Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

チューリップの旅は続く

2016-04-26 01:32:05 | 雑談
ついこの間でかけたばかりだけれど、GWはまた出かけちゃう。
しかも早々と明日、というかもう日付が変わっているので本日出発。

今度もまたチューリップを見に行く旅。

でも今度はオランダじゃないよ。


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春のオランダ 6 アムス散策

2016-04-24 23:43:44 | ヨーロッパ
3月27日 続き

国立美術館を出たのが午後2時過ぎ。
さすがにお腹が空いたので、目星をつけていた店に行こうとトラムに乗って Spuiという所で下車。

お目当てはインドネシア料理の Kantjil & de Tijger と言う店。
  
Tijger とは虎のことなのだろう、店の奥には虎がいる。

わざわざここまで来たのはこの店にインドネシアン・ハイティーがあると知ったからなのだが、イケメンのウェイターに注文すると、「ごめん、今日はやってないんだ」と無情の答え。
インドネシア菓子が食べられるかと期待していただけにがっかりだが、仕方がないのでライスターフェルを注文。
オランダのライスターフェルとは小皿料理がいろいろ並ぶセットメニューのことで、
 この店ではチキンサテー、ビーフレンダン、ガドガドサラダにインゲンの炒め物、きゅうりの甘酢漬けにご飯とエビクラッカーとインドネシア料理入門編のような品揃え。
しかしガドガドのソースは結構しっかり辛く、インゲン炒めはエキゾチックなスパイス使いでご飯によく合い、インドネシア本国の味と比べても遜色ない。
 店オリジナルらしいレモングラスと柑橘の入ったアイスティーもおいしくて、オランダでインドネシア料理を食べると言う目的も達成。

食後はショッピングでも、と運河沿いをぶらぶらと散歩。

 
間口が狭く、ひょろりと背の高い建物に大きな窓が並び、一軒一軒かわいい軒の形が違いながら全体に統一感があるのがアムステルダムの街並みの魅力。
そんな家々の前、運河沿いには路上駐車の車がずらり。 
 運河にかかる橋の欄干にはどこも自転車がずらり。

  
入口ドアも建物同様、なんだか細くてひょろ長いが、
 不思議なのは運河沿いでも半地下の入り口があること。
ここの運河は大雨などで氾濫することはないのだろうか。

 その運河にはハウスボートが並ぶ場所がいくつもあり
  
中には上甲板が庭のようになっているものも。これらのボートは動くことなく電気やガスも引かれていて、中にはアパート同様借りられるものもあるので検討もしたが、この時期ではまだ寒そうなので今回は見送った。

こちらはガイドブックなどでおしゃれショッピングストリートと紹介されている9ストラーチェス
 
だけれど、若い子向けなのか、特に興味を引く店はなし。
  
窓辺の看板猫と、アムステルダム名物、マリファナを吸えるコーヒーショップが目を引くぐらい。
 
大量のチーズが並ぶ専門店はあちらこちらにあるが、どこでも試食が好きなだけできるのでつい食べちゃう。

匂いに誘われて入ってしまったのはこちらのお店。チョコレートクッキーの専門店のようで
  
  
カウンターの向こうではきれいなお姉さんたちが中にバターのような塊を入れてクッキー生地を団子に丸め、それをそのままオーブンに入れるとつぶれて平らなクッキーになる。
 
アパートに持ち帰って割ってみると中は甘いホワイトチョコ。苦みの効いたチョコレートクッキーも濃厚で、甘いけれどこれはおいしい! 1つ1.85ユーロ(240円くらい)とちょっとお高いが、大きくて食べでがあるし、もっと買っておみやにすればよかった。

