Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

初夏の山形 1 姥湯温泉 枡形屋

2010-06-30 19:02:53 | 国内旅行
台湾のライチー狩りに行きたいな~、なんて考えていたら、もっと身近に行くべき果物狩りがあるじゃないかと思いついた。

というわけで友人を誘い、お得な「大人の休日倶楽部パス」を入手して山形へ。

まずはまい泉のカツサンドを食べながら福島へ。
 グランスタ東京限定とやらの丸いプレスサンドはどこぞのランチパックみたいだが、中にはエビカツやヒレカツと目玉焼きが入っていて食べ応え十分。さすがに某ヤマ○○とはちょっと違う。

 福島からはたった2両編成、一日に5往復しかない奥羽本線の鈍行で峠駅へ。

  
この駅、豪雪地帯にあるからだろう、駅舎全体が大きな屋根に覆われていて、駅と言うよりまるで工場の中みたい。
 外観もまるで鉄工所。列車で着いた人はもちろん、車で乗り付けて写真を撮っているテッチャンたちも結構いる。

駅からのお迎えのミニバンは満員のお客さんを乗せて山の中へ。
ほんのちょっと前まで未舗装でスイッチバックしながら上がったという細い道は今はずいぶん良くなっているが、宿への道中には途中の一軒宿、滑川温泉のほかには人工の建物は何一つなく、緑の木々が覆いかぶさってくるばかり。車のない時代にはさぞ大変だったことだろう。よくこんな山奥に温泉を見つけたものだと感心してしまう。

20分ほどで駐車場に到着。
 ここからつり橋を渡り、ちょっとした坂を上がらなければならないので
 宿泊客の荷物はこんなかごに乗せ、小さなモーターでケーブルを引っ張って上げてくれる。こんなかご、インドの山奥で見たことがある。あちらは人力だったけど。

駐車場には車が一杯、宿の入り口にも首にタオルを引っ掛けた人が一杯。
 
皆さん、有名な露天風呂に入りに来た日帰り入浴のお客さん。日帰りは3時半までとのことなので、これはゆっくり空くのを待とう。

 
案内された2階の廊下はピカピカ、10畳のお部屋も窓が大きくて明るい。
小さなテレビに映るのはなぜか仙台の放送ばかり。谷の向きの関係で、山形の放送も、近いはずの福島の放送も入らず、かろうじて仙台放送が入るのだそうだ。
 お迎え菓子をいただきながらゆっくりして、さあ、4時だ!

のれんをくぐり、右手は内湯、左手からは外に出て露天に向かう。
 
この時間、大きな露天は混浴なのでまずは女性専用露天へ。
 
ぱっと見は小さな露天だが、入ってみると結構ゆったりと10人ぐらいは余裕で入れる。
お湯は薄青く、それほどにごりも湯の花もめだたないが、ちょっと熱めで硫黄の香りがする。
これにどっぷりと漬かり、目の前を見上げると岩肌もあらわな山の姿。完全な野天に緑の風が吹き渡り、ふえ~、気持ちいい~。

ずっと入っていたいがお湯が強いのだろう、心臓がバクバクしてきた。
部屋に戻り、涼んでいるうちに5時半になり、「食事ですよ~」と宿の人が呼びに来た(この宿には電話がないのだ)。
 あまり大きくない食事処はお客さんで一杯。

  
鯉の甘露煮や芋煮、山菜が山形の山の湯らしく、
  
デザートにはゆずゼリーまでついて質量ともに十分。

しかしこの宿は夕食後にのんびりはできない。
なぜなら夜の6時から8時まで大きな露天風呂が女性専用時間になるから。
 暗くなる前に入らねば、と食事の消化もそこそこ、お風呂に向かう。

混浴露天は女性用の1.5倍ほどだろうか、思ったほど大きくないが視界がさらにひらけて開放的。お湯は女性用よりも濁りが強く、硫黄のにおいが強い。後から入ってきた若いおねえちゃんたちが「お湯の匂いが甘い!」と喜んでいたけれど、硫黄の匂いって甘いかな?

