Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

料理本コレクション

2009-10-26 23:07:22 | コレクション
ハンガリー料理のついでにその他の料理本コレクションを一挙放出。

まずは一番近いところでお隣、韓国。
  
これはレシピ本ではなく、韓国料理の紹介本。何でできていてどうやって食べるか、そして重要な点、どのくらい辛いかが説明された、おそらくは西洋人向けの本。ローマ字表記と一緒にハングルも出ていて、なかなか良くできている。

 
今年の正月にハノイで買ったベトナム料理の本は香港の出版社のもの。写真がきれいで、材料も身近なので一番作りやすい。生のハーブが手に入ればもっといいけれど。

 
オーストラリアのタスマニアで買った本は「囚人のレシピ」。タスマニアはイギリスの流刑地だったのでこんなタイトルになっている。中身はなんてことないイギリス料理の本だけれど、蒸しカンガルーの作り方なんてのが出ているところがオーストラリア。

 マレーシアで買ったのはニョニャ料理の本。
ニョニャは中国系とマレー系の合体なので料理もカレーあり、中華風ありの合体料理。おいしそうなのだけれどスパイスが複雑なのと時間の掛かる料理ばかりなので一つも作ったことはない。

大体カレー系はスパイスをそろえるのが大変。だから
 
パキスタン料理も
 ネパール料理も
  
南インド、ケララの料理も写真を眺めるだけ。

ただし比べてみると「みんなカレー」と思っていたものの違いがちょっとわかってくる。
パキスタンは肉を使ったこってり重そうなカレーが多いし、南インドはココナッツミルクを使う以外はさらさら軽いカレーが多い。
ネパールの料理本にはカレーよりも野菜のスパイス炒めのような手軽な料理が多い。

 ウズベキスタンで買ったこの本はウズベク語、英語、ロシア語の3カ国表記。写真の質は悲しいほど悪いが、全ページカラー写真入りでたくさんの料理が紹介された立派な本だ。
料理はアラブやトルコ風のサラダ、煮込み系、中華のにおいのする餃子系、パンは中東の他にインドの香りもして、さすが様々な文化の交流するところと、料理本を見るだけでも感心する。

 世界三大料理の一つ、トルコともなれば土産物屋にちゃんと日本語の料理本が並んでいる。シチューをいくつか作ってみたが、どれもとてもおいしくできてうれしかった。

 さらに西へ行ってチュニジア。ここのは本ではなくカードになっていて、もちろんブリックやクスクスの作り方が出ている。

 昨年はヨルダンで料理本を買い、

今年はシリアでさらにアラブ料理が気に入って、帰路のドバイでとうとうこんな本を買ってしまった。
  
もともとドイツで出版されたと言うこの本、モロッコ、チュニジア、リビア、エジプト、ドバイ、ヨルダン・パレスチナ、シリア、レバノンの食文化と、それぞれの代表的料理の作り方を紹介している。
どの写真もとてもきれいで眺めているだけで楽しいのだが、本の高さが30cm以上、重さが2キロ以上もある。我ながらよくこんな本を抱えて帰ってきたと思うのだが、重すぎて気楽に読めないのが玉に瑕。

料理本は眺めているだけでもおいしい。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンガリーのパプリカ

2009-10-23 16:45:34 | ヨーロッパ
ハンガリーと言えばパプリカ、パプリカと言えばハンガリー。

まるで駅舎のように立派な中央市場も
 
 
中では大量のパプリカが販売されている。
形も大きさもさまざま、辛いものと辛くないものがあるのでお土産に買って帰るときは要注意。

 
市場では生のパプリカも売られている。左のミニトマトのような丸いのもパプリカ。
その上と右の写真の白いのもパプリカ。この白いのは要するに白いピーマンだが、生食すると甘みがあってとてもおいしかった。種を買って帰って親に育てさせたが、気候の違いのせいかいくつも実がならなかったのが残念。

