Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリア行ってきます

2009-04-28 15:27:00 | 雑談

こ~んなチンケな引換証と交換に無事ビザももらえたので、今夜から関空経由でシリアに行って来ます。

出発前、ここ数日頭痛がひどく、市販の鎮痛剤も効かないので近所の神経内科のある病院へ。ここ、入院設備もあるそこそこ大きな病院なのに患者さんがまったくいない。呼ばれて診療室に行って納得、先生が聖路加の日野原先生とタメはれるんじゃないかってぐらいおじいちゃんなのだ。

おじいちゃん先生、久々の患者が嬉しいらしくて診察より世間話が多い。「明日からシリア行くんで」なんて言ったら興味津々。お医者さんってみんな海外旅行の話が大好きだ。

「ここは羽田が近いから豚インフルエンザの警戒がうるさいんだよ」とおっしゃる先生に「豚のいないところに行くから大丈夫です」とお答えしておいた。
おじいちゃん先生かわいいからまた行こうかなあ。

と言うわけで、戻りは5月10日です。


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東京交通会館でお買い物

2009-04-27 16:13:36 | 国内旅行
野暮用で出かけたついでに大好きな有楽町の交通会館へ。

東京都民ならパスポートの申請で訪れるこの古~いビル、最近はやりの各県物産館が入っているので楽しくて仕方ない。HPで見るとこのビルの中だけで9店もあるのだから、北海道から博多まで、おいしそうなものを求めてうろうろ。

 特に「むらからまちから館」は全国の名産を集めているのでやばい。あれこれ買いたくなる気持ちを抑えきれずに香川のおせんべい、長野の揚げそば、北海道のお吸い物をお買い上げ。

この手の物産館ではなんと言っても北海道が一番商売がうまい。八重洲の「北海道フーディスト」も人気だが、ここの「北海道どさんこプラザ」もいつも大賑わい。
ここで夕食を調達するとこうなる。
 「ルッカパイパイ」なる店のスープカレーに丸ごと玉ねぎのグリル、クレソンは「むらからまちから館」でお安かった。

スープカレーというものを実は今頃初めて食べたのだが、ここのは加熱水蒸気仕上げとやらで具のニンジンやじゃがいもが煮崩れていなくておいしかった。お肉が少ないのがちょっと残念だったけれど。

丸ごと玉ねぎも甘くておいしいし、物産館めぐりはやめられない。


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ミュージアムグッズ・コレクション

2009-04-25 17:45:26 | コレクション
最近の博物館、美術館はどこもミュージアムショップが充実しているので必ずのぞいてみる。
のぞけばいろいろ買ってしまうわけで、本や絵葉書以外にも

 クリアファイルは最近の定番。
国立科学博物館のはなぜかインド柄。

 しおりも荷物にならず実用的。
左のいじわるばあさん達はロンドンのビクトリア&アルバート博物館から。

 皮のカンガルーしおりは東京藝術大学美術館、鳥獣戯画のブックカバーは東京国立博物館。

 
気が効いているのはこれ、国立新美術館で見つけたシール。パスモの上にぴったり貼れて、何回でもはがせるというもの。まだフェルメール展以外では見かけないのが残念。

 
Tシャツもよくあるが、東京江戸博物館のこの柄はちょっとしゃれている。

 アクセサリーはヨーロッパの博物館にいいものが多い。この猫は大英博物館の有名なエジプト猫。V&Aでもしゃれたピアスを見つけて気に入っていたのだけれど、いつの頃からかどうしても見つからない。一体、どこにいっちゃったんだろう。

しかしミュージアムグッズ一番のヒットはこれ
 ダビデ君着せ替えマグネット
NYのグッゲンハイムで見つけたダビデ君は衣装持ち
 こんな格好をしていると好青年だけど
 こんな格好で外を歩いたら逮捕されちゃうよ。

こういう人形遊びのお好きな方はぜひインド在住、いのさんのブログへ。
いのさん、ご満足いただけましたか。


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まぼろしの薩摩切子@サントリー美術館

2009-04-22 17:33:51 | 機内食・映画・美術展
六本木にでかけたついでにサントリー美術館で「まぼろしの薩摩切子」


薩摩切子は幕末、島津斉彬の時代に10数年間作られただけという稀少品。しかも将軍家や大名家への贈答品が多かったということであまりお目にかかれない。鹿児島の尚古集成館で常設展示されているほかはまとまって見られることはないのではないだろうか。