夕食はお昼が遅くてたっぷりだったので、今度はオランダの成城石井、高級スーパーのMarqtでスープとサラダを買ってまたお家ごはん。
 スープは「スリナム風」とあったが、食べてみると中華風の醤油味にチキンがいっぱい入ってとても食べやすい。
スリナムってどこだっけ、と調べてみると南米の元オランダ領。東インド会社がインド人やインドネシア人をたくさん送り込んだので、元黒人奴隷とともに多民族国家になったのだそうだ。

おいしいものがあるとなれば南米のスリナムにも興味が湧く。


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春のオランダ 5 国立美術館一日目

2016-04-21 01:31:49 | ヨーロッパ
3月27日

昨日は晴天に恵まれたが今朝はどんより曇って今にも雨が降りそう。
風も強いこんな日は屋内に閉じこもるのが一番。

と言うことで本日はオランダ訪問の2番目の目的、2013年に新装オープンした国立美術館へ向かう。

ここはもちろん博物館・美術館好きとしては絶対にはずせないが、南極クルーズに行った時、唯一のオランダ人のおじさんに「改装が終わってすごく良くなったよ」と聞かされていたので期待大。
さらに出発前には「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」と「みんなのアムステルダム国立美術館へ」という、当初5年のはずだった改修工事がなぜ10年もかかってしまったかの顛末を追ったドキュメンタリーを2本見ていたので予習はばっちりだ。

 初日に行ったゴッホ美術館前から見た、これが国立美術館の全景。
 
近くで見ればその大きさと凝った装飾でまるで宮殿のようだが、ここは1885年の当初から美術館として建てられた建物なのだそうだ。
 そしてその正面中央を貫いているのが自転車が走り抜ける公道。
実はこれが改装に10年もかかってしまった最大要因で、この自転車道を狭めようとしてサイクリスト協会と大もめにもめた。
実際来てみると、確かにこれだけの美術館にしては入口が自転車道の脇にこそっとついている感じでかっこよくはない。

  しかし中に入れば半地下の片側にはショップ、その上にはカフェテリア、中央のチケット売り場や案内所をはさんで美術館入口と、サンルーフの下にゆったりと配置されてスタイリッシュ。
朝の9時半ではまだ行列もなく、ミュージアムカードを持っていればそのまま入口を入れる。

それではまず上から見ようと3階に上がり、展示室に入るといきなりレンブラントの「夜警」が目の前に。
 
そばには手に取れる解説カードがあるが、主要作品には用意されたこれが細かいところまで目が行くよう、またわかりやすく解説されていてとても楽しい。

  
「夜警」の正面には広い廊下が伸びていて、フランスの著名な内装家が選んだこの壁の色でまた一悶着あったこととか、天井の縁の装飾まで一つ一つ手で修復したこととか、映画を見ていると一層楽しめる。

そしてこの3階にはオランダ黄金期、17世紀の物が集められているのだが、この美術館は基本撮影OKなので
  
 
絵のへんちくりんな細部ばかり集めて遊んだりもできる。

また絵画の他にも
 
家具とか
  
 
デルフト焼きの部屋。
 大きな帆船模型のある部屋には海軍関係の絵が集められているのも海洋国家オランダらしい。

建物の角には最高に渋い吹き抜けの図書室があって
  
下には机が並んでいるところを見ると現役らしいが、どんな本が並んでいることやら。

3階をぐるっと回って「夜警」の反対側正面に来ると
  
ホールの窓にはステンドグラス
 壁にはフレスコ画が描かれている贅沢さ。

ここを入った所が「名誉の間」と呼ばれるオランダでももっとも有名な画家たちを集めた展示室なのだが、
 ここを後回しにしたのは大失敗。
 一番人気のフェルメールの前は黒山の人だかり。
  
それでも粘って例の解説書を見ながら3枚のフェルメールをじっくり鑑賞。
もう一枚がこの時期他に貸し出されているのはこの時に知った。

3階を見終わってからは狭い4階へ。
   
 
ここにはオランダ人作家の椅子が並んでいて面白かったが、この階は左右が分かれていて簡単に行き来できない妙な造りになっているので半分は見逃しているような気がする。

もうかなりへばってきたが1階に降りると
 精巧な模型船の部屋があったり
 
イスラム陶器や有田焼 
 
かわいい銀細工などを並べた部屋があってついまた見入ってしまう。

 
途中、カフェで休憩もしたがもう限界。
それでもまだ見たいものが残っているが、そこは入り放題のミュージアムカードのありがたさ、明日また出直すことにする。

まともに入れば17.5ユーロの国立美術館、一日ではとても見切れない!