ブダペストの外に出ても、お土産屋さんで目立つのはやっぱりパプリカ。
  
 これはどこの町だったろうか、パプリカ博物館なんてものまであった。

このパプリカを使った有名なハンガリー料理といえばグーラッシュ(ハンガリー語ではグヤーシュ)。ハンガリーに来ればパプリカ入りのこのシチューをまずは食べることになるのだが、実はハンガリーでは何を食べてもパプリカが入っている。

 広々と豪華な内装のニューヨーク・カフェで食べたロールキャベツも
 華麗な内装が素敵なレストランで食べたハラースレー(魚のスープ)も

み~んな同じパプリカ味で、3日目には飽きてしまって、やっと見つけたタイ料理屋に逃げ込んだ。
パプリカ料理はおいしいのだけれど、こってりとラードを使った味は続くと日本人にはつらいのだ。

そんなブダペストでおいしかったのはやはりここ。
 ハンガリー一有名なグンデル。
日曜の昼、ビュッフェのランチは前菜やデザートがとてもおいしかった記憶がある。この頃は料理の写真を撮っていなかったので、何を食べたかいまいち曖昧なのが悔やまれるが。
 グンデルでは各国語に訳された料理本も出していて、ちゃんと日本語もある。この本を見ればハンガリー料理がいかにパプリカとラードを多用するかが一目瞭然。毎日食べていたらえらいことになる。

もう一軒おいしかったのは確か Muzeum というレストラン・カフェ。
博物館の隣にあるカフェというので気楽に行ったら、まわりのお客さんはきっちりした身なりのビジネスランチばかりで、いささかあせった。
しかしこの店で食べたフォワグラのパテは忘れがたい。巨大なスライスが一皿に3枚ものり、それがこってりと濃厚で実においしかったのだ。

すらりとしたお嬢さんがいかにでっぷりとしたおばさんになるか、温泉で見た現象の原因がよくわかるハンガリーの食事であった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンガリーのアールヌーボー

2009-10-20 23:42:15 | ヨーロッパ
ハンガリーは初めて足を踏み入れた東欧だったが、10年前でも既に元社会主義国の面影はなく、3年前に行ったチェコよりも明るい雰囲気だった。

その理由の一つはドナウ川の両岸に広がるブダペストの街にあまり高い建物がないこと。


もう一つは華やかなアールヌーボー風の建物が多いせいかもしれない。

最も有名なのは国立応用美術館。
  
 
ジョルナイの緑のタイルで飾られた屋根が鮮やかで、内部もいたるところにオリエンタル趣味が見られて楽しい。

ゲレルト・ホテルもアールヌーボーだし、
  
街を歩いていてもこんな華やかな絵で飾られた建物があちらこちらにある。

ホロッケーに行く前に Szirak と言う町に立ち寄ったのも建物を見るためだったと思う。
もはや何を情報源にしていたかも定かでないが、この町には確かに面白い建物がたくさんあった。
  
 
  
これなどはアールヌーボーというよりもドイツのユーゲントシュティール風。

行った頃にはいろいろ調べていたはずなのに、10年も経つとすっかり忘れてしまっているのが悲しい・・・。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンガリーの温泉

2009-10-18 17:31:05 | ヨーロッパ
最近すっかり温泉ブログと化してしまった当サイト。
温泉つながりでハンガリーのことを思い出した。

ハンガリーへ旅行したのはちょうど10年前、1999年の9月のこと。
なぜハンガリーへ行こうと思い立ったのか、今となっては思い出せないが、決めてから調べてみると温泉がたくさんある。それでは、とあちこちの温泉を入り歩いた。

まずブダペストに到着早々、最初に泊まったホテルがThermal Hotel Heliaという温泉ホテルだった。
市内にある大型ホテルで、観光にも便利だったと思う。
が温泉は水着を着けて入る屋内プール式で、水温も温水プールより低いくらい。においもなにもなく、温泉の雰囲気はまったくなかった。