展示は工房が参考にしたであろうアイルランドやボヘミアのクリスタルから始まって年代順に並べられているのでわかりやすい。
  写真はパンフレットから
斉彬さんの舶来趣味もよく出ていておしゃれ。

薩摩切子と言えば上の赤か青の色かぶせが一般的でどちらもきれいなのだが、展示品の中には珍しい青緑やグリーンもあって、わーん、ほし~。

実は我が家にも薩摩切子のグラスが一つだけある。
 と言ってもこれはもちろん現代のレプリカ。鹿児島の尚古集成館でそれなりの金額を出して買ったものだが、展示品と比べるとやはりガラスの薄さ、模様の繊細さにだいぶ差がある。ミュージアム・ピースはそりゃ違うよね。

斉彬が篤姫のためにあつらえさせたという薩摩切子の雛道具一式なんて珍しいものもあって、この展覧会は工芸品好きには楽しい。

 ミュージアムショップでクリアファイルを見るのも趣味になりつつある。


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「子供の情景」

2009-04-19 14:48:43 | 機内食・映画・美術展
岩波ホールで映画を見るのは何年ぶりだろうか。
イラン映画 「子供の情景」


題材に惹かれつつ、見る前はいささかの不安と懐疑心があった。
イランの有名監督、モフセン・マフマルバフの19歳の娘の映画。イラン映画お得意の子供が主人公。イラン人がなぜアフガニスタンを題材にするのか。

アフガニスタンを題材にした事に関しては上映前、ホール支配人の挨拶で納得がいった。監督は父親や姉の映画撮影に同行して現地に長く滞在した。そのため彼の地に深い関心があるのだと。

映画の主人公は7歳ぐらいだろうか、バーミヤンのハザラ族と思われる女の子。隣の男の子が文字を読めるのがうらやましくて、自分も何とかノートを手に入れて学校に行こうとがんばる。ここらへんはイラン映画によくありがちな設定。

しかしこの映画の主題はその先にある。ノートを手に入れた女の子が学校へ行こうと歩いているとタリバンごっこをしている悪がきたちにつかまる。木の枝でできた銃を構え、憎しみの目を向ける悪がき。逃げる機会があってもおびえて逃げようとしない女の子達。担当が違うからと助けてくれない交通係のおまわりさん。リアルな子供たちの情景と比喩が重なって見事だと思う。

もう一つこの映画でいいのはユーモアがあるところ。口紅がらみのユーモアなどはやはり若い女性監督ならではだろうか。

主人公の女の子が簡単にはへこたれない、しぶとい性格なのもいい。
家族からの支援がどれだけあるにせよ、若いハナ・マフマルバフ監督もたいしたものだと素直に認めよう。

丸顔がかわいい主人公の女の子と、素晴らしいバーミヤンの景色を見るだけでも価値ありの映画。

アフガニスタン行きたい~!


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大人の休日 in 台湾 7 欣葉101

2009-04-17 18:45:31 | 東アジア
3月30日 続き

楽しかった大人の休日もとうとう最後の夕食。
ずっとB級では大人らしくないので、最後はちょいと高級に台北101の高層レストランで締めることにした。

まずは101のショッピングモールを一巡り。
 しかしこういう有名ブランドショップの並ぶモールというのはどこの国でもまったく一緒でちっとも面白くない。客の姿もほとんど見えず、にぎわっているのは地下のフードコートだけ。
 こんな共食いの牛さんが迎えてくれるフードコートを通り抜けて、我々はオフィスビルの入り口へ。こちらに高層階レストランの受付があり、予約を告げるとエレベーターに乗せてもらえるのだ。

揺れもほとんど感じない超高速エレベーターを途中で一度乗り換えてたどり着いたのは85階。
 まるでクラブの入り口のような欣葉101
欣葉餐廳緒寫D!

