーシカの塩コショウ入れがかわいく、テーブルに置かれた丸いグリッシーニのようなものもおいしい。

 オリビエ・サラダを牛タンで巻いたものもおしゃれな盛り付けで来たのでこれは当たりかと思ったのだが
 ウハーという魚介入りスープがいけなかった。
魚介入りと言っても鮭とタラが一切れづつであとはじゃがいもばかり。出汁も効いていなくて、これなら昨晩のエビのゆで汁の方がおいしかった。

せっかくのかわいいレストランだったが、メニューの選択が悪かったか。
こんなこともある。


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ウラジオ一人旅 4 さらに市内観光

2019-05-13 19:45:49 | ロシア

4月27日 続き

再び坂を下りてやって来たのは、昨晩ペリメニを食べに来たスベトランスカヤ通り。

 このかわいい建物のお向かい、大通りから引っ込んだところにあるのが「Studio」という24時間営業のレストラン・カフェ。
 
カジュアルな雰囲気でジモティーの一人客も多く、接客してくれたのは英語が堪能で気が利き、しかもイケメンの朝鮮系のお兄さん。彼がいるだけでわざわざここまで来た甲斐があったというもの(笑)。

 緑茶を頼むとこんな急須でやってきて、しかも中の茶葉はちゃんとした煎茶。よくある洋風グリーンティーではないのにまず感心。
 そしてこれが食べたくて来たパンの器入りのボルシチ。
横に添えられた白いロールは豚の脂身を塩漬けにしたサーロで、ボルシチにはこれが付くのがお約束らしい。
「食べ方知ってる?サーロはマスタードを付けて食べて、ボルシチには好みでスメタナ(サワークリーム)を入れてね」とイケメンの言うとおりに食べると、サーロはまったく脂っこさを感じさせずに、これはおいしい!
パンもボルシチも期待通りのおいしさで、しかしスメタナは入れない方が好みかも。

このレストランのすぐ隣にあるのがアルセーニエフ沿海地方博物館。
 
20世紀初頭には横浜正金銀行が入っていたこともあるという建物の1階はなかなか優美だ。

日本語の簡単なパンフレットも用意されたこちらの目玉は渤海王国の出土品。
 
名前しか知らなかった渤海とは7世紀に高句麗が滅んだ後にできた王国だそうで、そのエリアは北朝鮮から満州、沿海州まで及び、展示されていた鴟尾など唐招提寺のものにそっくり。

 渋い階段を上がって2階へ行くと
 
こちらにはこのエリアの先住民族の展示があって、これは網走の「北方民族博物館」と同じようなもので、充実しているとは言い難いが興味深い。

さらにその先にはロシアの東方進出、先住民族側から見れば侵略の展示があって、この旅行に合わせて井上靖の「おろしあ国酔夢譚」を読んでいたのがちょうどいい予習になった。

 これは19世紀末にウラジオストクに集まった商人たちに関する展示。棚には商人たちの名前を刻んだレンガが並んでいるのだが、よく見ると日本人の名前もいくつか見つかる。

3階にも古い写真の展示などあって、400ルーブルの入館料は高いと思ったが、なかなかがんばっている博物館だと思う。

この建物並びには次の目的地。
 
ミリタリー・グッズを売るフロツキー・ウニベルマーク。
ここはガチの海軍ショップなので制帽やらエポレットやら本物を売っていて、果たしてどこまで一般人も買えるやら。
 
やたらにコロンが売られているのも面白くて、男ばかりで臭いから必要なのか、と思わず想像してしまう。

 おなじみプーチンTシャツも売られているが 
欲しかったのはこちらのボーダーTシャツ。所属部署によって色が違うらしいが、売り子のおばさんはすべて身振り手振りなので聞くこともできず、オーソドックスな紺色を選択。
これ、あとですれ違った水兵さんも着ていたので本物。480ルーブル(約820円)。