次に行ったのはラーツ温泉。
 ここは曜日によって男性、女性が入れ替わる。

入り口のおばちゃんにお金を払い、貴重品を預けようとすると、おばちゃんが何か一生懸命に言っている。大体ハンガリーは英語が通じないところが多かったが、なんとか理解したところでは、夕方なので自分はもうすぐ帰る、だから早くしてくれ、と言うことだった様子。わかった、わかった、と身振りで伝えてエプロンをもらって更衣室へ向かう。

ハンガリーの裸で入る温泉ではこのエプロンがつきもの。首からかけて前を覆う形だが、当然後ろは丸見えで、AVのネタじゃないがいやらしいと言うよりも、いまや死語になった「エッチ」という言葉がぴったり。これなら丸裸の方がましだと思うのだが、習慣だから仕方ない。

このラーツに関してはどんなお湯だったかまるで記憶にない。エプロンではしゃぎ、帰り時間を気にしていたので記憶が飛んでしまったか。

次に行ったのは有名なセーチェニ温泉。
 市民公園の中にあり、すぐ隣に動物園、そのまた隣にはレストランの「グンデル」がある。

この温泉内はすべて水着着用の混浴。水着を持っていかなかったらレンタルがあった。いささか大きくて苦労した気がするが。

中はとても大きくて部屋も浴槽もたくさんある。一番大きくて有名なのは屋外の大プール。よくここでチェスをしている様子が紹介されるが、本当にチェスをしているおじさんあり、泳ぐおばさんありで大人気。平日でもずいぶん混んでいたが、ここの水温は我々には低すぎて寒い。もっぱら屋内のスチームサウナで暖まった。

世界遺産となっている村ホロッケーからエゲルの町へ車で移動した時は遠回りをしてミシュコルツというところへ寄ってもらった。ここには有名な洞窟温泉があるということだったので。
 写真はHPから

温泉は確かにあった。しかもここは地元民に大人気で、大勢の人で混んでいた。
しかしここは我々の感覚から言うと温泉ではなく大プール遊園地。子供たちがキャーキャー騒ぎ、しかも洞窟温泉の水温は低い。HPには水温30度とあるが、入った感覚ではそれ以下。しばらく入っていても体がぽかぽかしてくると言うこともなく、わざわざ行った割には期待はずれの温泉だった。

ブダペストに戻ってからは渋いキラーイ温泉へ。
 外から見るとトルコのハマムのような丸屋根で、これは期待ができる。

ラーツと同じく、ここも曜日ごとの男女入れ替え、エプロン着用のお風呂。中は外観からは想像できないほど広く、大きな浴槽が4つほどあったと思う。一番熱いお湯で40度、日本人としてはこれが適温だがハンガリー人には人気がなく、メインの浴槽は36,7度の体温程度、ここにジモティーと思われるおば様方が集まっている。みなさん、エプロンなど着用せず、中には頭に巻いてターバンにしているおばさんもあり、丸屋根の小さな丸窓から入る薄明かりの中、目をつむってゆったりと入浴している。う~む、さすがこのおば様方はできる、温泉の入り方を知っている、と同じ浴槽でまったり。
ハンガリーの温泉ではここが一番よかった。

最後は超有名どころ、ゲレルト温泉。
   
左がホテルの入り口、真ん中が温泉の入り口だったと思う。
豪華なロビーに入ると右側に有名な混浴温泉プールがあるのだが、そのほかに曜日ごと入れ替え制の内湯がある。

ここにはエプロンもなく、お湯の温度も高めで、大勢のお客で混み合う浴場は日本の大型ホテルの大浴場のよう。
すらりとスリムなお嬢さんがこんな↓どっしりしたおばさまになる過程をすべて観察できて
 有意義なゲレルト温泉だった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族で岩手 4 牛の博物館

