Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

南極行きの準備

2014-01-31 14:40:58 | 北米/南米/南極
南極はもちろん寒いであろう。
さて、どんな用意をしていったらいいものか。

装備品を考えるにあたって、昨年のクリスマスに行った高峰温泉が大いに役立ってくれた。
なにしろ標高2000メートル、夜は-10℃以下、昼でも山の中は0℃以下。
それほど厚着をしなくても体は簡単には冷えないが、手足と頭、耳が冷たくなって辛いと学んだ。

そこでまず用意したのは手袋。
 防寒用手袋の下に薄手で指先のない手袋をしていればカメラ操作もばっちり、のはず。

耳まで覆う毛糸の帽子に、鼻も隠れるフリースのネックウォーマー、大きなサングラスで頭部はカバー。

足は靴下を重ね履きにすることにして
 足先用のカイロも購入。

普通のカイロは体のためではなく、カメラのバッテリー用。
氷点下にふつうにカメラをポケットに入れていたら動かなくなってしまったので、これで温めておくつもり。
使い捨てカイロぐらいではだめ、という意見もあるようだが、服の中に入れておけば何とかなるだろう。

カメラのためにはもう一つ
 水中撮影もできる簡易防水ケース。
水の中に入るわけではないが、上陸用ボートでは波しぶきを浴びることもあると聞いたので用意してみた。

そしてカメラはかねて愛用のコンデジに加えて、とうとうミラーレス一眼に手を出してしまった。
おそらくは二度とは行かない南極の景色、かわいいペンギンを撮影するため、と言い訳しつつ、一応メーカーの初心者用カメラ講座にも行ってみたが、果たして泥縄でフルオート以外の写真が撮れるのか。

ダウンの防寒着や長靴は船に用意されているし、あとは行くだけ。
出港地までが遠い道のりなのだが、とにかく行って来ます。 
 


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南極本あれこれ

2014-01-29 17:23:29 | 北米/南米/南極
唐突ながら、次の旅行は南極に行くことにした。
その準備として南極関連の本をいくつか読んでみた。

まずは
 「不肖・宮嶋 南極観測隊二同行ス」 

これは実は何年も前、一時期宮嶋本にちょっとはまった時に読んだもの。
宮嶋氏が報道担当オブザーバーとして南極に行ったルポだが、設備の整った昭和基地ではなく、そこから片道3週間かけて1000キロ内陸のドームふじ基地まで行っている。

この本のあとがきを読んではじめて、あのふざけた「不肖・宮嶋」文体が宮嶋茂樹ではなく、勝谷誠彦の手になるものと知った。
内容はもちろん宮嶋氏が実体験した零下40度、ふろにも入れず、狭い雪上車で寝起きする過酷な旅だが、人目がないので羽目を外した格好をし、ストレス解消にバカなことをする観測隊員たちの様子が写真付きで面白おかしく紹介される。
雑誌への連載だったので越冬隊員らの知らない間に実名で登場させられ、怒った人もいるらしいが、写真などは隠し撮りされているわけではないのである程度は承諾の上でのことだろう。
下品極まりないが読み物としては面白く、ここまで来れば名人芸。


この本にも登場し、その後ドームふじ基地で越冬をした人の本はこちら。
 「面白南極料理人」

著者は海上保安官の身分でドーム基地に1年滞在し、9名の越冬隊のために食事の用意をする。
出発前の食材の準備からなかなか興味深いのだが、この本を読んでいると南極観測隊は贅沢な食材をふんだんに使ってしょっちゅう宴会をしているように思えてしまう。

実際には標高3800メートル、平均気温ー57℃と言う過酷な環境の中、たった9人で逃げ場のない狭い空間で生活するのだからそのストレスたるや、ご馳走やパーティーで発散できる程度のものではないだろう。
そのためこちらの本にも実名で他の隊員が登場し、結構辛辣な書き方をされている。
著者の西村氏は上記の宮嶋・勝谷本が気に入らなかったらしく、特に不肖・宮嶋のことはボロカスに書いているが、こちらは素人の悲しさ、本人は面白おかしく書いているつもりらしいが悪意の方が目立っていささか後味が悪い。


次はぐっとシリアスに、100年前のイギリスの探検隊遭難の話。
 「エンデュアランス号漂流記」

アムンゼンの南極点到達後、南極大陸初横断を目指して出発したものの南極の氷に閉じ込められ、22ヶ月かかって探検隊全員を無事帰還させたアーネスト・シャクルトン本人の手記。