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春のオランダ 4 ライデン

2016-04-19 00:48:04 | ヨーロッパ
3月26日 続き

キューケンホフからはスキポールではなく、同じくバスで30分のライデンへ。
  
まるでジャングルジムのような駅前から少し行くと運河の向こうに大きな水車が見える。

この運河を渡ってすぐ、ちょっと奥まったところにあるのが
 民族学博物館。

日本と縁のあるオランダなのでどんな展示があるかとまず日本のセクションに行ってみると
 
さすが、長崎の出島の模型がある。どこの地図だったか、大きな屏風もあるが
  
チマチマと日本らしい台所や、鉱山の様子らしい模型は来日したオランダ商人が作らせたものらしい。

  
ほかにも中国やら南米やら世界中の物が集められていて楽しいが
  
中でも元オランダ領のインドネシアのコレクションは充実している。
 
同じくオランダ領だったニューギニアのコレクションも迫力があるが、彼の地の人たちが良く着ている破れたTシャツ、あれがファッションとしてわざと裂いているとは知らなかった。

訪問時にはちょうど仏教展が開催されていて
   
アジア各地の仏像と並んで
  
韓国の作家のポップな仏画や、手塚治虫の「ブッダ」まで壁に展示されていたのが面白い。

展示品の解説にもインタラクティブなディスプレイがうまく使われていて、さすが博物館先進国は見せ方がうまい。

思った以上に広い館内を歩き回っていたらお腹が空いてしまったので
 
また運河を渡って、繁華街で最初に目についたフライドポテトとコロッケでおやつ。
オランダを代表する食べ物の一つらしいコロッケは意外にもポテトではなくクリームコロッケ。ファーストフードの店でもちゃんと注文してから揚げてくれるので、アツアツでおいしかった。

エネルギー補給の後はまたちょっと歩いてシーボルトハウスへ。
  
シーボルト自身が日本から持ち帰ったものを展示していたというこの家は日本博物館なので看板にも日本語。
  
歴代名士が居住したと言う屋敷自体立派なもので、各部屋には魚の標本から着物、食器類、道具類など様々な収集品。
 
飼い犬の剥製もあれば、日本人妻お滝さんの名前を付けた有名なアジサイの標本もある。
  
こちらの部屋には地図などが集められているが、確かシーボルトはご禁制の地図を持っていたために国外追放になったはず。

興味深いコレクションではあるが、シーボルトという人のことはあまり解説されていないのがちょっと残念だった。

シーボルトハウスを出ると目の前は運河。ここに並ぶ間口の広い家々はかなり裕福な人たちの物だったらしい。
 
小さな家も色合いのせいか落ち着いた感じで、アムステルダムとはちょっと雰囲気が違う。

やがて大きな教会が現れるが、これはライデンで一番古い12世紀創建のピータース教会。
  
 
立派なシャンデリアが下がり、ステンドグラスもいくつかあるが、ここはもう教会としては機能しておらず、広いスペースはイベント会場に貸し出されているらしい。

 ちょっと歪んで建つ家々の間を通って
 
立派な市庁舎の前へ。

さらに少し歩いてみるが、5時を過ぎると繁華街と言われる通りの店も閉まり、人の姿もあまりなくて随分さびしい。
それではもう引き上げようと、ライデン駅からアムステルダムまで35分。

