Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北ジャカルタ、コタ地区を散歩

2013-02-28 13:40:19 | 東南アジア
博物館めぐりをした翌日は定期観光バスに乗ってバンドゥンに行こうと思っていた。
ところが申し込んでいたホテルのフロントから前日に連絡があり、悪天候のためツアーキャンセルになったとのこと。雨季の西ジャワ、山の方は土砂崩れなども多いらしいが詳細は不明。でもないものはないのだから仕方ない。

と言うことで日曜日はジャカルタの北、コタ地区と呼ばれるエリアに行ってみることにした。

ブロックMからコタまではトランスジャカルタで1本、始発から終点まで乗るだけ。
日曜だから空いているだろうと高をくくっていたらバスは始発から満員、専用レーンを走るとは言え各駅停車なのでコタまで丸1時間かかった。

 バスのターミナルは交差点のど真ん中にあり、丸い窓が見える建物は鉄道駅。
 
周囲にそびえる立派な建物は日本で言えば三菱や三井にあたるような銀行の建物。今は博物館として内部を無料公開しているらしい。

この駅前広場からコタ地区の中心、ファタヒラ広場へ行こうと歩行者専用の小路に入ると
 家族連れやカップルですごい人出。
 
食べ物の屋台を始め、手相見やら携帯釣りゲームやらでにぎわうさまはちょっと台北郊外の淡水みたい。

 ファタヒラ広場の正面にそびえるのは1627年、オランダ人によって建てられた市庁舎。今はジャカルタ歴史博物館になっている。
  
で広場の中もまたすごい人だかり。輪になった中心を覗いてみると、馬の頭とお尻を付けた人を長い鞭で叩いていてその音が広場中に響き渡っている。どういう意味のある見世物なのだろうか。
  
やがて楽隊を従えてこんな像もやって来た。この日は中国正月の最終日だったのでそれと関係があったのか。
他にも大砲の隣で銅像のふりをしている芸人がいたり、まさにお祭り状態。

 
広場の周りはワヤン博物館を始め、いかにもヨーロッパ風の建物が取り囲む。
 中でもこのカフェ・バタビヤはいい雰囲気だ。

このカフェにも入って見たかったが、まだ着いたばかりなのでもうちょっと散歩することにする。

  
広場を離れてもヨーロッパ風の建物が多く残っているが、すでに廃墟のようになってしまった物が多いのはもったいない。

やがて淀んで汚い川に突き当たると、そこにオランダ風の跳ね橋がかかっている。
 
昔はたくさん掛かっていただろう物の最後の一つらしいが、今は観光用として鉄柵で囲まれ、中では雑誌か何かの撮影をしていた。

この先には港と魚市場があるはず、とさらに歩いていくと人気が少なく薄汚い場所に出てしまった。
真昼間だったのが幸い、足早に通り抜けるとまたオランダ風の建物。
  
おそらくは昔の商品倉庫が今は中華レストランになっていて、そのうちの一軒はその名も「VOC」、東インド会社だ。

 
さらにその先には海洋博物館があり
 
  
いかにも漁師村のようなところに入り込んだ。ここが朝は魚市場なのかな??
家や防波堤に阻まれて港や船も見えない。

ここをうろつく頃にはもう汗だくでヘロヘロ。
 
なのでカフェ・バタビヤならぬローカルな店で麺をすする人たちに混じってオレンジジュースで生き返る。

ファタヒラ広場まではもう歩く気力も失せたので、10,000ルピア(100円)が高いと知りつつバジャイに乗車。
 

広場に戻ったところでやっと旧市庁舎の中へ。
 
天井の高い建物の中は「歴史博物館」と名乗ってはいるが見るべきものもなし。
ただ入り口ロビーにある絞首刑場面に旧植民地の恨みが見える。

 広場ではまだ馬の鞭打ちが続いていた。


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ジャカルタで博物館めぐり

2013-02-25 02:24:07 | 東南アジア
ジャカルタにはこれまで5、6回来ているが、市内観光と言うのはしたことがない。
せっかく週末ここにいるので、博物館めぐりをすることにした。

まず向かったのは国立博物館。

すぐ隣にはジャカルタの観光と言えばこれ、と言われる独立記念塔、通称モナスが建っているが
 公園がやたら広いし、今ではもう他のビルに埋もれてしまう程度の高さなのでこれはスキップ。