スベトランスカヤ通りと並行して走るのは何度も通った通称噴水通り。
 この町で一番おしゃれな通りの触れ込みだが、お店はスベトランスカヤ通りの方が充実している。

この前を通ってさらに行くと
 イゴリチェルニゴフスカバ教会。
翌日のイースターの準備か、中には入れず。

ここから海の方へ行くと海辺通りの遊歩道がずっと伸びていて
 
天気のいい週末なので家族連れやらカップルやら、皆さんブラブラと歩いてここは大した賑わい。 こんなクラシックな遊園地もあり

その向かいがスポーツ湾。
冬に風が吹くとめちゃくちゃ寒いそうだが、天気が良くて暖かい日には素敵な所だ。

アパートに戻りがてらグム百貨店の裏手を覗いてみる。
ここはガイドブックには最新おしゃれスポットなどと紹介されているが
 
若いお姉ちゃんたちのセルフィースポットでおばさんには用なし。

今夜はせっかくのアパートなので自炊。
 海辺通りにあるこの店では冷凍のカニやエビ、シャコを売っていて、これをその場で食べることもできるが冷凍のまま持ち帰った。
タラバガニの脚は大きすぎて一人では食べきれないのでエビだけ買って茹でたが
 
卵も持ったこれがおいしくて、特に頭のみそが最高。
茹でたお湯にも出汁が良く出て、家だったらスープにしたいところ。
適当に500g弱入れてもらったら7匹あって、これで546ルーブル(約930円)。
5匹食べたらもうお腹いっぱい、残りは翌朝チーズも入れてサンドイッチにしたらこれがまたうまい。

これだからアパート滞在はやめられない。


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ウラジオ一人旅 3 ウラジオ市内観光

2019-05-11 18:12:57 | ロシア

4月27日

 アパートでの朝食はスーパーで調達したパンやチーズ、ケフィア。
このパンが食べたかった!

銅像の立つ公園の中を通り、ゴーリキー劇場脇の坂を下りていくと
 
ニコライ2世の来訪を記念したという凱旋門前は韓国人のおばちゃんたちだらけ。

 
その脇にはピンクのかわいいアンドレイ教会。その前は第二次世界大戦の戦没者慰霊のパネルになっている。

さらにその前にあるのが潜水艦C-56博物館。
 
潜水艦だから海に浮かんでいるのかと思っていたが、海岸へりの地面に置かれていて横っ腹から入場。料金は100ルーブル。

入ってすぐのエリアは潜水艦一般に関する展示になっていて
 
19世紀初めの潜水艦図なんてものがあるが、これが実際に建造されたのかどうかは説明がロシア語しかないのでわからない。
この潜水艦自体はスターリン時代に作られたものらしいが
 このいかにもソビエトなポスターがかっちょいい。

 丸い防水扉が潜水艦気分で
 
このバルブだらけで潜望鏡もある操舵室に入るとますます気分が上がる。
昔読んだ「レッドオクトーバーを追え」なんて潜水艦小説を思い出す。

 
しかし艦長室こそ個室で、その先の食堂らしき部屋もまだしもだが
 
下っ端の水兵のベッドは魚雷と添い寝。こんなもので海に潜って何日も過ごすなんて、これを見ただけで閉所恐怖症になりそう。

 ここを出ると建設中の金色玉ねぎ屋根の教会が見え
 
その先にあるのが中央広場。ここは毎週金曜と土曜には市場になるとネットで調べてきたので来てみたのだが
 広場の端にテントが一列並ぶだけで寂しい。

そのテントを覗いてみると
 
すべてカラフルなパンを売る店ばかり。
聞いているとパネトーネと言っていて、翌日の日曜日がロシア正教のイースターなので、今日はそのお祝いに食べるこのパンの特別な市らしい。
ロシア語ではイースターを「パスハ」と呼ぶそうだが、西側のイースターとは1週間ずれているのが面白い。

この中央広場から地下道で大通りを渡ってすぐにあるのが昔の国営デパート、グム百貨店。
 20世紀初頭にドイツ人建築家によって建てられたという建物の外観はいかにもヨーロッパで
   
内部の床や階段、扉なども素敵。

しかし悲しいかな
 
一階に入っているのは古臭い土産物屋ばかり、上の階の半分はZaraが占め、空っぽの部屋もいっぱいでなんとももったいない。
ここにロシアのデザイナーの店や高級食材店を入れたり、最上階にはおしゃれなレストランやカフェを入れれば立派な観光名所になるのに。