この遭難話、本を読むまでは漂着した絶海の孤島で2年過ごしたのだと思っていた。
実際は氷で身動き取れなくなった船の上で10ヶ月過ごし、その後5ヶ月はなんと巨大な浮氷の上に荷物を移し、テント生活をして北へ漂流、最後の4ヶ月強を無人島で過ごした。そしてこの無人島から800マイル(1300キロ)離れた南ジョージア島まで小さなボートで救援を求めに行き、最後は何の装備もなしに急峻な山だらけの島を横断する。

理想的リーダーとされるシャクルトンだが、ずっと船の上で過ごしているあたりは「なんだ、そうだったのか」と思った。浮氷の上の生活も意外に物資がふんだんにあり、本の描写からは気楽そうでさえある。

しかし実際はいつ氷が割れるかと気をもみ、どこへ移動するか、何を捨て、何を持っていくか、決断の連続だっただろう。
そして島に到着してからの生活、そこから救援を呼びに行く行程こそ壮絶で、その人選、リーダーシップこそシャクルトンの真骨頂。
しかし抄訳であるせいかもしれないが手記の書きぶりは淡々として、「男は黙って」を絵に描いたよう。確かについて行くならこういう人がいい。


この数年前の探検の話はこちら。
 「世界最悪の旅 スコット南極探検隊」

アムンゼンとの南極一番乗り競争に敗れ、帰路に遭難したイギリスのスコット探検隊はあまりにも有名。
この探検隊は全滅したのだと思い込んでいたが、実際はエベレストなどの登頂同様、たくさんの支援部隊が途中までサポートし、最後のアタック隊が帰路、しかもかなり基地まで近づきながら遭難したのだと初めて知った。

この本は生還した探検隊の一員による報告書で、もちろんスコットたちの最後についてなかなか冷静で公正な考察がされているが、実はタイトルの「世界最悪の旅」は彼らの南極点到達行のことではない。
動物学者である著者は、他の二人の隊員とともに真冬の南極大陸で皇帝ペンギンの卵を採りに6週間の旅に出るのだ。

最初の宮嶋本の雪上車旅行でさえ大変そうなのに、こちらは100年前のことなのでソリ、しかも当時のイギリス隊はなんと犬を使わず人力で重い荷物をひいた。靴や手袋、寝袋はトナカイの毛皮。そして冬の旅なので一日中太陽が出ることはなく、真っ暗なのに懐中電灯なんてものもない。気温は-40℃、50℃で、凍った寝袋に入るだけで1時間もかかる。途中、暴風でテントが吹き飛ばされたこともあって、この時はさすがに死を意識したらしい。これでちゃんと卵を抱えて帰還したなんて、奇跡だ。

またこの本にはくわしく書かれていないが、スコットたちが遭難した同じ時期、別の一チームが別ルートに探検に出かけてこちらは迎えの船が氷に阻まれて到達できず、やはり一冬、貧弱な装備で越冬して無事帰還したのだそうだ。
イギリス人、どれだけタフなんだ。

このタフさの原因、イギリス人がもともと美味しいものを食べていないからなんじゃないか、なんて考える。
なにしろシャクルトン隊もスコット隊も食料は干し肉に果物などを混ぜたぺミカンという保存食にビスケットとバター、お茶だけ。量があって暖かければあまり文句も出ない。
シャクルトンのように不平、不満を一切洩らさない、他人の悪口を言わない人間を尊敬するメンタリティーも少人数で生き延びるには大切そうだ。


こんな本を冬に読んだのは大失敗、あまりにも寒そうで何度か本を放り投げそうになったが、それでも来週南極に行く。
南極点にソリ曳いていくわけじゃないので。


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神保町「さぼうる2」でナポリタンについて考える

2014-01-26 23:37:22 | 食べ歩き
昔からナポリタンが好きだ。
家で母が作ってくれるナポリタンも好きだったけど、それ以上に喫茶店のナポリタン。
コシのない柔らかいスパゲティにチープなケチャップ味がたまらない。

そんなナポリタンが最近また注目されているとやら。
そこで神保町に来たついでに有名店の味を確認してみることにした。

 神保町交差点のすぐそば、駅から上がったところにある 「さぼうる2」
隣の「さぼうる」は喫茶店だけれど、「2」の方はランチタイムをはずれても食事ができる。

小さな店内にはテーブルがぎっちり詰め込まれて、3時でもお客さんでいっぱい。
地下にかろうじて席があったのですぐ座れたが、薄暗い店内はたばこの煙が充満している。
そう言えば昔の喫茶店はこんなだったな、と思うが、最近は煙草に免疫がなくなっているのでいささか厳しい。

