Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリアの職人さん

2009-08-29 00:32:36 | 中近東/北アフリカ
職人の仕事を見るのが好きだ。
一人、黙々と仕事に没頭する、そんな職人さんが大好き。
シリアにはまだまだ手仕事が残り、職人の仕事ぶりを見ることができる。

ダマスカスでまず遭遇したのは寄木細工屋さん。
 
ちょいとフセイン似のおじさんが兄弟と仕事をしている。
 
作り方は箱根の寄木細工や金太郎飴と一緒で異なる色の木の棒を貼り合わせて模様を作り、断面を薄切りにして飾る物の表面に貼る。小物入れやバックギャモン盤をよく見るが、電話まであるのには笑ってしまう。

これもダマスカスの象嵌細工屋さん。
 
木の板に穴を開け、縁に銀線をはめ込む作業を見せてもらう。

絨毯屋のお兄さんはアンティーク絨毯を修復中。
 結局買わなかったけれど、ダマスカスにはなかなかいい絨毯屋があって、値段も高くなかったと思う。

アレッポの石鹸工場の周りは真鍮細工の職人街だった。
  
 本来なにに使う物なのか、ちょっと植木鉢にでもしたい誘惑に駆られる。

ダマスカスで見かけた見事なディスプレーのサンドイッチ屋さん。
 
中で働くおじさんも料理人というより職人の顔。黙々とサンドイッチを作る姿を写真に撮っているといきなり「マダ~ム」とファラフェルを差し出された。揚げたてのファラフェル、すごくおいしかった。

言葉少なく、親切なシリアの職人さんたち。いつまでもがんばっていただきたい。


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染付@東京国立博物館

2009-08-27 23:38:37 | 機内食・映画・美術展
ちょっと仕事が一段落したので、小さなごほうびのおでかけ。

まずは上野でお茶を一杯。
 
駅構内にあるブラッセリー・レカンは元貴賓室だったそうで、高い天井と縦長の窓が優雅で落ち着く。

緑の木陰が涼しい上野公園を突っ切って、向かったのは東京国立博物館の奥の平成館。
  
2階で開催中の「染付」展になんとか間に合った。

今回の展示は自前の物を中心に、大阪市立東洋陶磁美術館や佐賀県立九州陶磁文化館など、すべて日本にあるコレクション。さすが染付好きな日本だけあって、中国の元、明のものからベトナム、朝鮮のものまで、いいものがたくさんある。

中国の染付は元代のおおらかなものも好きだが、やはり明代初期のものが繊細で涼やかで美しい。
 博物館の絵はがきより

これが清のものになると染付といえども装飾が過剰になって、自分の趣味としては暑苦しい。

ベトナムの染付はちょっとひなびてあかぬけない感じ。
 博物館HPより

そこへ行くと朝鮮の染付はしゃれている。
  博物館HPより 
左の空飛ぶなまずもかわいいし、右の余白の多い染付はいかにも日本人好み。「秋草手」というそうだが、やっぱりこういうのがこちらの感性にはぴったり来る。展示にあった小さな水滴などうっとりするほどかわいくて、思わずいただいて帰りたいほど。

そして日本の染付といえばこれはもう伊万里。というわけで古伊万里から明治のものまでたくさんの伊万里が並んで素敵なのだけれど、印象的なのは3点だけある鍋島。
 博物館HPより 

鍋島のデザインはなぜこれほどモダンで粋なのだろう。ほれぼれする。

美しいコバルトブルーに染まって幸せな午後。


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山梨小旅行 3 橋倉鉱泉

2009-08-23 03:11:40 | 国内旅行
ほったらかし温泉で露天を堪能したあとは、また各駅停車で大月へ移動。

大月駅前からバスに乗って20分ほど、上真木というバス停で降りると宿の車が待っている。くねくねと細い山道を10分ほど走ってお宿に到着。

心のふるさと橋倉

 
小さな帳場で記帳をし、女将さんに案内されて2階の部屋へ。

 
トイレ、洗面台付のお部屋は8畳だけれど、窓が大きいせいか広く感じる。ベランダの前は緑の山。他には何もない。

一息入れたところでまたまたお風呂。バスで一緒に来たお客さんがいたから、先に入らなきゃ。

 
マッサージ椅子の並ぶ一角の向こうに暖簾がかかる。これで「ふろば」と読ませるとはしゃれがきいている。

 
思った通り一番乗りだったおふろ。こちらはちょっと小さい方。
 
翌朝は男女入れ替わって少し大きくなった。

どちらのお風呂も明るくてとても清潔。浴槽が2つあるのは小さい方に12度の源泉が入っているから。ここのお風呂はこの冷たい源泉と、加熱して適温になったお湯に交互に入るのだ。