 店内もかなり暗くて、変な写真。

予約を入れてあったので早速窓際の席へ。月曜とは言えテーブルはかなり埋まっており、日本語もあちこちから聞こえる。
 窓の外はこんな感じ。
天気が悪くてもやっているせいもあるが、台北の夜景は思ったよりおとなしい。85階という高さをそれほど感じないのも夜のせいだろうか。

これは昼間来た方が良かったかな、と思いつつ、メニューからアラカルトで注文。
 まずは地味ながら台湾らしい料理を、と切り干し大根入りの卵焼き。
 写真の色が悪いが、イカとバジルの土鍋。意外な取り合わせだが、醤油味で白いご飯が欲しくなるお味。
 これもひどい絵で申し訳ないがこのレストランの売り、佛跳牆。上にはフカヒレが乗り、中にはナマコやら肉やら里芋やらがごっそり入っている。さすがにコクのあるスープがおいしく、コラーゲンたっぷり。これでかなりお腹がいっぱいになる。
 カニのおこわ。身はほじくるのがめんどくさい、と爪だけ食べる贅沢をする。

と、ここまでは料理もおいしく良かった。
ところがあと2品頼んだ料理がなかなか来ず、おかしいなと思っているうちに「デザートは召し上がりますか」と言ってきた。ここからケチがつきはじめて、何度も注文の確認にくるわ、それじゃもう一品、野菜だけ、と注文したらしばらくして頼んだ野菜がないと言って来るわ、楽しい気分だいなし。

その上まわりの客が帰り始めると大勢いるウェイターたちはテーブルの片付けとセッティングに集中してしまい、なぜか食事中の客はほったらかし。

さらに窓際の席はエアコンの風が直接当たって寒い、寒い。何とかして、と言うとスカーフを貸してくれたが、こんなものが用意してあるということはクレームも多いということじゃないか。

すっかり気分が盛り下がってしまったのでデザートは食べずに退却。
エレベーターの前ではおねえちゃんが90度の角度のお辞儀をして見送ってくれたけど、気を使うべきところが違うんじゃないの。こんなことなら本店の方に行けばよかった。旅行の最後の食事ってなぜか外しちゃうことが多いのはなぜだろう。

と文句を言いつつ満腹を抱えてホテルに帰還。
翌朝は早朝のバスに乗って空港へ。

Cちゃん、大人の休日、楽しかったね。
またどこかにグータラしに行きましょう。


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大人の休日 in 台湾 6 迪化街とエステ

2009-04-15 23:36:41 | 東アジア
3月30日

大人の休日なので本日はエステに行こう、とネットで見つけた店にタクシーで向かう。
月曜の午前なら予約なしでも大丈夫かと思ったら甘かった。明日なら、というのを粘って午後1時から入れてもらい、それまで時間があるので迪化街へ。ここにも台湾在住ブロガーこちさんお薦めの店があるのだ。

地図を見ながら大通りから細い脇道に入り、道なりに歩いて見つけたこちら。
 佳興魚丸店

台湾式つみれの店ということで、ローカル度100%の店内ではおばちゃん4人が黙々とつみれを手作りし、店頭の大鍋ではそれが茹でられている。
 
早速注文しようと壁のお品書きを眺め、はてどう発音したものか、と考えていると少し日本語を話すおかみさんが「スープと乾麺ね!」と断定するので、連れは違うものを望んでいたけど素直にハイと同意してしまう。

そして運ばれてきたこちら
 左が乾麺、右が魚丸湯
まずは評判のつみれを、と一口かじると、おお、この食感はなんだ。日本のつみれよりはるかに滑らかで、はんぺんの密度をぎゅっと圧縮した感じ。でもプリプリではなくプニプニ。そして中には薄味の挽肉餡が入っておいし~。淡水で初めて魚丸湯を食べた時も感激したが、これはさらにうまい。

さらに乾麺。ゆでた麺にタレがかかりセロリの葉が乗っているだけなのだが、これがまたばかうま。ソース焼きそばを彷彿とさせる、どこか懐かしい味なのだ。

今回の旅でここが一番おいしかったかも、と言いながら、店頭で持ち帰り用のつみれを一袋購入。中にお肉が入っていることはないしょ、ないしょで、現在は無事我が家の冷凍庫に。

念願のつみれを食べたところで迪化街の乾物屋を物色。
 
今回の戦利品は
 インスタント仙草ゼリーの素と、美人湯はお風呂に入れるハーブバッグ。これを入れるとハーブティーの中で入浴しているような気分になれる。さらに手前の黒いものは亀ゼリー。どれだけ亀エキスが入っているかは疑問だが、個包装になっているしなかなかおいしく、今回のヒット。