露天が混んできたので早々に内湯へ移動。
  
すると予想通り、こちらには誰もいない。
あまり大きくはないが木の浴槽には女性用露天と同じお湯が一杯にあふれ、真っ黒に変色した木の床を濡らしている。
露天もいいが、気持ちのいい内湯が実はもっと好きだと最近気が付いた。このお風呂は当然 

常になく早く床につけば6時前にはもう目が覚める。
早速露天に向かえば外はかなりの雨。
 でも雨に打たれながら霧に煙る山を見ながらの入浴もまたたのし。

 7時からの朝食にはご飯の友がいっぱいだけれど、今日は自制しておかねば。

列車の時間の関係で7時50分には早くも見送りのバスが出る。
 つり橋を渡って名残惜しく宿を後にする。

噂にたがわず、すばらしいお湯だった姥湯温泉。
次回はぜひ連泊で来たいものだ。

姥湯温泉 桝形屋 山形県米沢の秘湯 日本秘湯を守る会 会員の宿


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中国のビール・ラベル・コレクション

2010-06-24 17:37:11 | コレクション
ふだんはまったくアルコールに縁のない当ブログだが、チベット・雲南の旅では同行者がたくさん飲んでくれたのでビール・ラベルのコレクションができた。

まずはチベットにてラサ・ビールとチベット・ビール
 
ラサ・ビールは「世界の屋根のビール」、チベット・ビールは「世界のてっぺんのビール」ですと。

 ゼロ・ビールは何がゼロなのか。「零点ビール」っておいしくなさそう。

雲南省では大理ビールが一番良く出ていた模様。
  
瀾滄江はチベットから流れ出て雲南を通り、ベトナムに入ってメコン川になる。 

ここいらへんは全国ブランド。
  中国のどこでも見られる。

中国のビール・ラベルもずいぶんおしゃれになったけれど、お味は日本の安い発泡酒だそうだ。


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雲南の食

2010-06-23 02:33:34 | 東アジア
チベットはともかくとして面白いものにありつけそうな雲南、ではあったのだが、実は期待したほど珍しいものにはありつけなかった。

ツアーだったからと言う理由もあるが、なにしろ山の中の辺鄙なところが多かったので
  
こんな感じの野菜の炒め物が中心。品数は多いし、栄養バランスもよくおいしいのだが、毎食トマトと卵炒めが出たのは添乗員の好みだろうか。

そんな中、雲南らしい料理と言えば
  
まずは川のりのスープ。丸く乾燥させた姿はブータンのものとまったく一緒。海ののりよりちょっと固い。

  
沙渓古鎮で乾燥させていた緑豆のこんにゃく(?)。農家の庭先では洗面器で固められていたが
  
食べる時はこんなあえものになる。右の黒いのは豆の種類が違うのだろうか。こんにゃくというよりはくずもちのような食感。

 蘭坪で出たこれは豆腐のようで豆腐でない。はんぺんをもっとモチモチさせたような面白い食感。何でできていたのだろう。

  
雲龍の朝市で見かけた山菜はこんな炒め物に。ほろ苦い味がいかにも山菜らしい。

  
不満タラタラだった麗江は束河村の唯一の収穫はヤクのヨーグルト。水路で冷やされたヨーグルトは濃厚でおいしい。気に入って探したが、麗江の外では残念ながら売っていなかった。

 石鼓鎮の道端でおばちゃんが売っていたもの。納豆に唐辛子を混ぜて乾燥させたようなもので、このままかじると辛いがうまい。そのまま食べるものなのか、本来は料理に使うものなのかは不明。酒のつまみにぴったり、とはおじさんたちの感想。


毎日野菜炒めを食べ続けた食事も最後の大理まで来てようやく変わったものになった。

大理から喜洲への道筋で昼食に立ち寄ったのはこんな店。
 しょぼい外観だし店内は蝿だらけ。各テーブルには1本づつローソクが立っていて、これに火をつけると蝿が寄らないと言う(実際、蝿が少なくなる!)。
が、ここは知る人ぞ知るぺー族料理の名店だそうで、「役人はみんなここに食べに来ます」、とそれがおいしい店の証しらしい。

 メインは名物の砂鍋魚。淡水魚の鍋だが、いろいろな具材からだしが出ておいしい。
 揚げた乳扇。これは揚げてもやっぱり?な味。
 川エビの炒め物。おいしくてあっという間になくなる。
 これはまるで魚の皮のように見えるが木皮という植物を揚げたもの。調理前のものは水に浸してあったので川の藻の一種かもしれない。わかめを揚げたような感じ。
  