先にお湯で暖まってから冷たい源泉にそろそろと入る。徐々に体を沈めると皮膚がきゅっと引き締まるよう。肩までつかると腕や脚に鳥肌が立ってくる。ひやっとしたところですぐにお湯の方へ移動してほ~。暖まったらまた冷たい方へ、とこれを繰り返すのが楽しくなってくる。ちょっと黒ずんだ水色の源泉に入ると肌がすべすべするし、これはいいかも。

熱いの、冷たいのを繰り返し、お風呂を出た後はマッサージ椅子で揉まれて極楽、極楽。部屋に戻ってうとうとしていたらすぐに夕食の時間になってしまった。

ここの食事は6時からの定時制。食事処でいただく。
 
熊や狸の裏側に並ぶお部屋はすべて壁で仕切られ、掘りごたつ式の囲炉裏の周りにはすでに食事が並べられている。

席についておいしそうな料理を眺めているとすぐにご亭主がやってきて料理の説明。この名物ご亭主、駄洒落で有名でお世辞もてんこ盛り、「お部屋を濡らさないように気をつけてくださいね、なにしろビジョとビジョですから」な~んてことをおっしゃるのだが、これも芸のうち、客を楽しませるサービス精神。

丁寧に説明されたお料理の数々:
 ヤマモモやカステラものるきれいな八寸になめらかなピーナッツ豆腐。おろし和えの入ったピーマンも、3種類のしんじょの入ったナスもすべておいしくいただける。
 三色そうめんも牛肉のたたきもさっぱりとおいしい。
 これは揚げたてが来た擬製豆腐は納豆入りとちょっと変わっている。
 ごはんはこれは地元産ではなく、南魚沼郡のコシヒカリとのことだが、さすがにすごくおいしい。
 最後はアイスクリーム。あ、またフルーツじゃないや、とちょっとがっかりしたが、これも自家製。シャリシャリとした食感が涼しくて気持ちいい。

どの一皿も手をかけ、丁寧に作られていることがわかる食事。おいしくないはずがない。

さらに翌朝。これも説明付きでいただいた朝食。
 
温泉卵、サラダ、鶏となすのごまあえ、焼き魚、ヨーグルト。囲炉裏にはウコン雑炊がかけられ、おいしいご飯もくる。
 このご飯の友がまたいちいちおいしくて、おひつがほとんど空になってしまった。

チェックアウトの時には息子さん手作りの石鹸をお土産にいただく。
 調理場の廃油と米ぬかで作られているとか。

この宿、昨年泊まった船山温泉と共通するところが多い。
周りにはこれといった見所もなく、宿からの景色も緑が広がるだけ。お湯も熱い温泉がドバドバ湧き出ているわけでもない。
そんな中、家族経営でいかに客をもてなすかに心を配り、良心的値段でサービスを提供しつつ、自分たちのポリシーは守る。結局そういう宿が自分は好きなんだな。

帰りはまたご亭主の駄洒落を聞きながら高速のバス停まで送っていただいた。
きっとまた来ます、とお約束して。


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山梨小旅行 2 ほったらかし温泉

2009-08-22 03:17:51 | 国内旅行
坐忘庵から駅までのバスに乗る。

途中、武田信玄の生誕地を通り、武田神社の前を通って、駅前の信玄公にご挨拶。
 

甲府からは各駅停車に乗って山梨市駅へ。

ここにあるフルーツ公園の果樹園でも見ようとタクシーに乗ると「ほったらかし温泉」という看板がある。おもしろい名前だねえ、と同行の友人に言うとどうやら評判のいい所らしい。