買い物が済んだ所でちょうどいい時間になった。またタクシーを飛ばして敦化北路にあるエステに戻る。
 Bodhi Spa 身菩提SPA

いろいろ買い込んできたのをお姉さんに笑われつつ、お茶を一服いただいたところでまずは体調のチェック。
 椅子に座ると小さな金槌のような形のセンサーを手首、足首に当てられる。するとすぐにコンピューターにこんな↓結果が出て

これを見ながらいろいろ聞かれるのだが、これが結構あたるのだ。いつも夜更かししてるでしょう、とか、胃腸が弱ってますね、とか。
説明書によると漢方の12の経路に微弱な電流を流して体の状態を分析しているのだそうだが、友人とは明らかに違う結果が出ているし、あたってもいるのでへ~と感心。今回は心身リラクゼーションSPAコースと言うのをお願いしたのだが、この結果によって受けるコースが決まり、ここでやっと2階へ移動。

 
中はとてもすっきりと清潔で、まずはスチームもついたシャワーを浴びて、それから90分、みっちりマッサージ。アロマオイルと暖めた石を使ったマッサージはちょうど良い強さで気持ちいい~。自分は背中のマッサージが中心だったが、後で聞いてみると友人は違う内容だったらしい。診断によってちゃんと内容も変えるわけね。
 最後は果物とお茶をいただいてコース終了。これで3800元(12000円弱)だけど、これはまた来たいなあ。

エステを出た後はちょうど歩ける距離だったので有名な果物屋の百果園へ。
マンゴージャムで有名な店だが、ここで珍しい釈迦頭のジャムを発見。
 帰ってから早速食べてみると釈迦頭の粒々が残ったジャムは甘みも強いが酸味もよく効き、あの独特の香りがしておいしい。これはすぐになくなりそうだ。

買い物もいっぱいしたことだし、夕食の前に一度ホテルに戻ろう。


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大人の休日 in 台湾 5 北投温泉

2009-04-14 02:36:26 | 東アジア
3月29日 続き

午後、ふくれたお腹を抱えて向かった先は北投温泉。
東京で言えば箱根にあたるようなところだが、台北の中心からMRTに乗ってわずか30分で着いてしまう。

降り立ったのは北投駅から支線で1駅の新北投。
  
駅の入り口には立派な門が建ち、駅前も整備されてこぎれいになっている。

駅前から放射状に伸びる道の右側の一本を行くとすぐに川沿いの公園になる。
川向こうになにやらしゃれた建物。
 レストランかと思って確認すると
 これがなんと市立図書館。
温泉街にこんなおしゃれな図書館を建てるなんて、台北市も余裕があるなあと感心。
中は覗かなかったが、台湾情報の宝庫、こちさんのブログに内部の詳細なレポートが。やっぱり覗けばよかった。

ここを通り過ぎてちょっと先にあるのは北投温泉博物館
 入り口は日本のしもた屋風だが
 横から見るとしゃれた洋館風というおもしろい建物。1913年の日本統治時代に公共浴場として建てられたのだそうだ。

中に入ると2階には畳の大広間 
 昔はここで日本人の役人や軍人がでかい顔して騒いでいたんだろうな、と思うとちょっと複雑。

この横の小さな部屋では北投で撮影されたと言う昔の台湾映画を流していて、その壁にかかっていたのがこのポスター
 「鹿小姐痴情」なんて書いてあるこの映画、見てみたい!

1階に降りると周りをステンドグラスの窓に囲まれた大浴場
 
 そしてこれが有名な北投石。硫酸鉛やラジウムなどの鉱物元素が結晶した貴重な石だそうだ。

お勉強が済んだ所で、さあ、温泉、と向かったのは博物館からほど近いこちら。
 
1907年創業の瀧の湯
 入ると銭湯のような説明書きがあり
 しっかり日本語の但し書きも。
そして出てきたおじさんは当然のように日本語で「はい、女湯はこっち。入ったら靴脱いでね」って、日本の銭湯そのまんま。