2009-10-14 01:14:13 | 国内旅行
地図を見ながら道の駅ナビをしていたところ、ゴールの一ノ関の近くに面白いものを見つけてしまった。

その名も 牛の博物館
牛の博物館のホームページ

ここは米沢と並んで有名な前沢牛の産地。これは行かねばなるまい、と道の駅めぐりを切り上げて博物館に向かう。

途中、看板はたくさん出ているものの、どうせお土産屋さんに毛の生えたものだろうとたかをくくって行ってみたら
 
あまりにも立派な建物でびっくり。

すぐに併設のレストランに行きたがる両親をひきずって館内に入ると、館長と思しき男性が喜んで迎えてくれる。「どちらから?」と聞かれたので「東京から」と答えると「えっ、何でここを知ったんですか?」と驚いている。他にお客さんはまったくいないし、よほど入場者が少ないのだろう。

「2階から回ってください」と言われるとおり階段を上がると
 
牛のご先祖から始まって、さまざまな牛の品種の説明
 牛のモコちゃん(と名札が付いている)
  
牛の胃袋にうんこの展示
  
カウベルやら乳搾り用のバケツやら、と多彩な展示。
ちゃんと博物館していて、面白いじゃない。

そして「2階の端まで行ったらカーテンをめくって見て下さいね」と言われていた通り、壁際の重いカーテンをめくってみると
 北上川と黄色く色づいた田んぼが眼下に広がる。

秋らしい景色を楽しんで階下に降りると、ここの展示がまた楽しい。
  
部位ごとのおすすめ料理のパネルがあったり
 日本一の牛飼いたちの写真があったり

壁には賞を取った名牛の血統書が張り出されているのだが、おとうさん、おじいさんの写真が「肉の塊」なのには笑ってしまった。

予想以上に楽しめた博物館を出て、昼食は隣のレストランで、もちろん前沢牛。
 しかしこんな細切れ肉ではUSビーフとの違いもわからない。
けちらないでステーキでも頼めばよかった。

そして最後は一ノ関駅。
ここの大きな売店で探していたものを見つけた。
 南部せんべいのみみ
このカリカリしたところが好きなので喜んでいたら、「捨てるところなのにこれで180円もするの?高いわね」と某ベテラン主婦。

 夕食用に買った「うにごはん」もおいしくて、岩手の旅は好評のうちに終了したのだった。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族で岩手 3 道の駅めぐり

2009-10-12 15:57:56 | 国内旅行
家族で行った岩手、移動の間は何をしていたかと言うと、ひたすら道の駅めぐり。
観光地には目もくれず、地図で道の駅を見つけては片っ端から寄り道していくのが我が家のお楽しみ。
ばかばかしいけど、これが楽しいのだ。

繋温泉を出てまず最初に立ち寄ったのは「雫石あねっこ」
 ここは規模が大きくてお客さんもいっぱい。野菜コーナーが充実していて、山盛りのかご3つ分も宅配している人もいる。

いろいろ買い込みたくなるが、まだ一ヶ所目だからと自制して、軽食コーナーで朝からおやつ購入。
 中にりんごジャムが入ったかわいいパイ、一口サイズが3つで180円、だったかな。

進路をさらに西に取り、トンネルを抜けるとそこは秋田県。
田沢湖の周りをまわりながら、写真一枚撮らないのが我が家流。

ここから北に向かって35キロ、このためだけに来た2ヶ所目、道の駅「あに」
 またぎの里を称する山奥だ。
 
売っているものも野趣満点で、鹿の肉やら熊の肉、山の茸も大袋で売られている。
めずらしい「ミズの実」を売っていたのでいとこが「どうやって食べるんですか」とおばさんに聞いたら「まんずゆでて、※$%&?*¥」「????」
さらに茸を眺めていたら、おじさんがいきなり「舞茸、買ったが?※$%&?*¥」
すいません、まったくわかりません。ディープ秋田、恐るべし。

ここでもまたおやつ購入。
 
どぶろくプリンは食べるとほんのりどぶろくの香り。
もろびせんべいは小麦粉と砂糖だけで作られた素朴なお菓子で、味は鉱泉せんべいのようだがもっと歯ざわりがあって自分好み。ああ、もっといっぱい買えばよかった。