それでは、と急遽予定変更。フルーツ公園をつっきった先にある ほったらかし温泉 へ。
 星空が天井☆ほったらかし温泉公式ホームページ

タクシーの運転手さんによると、山の上に10年ほど前にできたこの温泉、当初は道も整備されておらず、従業員もほとんどいなかったので「ほったらかし」と名前がつけられたそうな。

車のたくさん停まっている駐車場で降りて敷地に入ると「あっちの湯」と「こっちの湯」の看板があり、「あっち」の方が広いらしいがまずは元祖から、と正面にある「こっちの湯」に行く。

 700円の入場料を払い、靴を脱いで中へ。

脱衣所の外を見ると
 おお、正面に富士山が見える。
ちょっと霞んではいるが、写真よりは実際ははっきり見えて感激。
そしてその景色を見晴らす場所にぬる湯とあつ湯の二つの露天風呂が並び、さらに一段下がったところにはもう一つ、浅い岩風呂がある。

↓こちらは温泉のHPから。
 
この景色を見ながら風に吹かれつつ入る温泉の気持ちいいこと。ぬる湯の温度は長く入るのにちょうど良く、アルカリ性のお湯は肌触りがやさしい。

壁際にはカランが5つほど並び、ボディソープやシャンプーもちゃんとある。
雨や日をよけるための菅笠まで用意してあるし、小さな内風呂もある。
どこも清潔だし、ほったらかしどころか、いたれりつくせりだ。

お風呂を堪能したら小腹がすいた。
 敷地内にはちゃんと軽食も用意されている。
  
富士山を眺めながら巨峰ソフトと揚げ卵でお昼。

さらに敷地内のお土産売り場。このまわりの農産物の直売所になっている。
 
思わず買い込んだのは左上からあじろん、藤稔、川中島白桃、夕空にプルーン。
どれも香り高く、甘くておいし~。

車がなければ来られない辺鄙な場所ではあるけれど、片道2000円のタクシー代を払ってもここは来る価値があった。

今度は甲府盆地が桃の花でピンクに染まる時期に来たいなあ。


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山梨小旅行 1 「Shirato」&「坐忘庵」

2009-08-21 01:45:42 | 国内旅行
いつもなら国外逃亡する8月、今年は諸事情により日本にいる。

そろそろ温泉成分も切れてきたので、山梨へ小旅行。

まずはおなじみ小淵沢のShiratoで元同僚たちと会食。
小淵沢レストラン SHIRATO(しらと)-和食中心のおまかせ料理「和楽膳」 〔ホーム〕


はじめのシーフードのゼリー寄せはレモンをたっぷり絞っていただくと爽やか。アボカドを添えたお豆腐のたれもゼリーでさっぱり。

  
サトイモにかかった大和芋はねっとり濃厚。スモークした鮭と鶏手羽は香ばしい。

 
アジの南蛮漬けをバリバリ頭からいただいてカルシウム補給したら、お食事は贅沢な鮎飯!

 最後はおなじみのゴマプリンでしめて、おいしい食事と時間、堪能いたしました。

いつもならこのまま東京に帰るところ、本日は甲府へ移動。
駅前から宿の送迎バスに乗って、甲府の町を見下ろす積翠寺温泉の 坐忘庵 へ。
坐忘という名の隠れ宿 積翠寺温泉古湯坊 坐忘庵 Official WebSite

甲府の駅から武田神社の脇を北に向かい、20分も走ると市街を眼下に見下ろす山の中に入る。
 
  
宿は3階建てでロビーは広々。
 
二人で泊まる部屋はツインベッドに6畳間、お風呂に小さな流しもついてこれまた広い。

この宿の自慢は露天のようだが、食後は貸切になってしまうので一息入れたところで早速「竹林の湯」というのに行ってみる。
 宿のHPより

収斂性緑礬泉というお湯はくせがなくやわらかい。温度もちょうど良いが、本日満室とのことでお客さんが多く、4人も入ればいっぱいのお風呂なので落ち着かない。

早めに出て涼んでいるとじきに夕食。本日はお部屋出し。
仲居さんが忙しそうに食事を並べ、後で説明に来ますと言って消えたまま帰ってこなかった。

それでは、と食べ始めたが
 突き出し、お造り、焼き物はごく普通。
 仲居さんが「サラダ」と言ったこの鉢は卵豆腐や薄~い煮貝、野菜や果物の入った不思議な一皿。何の味もなく、つけだれらしきものもない。