 到着したアムステルダム中央駅はライトアップされてかっこいい。
この駅は東京駅のモデルとよく言われるが、レンガ造りで左右対称と言う以外はあまり似ていないと思う。

トラムで帰宅して、今夜はアパートのすぐ近くのペルー料理屋へ。
 オランダでいきなりペルー料理というのもなんだが、なんとなくおいしそうな予感がしたのだ。

店内は狭くて満席のテーブルがくっつきあっているが
  
トウモロコシ粉の中に肉や卵を入れて蒸したタマーレに、白身魚の刺身に酸味の効いたパプリカソースをたっぷりかけたティラディート
  
漁師風スープもエビのだしがよく効いた中にポテトやら豆やら具がたくさん入って、どれもとてもおいしい。

勘は当たったと大満足だが、しかし今日はちょっと歩きすぎた。


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春のオランダ 3 キューケンホフ

2016-04-16 00:20:06 | ヨーロッパ
3月26日

昨晩スーパーで買い求めたもので朝食。
 
ちょうどイースターだったので、ハムもうさぎ。オールド・アムステルダムのチーズがうまい。

空を見上げてみると今朝はお天気。
これを逃してはならじ、と今回の旅の第一目的、キューケンホフへ早速向かうことにする。

キューケンホフとは春の8週間だけ開園される球根業者の大展示公園。
32ヘクタールの敷地にチューリップだけでも800種類、その他の花々も合わせて700万個以上の球根が期間中次々に咲くよう計算されて植えられているのだそうだ。

実はこの公園には20年近く前にも一度来たことがある。
ちょうどヨーロッパの出張がこの時期に当たり、週末がアムステルダムだったので市内観光のバスに乗ったのだが、お仕着せバスでは球根屋での買い物に時間を取られ、肝心の公園は駆け足でしか回ることができずに欲求不満に陥った。
今回友人のイースター休暇に合わせてオランダに来た一番の理由はこのキューケンホフを心行くまで満喫したいと思ったからだったのだ。

アパートからはまず昨日降り立ったライツェ広場へ。
 市立劇場や 
 
そのお向かいのアメリカン・ホテルが凝った建物でかっこいい。

ここからバスに乗ってスキポール空港へ。
 空港のはじからキューケンホフへのバスが出ていて、世界中からのお客さんと揺られること30分。
 9時半とまだ早いのでそれほど混んでいない公園入口に到着。
オンラインで買っておいた往復のバス代と公園の入場料のコンビ・チケットは24ユーロだった。

ゲートをくぐり、地図をもらって早速お散歩開始。
 
高い木々と緑の芝生が美しい公園にはかわいらしいアイリスとか
   
ヒヤシンスや水仙
    
そしてこの時期は圧倒的にクロッカスが多いが、
 
その種類の多さにも見事な配色にも、さすが球根のプロの公園と驚かされる。

しかしこの日は開園からまだ2日目、日本では桜が咲き始めたがオランダはまだ寒く、さすがにチューリップはあまり咲いていない。
 公園の外に広がる畑も、最盛期には花の縞模様になるはずがまだこの通り。