白い花の炒め物。特に味はない。

他にも調理場前にはいろいろ珍しい食材が並び、しかし料理はどれも食べやすくおいしい。蝿も気にならなくなる、さすが名店。

さらに雲南最後の食事、麗江空港にほど近く、またも道端の小汚い店だが、「役人が必ず来ます。」
  
間口のわりに奥に広い店内はなるほどお客さんで一杯で、背広を着た役人風も本当に来ている。

 
調理場は店の表からも見え、外では豪快に魚をさばいていて、これは期待が持てそう。
さらに裏に回ると
  
おいしそうな雲南ハムがいっぱい。そして豚の顔は「鼻が一番おいしいんです!」とガイド二人が口を揃えて言うので、「今日はこれが食べたい」と所望。
ついでに調理場前に並んでいた鶏爪を「これも食べたい!」とおねだりしたら
 ほんとに出てきた。これ大好きなんだよねえ。
 豚の顔はこちら。どれが鼻かはわからなかったけれど、沖縄の豚耳と同じ感じ。

他にも
 
もち米入りの腸詰(豚の血入り?)とか味のないチーズとか
  
これは右の花を卵とじにしたもの
  
わらびもソラマメもおいしかった~。

こんなことならもっと早くから「あれが食べたい、これが食べたい」と言えばよかった。きっと添乗員には嫌われたけど。


なにはともあれ、中国では役人の舌を信じるのが正しいらしい。


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東チベット・雲南の旅 14 さらに大理

2010-06-21 15:43:51 | 東アジア
3月26日

ホテルの朝食会場が激混みのうえにまずそうだったので、外に朝食を物色に行く。

ジモティーが普通に食べているものが食べたいので、観光街ではなく車の通る新市街の方へ行ってみる。

と案の定、包子や豆乳の店をあちらこちらに発見。ふらふらと迷った挙句、ここに決定。
  
雲南の隣の貴州省を名乗っているが、羊肉の米麺屋さん。
太いのと細いののチョイスがあるので細麺を選択。

 あっさりしたスープに臭みのまったくない羊肉が柔らかく、麺のゆで具合もばっちりで、これは昨晩の麺よりずっとおいしい!
ジモティーはスープに唐辛子を一杯入れて食べているが、何も入れなくても十分うまい。
やっぱり麺はこういう店で食べないとね。

すっかり気を良くしてツアーの出発時間まで古城内を1人で散歩。
メインストリートから脇道に入ったら市場があった。

 
天秤棒をかついで野菜を運び込むおばちゃんたちに、食堂の前で店を広げるお肉屋さん。

 
筒切りになった豚さんが迫力満点。

 
懐かしのリヤカーで大量に運び込まれるこの野菜はなんというのだろう。旅行中、毎日のように食べていたが、ブロッコリーの茎のような食感と味。葉っぱの方も食べていたのかな。

 メインストリートに出れば朝もはよからこの人通り。

高い所が好きな者は、塔楼は昨晩登ったので、今度は南城楼の城壁の上に登る。
 
昨晩踊りを披露していた広場には桜だろうか、濃いピンクの花が満開。
変な猪八戒の姿も見える。

 白壁にグレーの屋根瓦は上から見るほうが美しい。

  
通りではぺー族の名物という乳扇というものを売っている。愛想のいいおばさんから一つ買ってみると
 カテッジチーズを伸ばして乾燥させたようなもので、乳臭さはあるが上にぬった黒蜜以外に味はなく、値段は忘れたがなんだか高かった記憶あり。

 パン屋のこれもこの町の名物らしいので買ってみた。黒糖の入ったどっしりしたパン生地の中にあんこの入ったアンパン。こちらは安くてうまい。

ここで大理も時間切れ。
洱海のほとりに広がる豊かそうな農村地帯を通り、
 
山を越えて出発地の麗江に戻る。

ここから昆明経由で広州に戻るのだが、飛行機の時間までまだ時間が少しあるから、と雲南コーヒーの工場に連れて行ってくれることになった。
麗江古城で買ったコーヒーがおいしかったので期待していくと
 観光バスの停まる大きな工場。
中は生意気にも撮影禁止なのだが、なんのことはない、巨大な土産物屋。
しかもまともなコーヒーは売っておらず、砂糖とミルクの入ったインスタントコーヒーばかり。
しかし考えてみればまだほとんどコーヒーを飲む習慣のない中国のこと、コーヒー豆など売ったところで中国人には売れないだろう。
おいしい雲南コーヒーの価値に気づくにはあと何年必要だろうか。