 
国立博物館の1868年築という旧館の前にはタイから贈られたという象がいて、旧館の隣には2007年築の立派な新館。
 ただしこちらはなんだかスカスカの展示で、広い展示スペースを持て余している感じ。

  
旧館の方は部屋が奥へ奥へとつながっていて、間口から受ける印象よりずっと大きい。
土曜日だからか、館内には揃いのTシャツを着た小学生やら幼稚園児やらの団体がいっぱい。しかしインドネシアの子供たちは博物館の中で静かにするようにはしつけられておらず、黄色い声で騒ぎまくってやかましいことこの上ない。

展示の仕方は19世紀のままかと思うほど古臭いし、照明もあちらこちら切れているし、第一印象ははなはだ悪かったが、うるさいガキどもがいなくなってから落ち着いて展示物を見てみると、これがすこぶる面白い。

展示のメインはインドネシア各島の民族ごとの民芸品。なにしろ何千もの島があり、さまざまな民族が固有の文化を持っているのでとてもバラエティに富んでいるのだ。

 おなじみ影絵芝居の楽器だけでもこんなにあるし
 
木の皮で作った服とか、鶏の脚のいっぱいついた呪術用の服とか。
 
お歯黒や刺青のための容器も凝っている。

中でもおもしろいのが各民族の先祖崇拝のための像。
  
本物の頭蓋骨を使っているのパプアの物。まさに「ご先祖様」ではある。

 
中庭とその周りにはまるで石屋のごとく無造作に石像が並べられているが、これがまたよく見ると8世紀ごろのボロブドゥールあたりからのお宝だったりして
  
美男が一杯

陶磁器コレクションの部屋が改装中でクローズされていたので2階に上がると、ここには財宝室がある。
 
金の王冠やら装身具、ビンロウジュを割るためのはさみまで金製だったりするが
 一番のお宝はこちらの美女じゃないだろうか。

妙なところにチケット売り場があって、その気になればいくらでもタダで入れてしまうゆるゆるの博物館だけれど、予想以上に見ごたえのあったコレクションに満足して、テクテクと次の博物館に向かう。

しかし雨季のジャカルタは気温も湿度も高くてすぐに汗だく。熱中症になっては大変なので
 途中の Tomodachi Cafe で一休み。

さらに排気ガスが充満する中、でこぼこで目が離せず、屋台やらバイクやらに占領された歩道を歩いてタナ・アバン市場へ。
  
市場と言ってもここは衣料品専門。巨大なビル3つの中に卸も小売りもしているらしい店が無数に入り、さらにビルの外にまで屋台が広がっている。熱気もすごくて、現在のインドネシアの活気を感じる。

この市場を通り抜け、鉄道の線路を渡ったところが目的地、テキスタイル博物館。
 
19世紀初頭にフランス人が建てたと言う建物はかわいらしく、中は広々とした展示場になっている。
おそらくテーマごとに展示替えがあり、この日展示されていたものはバティックながら古いものではなかったと思うが、残念ながらすべてインドネシア語の解説だけなのでさっぱりわからず。

同じ敷地内にあるこちらはバティック・ギャラリー。
  
 
20世紀初頭から現代のものまで、各地域のバティックが展示されていて、飛行機や軍艦の柄の物は1910年製。

それにしてもインドネシアの人は本当にバティックが好きと見えて、デパートの1フロアは必ずバティック専門だし、街中でも男女を問わずたくさん着ている。

この施設内ではバティックの体験コースなども受けられるようで、ここは展示よりもそういうコースを受ける方が楽しいかもしれない。

お昼もだいぶ過ぎたのでそろそろ食事にしようと来た道を戻ってサリナ・デパートへ。
脇の道をちょっと行くとパダン料理の有名店、Garuda Restaurant を発見。
 
シンガポールで入ったことのあるこの店、お皿がずらりと並ぶ本国式を一度体験してみたかったので一人だけれど入って見よう。

隣のテーブルのお兄さんも一人なので安心して待っていると、ずらりと並べられた13皿。
 しかし他のテーブルには並べられる魚などの皿は来なくて、どうもあまり食べられそうにないのではしょられているらしい。
と言ってももちろんこの13皿でさえすべて手を付けるわけにもいかず、
  