料金90元(270円)を払って中に入るとそこは小さな下足スペース。
ここで裸足になるとその先にはいきなり浴槽があって、脇をすり抜けた向こうに洗い場と奥の壁に脱衣棚がある。鍵付きのロッカーなんてなくても入浴中全部見えているので安心。服脱いでいる所も見えるけど。

中にはおばちゃんたちを中心に10人ほども先客がいただろうか。
早速裸になってまずは体を洗おうと持参の石鹸をタオルに擦り付けていたら、「ここは石鹸使わないほうがいいわよ」とこれまた日本語できれいなおばさんが教えてくれた。この温泉のお湯はPh1.2という強酸性。実際泡立てようとしても泡など立たないのだ。ラジウムも含んだここの泉質はガンにも効くと有名な日本の玉川温泉と同質とか。

汗を流した所でそれでは、と浴槽へ。石造りの浴槽の縁はぬるぬると滑りやすく、気をつけながらお湯に入るとこれが熱い。44度はあるだろう。透明のお湯だが、入っているとアトピーの傷にしみて指先がじんじんしてくる。これは絶対に効きそうだ。でも5分と入っていられない。

見ていると他の入浴客もお湯に入るよりもまわりで休んでいる方が多い。休んではちょっとお湯に入り、また休んで。これを3回も繰り返せば汗が引かなくなる。

大胆な格好でくつろぐおばちゃんたちを見ているのは楽しいが、まだまだ長居しそうな親切なおばさんに挨拶して、我々は先に入浴終了。
いや~、強烈だけどいいお湯だった。こう書いているだけでまた入りたくなるほど。
(この温泉についてもこちさんのブログにさらに詳しいレポートあり)

この日は天気が悪く、3月の台湾にしてはかなり寒かった。でもこのお湯に入った後はポカポカ。上着も着ないで温泉街のさらに奥へと進む。

道の脇には温泉が流れ、ここでは足湯をする人たち多数。
 この自然のままがいい。

この川を遡っていくと地獄谷がある。
 青いお湯からはもうもうと煙が上がり、強い硫黄のにおいに温泉卵になったような気分。

この池の上にはもう一つ日本風の温泉宿「松の湯」があるが
 ここには入らず、さらに奥へ。

そしてたどり着いた本日2軒目
 亜太温泉生活館
hot spring
こちらは瀧の湯とはうって変わって新しいホテル風の施設。
フロントで500元(1500円)を払うとサンダル、ゆかた、タオルとロッカーの鍵を渡される。
2階の更衣室でゆかたに着替えたらお風呂へ。
 女湯はL字型の檜風呂で広く、屋根はついているが露天になっている。瀧の湯とは泉質のちがう白濁したお湯は42度ぐらいの適温で、ここは長湯をするのにぴったり。打たせ湯やジャグジーもついて、なんといっても裸で入れるのがいい(台湾は水着着用の所多し)。
瀧の湯も良かったけどここもいいねえ、と連れとまったり。

入浴後はきれいなロビーで若いお姉さん達と写真撮影会。
 北投にははじめて来たというお姉さん達、上手に日本語を話すのでどこで習ったのと聞いたら「テレビ!」だって。台湾の人たちって本当にフレンドリーで楽しい。

帰りはこの温泉の車で北投の駅まで送ってもらって入浴終了。

瀧の湯も夜9時まで開いているというし、この次台北に出張で来たらさっさと仕事終わらせてまたお風呂入りに来ようっと。


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大人の休日 in 台湾 4 城中市場

2009-04-12 18:08:42 | 東アジア
3月29日

朝ゆっくり起きてまずは喫茶店で朝のコーヒー。
それからぶらぶらとブランチを食べに城中市場へ向かう。

 
いかにも台湾らしい台湾省城皇廟の前を過ぎると暗くて細い路地が現れ、中に入って行くとそこが城中市場。
 安い衣料品の店が続きおもしろいが、日曜の朝のせいかほとんど人通りはなくかなり寂しい。

駅寄りの一角には食堂が固まっているが、目指す店は見つからない。あせりつつ二往復ほどしたところでさらに横の路地に入ってみると、あった、あった、目指す店が。
  
このいかにも市場の食堂が台湾在住ブロガーさんたちに評判の老牌牛肉拉麺大王
ちょっと寂しい市場の中で、さすがにこの店内はなかなかの盛況。壁際のカウンター席に陣取って早速おいしいと噂のジャジャ麺を注文する。