メインはせいろ蒸し。
 
豚肉と地の野菜が2段になって、何の手もかけられてないけど野菜はおいしい。

 食事の鶏雑炊は胡椒がきいて洋風の味だが、他に汁気がないのでスープがうれしい。
 デザートの巨峰のシャーベットもおいしかったけど、この時期なら生のフルーツも添えてほしいところ。

おなかが落ち着いたら今度は大浴場へ。
このお湯も悪くはないのだが、若い子が多いせいかなんとなく落ち着かない。

さらに23時半、チェックインの時に予約をしたので2つ目の露天へ。
 
30分限定で忙しい。

翌朝の朝食はこれも満室のためだろう、宴会場のお膳で。
 ご飯は黒米、蕎麦の実やら黒酢ゼリーやら、工夫されている。

ネットのホームページがよくできているので選んだこの宿だが、HPやら食事のメニュー、露天の仕組みなどおそらく温泉コンサルタントでも入っているのだろう。バブリーな時代に建てられたちょっと古臭くなってしまった宿を今風にしようと努力している様子が見える。

しかし残念ながら全体に統一感がなく、マニュアルにのっとっているだけで工夫が身についていない感じがする。
たとえばバスタオル使い放題のお風呂、使用済みのタオルが山積みだったり、洗面台に髪がたくさん落ちていたり。お客の多い時だからこそこまめなチェックが必要じゃないか。

フロントの接客も送迎の運転手さんも感じが良かっただけに残念。
温泉宿ってむずかしいのね、と実感した宿だった。


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フクイのカレー 2009

2009-08-19 02:35:30 | 食べ歩き
久しぶりにいただいたフクイのカレー。
今年はまた去年のカレーから変化している。

まずは看板メニュー、フクイのカレー2009
 包みがいつもに比べて大きいと思ったら、今年は中に鶏手羽元が2本も入っている。豚肉の繊維も見えるが、野菜類はほとんど原型をとどめないまで煮込まれ、ソースがとろっとしている。

食べてみると実にオーソドックスなカレー。今年は去年よりもスパイス感がだいぶマイルドになった感じで、誰にでも食べられそう。ちょっと塩気を強く感じるが、飽きずにご飯が食べられる。いつものことながら、冷凍のお肉がちゃんとジューシーなのが不思議。

もう一つこちらは変化球、トマトと味噌のカレー
 味噌は赤味噌と西京味噌を使っているとのことだが、味の基本はトマト。お肉のたくさん入ったトマトシチューの奥からカレースパイスが香ってくる感じ。
以前には八丁味噌のカレーというのもあったが、今回の方が味噌が主張しすぎずにおいしいと思う。
なるほど、フクイのカレーは進化している。

ところでカレー屋のフクイさんはなぜかケーキも作る。

 豆腐ココア は名前にびっくりするが、食べてみるとビターなココア味にかすかに豆乳の味を感じる甘さ控えめのケーキ。

 塩と豆腐のケーキの方は食感はシフォンケーキ、味はスコーンのようなストイックなケーキ。甘みがほとんどないのでスコーンのようにジャムをつけてみたらとてもおいしかった。これでクロテッドクリームがあったら完璧なんだけど。

カレーもケーキも通販でしか入手できないフクイのカレー。
次はどんなものが登場するだろうか。

「フクイのカレー」
連絡先 0532-61-4269


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シリアの人々

2009-08-15 19:53:58 | 中近東/北アフリカ
シリアに行ってみて驚いたこと。
それは美人が多いこと。

昨年行ったヨルダンのすぐ隣なのに、ヨルダンでは見かけなかったような美人をあちこちで見かける。

  
 
パルミラのアラブ城でも

 
アレッポでも。真ん中の女の子なんてこれで高校生。実に大人っぽい。

中近東というとオリーブ色の肌を想像するが、シリアには抜けるように白い肌の美女がいっぱい。スラブ系の血が混ざっているのだろうか、さすが文明の十字路だと思う。かぶっているスカーフまで美貌を引き立たせるための小道具のよう。