ゆでた青菜、豆腐の青菜包みカレー、ビーフ・レンダン、グリーン・チリ・チキンを食べてみたがどれもおいしい。スパイシーなものも味のバランスが良くて、決して辛いだけではないのだ。
もう一つ竹の子のカレーのように見えたのは多分ジャックフルーツのカレー。フルーツとして食べるジャックフルーツは匂いと食感に癖があって好きではないが、カレーにする若い実はちょっとお肉のような食感で癖もなくいける。

と調子に乗って5皿も食べ、フルーツジュースも頼んだらお会計が1200円ほどになってしまった。一皿が大体200円以上、ここは高級レストランだったのね。でもおいしかったので満足。

ホテルまでの帰りはまっすぐなので専用バスレーンを走るトランスジャカルタに乗って見る。
 
窓口で3,500ルピア(約35円)の切符を買い、駅員に渡すと半券をもぎり、カードを改札にかざして通してくれる。本来なら乗客がカードを買って自動で改札を通ればいいと思うのだが、ここに駅員がいるところがインドネシア風か。
 
車内には電光掲示板があり、ここに次の停車駅が表示されそうなものだがなぜかずっと Welcome のまま。冷房が効いていることを示す温度表示が誇らしげで、駅名は赤いシャツの車掌さんが叫んでくれる。

ジャカルタにもだいぶ慣れてきた。


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朝のジャカルタをジャラン・ジャラン

2013-02-23 22:37:24 | 東南アジア
アジアのスーパーはたいてい野菜や果物の鮮度があまりよくない。
住宅街にはたいてい生鮮市場があって、みんなそちらで買うからスーパーでの需要がないのだ。

ホテル近くのスーパーにもろくな果物がないので聞いてみると、「市場までは歩いて30分ぐらい。場所はえ~と、ここらへんのどこか」とフロントのお姉さんはかなりいいかげん。

しかし午前中はどうせ暇なのでホテル周辺をジャラン・ジャラン(散歩)してみることにする。

ホテルのすぐそばはブロックMと呼ばれる繁華街だが、脇道にちょっと入ると大きな一軒家が立ち並ぶ静かなエリア。
 南国の木は早く大きくなるので緑も多い。
高級車がたくさん止まっているし、結構ハイソな感じの所だと思うのだが
 
リヤカーで野菜や雑貨を売る人がいたり、木陰で居眠りしていたりするところがいかにも東南アジア。

 ずらりと並んだこちらの店。
 
すべて鳥やら猫、りす、うさぎなどを扱うペットショップ。
 
竹かごに入れられた雛はこれからきれいな緑色になるのだろうが、羽がまだ生えそろわないのでなんだか不気味。コウモリもペットになるのだろうか。

 学校からゾロゾロ出てくる女子高生、インドネシアはみんなロングスカート。

彼女らが好きそうなケーキ屋さんを覗いてみると
 ケーキがレインボーカラーだったりしてなかなかすごい。

 
やはり女の子たちが集まっていたこちらはインドネシア菓子のお店。
 いくつか買ってみたらこれが全部でたったの70円。
一番上はご飯の中にそぼろのようなものが入って塩味。中の二つはココナッツミルク味のういろうのようなもの。一番下の緑色のはクレープのような生地の中に黒糖味のココナッツが入って、これは大好物。

おいしいし安いのでまた買いに行きたいが、適当にうろついたのでどこだったかさだかにわからないのが困りもの。


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またジャカルタ行きで「人生の特等席」

2013-02-22 13:51:58 | 機内食・映画・美術展
日本滞留57時間でまたジャカルタ行きの飛行機に乗る。

そんなことならずっとインドネシアにいればいいじゃないか、と思われるだろうが、諸事情によりせわしないスケジュールに。せいぜいマイルをためて、またどこかに遊びに行こう。

通常なら午前発のJLのジャカルタ行き、本日は機体繰りの関係で午後4時近くの出発になった。
B787の運休がこんなところにまで影響しているのだそうな。

ゆっくりの出発なのでラウンジで遅い昼ごはん。
 Soup Stock Tokyo の左はタラコ入りチャウダー、右は参鶏湯風スープ。
ラウンジで温かいスープは気が利いていると思う。

今回は謙虚にエコノミーなので、ご飯もこんな。
 津軽海鮮御飯だそうだが、親子丼の鶏肉がホタテになったようなもの。
飲み物はジンジャーエールを所望したらありませんと言われて憮然。ビジネスにはあるのに、変なの。