ここからはもと来た道を戻り、角館を素通りして3ヶ所目、「なかせん」
 
ドンパン節の故郷らしいが、米所らしくこめこめプラザなんてものが併設され、中ではおかきが焼かれている。
 ガラス窓越しに見学通路があるが、遠すぎてちょっとつまらない。

ここの農産物直売所では面白いものを見つけた。
 
ポポーというこの果物、鼻を近づけるとパイナップルとバナナを混ぜたようなトロピカルな香りがする。
「おいしいよ」とおばちゃんが言うし、3つで100円と安いので買って夕食後に食べてみた。
食感はやわらかいマンゴーみたい、味は甘くて酸味がほとんどなく、やはり独特のトロピカルな香りが鼻を抜ける。試食した全員、「嫌いじゃないよね、おいしい、かも?」と微妙な感想だったのはたぶんこの香りのせい。

帰宅後に検索してみたら、これはアメリカ原産のバンレイシ科の果物。釈迦頭やチェリモヤの仲間だが、かなり寒いところでも育つらしい。流通が難しいのか苗は売られているが果実を売っているところはほとんどないようで、これは珍しいものにありついた。

夕方になってたどり着いた4ヶ所目は「雁の里せんなん」
 
秋田限定ドロップをいろいろ売っていたけど、さすがにこれはパス。

岩手側に戻って一泊した後も道の駅めぐりは続く。
 道の駅「錦秋湖」

湯田温泉のある西和賀町は山菜ときのこが特産なので、駅前の物産館も道の駅もこの通り。
 

さらに最後に寄った「みずさわ」でまたきのこ発見。
 
香茸というこのきのこ、名前の通りとても香りがいい。が、松茸同様、人工栽培ができないので値段が高いのだ。しかし安いものよりお高い大きいのは香りのよさがぜんぜん違う。というわけで大きいのを一つ買って4人で分割。家に帰ってから炊き込みご飯にしたらとてもいい香りが楽しめた。味はほとんどないけど。

 あちこちで買い集めた雑きのこは油炒めしてから茸汁に。
これもおいしかった~。

「こんな旅行ははじめて」といういとこたちの帰りの荷物は持ち上がらないほど重くなっていた。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族で岩手 2 湯川温泉 ふる里

2009-10-10 23:37:53 | 国内旅行
つなぎ温泉からは秋田をぐるっと回って再び岩手側へ戻り、2泊目の宿、湯田温泉郷の湯川温泉、ふる里へ。

岩手の温泉なら「四季彩の宿 ふる里」

日本全国に湯田とか湯川なんて地名はどのくらいあるのだろうと思うが、ここの最寄り駅は北上線の「ほっとゆだ駅」。
 駅舎に温泉があり、駅の入り口に「ゆ」ののれんが掛かっているのがおかしい。ここも入ってみたいが、めんどくさいことの嫌いな年寄りが一緒なので今回は残念ながらパス。

駅前から宿までは車で5分。道端に突然と言う感じで出現する。
 ネットでは散々「外観がぼろい」と書かれていたのでどれほどかと思っていたが、着いてみれば玄関やロビーはすっきりときれい。

しかし翌朝建物をよくよく眺めてみると
 
宿泊棟はプレハブっぽい建物が次々に増築されたことがわかるし、厨房の方はまるで山の分校のような木造で、なぜか大型冷蔵庫は外に出ていてさらに増築予定の気配。なるほど、このことね、と思う。

ホテルのようなフロントでチェックインを済ませ、案内されて部屋に向かうと、川沿いに増築された宿なので廊下が長い。100メートルほど歩いたところで新館に到達。
 
広々としたロビースペースを過ぎると、さらにまた100メートルはあろうかと言う廊下がある。
「遠くてすみません」と仲居さんは恐縮するが、つぎはぎの建物のアラを埋めようとあちこちに飾り物や鉢植えが置かれ、決しておしゃれではないがその一生懸命さに好感が持てる。