そこで園内にいくつかある屋内展示場に入ってみると
  
 
オレンジ・ナッソー館では凝ったフラワーアレンジメントが見られ、
 園内最大のウィレム・アレキサンダー館では
 
出ました、色とりどりのチューリップ。
 
手のひらほどの大きなものから小さなものまで、キリがないと言いつつ写真を撮りまくる。

と言うわけで、その一部はこちらに↓


さらにチューリップ以外にも
  
ベゴニアやアマリリス
  
カラーもこんなにいろいろな色があるのかと驚く。

この温室の奥はカフェテリアになっているので、ここで一息。
  
アップルパイもキャロットケーキも甘くなくていけるじゃないか。

 
かわいい軍楽隊や、アヒルミッフィー(!)を見ながらさらに進み
 蘭を集めたビアトリクス館へ。
ここは人気があって一番混んでいたけれど
   
ここのテイストはちょっとへん。

最後のユリアナ館では17世紀のチューリップ・バブルの展示があったが
 
その頃は球根一つが今の900万円、現在なら30万個買えるらしい。

  
とグルグル歩き回って、気が付けば4時間。

さすがに疲れたが、大満足で出口へ向かうと
 
入口には大行列。

早く行って良かった。


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春のオランダ 2 ゴッホ美術館

2016-04-12 23:52:36 | ヨーロッパ
3月25日 続き

広くてきれいな部屋に浮かれているうちに時間ははや18時。
しかし外はまだ十分に明るいので、観光第一弾に出発する。

アパートから目指す方向に適当に歩くと
 映画館とか
  商業ビルとか
アールデコの建物がかっこいい。

とまたまた浮かれていたらどうも道を間違えたらしく、あわてて地図を見直して方向転換。

 見えてきたいかにもオランダらしいクラシカルな建物はなんだろう、と回り込んでみると
 表はバスタブにそっくりな斬新な外観。
このバスタブが市立近代美術館とは知っていたが、これが古い建物とつながっているとは知らなかった。

しかし本日の目的はこの隣。
 ゴッホ美術館。
金曜の晩は22時まで開いているとのことなので来たのだが
 さすが大人気で大行列。
しかし列は各種パスを持っている人と、当日券を求める人とで別れていて、ミュージアムパスを買いたいと言うと優先レーンに並ぶよう言われ、15分待っただけで入手できた。

パスを手に入れたら黒川紀章設計の丸い新館から中に入る。
 
こちらの地下はショップとイベントスペースになっていて、ここを通り過ぎてリートフェルト設計の本館へ。
  
中央の吹き抜けを囲む展示室内部は写真撮影禁止だが、オランダ時代から最晩年まで、ゴッホの絵の変遷を順を追って見ることができる。

ゴッホと言う人は影響を受けやすかったのか絵のスタイルがコロコロ変わり、作品も弟一家のおかげで多く残っているが、画家として活動したのは実はたったの10年。
この美術館では作品だけではなくその人生を伝えることにも力点が置かれていて、実はゴッホはそれほど好きな作家ではないのだが、展示を見ているうちにゴッホと言う人の必死さがちょっとかわいそうになってしまった。

1時間半ほどで展示を見終えると、中央の吹き抜けから音楽が聞こえてきた。
 
始めはクラシックのようだったが、やがてロックに。誰かはわからないがなかなかの人気。

しかし我々の興味はミュージアム・ショップ。
  
ここは広いスペースにさすがの充実ぶりで
  
マグカップも各種取り揃え、ゴッホ・ミッフィーまでいる。

さらにこの奥にはちょっと高級な品を揃えたコーナーがあって
 
ゴッホの「浮世絵」の着物は3000ユーロだったか、1点ものだとか。

ここにはゴッホのパッケージのグルメチョコレートもあって、おいしそうだが1枚7ユーロもする。
買おうかどうしようかと迷っていると、愛想のいいお兄さんが「試食したいですか?」
「うん」とうなづくとなんと売り物のチョコレートを開けて割ってくれたのには驚いた。ひとかけらもらうと「もっとどう?」って、どんだけ気前がいいんだ。しかも結局買わなくても嫌な顔もしない。

そしてショップの前はと言うと
  
なんのイベントか、クラブのようになっている。

一館目からオランダの美術館の集客力、企画力、商売のうまさに感心してしまった。

こうして美術館を出たのが午後9時近く。
もうレストランに行く元気もないので、アパートに一番近いスーパー、オランダのイオン、アルバート・ハインへ。
 
乳製品やハム類、スムージーの安さに喜んで翌日の朝食も買い込み
 
夕飯はレンチンのご飯とかぼちゃスープ。ご飯は上にタンドーリチキンとパプリカが乗っているが、間に穴の開いたシートが乗っていて芸が細かい。味もなかなか良くて、何より暖かいものが食べられるキッチン付きはやっぱりありがたい。