メニューに一応目を通しつつ、注文はもちろんナポリタン。

待つことしばし、現れたのがこちら。
 小さなお皿にうずたかく盛られたナポリタン。
 横から見ればまさに山盛り。

お皿からこぼれないように気を付けつつ食べてみると、スパゲティはかなり細くて、アルデンテではもちろんないがグズグズに柔らかくもない。結構酸味のあるケチャップがたっぷり使われ、具は玉ねぎとハム、マッシュルーム。ピーマンの緑がないのがちょっと寂しい。
小さい皿とは言え山盛りなのでもちろん量は多く、途中ちょっと飽きてしまったので粉チーズを振って、それでも最後の2口ほど残してしまった。
確かにチープなケチャップ味だけれど、なんとなく求めているナポリタンとは違うような。

実は先日、有楽町でもナポリタンを食べた。
これまた有名な銀座INZ奥のカウンター店、「ジャポネ」
サラリーマン諸氏がもくもくと食べてすぐに席を立つような店なので写真をとれなかったが、あちらは極太の柔らか麺がやはり山盛りで、酸味は「ジャポネ」の方が少なかっただろうか、ただ具がたまねぎと小松菜、エビが一匹だけでハムとマッシュルームが入っていないのが残念だった。

いつぞやはテレビでマツコ・デラックスが「ナポリタンはこうでなければならぬ」と熱弁をふるっていたが、ナポリタンは子供時代の郷愁とつながっているのでそれぞれ思い入れがあり、だから理想形が違っていたりするのだろう。
自分の理想形としてはやはり柔らかい太麺、具は玉ねぎとハム、少々のピーマン、マッシュルームは缶詰でなければならない。

そして肝心のケチャップだが、これは少し甘口であってほしい。

これにはわけがあって、自分は子供の頃、ほんの3年ほどイギリスに住んでいた。
で友達の家に遊びに行って、夕方遅くなると「夕食のティーを一緒に食べていらっしゃい」と誘われ、トーストの上に缶詰の豆とかスパケティーをぶっかけたものをよく出された。スパゲティ缶詰なんて最初に出された時はびっくりしたし、子供心にもそれほどおいしいものとは思わなかったが、この缶詰のちょっと甘いトマト味が自分のチープなスタンダードになってしまっているわけ。

理想のナポリタン探しはまだ続く。


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「少女は自転車にのって」@岩波ホール

2014-01-24 17:56:16 | 機内食・映画・美術展
岩波ホールでとても珍しいサウジアラビアの映画を見てきた。

 「少女は自転車にのって」 Wadjda

そもそもサウジには映画館すらないのだそうで、しかもこの映画の監督は女性。
国外で教育を受け、アメリカ人と結婚しているからこそ実現できたのだろうが、キャストはサウジ人、撮影もサウジ国内でされたとか。

お話はお転婆娘のワジダが自転車がほしくて、そのためになんとかお金を貯めようとがんばるというシンプルなもの。
しかしなにしろ背景がなじみのないサウジの、しかも普通だったら見ることのできない女子校や家庭内のお話なので興味津々。
宗教規範に厳しい学校内で、ヒジャブやアバヤを取った先生たちが結構派手な格好なのがおもしろい。
コーランのクイズや読誦コンテストがあるのもおもしろく、節をつけて歌うように暗誦するコーランは美しい。

しかしテーマは女性に厳しいサウジ社会の閉鎖性。
その背景をよく知らないので、たとえばお母さんがどんな仕事をしているのか、なぜ3時間も車に乗らなければならないのか、そもそもお父さんとどういう関係で、なぜ経済的に苦労しているのかが理解しづらく、もどかしい。
どうやらワジダが難産だったためにもう子供を作ることができず、そのため婚家に疎まれて別居中でお父さんは第二夫人をもらうことを考えているらしいのだが、イスラムでは奥さんたちは平等に養わなくてはいけないのではないのか。

また女性は車の運転を禁じられているため、出稼ぎ外国人と思われる運転手が登場するのだが、苦労していると思われるこの運転手に子供たちが高飛車な態度をとってびっくりする。
大体アラブ人は外国人労働者を差別的に見ているようだが、この子供たちの描写に批判がないようなのが気にかかる。