結局案内されたのは一番端っこのお部屋。
  
8畳二間の部屋に特徴はないが新しくてきれい。狭いベランダの外には川が流れている。

そしてこのベランダにあるのがこの部屋の売りである露天風呂。
なぜか肝心のこの風呂を撮り忘れてしまったのだが、見た途端父親が「なんだ、この箱が風呂か」と言ったほど飾り気も何にもない四角い木の浴槽。ちょっとがっかりしつつも、手を入れてみれば適温のお湯が満々と掛け流されている。

早速この風呂に入ると言う母親を残して、後の者は大浴場へ。
 お風呂の友はみな色違いのバスケット。
スリッパにもそれぞれ色違いのクリップがついていて、ちょっとした小技がかわいい。

 大浴場の大きな浴槽もたっぷりのお湯が掛け流し。
でもここはちょっと熱いので川のせせらぎの聞こえる露天の方へ。
 
思った通りこちらは適温。無色透明でにおいもない、くせのないお湯だがアルカリ性でお肌にいいとか。
年上のいとこたちとおしゃべりしながら、ゆっくり長湯が楽しい。

お風呂のあとはお食事。また200メートル歩いて食事処の個室へ向かう。

長いテーブルにまず用意されていたのは
 茸のミートローフ、石垣豆腐、手綱巻
 真梶木とほろほろ鶏のお造り
 海鮮しゃぶしゃぶは蟹とお魚とアワビ
これをにんじんスープでしゃぶしゃぶすると言うのが変わっている。にんじんはよくわからなかったけれど、薄切りのアワビがおいし。
 蒸篭蒸しのお野菜はにんにくの効いた味噌でいただき
 柿と野菜の博多押しは一口でぱっくり
 こちらの牡蠣の朴葉焼きは牡蠣が大根でくるんであって手が掛かっている

そしてこの後、「コロッケと海老の選択になります」というので、当然のごとく3つづつもらってみんな半分こ。
 里芋でできているというこの北上コロッケ、ポテトとクリームの中間のような感じで絶品!
 海老も揚げたてでおいしい
 茸ご飯も、蓮根つくねのお吸い物も、ごぼうのお漬物もおいしくて
 最後のデザートまで全員完食。

地元の食材をうまく使い、手間をかけて作られたこの食事は見た目にも華がある。味付けも洗練されていて、失礼ながらこんな山奥でこんな食事ができるとは、と大満足。

食事の後はそれぞれまた好きなお風呂へ。
ベランダの箱のような露天に入ってみたら、これがそっけない見た目のわりにすべすべといいお湯で、気のせいか大浴場のお湯よりも濃いような気がする。一人で入るにはゆったりといい大きさで、踏み台や中の腰掛もちょうどいい高さ。これは母が気に入るわけだ。

そしてゆっくり休んだ翌朝の食事。
 
 地味目ながらこれまたちゃんと手の掛けられた食事。
昨晩も今朝も、給仕の若い女性がとても丁寧で気持ちいい。
食後のコーヒーまで別室で用意されていて、言うことなし。

母親の曰く「離れのお風呂もよかったけれど、私はまたここでいいわ」

はいはい、次は山菜の季節に来ましょうね。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤坂でミャンマー料理 「シュエジンヨウ(金のかもめ)」

2009-10-08 18:00:22 | 食べ歩き
仕事で打ち合わせの帰り、思いのほか遅くなってしまったので以前ランチに入ったことのあるミャンマー料理屋さんへ。

ミャンマーキッチン SHWE ZIN YAW - 東南アジア料理(その他)(赤坂) [食べログ]

扉を開けてみると雨のせいだろうか、お客さんが一人もいない。
「今日は誰も来なくて寂しいよ~」とビルマ人のママさんが言うので、ゆったり座ってお話しながら食事をさせてもらうことにする。

まずはサラダをもらおうとお茶の葉のサラダ、ラペットゥーを注文。
「一人では多いけど、残ったら持って帰りなさい」
 ということで、これは持ち帰った分。
塩漬けにしたお茶の葉を唐辛子を入れて発酵させ、そこににんにく、ピーナッツ、揚げた小さな豆、ごまなどがたくさん入っている。
ピリピリと辛いところにピーナッツが甘く、揚げた豆がカリカリして面白い食感。