 狭くて混雑する麗江の空港を飛び立ち、
 テニスラケットのような雲南ハムを売っている昆明を経由して広州へ。

行きと同じ空港ホテルで1泊。

3月27日

無事広州から帰国。


今回は思いがけない事態からチベットの厳しい現状を実感し、こんなことでもなければ行くことがなかったであろう雲南のメジャーな観光地、知られざる景勝地をめぐることになった。中国についていろいろ考えさせられることが多く、その意味では面白い旅だったが、やはり不完全燃焼の気分は抑えがたい。

東チベット、リベンジせねば。


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東チベット・雲南の旅 13 雲龍~大理

2010-06-18 13:00:13 | 東アジア
3月25日

朝の雲龍の町をお散歩。
朝ごはん屋台などあまり出ていなくてちょっとさびしいが、川べりで野菜を売る人たちを発見。
 
どうやら山の方から来た少数民族らしく、大きなわらびやよくわからない山菜を売っている。秋になったらここにはきのこが並ぶのかな。

雲龍の町からは田舎道をひたすら南下する。
 
のどかな農村や田舎の市場を過ぎるのは楽しいが、道が悪くて工事だらけ。なかなか進まないのがちょっとつらい。
南下しきったところでようやく高速道路に入るとその快適さにほっとする。
好き好んで僻地を回っているくせに、やっぱり高速道路は便利だと実感。風情はなくても便利さを追求することは止められまい。

高速に入るとすぐに大理に到着。
 こちらは新市街である下関。大きなビルの並ぶ大都会。

だが我々はここを素通りして旧市街である大理古城へ向かう。バスで20分もかかっただろうか。意外に離れている。

大理古城も横目に見つつ、途中でお昼を食べてツアーはそのまま喜洲へ。
この村はぺー族の古い家が残っているのが売りらしいが、駐車場にはまたたくさんの観光バス。いやな予感がする。

まず案内されたのは厳家大院という明・清代から続くという家。
  
中庭が2つも3つもつながる大邸宅だが、部屋はことごとくお茶などの土産物屋と化し、愛想の悪いお姉ちゃんたちが店番をしている。
一番大きな広間ではぺー族名物の三道茶というのが飲めるが、こちらはショーがついてくるらしい。布で仕切られた中を2階から覗き見ると歌に踊りに漫才のようなことをやっているが、中のお姉さんたちは明らかにきれい。う~ん。

厳家大院を出ると村の中を散歩。
  
と言ってもごく普通の商店街で、店先ではマージャンをやっていたりする。
変なみやげ物など売っていないし、
 
道端に唐辛子や豚の皮が無造作に干されているのがいい。

  
 
古い家は本当に昔のままでボロボロ。公衆トイレだけがやけに美しくておかしい。
この町並みをどう保存するのか、センスが問われるところだが、さて、5年後この村はどうなっていることか。

村の散策中にはおやつを買い食い。
 これはイモか何かのでんぷんを練ったものに黒糖シロップをかけたもの。ポピュラーなおやつらしいが、のりを食べているみたい。

   
こちらは破酥という喜洲名物のパイ。お肉の入ったものと黒糖餡の入ったものの2種類があるが、どちらも生地にラードがたっぷり練りこまれているのでかなり脂っこい。どちらかと言えば甘い方がおすすめ。

喜洲の観光を終えてようやく大理古城内のホテルにチェックイン。

ホテルの表玄関側の道は車も通る古城内の新市街。
 
でも裏から出ると歩行者天国の観光エリアにつながっている。
 

本日の夕食はこの古城内で過橋米線。雲南に入って以来、ずっと食べさせろと要求していたものが最終日になってやっと出てきた。 
  まず出てくるのは3段重ねのお皿(右は展開図)
何種類もの肉や魚が1片づつ、さらに干しエビや小魚、その他もろもろの薬味が乗っている。 
 そこへ熱々のスープが登場。脂の幕が張ってなかなか冷めないこのスープに肉や魚を入れ、さらに米麺を入れて食べるのが過橋米線。