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春のオランダ 1 アムステルダム到着

2016-04-09 19:09:29 | ヨーロッパ
2016年3月25日から4月4日まで オランダの旅

3月25日

久しぶりに使った成田の第一ターミナル。
 いたるところ日本風の内装になって、インバウンドを意識したこういう工夫はとてもいい。

 お昼に出発のKLMに乗って
 15時過ぎに到着したオランダのスキポール空港は大雨がちょうど止んだところ。

スルスルと入国して、まずは到着ロビーにつながる空港駅でOVチップカードを入手、ターミナル前のバス停から197番のバスに乗車。
 これで市内のライツェ広場までまっすぐ、40分で行くことができる。

広場でバスを降りた後はスーツケースを引きずって歩くが、アムステルダムの道は石畳でもよく整備されているので楽勝。
 
地図を見ながらいかにもアムステルダムらしい運河沿いを歩き、橋を渡り、
 
かわいい建物の脇を静かな住宅が並ぶ道に入れば
 5分強で今夜からの宿に到着することができた。

今回はまずアムステルダムに4泊するのでキッチン付きのアパートにした。
最近よく使っているBooking.comは実はオランダの会社だそうで、そのためかアパート情報も充実。
中でも博物館エリアに近く、評価の高いところと言うことで選んだのが今回のJuul's Apartment

住所の呼び鈴を押すとすぐにオーナーのユールさんがドアを開けて迎えてくれたが
 すぐ目の前に急階段。
これを上がった2階にオーナーの住居があり、さらにもう1階上がったところに借りる部屋のドアがあるが、それも開けると
 また階段。この家は築百数十年で、こういう狭い急な階段はアムステルダム旧市街の標準なのだそうだ。

しかし部屋に入るとフルキッチンのついたリビング・ダイニングはすっきりと明るく
 
 
備え付けられた食器や調理器具は我が家の台所より充実している。調味料なども一通り揃えられていてパーフェクト。

キッチンの脇のドアはバスルームだが
 
狭くてバスタブはないものの、ここにもタオル類がふんだんに備えられている。

リビングの隅の階段を上がればそこがベッドルーム。大きなクローゼットが置かれ
  
 
後はシンプルな内装だが、ところどころに置かれたアフリカの小物がいいアクセントになってとても趣味がいい。

窓の外はまわりの家の裏側に当たり、下には棟続きの隣家のテラスが見えるが、
 
陽もよく入って実にいい部屋だ。

 
ユールさんは部屋に花を飾り、たっぷりの果物にワイン、ビールまで用意してくれていて、到着前の情報提供も万全だったが到着してからも至れり尽くせり。

これからしばらくはここを拠点に動き回る。


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アムス行きKLMの機内食と映画

2016-04-08 23:01:19 | 機内食・映画・美術展
FFPはワンワールドとスタアラのカードを持っているが、今回は利便性優先でKLMのアムステルダム直行便を選択。
KLMはヨーロッパ内の短距離では乗ったことがあったが、日本からの長距離は初めて。

 成田からの直行便はお久しぶりのジャンボ。
9割方席が埋まるとその乗客数の多さに改めて驚く。

大きな機体とは言えエコノミーの座席は狭くて、前の背もたれを倒されるとモニターが近すぎるほど。
オランダ人はヨーロッパでも一、二を争うほど背の高い人が多いので、隣のお兄さんなど長い脚を持て余して大変そうだ。

そうこうしているうちに始まる安全ビデオ。
最近はちゃんと見てもらえるようにいろいろ工夫している航空会社が多いが
 KLMはオランダらしくデルフト焼きタイル風のアニメで、これはしゃれている。
 