映画プログラムは前回と変わらないので見ていないものを拾う。

まずはクリント・イーストウッドの 「人生の特等席」
大体アメリカ映画で野球物は大外れがないのだが、これも傑作とはいかないが悪くない。
クリントは年をとって目も悪くなったスカウト、一応主役だが弁護士になった娘役のエイミー・アダムズの方が主役っぽい。
しかし声も出にくくなって激渋のクリントにはこれぐらいの役回りがちょうどいい。
若い頃の回想場面で「ダーティハリー」の一場面がちらっと映るのもツボだったりする。

アメリカの優等生と言う感じのエイミー・アダムズも役にピッタリ。野球にやたら詳しいのがなぜかとても似合う。
しょうもないおやじについ冷たく当たってしまうあたり、ちょっと身につまされたりもして。


気分よく1本見終わって、次もアメリカ映画 「Pitch Perfect」 を選択。
しかしこれは大外れ。
大学のアカペラ・クラブの話だと言うので見たのだが、コメディーとしてのギャグは汚らしいし、脇役たちのキャラ設定も中途半端。アジア系をバカにしている感じも気分が悪い。
主演のアナ・ケンドリックスはたれ目で口元がだらしなく魅力なし。
最後のコンクールの所ぐらいはアカペラで盛り上がるかと見てしまったのだが、アカペラの魅力もない。
まったく時間を無駄にしてしまった。


ジャカルタまでは遠いのでまだもう1本見られる。
お口直しに今度は韓国映画 「The Grand Heist」 と言うのを選んでみる。

こちらはイ・サンの時代を背景にした「オーシャンズ11」のような泥棒コメディー。
といっても悪い官僚をやっつけるために陥れられた側が仲間を集めて、というお話。
「イ・サン」をはじめ韓国時代劇は結構見ているので予習はばっちり。背景がよくわかって役に立った。

で、こちらの映画の方は脇役のキャラも立っているし、いささか泥臭いがちゃんとコメディーにもなっている。
なんといっても誰も殺したりしないのがいい。


 3本目の映画を見ている間に山崎の菓子パンが配られて、予定より30分早くジャカルタ到着。

夜の10時前に空港を出たら、前回は2時間以上かかったホテルまで30分で着いてしまった。


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初めてのスラバヤご飯

2013-02-20 15:54:28 | 東南アジア
今回の仕事では珍しくジャカルタを出てスラバヤへ。

朝6時過ぎの国内線に乗るために4時起き、5時にホテルを出たらさすがに40分弱で空港に着いた。

同じジャワ島の西端のジャカルタから東端のスラバヤまでB737で1時間ちょっと。
 もっとちゃんとした朝食が出るかと思ったがチョコレートパンとジュースがポンポンと配られて終了。

一日中仕事でお籠もりでスラバヤの町を見ることはできなかったが、夕食はせめてスラバヤならではの物が食べたいと所望してインドネシア人に連れられてきたのはこちらのお店。
  
チープなテーブルとイスが並ぶ庶民的な外観の店だが、スラバヤに来たらここ、というほど有名な店らしい。
Rawonはスラバヤが本場の料理の名前、Setanは悪魔の意味とか。

でRawonとはこちらの真っ黒なスープ
 
できますものはこちらだけ、なのでオーダーはご飯と別盛りか、スープにご飯を入れるかのみ。
別に塩卵、燻製の牛タン、肺、じゃがいものコロッケの乗った皿が出されるが、こちらは食べたものだけ自己申請して支払う仕組み。塩卵を入れるのがお約束らしい。 

 真っ黒なスープは見た目に反して意外にもマイルドな味。ビーフストックにレモングラスなどのハーブが効いて、黒い色はケルアックという木の実から来ている。このケルアック、シンガポールのニョニャ料理で食べたことがあるが、こちらの方がハーブが効いている分、癖が少ない。
スープの中には柔らかく煮込まれたビーフがゴロゴロ、生のもやしとフライドオニオンが添えられたご飯にこれをかけて、辛いのが好きなら添えられたサンバルを溶かしいれる。
ご飯がさらさらとかきこめて、お茶漬けか雑炊感覚。あっさりしておいしい。