主人公のワジダの性格も、たとえばイラン映画などに比べるとあまりかわいくなかったりするのだが、しかしテーマは明確だし、最後の場面は明るくて、サウジアラビアからこういう映画が登場するのはとてもいい傾向だろう。

だが一番気になったのは観客の反応。
「社会の閉鎖性」と言うテーマは明らかに伝わっているのだが、帰り際に「イスラムってこんななんだ」「だからイスラムは」という感想を漏らすお客さんばかりでがっかり。

問題はイスラムを盾にとって閉鎖的な慣習を強要する政府であり、社会であって宗教そのものではない。
その証拠に同じイスラムのUAEなどでは女性も車を運転し、仕事をバリバリしているし、女性蔑視で社会に出そうとしなかったのは韓国や日本の時代劇でもよく見るではないか。

なじみのない社会を理解してもらうのは難しい。


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2013年末現在の訪問国

2014-01-20 13:58:57 | 訪問国
ふと気づいてみたら、このブログを開設してから今日でちょうど丸7年目になっていた。

あちこち旅行しているが、どんどん記憶が怪しくなるのでその記録のためにと始めたブログ。
飽きもせずに続いているのは相変わらずうろちょろしているからに他ならない。

この7年間にどれだけ旅行したか、ブログ開設時点の訪問国と比べてみた。

2007年3月には46ヶ国だった訪問国。


2013年末では8ヶ国増えて54ヶ国となった。

しかし地図上の赤い範囲は大して変わり映えがしない。
旅先がいかに偏っているかが一目瞭然だ。

ついでに54ヶ国は世界223ヶ国の24%とのこと。
以前にツアーで200ヶ国近くも旅したというおじさんに会ったことがあるが、新しい国が次々に生まれるのでなかなか全世界制覇はできないと言っていたっけ。
そう言えば今回使ったこのサイト↓のリストにも南スーダンはまだ入っていない。
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歯磨き粉コレクション 8

2014-01-16 18:19:40 | コレクション
久しぶりの歯磨き粉コレクション。

まずは美しいホログラムのパッケージが目についたインドネシアのローカルブランド。
 アジアで人気のあるキンマの葉のエキス入りで濃い緑色。においも青くさくてそれっぽく、個性的でいい感じ。

同じくインドネシアだが、こちらは世界中でおなじみ、ユニリーバ社の「クローズアップ」。
  
透明ジェルの真ん中に白いペーストが入っているもの、中国では「中華」ブランドとして売られている。
インドネシアのこれはまわりがさわやかなブルー。「クローズアップ」は口臭予防が売りなので味はマウスウォッシュ味。
これも外箱にはホログラムが使われていて、インドネシアに限らず、東南アジアの歯磨き粉のパッケージは贅沢だ。

ミャンマーのスーパーでもちゃんとローカル製品を発見。
 
歯も染まりそうな派手な緑のジェルでマウスウォッシュのような味だが、アメリカの会社の技術協力との文字を見れば納得の内容。
そのせいか、この商品のどこにもミャンマー語表記はない。

タジキスタンのスーパーで購入できたのはロシアの製品。
 
パッケージに黒スグリの絵があるので買ってみたが、そこだけ英語もある原料表示によると他にもイラクサ、カモミール、セイヨウオトギリソウ、アロエなどなど、植物エキスがたくさん使われている。
使ってみるとちょっと杉の葉のような香りがして、これはなかなかいい。

このブランドには成分と、おそらくは効用もちがう(文字が読めないのでわからない)ものがいくつかあったのでもう一つお買い上げ。
 
こちらの箱にはドングリと杉の葉の絵があって、確かに前のものより杉の葉の香りが強い。緑の色合いもちゃんと違って、ロシア製歯磨き、なかなか芸が細かい。

ロシア製というとなんとなく大雑把で質が悪そうなイメージがあったが、お菓子やインスタント食品も悪くなかったし、ロシアへの認識を改めなければならない。

と、いつも怪しげな外国製歯磨き粉ばかりを何年も使っているので、たまには日本製も使ってみようとこんなものを買ってみた。
  
ハーブ物が好きなので、日本の漢方。色は薄黄色で、さすがにそれっぽいにおいがする。
が使ってみるとミントが効いているのでそれほど癖はない。
悪くはなさそうだが、これで900円もするのは高~い。