このお向かいにもきれいな建物があるが
 これはエルミタージュ美術館の別館になる予定とのこと。
しかしこの開館は延び延びになっているようで、表から見ても近く開きそうにはとても見えない。
ウラジオストクの観光開発はまだまだこれから、ということだろう。

前日キャッシュが足りなくて払えなかった宿代を払うため
 
急坂を上って一度アパートに戻った。


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ウラジオ一人旅 2 鷲ノ巣展望台と夕食

2019-05-09 18:52:54 | ロシア

4月26日 続き

アパートを出て、大通りをまずは右手へ。

 するとすぐに金角湾大橋で見えてきて、白いケーブルが青空に映える。

目指すはこの橋を眼下に見下ろすはずの鷲ノ巣展望台。
地図を見るとアパートからは近いのだが、結構な坂を上がった先にあるアパートから道はまだ登り。
しかも途中にそれらしき展望台が見えたのでまっすぐそちらに向かったら、アパート群の中に入ってしまって展望台には行けない。

仕方なく車の往来が激しい車道を歩いて行くと、いかにもクラシックなケーブルカー駅が出現。
 しかしこれは上りの終点。展望台はまだこの先にあるのだ。

 やっと到着した、これが鷲ノ巣展望台。
自撮りに夢中な中国人観光客の皆さんと景色を眺めれば

おお、さすがウラジオストク一の名所。フェリーや軍艦の浮かぶ金角湾にかかる橋のカーブがかっこいい!
 その先、建物の向こうにはもう一つの大きな橋、ルースキー大橋も見える。

 
周りの欄干やケーブルには南京錠がびっしり。
このくだらん習慣、だれが始めたのだろうか。

この展望台へは日が沈むところを見ようと思ってやって来たのだが、午後7時半を過ぎてもまだ夕景色にはならない。
そろそろお腹も空いてきたので、ここは引き上げて坂道をひたすら下り、町の中心へ。

 たくさんの市バスが発着するクローバーハウスという商業施設の前を過ぎ、スベトランスカヤ通りに入ってやって来たのは
 
ガイドブックに紹介され、大抵の旅行記には登場する「ローシキ・プローシキ」というお店。
入れ違いに韓国人中高年の大団体も出て行ったが
 
店内は調理道具をかわいくディスプレイして地下でも明るく、観光客もいるが地元民も一人だったりグループだったり、ちゃんと入っている。

ウェイトレスのお姉ちゃんは英語がうまくて愛想もいい。
観光客慣れした店はこういうところが便利だ、と思いながら注文したのは
 オランダではまった塩漬けニシン。
ここのはかなり塩がきついが、焼いたじゃがいもや生玉ねぎと食べるとおいしくて、これはウォッカのつまみにいいだろう(自分は飲まないけど)。

飲み物はモルスという自家製ベリージュース。
隣に座ったロシア人のお兄さんもこれを飲みながら食事していて、ほかのレストランでも気が付いたが、ロシア人は食事の時に日本人のようにビールを頼むことがなく、ジュースやお茶を頼むよう。
と言ってこの呑兵衛で有名な国民が飲まないはずはなく、どうも食事とお酒は別々のもののようだ。

もう一つ面白いのは、この国のメニューには値段の前に一皿の料理の重さが必ず明記してあること。
 
おかげでペリメニも量が多すぎないものを選ぶことができ、シベリア風というこの肉々しい水餃子、牛肉だろうか、おいしく完食。

お代は450ルーブル(770円ほど)とリーズナブルで、ジモティーが来るわけを納得。
「チップをいただければうれしいです」と勘定書きにあったので50ルーブル置いてきたが、置かなくても全く問題なさそう。

8時半ごろに店を出るとやっと夕暮れ。
そこで店からすぐの海岸に出てみると
 
 海岸通りを散歩する人も多くていい雰囲気。
 
 町にもやっと灯りがともった。

帰り道にあるクローバーハウスは地下に24時間営業のスーパーがあるので早速偵察。

 
日本じゃ見たこともないコーヒーがあったり、キムチがふんだんに売られていたり。

 これからの朝食など仕入れたが、帰りの坂道は急できつかった!