飲み物のサービスが始まると
  
ナプキンには風車、プラスチックカップには自転車やチューリップ、木靴の模様が付いていてかわいい。

さらに機内食もトレーや紙箱にデルフト焼きやチューリップの絵柄があしらわれていて、ここまでお国柄を徹底しているところも珍しい。
その機内食は和食をお願いしたが
 
そぼろご飯の隣の焼き鮭がふっくらといい焼き加減で、デザートにあんみつは珍しいが寒天がつるりととてもおいしい。
 食後のコーヒーの紙コップやお砂糖までデルフト柄で、日本の航空会社もこれぐらいやればいいのに。

さて、オランダまでの長い機内、一本目に選んだのはオランダ映画。
 Jheronimus Bosch 
実は今年はボッシュの生誕死後500年に当たり、それを記念して生誕地の博物館で主な作品を集めた大展覧会が開かれている。
この映画はその作品集めに奔走したボッシュリサーチプロジェクトの苦労を追いかけたドキュメンタリーなのだが、肝心の所はオランダ語、付いている英語字幕は細かすぎて小さなモニターの荒い画面ではろくに読めず、楽しみにしていたのに多分半分ぐらいしか理解できていない。

しかし理解した限りでは今までボッシュの作品とされてきたもののかなりの数が研究の結果、工房の作または模写と判定され、そのような判定が下ることを恐れたスペインのプラドが所有する目玉作品の貸し出しを取りやめてしまったということらしい。
その交渉の様子もかなりおもしろいのだが、真贋の判定たるや絵が描かれた木板の年輪まで数える徹底ぶり。

この映画、日本ではDVDでも出してはくれないだろうな。
しかしこの映画の存在をKLMのHPで知ったおかげで展覧会に行くことができた。その様子はまたいずれ。

 アイスクリームをなめながらの2本目は

 「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」 Mr. Holmes
現在テレビではカンバーバッチのシャーロックが大人気だが、こちらはそのホームズ氏が認知症も疑われるほど年を取った最晩年と言う設定。
幼い息子を抱えた家政婦の世話になっているのだが、まだもう少し若かった頃の事件を回想し、探偵引退に追い込まれた未解決の事件の謎を解く、と言うストーリー。
イアン・マッケラン主演で激渋なのはいいのだが、老人がもそもそと上流のイギリス英語を口ごもるので、これを日本語字幕なしはつらかった。
ホームズが日本に来る設定もなんだか必然性が感じられず、やっぱりテレビ版の方がずっとおもしろい。

さらにもう一本、今度はもっと気楽なものを、と選んだのはこちら。
 「二つ星の料理人」 Burnt
ブラッドリー・クーパーが2つ星を取るほどの天才料理人なのにヤクで失敗、そこから再起して3つ星を目指す、というお話なのだが、クーパー氏がどうしてもシェフには見えない。
大体、本当の料理人も現場は相当荒っぽいだろうとは思うが、商売道具である鍋釜や皿まで投げ飛ばすだろうか。
それ以上に口にする言葉はF***だらけで、こんな人の作る料理を食べたいとは思えない。
料理の絵は最近見た同様の映画の中では一番きれいだったのだが、どうも料理人の映画に当たりがない。

こうして10時間を過ごして到着1時間半前に2度目の食事。
 今度はノーチョイスでチキン入りビーフン炒めだったが、こちらも軽食として十分においしかった。


アムステルダム発の帰路では1万円プラスでエコノミーコンフォートという席にしたが、こちらは座席間の幅が十分に広くて、この差額なら大満足。

 食事もマスタードソースのチキンがちょっとエキゾチックな風味でおいしくいただく。

食事を終えて見たのはまたイギリス映画で
 「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」 A Royal Night Out
イギリスで戦争の終結が宣言された夜、王女だったエリザベスと妹のマーガレットが町に繰り出したと言う事実があったそうで、もちろん実際はお付きの者たちにガードされてのお出かけだったそうだが、そこは映画、お付きの者を巻き、姉妹も別れ別れになってそれぞれ刺激的な夜を過ごすと言うストーリー。