過去のコレクション:

歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7


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ネパールとスリランカのコラボ再び

2014-01-13 22:24:06 | 食べ歩き
先月はじめていただいた「Mandap」のコラボプレート、本日も開催と言うことでまた行ってきた。

連休中のこととて西新橋には歩いている人の姿もとても少ない。
しかし普段はサラリーマンが多いというMandapさんの店内は女性客を中心に大にぎわい。ほとんどがコラボプレート目当てのカレー好きのようだ。

今回はお正月ということで、スリランカのお祝い料理が前菜として登場した。
 奥の揚げ物は米粉でできた塩味のコキス。チベットなどでも同じような形のお菓子がお祝いの時に作られるが、米粉なのでパリパリと軽い。
手前のキリバットはココナッツミルクで炊いた甘いご飯だが、添えられた唐辛子とたまねぎのディップをつけて食べるのが面白い。

  ←詳しい説明はこちらをクリック
メインのプレートは今回も左側がスリランカ、右側がネパール。
スリランカのごはんが今回は炊き込みのベジタブルライスで、これがやさしい味でとてもおいしい。
手前のポルサンバルは辛いので自分はパス、その上の大根の炒め物も結構辛いのだが、こちらはモルディブフィッシュやらカレーリーフやらいろいろ使われていて深みのある味。
ネパール側の下にあるのはさっぱりとした青パパイヤのアチャール。その上のおかずは鱈と竹の子と言うのがこの店らしい。

 カレーはスリランカ側はココナッツミルクを使ったエビカレー。マイルドな味だが、軽い苦みも感じるので聞いてみるとフェヌグリークが使われているそう。
ネパール側のダールはアズキと里芋。優しい味付けで素材の味が引き立つ。

日本の材料をそれぞれの国のスパイス、調理法で仕上げているのが面白く、さらに前回よりも今回の方が味のコントラストと組み合わせが良かったように思う。
今回の1850円はちょっと高かったけれど、次回も楽しみ。


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タジキスタンの人々

2014-01-10 17:09:38 | 中央アジア
断言してしまおう、タジキスタンは美人が多い。

美人の好みは人それぞれだろうが、日本人としては特に北部の女性たちがお気に召すのではないかと思う。

 
細かい三つ編みが印象的な彼女とはホジャンドのバザールで遭遇。
  
その手前のメロン・バザールにいた美人姉妹は貫禄たっぷりのママにもよく似ている。
 イスタラフシャンでお家を案内してくれた彼女は前にも書いた通りスカーレット・ヨハンセンにそっくり。でも性格は良さそうで、ママも美人。
 
ソグドの末裔たちは顔の造作がこじんまりとして、清楚な感じが日本人好みだと思うのだ。

これがアフガニスタンとの国境近く、パミール高原に入っていくと民族が明らかに変わる。
  
彫りが深く、華やかな顔だちでなるほどペルシャ系。イラン人タレントのサヘル・ローズみたいな顔の女の子もよく見かける。

  
カライクムの宿のお姉さんもはっきりした顔立ちの美人。ママは髪を長~い三つ編みにしている。
 
ヤン村の宿の美人のお嫁さん(?)は三つ編みに華やかな飾りをつけていた。

 
幼い子たちも整った顔立ちで、みんな美人になるんだろうな~。

一方の男の子の方はと言うと
  
 これまた北部はあっさり目で悪くない。 
 ヤン村の宿の息子もなかなかのイケメン。
 でも笑うと思いっきり金歯が光ったり
 しっかり眉毛のつながったお兄さんがいたりもする。

しかし金歯やつながり眉毛は中央アジア全域で人気のルックス。金歯は女性にも多いし
 子供でもこんなお化粧をしていたりする。
ちなみにこの眉毛は植物性の染料で描くそうな。 

おまけはネットで見つけたミス・タジキスタン。
 この方、2010年のMiss United Nationsに選ばれたそうだが、本国にはもっと美人がいるぞ。

ついでにタジキスタンの温泉でご一緒した若い女性たちはスタイルも抜群だった。


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中央アジアの車事情

2014-01-07 18:11:37 | 中央アジア
タジキスタンに行って驚いたことの一つはバイクが一つも走っていないこと。

大体どこの国でもまずは自転車を買い、少し経済的に余裕ができたらバイクを買い、さらに裕福になれば車を買うもの。それで今の東南アジアなどはどこもバイクがあふれている。