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ウラジオ一人旅 1 ウラジオストク到着

2019-05-07 19:27:05 | ロシア

ウラジオストク一人旅 2019年4月26日から30日まで

4月26日

無事に入手したビザを持って朝の成田へ。

これから乗り込むS7航空にはすでにネットでチェックイン済み。
ワンワールドにも加盟しているレガシーのはずだが、一番お安いチケットでは手荷物10キロまで。
預けると5000円以上もかかるし、往路は身軽なのでもちろん手荷物だけ。
すると自宅でプリントアウトしたチケットだけでカウンターに寄る必要もなく、GWとは言え一日早く出発するので保安検査場も出国の顔認証もラクラク。

それではJLのラウンジでゆっくりさせていただきましょう、とサテライト側に行くと、なんと11時から15時まではクローズ。
こちら側から出発するS7もワンワールドなのに、と憮然とするが、あの長い通路をまた本館まで戻る気には到底なれず、売店でおにぎりを買う羽目になった。

 ゲートは予想通り一番端っこ。
それでも小さな飛行機にボーディングブリッジがつけられ、手荷物の重さを量られることもなく時間通り機内へ。

 
機材は小さなA320。ロシアのCAの制服は昔のバスガイドさんみたいでかわいい。
ほぼ満席になったお客さんはロシア人と日本人が半々というところ。時期のせいか小さな子供連れが多くてにぎやかな機内だ。

短いフライトなのでスクリーンもイヤホンもなし、機内誌はあるが英語の記事は全くない。

 それでもパサパサパンのチキンサンドとお茶が出て
 
珍しく窓側を取ってシベリアの景色を眺めていると予定よりも55分も早く、たったの2時間でウラジオストクに着いてしまった。

初めて来る空港には見たことのない飛行機が停まっているのが楽しく
  
 ここにはロシアの軍用機もあって、妙に胴体の長い飛行機とか、興味津々。写真を撮っても怒られないとは、ここが以前は外国人の入れない軍事都市だったのがウソのようだ。

 
バスでターミナルに移動して、入国審査も人数が少ないので楽々。
E-ビザの紙を見せれば質問をされることもなく、あっけなく初めてのロシアに入国してしまった。

ターミナルは小さくて入国も出国も、国内線もワンフロア。
 
ATMがいくつも並んでいるが、シティバンクのカードを受け付けてくれるものはなく、クレジットカードも何台かで試してみたがどれもダメ。
あとから考えるとどうもICチップの付いていないカードを使ったのが悪かったようだが、仕方がないので現金の両替をしたらレートが悪くて泣いた。

 空港から宿まではタクシーをお願いしていたので、ちょっと後から来た運転手さんに連れられて外へ。
17時近くても天気が良くて明るく、ちょっと空気がひんやるするが心配したほど寒くない。

空港からしばらくはまだ緑の見えない林が続くが
 
やがて海が見えてきてきれい!

 
町が近づくと車も増えるが、右側通行なのにほとんど日本からの中古車なので右ハンドルなのが面白い。

町の中心にある宿には40分で到着。
 しかしここだよ、と言われた建物はどこから入るのかもわからない。
今回もアパート滞在なのでこんなこともあろうかとタクシーをお願いして大正解。
運転手氏が電話をしてくれて、これもちょっと遅れていたアパートのオーナーの女性が来てくれた。

 
駐車場から入る建物の外ドアはこの通りの殺風景さ。これを電子キーを当てて開くと中の廊下もまた殺風景。
これは今回外したか、と思いながら数段の階段を上ると
 
左が今回お願いした Rainbow の入り口。このドアも別の電子キーで開けると、廊下にはドアが3つ並んでいて、今回泊ったのは一番手前のお部屋。

 
部屋は思ったよりもかなり狭くて、ミニキッチンはベッドのすぐ脇。
 
しかし必要なものはちゃんと揃っていて使いやすく、お水も毎日補充してくれると言う。
 
バスルームも小さいながら清潔で、お湯の出にも問題なし。使わなかったけれど廊下の端には洗濯機やアイロンも備えられ、「毎日掃除とタオル交換に来ます」ってアパートでは珍しい。
 窓からの眺めはこんなだけれど、建物の裏手なのでとても静か、ほかの部屋の音もほとんどしない。
これなら一人での滞在には十分、とほっとする。

 
アパートの表はこんな大通りで、午後7時近くなってもまだこんなに明るい。

それでは早速ウラジオストクの観光にでかけよう。


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