翌朝、ホテル23階から眺めたスラバヤ市街。
 
赤い屋根の低層住宅が広がるが、大きなビルもこれから増えそう。

 
ホテルの朝食ビュッフェにはおなじみのフルーツやパンの他にローカルメニューもちらほら。
緑豆の煮こみは甘くて日本のぜんざいにそっくりだが、インドネシアでは朝食にポピュラーなんだそうだ。
白い蒸しパンのようなものはココナッツミルクの香りがし、ちいさな揚げパンは中に鶏肉が入っておいしかった。
シェラトン・スラバヤの朝食はなかなか結構。

夕方までまたバタバタと仕事をして、空港で「オレオレ」を購入。
 インドネシアではお土産のことを「オレオレ」と言うんだそうな。
奥は乾燥バナナのフライ(?)、手前はパイみたいだけれどまだ食べていない。

 この小さなクッキーは貰いものだがスラバヤの有名店のもの。
パイナップル・ジャム入りで台湾のパイナップル・ケーキよりしっとり食べやすくておいしい。

 帰りの機内もパンとジュース。

乗り継いだ成田行きではさすがによく寝られた。
 


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ジャカルタでバレンタイン

2013-02-17 00:27:23 | 東南アジア
今回のジャカルタでのお泊りはブロックMにあるホテル・グラン・マハカム。
 クラシックな外観で部屋の設備もいささか古いが、まあまあ静かで品がある。

仕事で疲れて外に食事に出る気力もなく、このホテルのレストランはジャカルタでもおいしいと定評があると聞いたので、夜ダイニング・ルームへ。

するとライブで音楽が入り、華やかなビュッフェが並んでいる。
 

そう言えば今日はバレンタインだった、とやっと思い出したが、あらためてルームサービスを待つのもいやなのでテーブルに案内してもらうと、回りはドレスアップした彼女を連れたカップルだらけ。

カップルの写真を撮ったり、バラの花をプレゼントしたり、とバレンタインのスペシャル・サービス中で場所違いもいいところだが、おかげで現在のジャカルタの若者たちをじっくり観察できた。

さすがにスカーフを被ったムスリマは一人もいないが、イスラム国でこんなのもOKなんだ、とこちらが驚くような露出度の女の子はいるし、今日は特におしゃれしているのか、みんな髪は巻髪だし、つけまつげもばっちり。メイクは日本よりもバンコクの女の子たちに近い。

しかしカップルでロマンチックなディナーに来ているはずなのに、見ていると隙あらば携帯でなにか入力しているのはフェイスブックにでも書き込んでいるのだろうか。どこの国もこういうのは共通になりつつある。

そんなカップルを観察しつつ、アラカルト・メニューから「本日のインドネシア料理」を注文。
 本日は「ナシ・ヒジャウ」。
ヒジャウとは緑、つまりパンダンの葉で色づけしたごはんを中心に、まわりにはビーフ、チキン、とうもろこしのフリッターに卵、野菜のあえものなどが並べられている。
辛いソースは別添えになっているのでそれぞれのおかずはマイルド、しかしいろいろな香辛料やハーブが効いて複雑な味。なるほどおいしいと評判のことはある。

デザートもおいしそうではあったけれど、居心地が悪いので早々に引き揚げた。


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ジャカルタ行き機内で「アルゴ」

2013-02-14 12:54:34 | 機内食・映画・美術展
ずっとミャンマーの思い出にふけっていたいけど、働かないと次の旅行に行けないのでジャカルタ行きのJLに乗り込む。

今回は久しぶりにポイントを使ってビジネスへアップグレード。
それにしてもジャカルタ行き、以前からそうだけれど観光客がほとんどいないので女性客が極端に少ない。
ビジネスともなれば自分を除いて(含めて?)おやじ度100%。みんなおとなしいからいいんだけど。

最近、機内食に有名シェフのメニューを加えたというので、今回はフレンチを所望。
 オニオン・スープはちょっと味が濃いが、鶏のバロティーヌはハニーマスタードでいただくと大変に結構。
 固いのがいやでいつもは避けるビーフステーキも、さすが最近の機内食はよく研究されていて、ちょうどミディアムレアになっている。「マチュピチュの天空塩」とやらもおいしい。
 「ショコタイ」と名付けられたデザートは濃厚なチョコレートムースとココナッツアイス。

コウジ シモムラさんは知らないけど、フレンチのシェフはいつぞやのANAの栗原はるみより機内食の監修に向いているみたい。

ジャカルタへはたっぷり時間があるので、食事が終わってから映画を見る。

今回はアカデミー賞の候補にもなっている 「アルゴ」

それほど期待もせず見始めたが、これはおもしろい!