具沢山のプレゼンテーションは楽しいが、本場物と期待したこの店の麺はちょっといまいちだったかも。

食後は大勢の観光客でにぎわう大理古城をみんなで散歩。
大理はメインストリートが1本なので、麗江のように迷う心配はない。
 
メインストリートの端、ライトアップされた南城楼の外ではぺー族が踊りを披露中。
でも良く見るとここも平均年齢は結構高い。

メインストリートの真ん中には望楼があって、下は土産物屋になっているが入場料を払うと上に登ることができる。
 
中には金ぴかの仏像が並んでいるが、その脇をすり抜けてさらに階段を上がり、最上階のテラスに出る。
  
眼下には土産物屋街をそぞろ歩く観光客が見え、はるか遠くに有名な崇聖寺三塔のライトアップされた姿がまるで土筆のように見える。

雲南で眠るのも今夜が最後だ。


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シンガポールの朝ごはん

2010-06-15 23:12:21 | 東南アジア
ホテルの隣が高島屋なので、遅い朝食を食べに地下のフードコートにやってきた。
 お店の数は多くないし、食事スペースもそれほどないが、すっきりと清潔なフードコート。

前夜は会食でシーフード三昧
  
  
エビ、カニ、貝類をがっつりいただいたので、今朝は控えめにしておこう。

というわけで選んだのはヨントーフー。毎度気になりながら、ちょっと地味なもので結局いつも選ばずに終わってしまうシンガポール・メニュー。

 まずはどんぶりとトングをとって、ずらりと並ぶ練り物系の中から好きなものをチョイスしていく。
このお店の場合は基本が6個、もちろん追加もできる。
これに小麦の麺か米麺の追加、スープのあるなしを選んでどんぶりをお店のお姉さんに渡す。

するとお姉さんは野菜や大きな具をはさみでチョキチョキと食べやすい大きさに切って、麺と一緒にスープの大なべの中へ。
麺がゆだったらどんぶりに戻し、スープをそそいでできあがり。

 今回はナスやオクラに練り物をはさんだもの、湯葉にミートボール、青菜を選び、米麺入り、スープありにしてみた。

米麺は箸でたぐれないほど柔らかくいまいちだったが、鶏だしと思われるスープはあっさりしておいしい。練り物も一つ一つ味が違い、カウンターにあったちょっと辛いソースをつけて食べるのもいい。

ちょっと軽く食べたい時、麺なしでも十分かもしれない。


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CXで一目ぼれ

2010-06-13 22:49:52 | 雑談
台湾からシンガポールへの移動でキャセイ航空に乗った。

いつもの惰性で機内販売のカタログをペラペラめくっていると気になるものを発見していまい、思わず購入。

右の白い飛行機はPCのキーボード用ブラシ、左の緑の飛行機はスクリーン・クリーナー、でも欲しかったのはもちろん下の飛行機型クリップ。かなり太目の飛行機だけれど、クリップの曲がった部分が翼になっているところがたまらない。

US$8のささやかなお楽しみ。


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台北の朝ごはん

2010-06-11 03:20:46 | 東アジア
またまたおなじみ、台北。

泊まっているホテルの朝食がつまらないので、外においしいものを物色に行く。

と、ホテルのすぐ裏に気になる小さな朝ご飯屋さんを発見。
 早點とは朝ご飯のこと。早朝、6時ごろからせいぜい11時まで営業のこういう店が台北のいたるところにある。

中を覗くとちょっと強面のおじさんが黙々とクレープを巻いている。
 
見かけによらず(失礼!)繊細な仕事ぶりなので、このクレープを注文してみる。
 すると北京ダックの皮のようなクレープにのりが敷かれ、その上にはてんこ盛りのアルファルファ、真ん中にまかれているのは台湾人の大好きな肉そぼろにきゅうりとなし。
甘辛いそぼろに薄甘いなしときゅうりの食感がおもしろく、大量のアルファルファはいかにも体にいい。

これは軽くて健康的な朝食、と喜んで食べていると、おじさんから「おいしいからお食べ」と差し入れが。
 これは前回来た時、果物屋でみかけたプラムの砂糖漬け。
甘さの中にちょっと塩気も混ざっているようで、これまた台湾人の大好きな茶梅の味に似ている。
でもこちらの方がカリカリとして、なかなかおいしいじゃないの。