 屋根に上がらせていただいたお家の赤ちゃんもやがてはお母さんのような美人になるんだろうなあ。

  
ちょっと育てばこんな美少女になるし。みんな自分が美人なのを意識しているところがちょっとくやしい。

その点、男の子たちの能天気なこと。
 
この青いスモックは小学校の制服で国中どこでも見かける。そういえば東トルコでも青いスモックを着ていたっけ。
男の子たちのポケットにはよく見るとそれぞれ好きなアニメ・キャラクターのアップリケがしてあって、ついお母さんにせがんでいる姿を想像してしまう。

 ちょっと成長した姿は男の子もなかなか悪くないのだが、自分の好みじゃないもんで写真があまりない。

 なにしろこれがこちらのいい男の基準だもの。

そういえばハマでは取材中のテレビ・レポーターというのに遭遇した。
 マイクを持って我々のテーブルに来るので取材するのかと思ったら、いかに自分は日本を好きかということを滔々としゃべりまくって行ってしまった。

おじさん、おばさんになるとみんな貫禄が出るけど
 
シリアの人々はみんな本当に親切で、いやな思いは一度もしなかった。


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成田のクウタン

2009-08-13 01:35:11 | 雑談
成田空港をよく使うので面白半分に「空港モニター」というやつに応募してみた。

空港を良くするために定期的にアンケートに協力してください、ってやつだが、登録したところで送られてきたのがこれ↓
 ミニルービックキューブのついた携帯ストラップ以外は実用的だからいいけど、気になるのが
 成田空港マスコットキャラクター、クウタン。

キャラクターばやりの昨今、どこぞの角の生えたキャラよりはましだけど、ゴーグルがいまいちかわいくないなあ。

と思っていたら先日、ゲートの前の自動販売機でこんなものを発見してしまった。
 
成田空港限定販売、ぬるくてもおいしく飲める「空水」、だそうで。

水の原産地は成田ではなく岐阜のどこか。ぬるくてもほかの水よりおいしいかどうかはそれほど繊細な舌を持っているわけではないのでわからない。でもキャップにまでクウタンが入って、成田空港、キャラの売り出しに力を入れているのか。

これからは空港限定グッズに注目である。


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シリアのお菓子屋さん

2009-08-12 03:17:41 | 中近東/北アフリカ
甘いものつながりでシリアのお菓子屋さん。

アジア人以上に中東の方々はお菓子好きと聞く。
なるほどダマスカスの超有名アイスクリーム屋も、ハマのハマロール屋も噂どおり人気だったが、こちらではお店で食べるよりも買って帰って家族で食べることが多いよう。町を歩くとたくさんのお菓子屋さんが目に付く。

一番多いのはこういう店↓
  
 ピスタチオやアーモンドをふんだんに使ったお菓子が大皿にぎっしり並べられてウィンドーに並ぶ。

  
ダマスカスのマルジェ広場に並ぶ店も見事なディスプレー。

こういう店ではキロ単位で値段が出ているが、グラム単位でも買うことができる。
 これで4分の1キロ。
厚紙の皿にのせ、紙に包んでくれるのもおしゃれだ。

ダマスカスで目をつけたのはウマイヤド・モスクの裏にあるこの店。
 
ここは珍しく量り売りではなく、すべて箱詰めの販売。ちょっと高ビーな感じが自信の表れのようなのでお土産に買ってみた。
 大当たり。
どれも甘さ控えめの上品な味で、特に右のナッツを使ったお菓子がすごくおいしい。これはもっとたくさん買えばよかった~。

焼き物系以外ではこんな店もある。
  
 マジパンやドライフルーツ、ナッツを組み合わせたお菓子で、個包装になっているものを好きなだけ選んで重さで支払う。こちらはちょっと甘いけど、バラの花びらを使ったものなどもあって見た目もきれい。

甘いものが苦手な人にはナッツ屋さんもたくさんある。
 

トルコやリビア、アルジェリアで食べたアラブ菓子はひたすら甘い!という印象だったが、シリアはちがった。
どれも甘党には物足りないんじゃないかと思うほど控えめな甘さで素材の味が引き立つ。