「ミャンマーではどこの家でもお茶の葉を発酵させたものを大きなビンにいっぱい作っておくの。にんにくや豆も揚げておいて、お客さんが来たらすぐにラペットゥーを出すの」
なるほど、お茶うけや酒のつまみにとりあえず、ってやつですね。

もう一つ頼んだのはココナッツミルクの麺というオンノカウスエ。
 カメラを持っていなかったのでこの写真はAll aboutの記事からおかりしました。

鶏がらのスープにココナッツミルクと豆の粉を入れたというこのスープ、とろりと濃厚でめちゃくちゃおいしい!揚げた唐辛子も少し入っているが辛くはなく、香菜などのハーブも効いてたまらない。

「このスープは豆がとても体にいいの」と言うが、なるほど病気の時などこのスープだけで十分栄養が取れそう。
チュニジア料理「イリッサ」のヒヨコマメのスープにも良く似ている。

濃厚なこのスープに、しかしラーメンが入るとボリュームは120%。しかもラペットゥーの豆も散々食べているのでお腹はパンパン。でもたった一人の客としてこのおいしいスープを残すわけにはいかない、とがんばって完食したら麺がのどから出そうになった。

ママさんからミャンマー料理の話もいろいろ聞けて、一人でも楽しい夕食になった。


にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族で岩手 1 つなぎ温泉 湖山荘

2009-10-07 18:42:54 | 国内旅行
自分は意外にしつこい性格だったと最近になって自覚した。
気に入ったところには続けざまに出没する。

というわけで、遠野から2週間しか経っていないのにまたまた岩手へ。

今回は家族4人にいとこ二人を加えた6人の団体旅行。
幹事として新幹線に乗り込む前に東京駅地下のグランスタで駅弁を調達する。
 いろいろ買いこむの、楽し~。
 中でも興味があったのは「東京もちべん」
お餅が好きなので買ってみたが、これは食事というよりおやつ。中に餡などが入っているわけではないが、餅をやわらかく保つためだろう、どれもうす甘くて大福の皮みたい。努力は認めるがリピートはない。

ワイワイお弁当をつついていたらあっという間に盛岡到着。
駅前から愛想のいい運転手さんのタクシーに乗って30分でつなぎ温泉。
湖畔の大型ホテルの前を過ぎ、一番奥の、国道から入ったところに今夜の宿があった。
 ご案内?|?盛岡つなぎ温泉?ひぃなの丘?湖山荘
門の前で車を降りるともう硫黄のにおいが鼻を突く。あ、ここって硫黄泉だったのね、って知らずに来るいい加減な客。

フロントの前でしばらく待ち、一度門を出て離れへ案内される。
 3棟並ぶ離れのうち、今夜泊まるのは真ん中の「湖鏡」
 
部屋に入ると手前に囲炉裏のある板の間、その向こうが八畳間、さらにその向こうの板の間の前には御所湖の眺めがど~ん。
 曇天ながら湖の向こうには岩手山も見えて、参加者一同大いに喜ぶ。

荷物を降ろしたらお茶を一服。
 かわいいずんだ餅はいかにも手作りでおいしい。

一息入れたら早速お風呂の準備。
 
このお宿の浴衣は一種類だけれど帯は色とりどりの中から選ぶことができる。用意された洗面セットもすべて色違いになっていて、これまた女性陣に受ける。

そして部屋のお風呂へ。
 
どどーんと大きく、眺めの良いお風呂。なんとDVDのつながるテレビまでついている(見なかったけど)。

我が家は母が大きな手術をしたので温泉は部屋付き露天が基本。この宿を選んだのもこの離れのお風呂が大きいと聞いたからなのだが、この大きさは予想以上。大人4人でいっぺんに入ってもまだまだ余裕。ちょっとした旅館の大浴場だってこんなもの。