1979年に起きたテヘランのアメリカ大使館人質事件、その時かろうじて大使館を抜けだし、カナダ大使の私邸に逃げ込んだ6人をCIAの専門家がどうやって救出したかという実話の映画化。

潜伏中の6人を新作映画のロケハン・クルーに偽装する、そのアイディアがまず実話とは思えないほど奇想天外。そしてその偽装に真実味を加えるため協力するハリウッドのプロデューサーと特殊メイクの専門家、これをアラン・アーキンとジョン・グッドマンがやっていて、出番は多くないながらユーモアとスパイスが効いて実にいい。

顔の長いベン・アフレックはひげがよく似合って控えめな演技が好印象。
この時期にイランでの出来事をこんな形で映画にする点、アメリカの悪意が見えるような気がするし、悪役に回ることが多いCIAも陰でがんばってるんですよ、というのが映画のテーマだろうが、チームワークを強調したり、ちょっと自虐的なセリフがあったりするところが監督アフレックの良心だろうか。

クライマックスの空港での脱出劇はお約束とは言えはらはらどきどき。クラシックな作りだが、こういうのははずさないのがいい。

ずっと昔、ケン・フォレットの「鷲の翼に乗って」という本を読んだことがある。これはやはりイラン革命で大騒ぎだった頃、自分の会社の重役を不当逮捕された大富豪のロス・ペロー(大統領選にも出馬したことがある)が私兵を雇って社員を脱出させた実話で、この時もアメリカ人の「自国民は自分で絶対守る!」という信念の強さに感心したものだ。

先日のアルジェリアでの一件と言い、スリランカの津波の時の自分の経験と言い、日本政府には残念ながらこういうところはまったく期待できない。

映画の後は日本のチーズをもらってみる。
 おおともチーズ工房のロンドブラン、うらけん・由布院チーズ工房の福万、十勝野フロマージュの田楽みそ漬けカマンベールだそうだが、みそ漬けカマンベールが特にうまい。

 さらにチキンサンドを食べながら 「Won't back down」 という、母親が娘の通う落ちこぼれ小学校の改革のために立ち上がるという映画を見たが、こちらはアメリカの学校制度が日本と全く違い、背景がわからないのでどうにもぴんと来ない。
ただ「アルゴ」と合わせて、アメリカ人が自分のことは何でも自分でやる国民性だということだけはよくわかった。

そうこうしているうちに飛行機は無事定刻前にジャカルタ到着。
仕事先が手配してくれたVIPサービス(というのがある)のおかげで入国審査に並ぶこともなく、スイスイと空港を出て、これまた手配のタクシーに乗り込んだのが午後5時半。

しかしこれがちょうど帰宅ラッシュの時間に重なって、空港からブロックMにあるホテルまで2時間15分。
あまりの渋滞にドライバーのおじさんには「ソーリー、ソーリー」と謝られてしまったけれど、まったくやれやれ。


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ミャンマー周遊 5 Thiripyitsaya Sanctuary Resort

2013-02-12 17:08:14 | 東南アジア
さて、バガンでのお泊りは Thiripyitsaya Sanctuary Resort

オールド・バガンに近いが町からは離れたところにある日系のリゾート。
とは言え宿泊客は欧米人が多く、日本人は数えるほどしか見かけない。

 
到着するといかにも南国風のパヴィリオンでウェルカムドリンク。
ここにはPCがあり、WiFiも飛んでいるのだがつながりは悪い。誰かがiPadなど持っていると必ず何人かが「今日はつながる?」と聞いてくるのがいかにも今風。

  
部屋はすべてコテージで、1棟に4部屋づつ。室内は広々として清潔で、こういうところはさすがに日系。

  
テラス席もたくさんあるレストランの前にはプールがあり、その向こうにはエラワディ川が広がって実に気持ちがいい。

朝食ビュッフェに特別なものはないが
 
 
朝はこんなもんで十分。

 
施設内にはスパがあって、ハーバルオイル・マッサージは決して安くはなかったがなかなか上手。
ただマッサージのお姉さん、服を脱ぐところをしっかり見張り、終わった後はパンツまではかせてくれようとするのはやめて!