ところがタジキスタンを始め、ウズベキスタンでもキルギスでもバイクはおろか、自転車の姿もほとんど見ない。珍しくバイク乗りがいるなと思えば、たいていヨーロッパあたりからの旅行者だ。

では何に乗っているのかと言えば
 タジキスタンの都市部では圧倒的にドイツ車。
ワーゲンやらオペル、おベンツ様の姿も珍しくなく、これらはドイツで中古を買い、タジキスタンまで転がして来ればいい儲けになるんだそうだ。

これがウズベキスタンではほとんど韓国車。90年代に韓国の大宇が工場まで作って市場を独占したそうだが、大宇がその後GMに買収されて、今ではシボレーの工場になっているのをアンディジャンで見た。

あとはどこの国でも旧ソ連製のぼろ車。
 
 本当に動くのかいな、と言うような車もよく見る。

 さすがに我々ツアーの四駆は一台の韓国車を除いて三菱やトヨタの日本車で、ドライバーたちは「やっぱり日本車が一番」と言っていたけれど、日本車をこれほど見ない地域も珍しい。

日本企業もまだまだがんばる余地があるぞ。


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タジキスタンの工業製品事情

2014-01-05 17:49:40 | 中央アジア
お土産つながりで、忘れた頃のタジキスタンねた(笑)。
工業製品、と言ってもスーパーなどの棚に並んでいるもののこと。

タジキスタンと言えどもドゥシャンベやホジャンドあたりの都会では普通のスーパーがある。
 覗いたお店は日本のコンビニ程度の規模だったが、町の中心をはずれれば大型の店もあるのではないかと思う。

地方の町での買い物と言えばもちろんバザールで、村のなんでも屋さんは
 
こんな感じ。

さらに辺鄙なところへ行けば
 
ガソリンスタンドや食堂の前にこんな店が開いたりする。

しかしどの店でも並んでいる工業製品はロシアや旧ソ連邦諸国の製品ばかり。タジキスタン製はないかと一生懸命探しても全くと言っていいほど見つからない。

そこで買ってみたのはこんなもん。
 
マヨ味ポテチはウクライナ製だったか、これはなかなか好みの味。イクラ味はロシアでは人気らしく、これは小さなラスクのようなスナックだが、他のお菓子でも見かけた。そのつもりになって食べればイクラの味、目をつぶって食べればバーベキュー味と区別がつかない。

やっと見つけたタジキスタン製はアイスキャンデー。
 
袋の絵と中身はちょっと色合いが違うが、これは意外においしかった。 
 
ヒッサール要塞の外で買ったのはまさに凍らせた砂糖水。1ソモニ(20円)だから仕方ないが、暑い時にはありがたい。

 ガソリンスタンドで見つけたこのチェリージュースもタジキスタン製、3ソモニ。
他の日本人には胡散臭がられたが、意外にも激甘ではなく、色も決して毒々しくはなかった。

他にタジキスタンの飲み物と言えばよく見かけたのはこちら。
  なぜコーラがマイナーなアメリカのブランド、RCなのだろう。

ついでにスーパーの棚で見かけたエナジードリンク。
 銃弾型ってすごいなと思ったらこれはアメリカのブランドだった。
いろいろなブランドがそろっているところから見てもエナジードリンクは人気と見えるが、どれも輸入物なのは間違いない。

さらに飲み物と言えばアルコール類。
 イスラム教徒の多いタジキスタンだが、旧ソ連邦なのでアルコールはどこでも入手可能。この棚にはウォッカが多く、ビールはどこでもロシア製「バルチック」。タジキスタン製はペンジケントのワインぐらいだろう。

食料品以外の日用雑貨もほとんど旧ソ連邦製と思われるが
 アフガニスタン国境に近いホルグのバザールに並んでいたものはキリル文字ではなかった。漢字でもないとなるとパキスタンあたりから入ってくるのだろうか。

さらにホルグで見かけた
 
チャングムのビニール袋。
そして棚の上に乗っているのは
 まるで段ボールをばらして巻いたかのようなトイレットペーパー。
パミール高原に入ってからはどの宿でももっぱらこれだったが、これがタジキスタン製かどうかは不明。

 旅の最後にはウズベキスタンはタシケントのスーパーで買い物をしたが
 
ここでもやっぱりロシア製チョコレートや調味料、魚の缶詰はラトビア産。

経済力のない中央アジアの国はこれからどうなるのだろう、といささか心配になる商品事情だった。


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