毒のない映画で、妹のマーガレットが軽薄なブスにされているのは気の毒だが、エリザベスを演じた女優はきれいで品がある。
母太后を演じる女優が本物によく似ているがどこかで見たことがある、と思ったらエミリー・ワトソンだったのには驚いた。本当に老けたと言うよりはメイクと演技だろうか。
「Burnt」のチョイ役のユマ・サーマンがクレジットを見るまでは気が付かないほど顔が変わってしまっていたのにはもっと驚いたが。

 帰りもまたアイスをいただいて

最後の映画は安全に日本語吹き替えのあるこちら。
 「オデッセイ」 The Martian 
事故によって火星に一人ぼっちで取り残されてしまったマット・デイモンが絶体絶命の状況でも絶対にギブアップをせず、しぶとく生き抜いて無事生還すると言うお話し。
「ゼロ・グラビティ―」もそうだったが、こういうサバイバル物はアメリカ人だと納得してしまう。
同じ状況でも日本人なら淡白にあきらめてしまうだろうな、といい意味で感心する。
いささかご都合主義なところもあるし、船長として活躍するのが女性だったり中国が救出に協力したり、サポートスタッフがインド系だったり黒人だったりするところにも政治的なにおいを感じるが、リドリー・スコットのSFはさすがの面白さ。
やっとスカッとする映画に当たった。

そして到着前には朝食。
 
定番のスクランブル・エッグだけれど、蓋のビニールシートがまたきれいなデルフト柄。

往路ではベジタリアンのオーダーが通っていなかったらしい隣のお兄さんにCAさんが食べられそうなサラダや果物を甲斐甲斐しくかき集めて与えていたのが印象的で、サービスも良く、機内食もおいしくてKLMは好印象。
しかし次に乗る時は絶対にエコノミーコンフォートにしよう。


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オランダ雑感

2016-04-04 22:02:44 | ヨーロッパ
今朝無事にオランダから戻りました。

今回はオランダ一ヶ国に丸9日間滞在。
この国も通常のツアーでは隣のベルギーと一緒にされて、どちらかと言えば通り道扱いされるところ。
泊まった宿のマダムでさえ「オランダの次はどこへ行くの?」と、他の国へは行かないと言うと驚いていたぐらいだが、実際にいろいろ調べてみれば見どころは多く、もてあますかと思った9日では足りないぐらいだった。

そしてこの国でいいのは万事合理的にできていて何事もスムーズに運ぶのが当たり前の所。
昨年のフィレンツェではイラつくところが多かったので余計そう思ったのかもしれないが、日本人としては実に気持ちよく旅行できる。

なにより重宝したのはオランダ全土で使えるこの2つのカード。

OVチップカートは日本のスイカやパスモのようなもので、国鉄はもとより、どこのバス、トラム、地下鉄でも使える。最初にカード代を7.5ユーロも取られ、これが返ってこなかったり、チャージにはクレジットカードが必要でその都度0.5ユーロの手数料がかかるのもなんだかなあと思うが、いちいち切符を買わなくてもいい便利さには代えがたい。

そしてもう一つのオレンジのカードが全国ほとんどの博物館で使えるミュージアム・カート。
60ユーロと高額だが一年間有効、オランダの博物館の入場料は10~17ユーロとお高いので実は簡単に元が取れてしまう。これを今回の旅では大いに活用させていただいた。

どこでも英語が通じるのが当たり前だし、ちょっと困っているとすぐにそばにいる人が助けてくれる。
カフェやレストランではウェイターのお兄さんたちがイケメン揃いで、オランダにそういうイメージはなかっただけにこれはうれしい驚き(笑)。

さらにろくにおいしいものはないだろうと思っていたのも誤算で、おかげで帰ってみたらまたまた体重増加。
しかしこれ、最近どこの国へ行っても同じことを言っている気がする・・・。


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