待つことしばし、やがてホカホカと湯気の立つ茹でたてジャジャ麺とスープがやってきた。
 
太めの麺はこれはコシのあるうどんだね。上にかかった肉みそはニンニクが効いているが、北京で食べたジャジャ麺に比べるとずっと優しいお味。思ったよりかなり薄味だ。そこで目の前の大きな器に山盛りになっている高菜を投入すると、おお、これはおいしい。「なんでこんなに大量においてあるのか、これでわかったね」と友人と納得。

注文した時には「ジャジャ麺」としか言わなかったが、壁のお品書きを見ると大と小の2サイズある。かなりお腹がいっぱいになったのでこれは大だったにちがいない、と二人分120元を支払うと20元帰ってきた。これで小、一杯50元(150円)だったなんて、ああ、台湾は素晴らしい。

ニコニコしながらホテルに戻りつつ、近所に胡椒餅屋があるらしいことを思い出し、これも食べておきたいと寄ることにする。
 以前食べた胡椒餅は屋台だったがここは立派な店舗
 でも釜の中にペタペタと丸いお饅頭を貼り付けて焼くのは同じだ。
1つ買ってホテルで友人と半分こ。
 この店のはかなり大きくて中身もいっぱい入っていたけど、でも味は屋台の方がおいしかったな。

ブランチをすっかり食べ過ぎたので、さあ、午後は腹ごなしに行こう。


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シリア大使館

2009-04-11 00:11:20 | 中近東/北アフリカ
まだ台湾旅行記も終わっていないが、GWまであと20日。
去年のヨルダンに味をしめて、今年はシリアに行くことにした。

いつもは旅行会社任せにしているビザの取得、今年は余裕がある(または暇)なので、珍しく自分で申請に行くことにした。

地下鉄の六本木1丁目駅で降りてテクテク、外人駐在員しか住んでいなさそうな高級マンションと、なぜかやたらに多いお寺の間を抜けて15分ほど。六本木ミッドタウンの裏手の複雑な道を地図を頼りに行くと中華料理屋の脇にひっそりと看板があり、示された路地を入るとつきあたりの一軒家にシリアの国旗が立っている。
 
これがシリア大使館。

まるでどこかの工務店のような入り口脇のインターフォンを押して「ビザの申請に来ました」と言うと、なんと「今日は休みですよ。」

ええーっ、木曜日なのに、と思ってよくよく扉の張り紙を見れば「ビザの申請は月水金の9:30~11:30」と出ている。しかしこのまま帰るのではあまりに悔しい、「それじゃ申請書だけでももらえませんか」と粘ると扉が開いて若いシリア人のお兄さんが書類を二人分くれた。「明日また来てください、ビザの発給はそれから1週間後です」って、ネットで調べた事前情報と随分違う。申請は毎日、受け取りは翌日の午後だったはずなのに。

しかし大使館員が言うなら仕方ない、電話で確認しなかった自分が悪い。お礼を言ってすごすご引き返す。

路地を出ると目の前は檜町公園、何本かある桜の向こうにはミッドタウンがそびえている。
  
 きれいな枝垂れ桜で心を落ち着けて、やれやれ、また明日来ることにしましょう。

でその明日、再びシリア大使館へ。

今度はすんなり扉のロックが開いて、普通の玄関を入って「ビザ申請」の張り紙のある部屋へ。15畳ほどの部屋の真ん中、机の向こうに昨日のお兄さん、それを取り囲むようにソファが並んで4人ほど人が待っている。椅子に座って待つよう言われたのでおとなしく見ていると、お兄さん、ビザ申請の書類をゆ~っくり眺めている。ちゃっちゃとやれば1,2分ですみそうなものを何分もかける。こうでもしないとすぐ仕事が終わっちゃってすることないからかな~、週に3日しか申請を受けないのに。

こうして待たされること15分、ようやく自分の番が来て書類を出し、ビザ代2600円を払い、引き換えの番号札をもらって申請終了。受け取りは1週間後、午後の13:30から14:30の間のみ。

大使館員のお兄さんはなかなかの男前で日本語ペラペラだが愛想なし。
社会主義国シリアの旅はここから始まっている。


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