一見怖そうだったおじさん、実はとても親切なひとだったんだ、言葉はぜんぜん通じないけど。

他にも焼きソバとか、おこわとか、サンドイッチ、ハンバーガーなどなど、台湾早點屋定番メニューの揃うこの店、この次もまた来よう。

このクレープ一つではちょっと物足りないな、と周辺をさらにお散歩。
 バイクがびっしり並ぶごく普通の商店街。

また別の店で、今度は包子をテイクアウト。
 春雨とキャベツの一杯詰まったこれはお腹がいっぱいになるけれど、お味はいまいち。

 そしてこれに遭遇してしまっては素通りできない果物屋。
 我が人生でこれほどたくさんライチーを食べた年はない。

外国の町がどんどんなじみになる楽しさ。


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東チベット・雲南の旅 12 諾村

2010-06-08 13:54:20 | 東アジア
3月24日 続き

昼食後、ミニバンで細い山道を登り、諾村というところへ行く。
 
山の斜面にびっしり家の立ち並ぶ村。入り口には「千年白族村」なんて看板が立っているが、明・清代の家が残っている村ということらしい(となれば千年は大げさだが)。

   
こういう村の常で道は狭い石段。年寄りには大変だろうなあ。人よりもロバや鶏の行き交う村の道。
 
 門の中に入ると中庭を囲んで3方に2階建ての部屋が並ぶ造り。正面に祭壇のある部屋、右側に台所、上階の風通しのいい所は穀物などの貯蔵庫というのが基本的な構造らしい。
  
 
確かに古い村らしく、ぺんぺん草の生えた屋根や、壁の黒光りする彫刻がいい感じ。

ぐんぐん上に上っていくと、ちょっとした広場にお茶屋さんがあったのでそこで小休止。
 
 
出されたお茶はなにやらいろいろなものの入った薬草茶で、効能書きがちゃんとある。
それもそのはず、このお茶屋さんはれっきとした漢方医らしく、
  
中庭にはいろいろな材料が干され、家の2階には漢方の材料がびっしり並ぶ部屋があった。

さらに村の道を上がっていくと寄宿舎のある小学校があり、その脇にとても立派な門。


ここからまた急な石段を上がると、村の一番高いところに孔子と関羽を祭る廟があった。
 

その隣の、仏像があったと思しきお堂は空っぽ。
さらにその隣にはかなり古そうな高楼が建っている。
 
  ディテールもきれいだが
  
中の構造と天井画が美しい。
この天井画の意味は何か、と堂守のおじさんに尋ねてみたが、方言とおそらく酔っ払っているために中国人ガイドたちにも何を言っているのかさっぱりわからないという。おそらく天界図のようなものだと思うのだが。

 めったに人が来るとも思えないお寺ではりきって案内してくれたおじさん、ありがとう!

思いがけず立派なお寺と、まだまったく作ったところのない古い村に満足して石段を降りる。

ところでこの村は雲南名物、雲南ハムの名産地だという。
 お茶屋さんの2階にもなるほど、おいしそうなハムが。

村の入り口にはハム工場があったが、丁度ハムの発酵時期で立ち入りは禁止、売り物もないという。
買えないとなればなおさらほしい、というわけで、雲龍の町に戻ってから数人でスーパーへ買い出しに。
 立派な箱入りのハムは真空パック包装で持ち帰りには最適。
帰国後にこのハムと黎明のきのこで雲南鍋にしたらおいしかった!

ちなみに肉類の日本への持ち帰りは検疫を通らない限り禁止です(我ながら白々しい)。


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東チベット・雲南の旅 11 雲南の橋

2010-06-07 01:59:32 | 東アジア
3月24日

欄坪から南の雲龍をめざす。

まわりの景色はなだらかな小山が連なり、道に平行して流れる川沿いに畑が広がる。
 

このあたりには明代、清代の古い橋が残っているということで、ぺー族の村にまずは停車する。

  
このあたりの家の造りにも興味津々。居住スペースは1階、2階は作物などの乾燥・保管場所になっている様子。

村の中を通り、川に下りていくと
  
立派な屋根付きの橋。
 名前の額には風景画まで描かれている。

橋を渡ったところには道祖神だろうか。
  
あでやかな彩色の新しい神様はちょっとおもちゃっぽいが、首だけ残った古い神様はなかなかいい造りだ。

自動車道まで戻るとにぎやかな音楽が聞こえるので、なんだろうと覗きに行くと村の小学校。
 
村の子供たちはいかにも腕白そうだ。

 
これはまた別の屋根付き橋。

他にもこんなつり橋とか
  

こんな小さな橋とか
 
橋を見て回るだけでも楽しそうだ。

丁度昼食時に雲龍の町に到着。
  
名前の通り、広場には龍がいるちょっとした町。

宿泊するホテルでお昼を食べて、午後の観光に出かける。


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