空港の出発ロビーにもお菓子屋さんがたくさん並んでいたところを見ると、もしかしてこのあたりではシリアのお菓子は定評があるのか。
ただし買うなら街中、空港は高いです。


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アジアでデザート三昧

2009-08-10 23:21:51 | 東南アジア
甘いものは実はそんなに好きな方じゃない。

とか言いながら、レストランに行ったり旅行に出たりすると食後のデザートを食べずにはいられないのはなぜだろう。
特にアジア各国では「甘味処」が老若男女に大人気で、人が群がっているのを見ると自分も食べなきゃ、と思ってしまう。

と言うわけで、最近アジアで食べた甘いもの特集。

まずはシンガポールからニョニャ・レストランのデザート。
 どちらもカキ氷系でココナッツミルクがかかっている。
左のけばい緑色のものはチェンドルといって、たぶん寒天でできている。味は特にないが、なぜかマレー系のデザートにはこの緑色がつきもの。
右はタピオカやシーココナッツが入り、黒糖のシロップがかかっている。

 これはフードコートのデザート屋さんのレインボー・カチャンというカキ氷。チェンドルやらゼリーやら赤いクワイやらの上に半透明の丸いものが乗っている、これがシーココナッツ。グニグニと歯につくのが好きではないが、てんこ盛りのこのカキ氷は食べでがあっておいしかった。

 シンガポールでは中華系デザートもカキ氷。上に乗っているのはサワーソップの甘~い実とバジルシード。氷の下には豆類が隠れていて、これもうま。暑いところではやっぱりカキ氷だよな~。

でも冷たいものがいやならこういうのもある。
 
空港にも支店がある「ブンガワンソロ」のニョニャ菓子。手前右の白いものはういろうのような食感のココナッツ味の餅にバナナ入り。左の茶色いのは緑豆を固めたもので食べ応えあり。奥の緑色のクレープは中にパームシュガー漬けのココナッツが入っている。
マレー、インドネシアのお菓子は派手な色と地味な形が特徴的だが、思いのほか甘さが控えめで、ココナッツが好きならはまる味。

そしておなじみ香港。

最近、コーズウェイベイの隣の天后にはまっている。というのもここにはB級食堂と甘味屋さんの連なる一角があるから。

最初に入った店はメニューがものすごく多くて、悩みぬいた末に見たことのない漢字の物をあえて選んだら(いつもの悪い癖)
 ドリアンが大当たり。
においもいやだが、あのねっとりした食感と舌を刺すような刺激もいやなんだよ~、と思いつつ、その下の寒天やらタピオカやらの入った仙草ゼリーがおいしくて結局完食。

ついでに隣の牛腩清湯、スープがすごくおいしかった。
 

同じ通りの別の店
 
小さな小さな店内で食べたのはマンゴーカキ氷。このきれいなフリルがマンゴー味のシャーベットで、下にフルーツも隠れている。
「台湾式」というこのカキ氷、最近はやりだしたらしく、この間はコーズウェイベイにも新しい店ができていた。

 さらに別の店で、フレッシュマンゴーとドライマンゴーの乗ったマンゴープリン。普通。

マンゴーものならこっちのほうがいい、コーズウェイベイの發記甜品。
 
左の写真はマンゴーパンケーキとマンゴー豆花。丼が大きすぎてギブアップ寸前。

コーズウェイベイにはマカオの有名な牛乳プリン屋、義順牛奶公司もある。
 
この小豆の乗った牛乳プリン、ほのかな甘みでおいし~。
この店ではちょっとした軽食も食べられて、これまた最近はまっているのが右のポークバーガー。脂身のない薄い豚肉のから揚げが挟まっているだけなのだが、これが妙においしいんだな。

現地でさんざんデザートを食べたら、お土産にエッグタルトを買って帰る。

 普通のパン屋さんの普通のエッグタルトも悪くないが、どうせ買うなら
 
エクセルシオール・ホテルのロビーの奥、小さなカフェでこっそり売っているこちらのマカオ式のほうがおいしい。
バターたっぷりで、カロリー高いぞー。


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