 夜のテラスもなかなかロマンチックなのでおばさん2人だが一度はここでディナーと洒落こむ。
 
懐中電灯でメニューを照らしながら少しでもミャンマーらしいものを、と注文したのはピリ辛ソースの魚料理。
まずくはないがミャンマーらしくもなく、生姜入りにんじんジュースは辛すぎてシロップをもらった。

食事はやっぱりローカルが一番、と再認識しつつ、お湯がちゃんと出て清潔なベッドのある宿はやはりありがたい。 


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ミャンマー周遊 4 さらにバガンの寺院めぐり

2013-02-11 16:20:37 | 東南アジア
1月17日 続き

ホテルで一休みして、午後3時からまたお寺回りに出発。

まず向かったのはオールド・バガンの南、ミンカバ地区にあるグバウジ寺院。
  
 
1113年に作られたお寺は外部の装飾もよく残っているが、内部には黄色を主体としたジャータカ物語の壁画がよく残っており、その質は午前中に見た18世紀の物よりはるかにすばらしい。
 これはネットで見つけた画像だが、こんなお宝があるなんて、来るまで知らなかった。

興奮しつつ、次はアベヤダーナ寺院。
 11世紀の小さな建物だが、こちらの内部はヒンドゥーの神様の壁画でいっぱい。

アベヤダーナのすぐ近くにあるのは1192年建立のナガヨン寺院。
 こちらにはユネスコの修復が入っていて、内部の撮影ができる。
  
入り口の正面には金色の仏像が3体。
 
ぐるりと寺院を一周する回廊には姿のいい坐像が並び、壁一面に壁画。

状態がいいとは言えないがやっぱりすてき。

 ローカーテイペン寺院も小さいが、ここの壁画は黒を主体にしたジャータカ物語。細かい筆致が素晴らしい。

  
観光客が立ち寄るような寺院の前には大抵砂絵を売る画家たちがいるが、中には子供が自分で描いた絵を売っていたりする。商魂たくましく末頼もしい気もするが、ちゃんと学校は行っているのかな。

ここまで回ったところでだいぶ日も傾いてきた。
バガンでの定番は夕日の見学、ということで有名な夕日スポット、シュエサンドー寺院へ。
 
大きな5層の寺院の四方に急な階段がついているが、ここはちゃんと手すりがついているので安心。
 
日が沈むのを待っているうちにも次々と大型バスやバンがやってきて、一番上のテラスの西側は観光客でぎっしりになった。

  
たくさんの仏塔が西日に照らされ
 
西側の仏塔はシルエットになった。

快晴の一日ではあったが、陽が沈んだ後に空が真っ赤に染まることはなく、結構あっさりと夕日見学は終了。

暗くなったところで今夜の夕食もローカルレストラン。
 看板があったかどうかも定かでなく、地元民は夜は外食しないようなので他にお客もいない。
しかしお店の人は愛想よく次々にお皿を並べてくれて
 ここも昼同様に食べ放題の15皿、3,000チャット。
同じような料理でも微妙に味付けが違うのが面白く、小さな魚の唐揚げと
 バガン名物と言うこの豆のペースト、ボンエージー(タイのエビペーストのような味)が特においしかった。
 食後はここもラペットゥにバナナ、ヤシ砂糖でごちそうさま。

観光初日から盛りだくさんでお腹いっぱいになった。 
 


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愛媛の柑橘類をお取り寄せ

2013-02-07 23:58:37 | 食べ歩き
そろそろ柑橘類もいろいろ出回る頃、ということで今度のお取り寄せは愛媛から。

吉田みかんファミリーセット

申し込んだらすぐ翌日には到着して、そのスピードにはちょっとびっくり。

箱を開けてみると
 おお、期待通りいろいろ入っている。

今回入っていたのは土佐文旦、ぽんかん、はるか、せとかとレモンが合わせて22個。
大きさは不ぞろいだが、食べてみるとどれもジューシーで甘く、さすがに産地直送だけのことはある。
これで3キロ、送料込み1980円は悪くない。

次は熊本から取り寄せよ、と母から指令が出た。
以前に天草に行った時、道の駅(我が家のお得意)にいろいろな種類の柑橘類の詰め合わせがあってとても楽しかったのだ。家に宅配しなかったのを悔やんだほど。

最近の柑橘類は種類も豊富でおもしろい。


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