さらに予想を上回ったのは温泉の質。見た目は無色透明で湯の花も浮いていないのだが、浴室は硫黄のにおいが立ち込め、カランの金属部分は真っ黒になっている。お湯の温度は長湯ができる適温で、入っているとお肌がすべすべしてくる。お風呂の大きさで選んだ温泉だけれど、こんなにいいお湯だったなんて、と感激。

ついでにこの宿のほかのお風呂。
一番の自慢は大きな露天風呂。
 ここは本当に大きいけれど、周りの景観はないので夜入った。離れのお湯とは源泉が違い、こちらの方がアルカリ度が若干高いらしい。
 本館の内湯。
「あら、うちのお風呂のほうが大きいわ」ということで見ただけ。
実際、離れに泊まったら他のお風呂に行くのはもったいない。

というわけでお湯を堪能していたらすぐ夕食の時間になった。
離れの夕食は部屋の囲炉裏の周りでいただく。
  
まずは囲炉裏に比内地鶏の鍋が掛けられ、きのこや山菜、ずんだとえごまの豆腐、鶏味噌、川魚のお刺身などが並べられる。
どれもお味はいいのだが、「鍋が煮詰まりますのでお早くどうぞ」って、順番的にいかがなものか。

さらに牛肉のサラダときのこのてんぷらが来て、
 
その後に岩魚の塩焼きが来た。「もう焼いてありますが、暖めてどうぞ」って、囲炉裏を十分に活用していないよなあ。順番も変だし。
 最後に舞茸ご飯をいただいたが、この頃には鍋のお汁は煮詰まっている。
 デザートの山葡萄のムースが一番おいしくて、全体に味は悪くないのだが構成が悪くて印象に残らない食事。残念。

ところでこの宿では食後にちょっとしたお遊びがある。
食事に使った木のお箸が洗われて戻ってきたら、それを持って本館のロビーへ。
 アクリル絵の具でお絵かきをしたら色止めをして翌朝の朝食に戻してくれる。食後はまた洗ってお土産に。これってコストはかからず、お客は喜ぶいいアイディアだ。

そのお箸でいただいた翌朝の朝食。
 おいしいりんごジュースと牛乳の両方出されるのがうれしく、お豆腐、大粒の納豆、フナの甘露煮もとてもおいしかった。
夕食より朝食の方がいいね、と一同合意。

この後、夜行バスで到着した弟がレンタカーで迎えに来てお宿を出発。

実はこの宿、当初は2泊するつもりでいた。ところが予約の電話をしてみると夕食は連泊でも同じものになるという。
さらに宿泊は5人だがお部屋の定員は4名。一人は本館の部屋に泊まることにして、でも食事は離れで一緒にさせて欲しいと言うと、「それはちょっと・・・。相談させてください」としばらくしてから「今回は特別で」と返事が来た。そんなに特別なことを頼んだわけではないのに、とちょっと憮然。

そんなわけで宿泊する前には期待と同時にいささかの不安もあった。
実際来て見るとお部屋やお風呂は期待以上、いろいろ小技も効いてそれだけでも満足度は高かった。
しかし夕食のことといい、とても忙しそうだったお部屋の係りの人といい、このお宿はまだまだ改善の余地がある。
こんなにいい設備なのだから、今度はぜひ連泊できるようにしていただきたい。

それともやっぱり岩手の人は商売っ気がないのかな。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠野の河童たち

2009-10-04 00:47:26 | 国内旅行
100年前には馬に悪さされつつも河童を助けてやっていた遠野の人々、今は河童に町おこしを助けてもらっている感じ。

 
駅前の池ではちょっと怖い顔の河童たちがにらみをきかせているかと思えば

 交番の河童は愛嬌を振りまき

 ポストの上にも河童が座り込んでいる。

 
駐輪場の看板からマンホールの蓋まで、河童君、大活躍。

 
カッパ淵では河童のご夫婦(?)が観光客のお相手をして

これぞ河童の恩返し。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする