Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「東寺」展@東京国立博物館

2019-04-25 18:41:46 | 機内食・映画・美術展

 「東寺」展を見るため、東京国立博物館へ。

京都の東寺には2回ほど行ったことがあって、講堂の立体曼荼羅を構成する仏像群には文字通り圧倒されたのだが、今回はその中から国宝11体が東京にいらっしゃり、中でもそのイケメンぶりが有名な帝釈天様のみは写真撮り放題ということなので足を運んだ次第。

 当然まわりはスマホをかざす人々で大盛況だが
  
人混みを縫って左右正面からお姿を撮らせていただく。

  
右斜めからが一番かと思うが、下から仰ぎ見ても、横顔も、さすがイケメンには隙がない。

常に公開されている彫刻に比べて、一般人は通常見ることのできない絵画類が来ているのも足を運んだ理由。
やはり国宝の真言七祖像や五大尊像、十二天像が展示されているのだが、それぞれ2,3枚づつオリジナルが2,3週間出され、あとは精密な写真コピーの展示。オリジナルを全部見たければ展示替えに従って3,4回通えというご無体さ。
絵画は退色が心配なのはわかるが、そんなに出し惜しみしなくても、と言う感じ。
写真コピーの精度が高いのは救いだけれど。

もう一つ自分的にどうしても見たかったのは、これも2週間しか展示されない9世紀に描かれた両界曼荼羅。
さすがに保存状態も良く色鮮やかで、もっと近くで見たいとガラスにへばりついてしまった。

 で、お土産コーナーではこんなものを購入。
1000ピースのジグソーパズル、製造販売元の記載がないのだが、まさか東寺オリジナル?

1時間半ほどで東寺展を見たら、ホテルオークラのフレンチトーストでもいただこうと法隆寺宝物館へ。
 八重桜が池に散ってきれい。

はいいのだが、天気の悪い平日だというのに、ここも東洋館の下のレストランも空席待ちのお客さんでいっぱい。

そこで今日は東洋館前のキッチンカーの長崎角煮バーガーをいただくことに。
 
フカフカの万頭に角煮のほかにレタスとチーズ、さらに皿うどんのパリパリ麺が挟まったバーガー。
これ一つで結構お腹いっぱいになってしまった。

お腹を満たしたらもうひと踏ん張り、先発隊のtrintrinさんおすすめ、本館の「密教彫刻の世界」特集を覗きに。

途中、新しく指定された国宝やら重文やら堪能しつつ、たどり着いた部屋は思いのほか小さかったけれど
 
さすがいい感じの仏像が。
  
愛染明王のお飾りとか、観音様の千手とか、密教系はやっぱり楽しい。

最後はついでに、と2階の高円宮の根付コレクションへ。
 
小さな部屋に陳列棚が一つあるだけなのだが、これがまあ楽しい。
こちらに展示されているのはほとんど1990年以降に作られた現代根付なのだが
  
 
かわいすぎてたまらん。外国人作家による作品などもあって、高円宮の趣味のいいこと。

何回来てもトーハクは楽しい。


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アディスアベバでお買い物

2019-04-23 19:01:14 | アフリカ

今回の旅、最終日までは本当にお金を使うところがなくて、ジブチなんてアッサル湖の丸い塩に2ドルを使っただけ。

そんなわけで1日しか滞在しないアディスアベバでやっとお買い物。

まず案内されたスーパーはFriendship、つまり中国資本の友諠商店。
 
中国人出稼ぎ者向けであろう店内は広くもきれいでもないけれど、一通りの物は売られていて
 さすがにコーヒーの品ぞろえは豊富。

輸入品が多い中、エチオピア製を探して買ったのは
 ピーナッツバターと蜂蜜。
ピーナッツバターが36ブルに対して蜂蜜は140ブル(約550円)とこの国の物価からしたらとても高い。添乗員がこの国の特産品と紹介していたイチジクの蜂蜜などはもっと高くて、蜂蜜は高級品らしい。

 
なぜか黄色いパッケージばかりになってしまったが、ポテチはパッケージデザインはいいが中身はちょっと油っぽくていまいち。その手前に並んでいるクッキーの方はあっさりしていて、家族にも好評のおいしさ、一袋5ブル(約20円)。
透明袋に入っているのは麦やピーナッツを炒った伝統的なお茶請け。ほんのり塩味で香ばしくて、これはおいしい。
マンゴージュースはしっかりしたパウチ入り、カルダモン・パウダーは一瓶40ブル。

こちらはアディスアベバで一番有名なコーヒー店、トモカ・コーヒー。
 
本当に小さな店だけれど、店内は中でコーヒーを楽しむ人、お土産を買おうとするツーリストで大混雑。
 
クラシックなレジの飾られたカウンターで買った、これはコーヒーの発見マンガのついたコーヒー缶。
 250g入りの袋と合わせて14ドル。
スーパーでも1袋買い、旅行社にもお土産に1袋もらって、しばらくは香り高いコーヒーが楽しめる。

このトモカ・コーヒー、なんと東京の代々木上原にも店があるというのには驚く。

もう一か所、お願いをして寄ってもらったのはこちらのビル。
 わかりにくい階段を上がって2階へ行くと
 
目指す靴屋、Sole Rebelsの本店があった。
本店と言ってもサイズや色柄など店頭に出ているものしかないのだが、こちらは皮や布などエチオピア産にこだわり、靴底は古タイヤを使って雇用を促進しているというフェアトレードの店。
ネットで見つけてぜひ来てみたかったのだが、お店のお姉さんによるとJICAの人たちもお客さんとか。
 試し履きしまくってサイズの合うこの2足をお買い上げ。
細かく見れば造りはいささか雑で、2足89ドルは決して安くはないのだが、かわいいし素足に履くと気持ちいいので大切に履こう。

 おつりでやっと現地通貨にお目にかかった。


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北東アフリカの旅 16 アディスアベバ

2019-04-22 23:57:40 | アフリカ

2月19日

朝の便で小さなメケレ空港から
  
 アディスアベバへ。

アディスアベバはさすがに首都。

 
おなじみ中国企業がビルをガンガン建設中、道には車があふれて空気は悪い。

町に出たらまずはスーパーに寄って、すぐに昼食。

 
こんなビルの中にギャラリー併設のイタリアン・レストラン。
  
ピザが2種類にラザニアやお肉など、ボリュームありすぎ。
 これがティラミスと言うのには首をひねったが。

食後は今回の旅の現地旅行社の中庭でエチオピア・コーヒー。

 
優雅なマダムのセレモニーはまずは乳香を焚くことから始まり、炭火でコーヒー豆を炒り始めると思いのほか早く豆は黒くなる。
  
これを叩いて粉にするが、使っている棒は鉄製で持たせてもらうとずっしり重い。これを独特の形のポットに入れるが、この細い首がどうもサイフォンのような役目をするらしく、できあがったコーヒーは香り高くて、お湯に直接粉を入れていてもトルココーヒーのようにカップの中に粉が沈殿することはない。
この小さなお茶碗で3杯いただくのが作法だとか。
 
さらにコーヒーと一緒に「ルイ」という小さなハーブが回されたが、庭に生えていたこの葉もさわやかないい香り。
乳香にコーヒー、そしてこのハーブと、エチオピアのコーヒー・セレモニーはどうやら香りを楽しむものらしい。
コーヒーもバランスの取れた味でおいしくて、キャンプ中も、どこのドライブインでもインスタントコーヒーなどは一度も出されなかったのはさすがと言うべき。

おいしくコーヒーをいただいてまた町中に出ると
 
ミッション系の学校だろうか、すごい人数の学生たちの下校時間に当たった。
かわいいスクールバスもたくさん走っていて、若い子たちの多い国のエネルギーを感じる。

次に向かったのはメルカートと呼ばれる市場。
治安があまり良くないということで、ごちゃごちゃと人や物であふれたかなり広い市場エリアを大きなバスで通り抜けたが
 
やっぱり面白い恰好をしたマネキンの並ぶ衣料品エリアから
 
屋根の上にまで商品ともゴミともつかぬ物を積み上げたスラムのようなエリアまで、ありとあらゆるものが
  
 
あらゆるスタイルで売られている。
面白いけれど、確かにこの中を日本人のツアーご一行様がぞろぞろ歩くのは無理そう。

 
これもまた中国の会社が作ったという市内電車を見ながら
 
やって来たのはエチオピア・ジブチ鉄道の旧駅舎。
エチオピアとジブチを結ぶ鉄道は1894年着工、1917年に全線開通と歴史のある路線とのことで、この駅舎もなかなか優雅な建物。
しかしこの路線は2017年に中国企業によって全線電化されて駅も移転、この駅舎は使われなくなってしまったのだが
 
駅の背後には広大な空き地、その向こうはスラムということで、ここをドバイ資本が再開発しようとしているらしい。この駅舎は再開発後のイメージ図には入っていないので、もしかしたら取り壊されてしまうのかも?もったいない。

最後にバスの中から見たのはマスカル広場。

ここであのアベベが練習していたと言う。

そして夕食はこの公園のすぐ近くのレストランに連れて行かれたが
 
最後はなんと中華料理。せめて最後ぐらいエチオピア料理屋に案内してもらいたかったが、添乗員はどうしても行きたくなかったらしい。
 
料理人はたぶんエチオピア人、どこかエチオピア風味が混じっている気がする。

このレストランで時間を潰して、22時半発の飛行機に乗るべく空港へ。
 
夜もにぎやかな国際線ターミナル内にはそれなりに土産物屋も並んでいるが
 
ここでも隣国のプレゼンスは大きい。

帰路の仁川空港では2時間ほどを過ごして、無事日本に戻った。


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北東アフリカの旅 15 メケレ

2019-04-19 17:14:18 | アフリカ

2月18日 続き

ウクロの町に戻って昼食。
 
今日もまた持ち込みのパスタだけれど、24時間ぶりに復活して食事ができた。

  
この店のお姉さんたちは美人ぞろいだ。

またしばらく高原を走って、次はこのあたりに住むティグレ族のお宅訪問。
 
と言っても中庭のかまどを見せてもらっただけ。
今回の添乗員はこういったことにはまるで関心がないらしく、見学があっさりすぎて拍子抜け。  
集まってきた子供たちが人懐っこくて、警戒心の強いアファール族との違いを感じる。

ここからほどなく見えてきたのはティグレ州の州都、メケレ。
 
エチオピアで5番目に大きな町だけあって、久々と言うか、今回の旅で初めての都会らしい都会。

 
ホテルもこの旅で唯一の高層ホテルだが、
 
立派なロビーの時刻表示がへん。

実はこれエチオピア時間で、エチオピアでは日の出の時刻を0時と数えるのだそう。
日の出が大体午前6時なので、それから8時間半経った午後2時半はエチオピア時間で8時半。
ロビーのニューヨーク時計が西洋式の時刻を表しているらしい。

 部屋も普通に快適で、お湯は出るだけラッキー。


この町も標高が2000m以上ある。

午後は自由だというので、早速一人で町の探索へ。
と言ってもホテルの前の大通りを歩いてみただけだが
 
ビルの並ぶ通りは広々として、車が多すぎることもなくこぎれい。

 
しゃれたカフェがたくさんあって、どこも盛況。

 
ファーストフードの店もある。

 
洋品店のマネキンが独特で楽しく、
 貸本屋の屋台があるのはこの町に大学が多いからだろうか。

ところで町にたくさんあるのはフレッシュ・ジュース屋さん。
 
いくつもの銀行ATMで現地通貨を入手しようとしたが失敗、そこで特にたくさんフルーツを並べていた店でUSドルでもいいかと交渉してみた。
  
どうしても飲んでみたかったのはkimcafeさんが紹介していたこの3色のジュース
今回は下からパパイヤ、アボカド、マンゴーで、これに付いてきたライムを絞るとおいし~!
濃厚なので飲むというよりスプーンですくって食べるが、単体で食べても、全部混ぜて食べてもおいしい。
USドルがエチオピア通貨でいくらになるかわからず、お店の人も知らないので適当に1ドル渡したが、あとで聞くと1ドルは現地の28ブル、このお店のジュースは20ブルと言っていたので悪くない取引だったよう。
周りの人たちが食べていたフルーツサラダもすごくおいしそうで、あれも頼めばよかった、と後で後悔。

 
ホテルの食事がツアーメンバーのバースデーケーキまで含めてもいまいちだったのでなおさら。

 ホテルのお向かいにあったレストランで生肉が食べたかったな。
しかしこればかりはツアーの悲しさ、好き勝手するにも限度がある。


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北東アフリカの旅 14 アハメッド・エラ~ウクロ

2019-04-17 21:55:52 | アフリカ

2月18日

7時半に曇り空のアハメッド・エラを出発、気温は25℃。

出発してしばらく行ったところでS社名物、アポなしお宅訪問ということで、道路わきのアファール族の集落に立ち寄り。
  
 
このあたりではあの丸いテントではなく、家はトタンづくりになっているが、中を覗かせてもらっても家具などは一切ない空っぽ。
天気が悪いのでみんな寒そうにしている。

  
家の前では我々のガイドとこの集落の顔役らしき男が交渉中。
写真を撮らせてくれた若いお母さんはたぶんまだ15,6歳、ほかの女性は「自分の物」というように扱われていて、う~んと考えさせられる。

この先は道がどんどん上りになって
 
標高2000mほどまで上がると激しい雨、厚い雲の中に突入して周りは真っ白になった。

やがて峠を越えると雲は晴れて青空が広がり、
  
このあたりでも標高は2000mもあるが久しぶりに農耕地が広がり、遊牧のアファール族の土地から農耕のティグレ族の土地に入った。

  
  
家もカラフルになって、なんとなく空気が穏やかな感じがする。

 
しばらく行くと突如巨大なリゾート施設建設予定の看板が現れて
  
その先の町は建築中のビルだらけ。ウクロと言うこの町はなにやらとても景気がいいらしい。

 
ムスリムの多いアファールの土地からクリスチャンの多いティグレの町に来ると、女性の装いも華やかなスカートに白いショールに変わる。

 この町から幹線道路をはずれて30分ほど。

  
やってきたのはアブレハ・アツバ教会。
 
崖を横に掘った岩窟教会で創建は4,5世紀ごろとエチオピア正教の教会としては最も古いらしいが、正面の張りだしたポーチは植民地時代のイタリア人が作ったらしい。

 
木の扉を開けてもらうとまわりはエチオピア教会独特の壁画だらけ。
  
大きな目の天使や、馬に乗った聖ジョージが特に目立つが
 
これらはビールのラベルにもなっている。

奥に行くほど絵も古そうで
  
アダムとイブなどわかりやすいが、あとは殉教者の姿だろうか。ロンプラによれば17,8世紀のものらしい。

 悪魔とおぼしきこれなどはチベットのヤマーンタカみたいだし
 
教会の一番奥には司祭しか入れないところがあるのは神社のよう。

  
入り口の脇には祭事に使う太鼓や鈴が置いてあったが、その横にあったT字の杖は、「休憩の時にあごを乗せるもの」というのには笑った。

壁画をじっくり見せていただいて外に出ると、門の近くには大きな木がある。
 
いちぢくの木だそうだが、旅行中何度か飲んだAmboというソーダ水のラベルはこの教会のこの木なんだとか。


この周辺にはこういう教会が100以上もあるそうで、すでに欧米人には人気だそうだが、マイナーな教会ばかりをめぐるのも面白そうだ。


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大久保でペルー料理@「ワンチャコ」

2019-04-14 18:53:08 | 食べ歩き

インド、スリランカから戻られたkimcafeさん、次の旅先は南米とのことで、予習を兼ねたペルー料理屋でのヤムの会にお誘いいただいた。

金曜の晩に新大久保の駅に降り立つと、改札の前は通り抜けることもできないほどの人混み。
若い子ばかりで、大久保ってすごい。

店は駅からそれほど遠くないはずだが、Google先生を頼りに歩いてもいささかわかりづらくて遠回りをしてしまったよう。
やっとたどり着いてみると昭和そのままの雑居ビルの地下、タイ料理屋だのカラオケスナックだのが並ぶ中に店はあった。

「ペルー南米酒場 ワンチャコ」

 
店の前で迎えてくれる、これはリャマだろうか。首から下がった札には「世界5大料理の一つ」なんて書いてあるが、5大料理とは初耳。

  
店内にはあまりエスニックっぽい飾りはなくて、シェフはペルー人だそうだが、店内にいるのは日本人女性が二人。
写真付きのメニューもあるので、適当に食べたいものを注文。

 まずはハツの串焼き。これがスパイスが効いて香り良く、おいしい!
 南米らしいチョリソも粗びきが肉々しいのがいい。
  
太平洋に面したペルーは海産物もありで、セビチェは日系移民の影響とか聞いたことがあるが生のホタテやエビ、タコのマリネ、揚げ物はてんぷらならぬフリッター。

 ロモ・サルタードのロモは牛肉のことね、とスペイン語の予習をしつつ、一番おいしかったのはこちら↓
 「鶏肉とパクチの炊き込みご飯」とメニューにあった「アロス・コン・ポヨ」。このご飯が絶妙のピリ辛具合のリゾットで、色はパクチーの緑だが、それよりたっぷり入ったパプリカの味がよく出て最高!

東京にあるペルー料理屋にはこれまで何軒か行ったけれど、ここが一番おいしかったかもしれない。

本場の料理を味わったら、Youtubeもいいけどブログでも報告してくださいね、kimcafe様。


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難易度の高いお味噌汁@大岡山「miso汁香房」

2019-04-13 19:10:17 | 食べ歩き

もう一週間前のことだけれど、友人を誘って大岡山にお味噌汁を飲みに行った。

   
「miso汁香房」は大岡山駅前から延びる北口商店街の奥、路地に入ったところにひっそり隠れている。
ここ、1年以上前に偶然見つけてとても気に入ったのだが、難易度が高すぎてやっと2度目の来訪。

といってこのテーブル2卓にカウンターのみのかわいい店が混みすぎているわけでも、上品な女性店主が怖いわけでもない。
営業しているのが月に2,3日しかなく、しかもまったくの不定期営業なのでブログで営業日と時間をチェックして、スケジュールを合わせないと入れないのだ。

さて、めでたく営業日に合わせられたこの日、いただいたのはこちら。
 2種類のお味噌汁を両方食べられるダブルセット。
具だくさんのお味噌汁には筍と紅菜苔という菜の花と鶏肉。
もう一つの春キャベツとエンドウのすり流しにはひよこ豆のお味噌が使われているそうだが、まるでポタージュのよう。
 
どちらもとてもおいしくて、小さな土瓶の箸置きも、これまた小さなカップの薬味入れもかわいい!

大満足して店を出たら、せっかくの大岡山なので東工大の花見に。

 
今年は開花した後が寒くて花が長持ち、特に東工大はメインホール前の開花がいつも他より遅いので、この日がちょうど満開で見事。

また新しいおもちゃのマクロレンズで、カメラの先輩に教えていただいた通り、思いっきり露出を明るくしてみたら
 
なんだか普段は撮らない、女の子っぽい写真になった。

構内には探せば桜以外の花もあって
  
  
 
やっぱりこのレンズ、楽しい!

 
長持ちした桜も東京はいよいよ終わってしまったが、そろそろちゃんと暖かくなってくれるのだろうか。


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北東アフリカの旅 13 アサレ湖

2019-04-11 19:07:58 | アフリカ

2月17日 続き

ダロール火山を下りたらアサレ湖の次の見学地へ。


カッパドキアの超小型版のような景色だが、そそり立っているのはすべて岩石ならぬ岩塩。

 
近くで見れば塩と泥が縞模様になっているのがよくわかってここも珍しい景色なのだが、このすぐ先はエリトリア、この地域でも過去に外国人観光客が襲われたことがあるということで、本日も銃を持った護衛付き。

塩で真っ白なアサレ湖の中に突き出ているのは、これは岩山のアサレ山。
 
ほんの低い岩の塊なのだが、これがこの地では聖なる山とされているとか。
その足元にはまるで魚釣りをするために開けたかのような穴が開いていて、車で走り回っているこの塩の層の下は水だと教えてくれる。
この水をちょっとなめてみたら当然のことながらめちゃくちゃしょっぱかった。

さらに進んで、この塩の採掘場へ。

セメントブロックを積み上げた建築現場のように見えるが、この灰色のブロックがすべて塩。

 
地面の塩の層に割れ目を入れたらそれを棒ではがし、
 
それを手斧で同じ大きさの四角いブロックに成形する。
これを昨日見たようにロバやラクダで60キロほど離れた町まで運び、その先は今はトラックでメケレまで出荷するわけだ。

見ていると長さを測ったりすることもなく、目分量で大きさを整えているが、なかなか大変そうな作業。
 そのためか作業場の中にはオープンカフェ(?)もある。

午前中の見学はこれで終了、キャンプに戻って昼食。

 
またまた大量のパスタに今日はピザを用意してくれていたが、この頃から一人二人と体調を崩す人が出てきて、自分も朝ご飯がまったく消化できていない。
胃が動かなくなったのは初めてではないので、この後は絶食。

昼食後はしばらくのんびりして、夕方またアサレ湖へ。

天気が良く、条件が整えばここでも南米のウユニ塩湖のような光景が見られるとのことだったのだが

本日は終日どんよりと曇って風もある。

  

 
ということで、足を濡らして塩の結晶を見ただけでキャンプへ引き上げ。
おかげで一日涼しくて快適だったが。

 
夕食もパスで、シェフのお姉さん、ごめんなさい。


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北東アフリカの旅 12 ダロール火山

2019-04-09 19:46:29 | アフリカ

2月17日

標高の低い海面下のアハメッド・エラのキャンプ、夜は暑いかと思いきや意外に涼しくて、寝袋にくるまって快適に寝ていたものの、明け方にご近所のロバの鳴き声に起こされた。

 
たっぷりのフルーツでおいしく朝食をいただいたが、これが仇になろうとは、この時点では知る由もなく。

朝8時に出発してすぐ近くのアサレ湖へ。
 
湖とは言えほとんどが干上がって塩の分厚い層になった上を走っていくが、場所によっては亀の甲羅のような模様になっている。

やがて目的地に到着して車を降り、目の前のなだらかな丘に登る。
 丘の麓で標高マイナス125m、頂上に上がってもマイナス50mなのだが、これが陸上では世界で一番低いところにあるダロール火山。

岩がゴロゴロする道を上がっていくとやがて
 
足元に不思議な岩が表れてきて、さらに先には
 噴煙が上がっているのが見えてくる。

ふと横を見ると

まるで失敗した目玉焼きのような光景。

その先には一面の黄色。
 
これがこの火山の火口で、硫黄や硫化鉄がなんとも派手な景色を作っている。

水が溜まっているところでは緑色の強酸性の池ができ、
 

 
 
 
これが棚田のようにも見えて美しい。この光景こそが見たくてここまで来たのだ。

 
熱い蒸気や熱水を噴き出す噴出孔もあるし
 
 なにかの生き物が孵ったあとのように見えるものもある。

  
   
  
今までどこでも見たことがない光景ばかりで、しかもこんなに間近で見られるのが不思議なほど。

おかげでここはすでに各国からの観光客だらけなのだが、セルフィーに夢中な人たちが大勢いても絶景スポットもたくさんあるので困らない。

今日はあいにくの曇天で青空をバックに、と言うわけにはいかないが、添乗員の曰く「晴れていたらとてもこんなに長くここにはいられませんでしたよ。」
ロンプラにもここは「34.4℃と世界でも最も年間平均気温が高いところ」とあるので、30℃はなかったであろうこの日はラッキーだったらしい。

  
この向こうはエリトリアだという景色を後に丘を下りると、麓にはさらに車が増えていた。


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北東アフリカの旅 11 エルタ・アレ~アハメッド・エラ

2019-04-08 19:02:12 | アフリカ

2月16日

疲れていたのでさすがに良く寝られた翌朝。
 しっかり朝ご飯。

8時半に出発して、またひどい悪路を1時間。
 
今日もエルタ・アレは盛んに噴煙を上げている。

 11時にようやく舗装路に戻り、ドライバーたちもほっと一息。

今日は天気が悪く、どんよりと曇って時折雨までぱらつくが、長距離の車での移動中は日差しがない方が楽で助かる。

お昼は道沿いのドライブインで
  
 
今日もまた持ち込みのパスタとオイル・サーディン。
こういう店はテーブルを貸して、冷たい飲み物とコーヒーだけをツーリストに提供する。

今日はどんよりと曇って時折雨もぱらつくが、長距離の車移動では日差しがない方が楽で助かる。

そんな天気の中、車は標高1600mまで上ったり下りたり。
  
 
途中に見えたこの木は竜血樹だそうだが、有名なイエメンのソコトラ島の木とは少し形が違う。

標高が少し高いところでは幾分緑も見えて
  
 
立派な牛やたくさんの働くロバさんたちと行き会う。

途中、またドライブインでお茶休憩。
  
 
羊もうろつく店内にいたのはアビシニアン・キャットじゃないだろうか。

 日もだいぶ傾いてきたところでぐんぐん坂を下り、前方には次の目的地であるアサレ湖が見えてきた。

すると路上でロバとラクダのキャラバンに遭遇。
  
 
ラクダたちが運んでいるのはアサレ湖で切り出された塩の塊。
このラクダのキャラバンもこのコースの目玉だったはずなのだが、最近は舗装道路をトラックで運ぶようになり、このような光景もすっかり減ってしまったのだそうだ。
 哀愁のキャラバンを見送ったら今夜の宿泊地はもうすぐ。

 
高い鉄塔が立つ集落が標高マイナス55mのアハメッド・エラ村。学校の建物から道を隔てて我々のキャンプ地がある。

 17時に到着した今夜もテント泊だけれど
 
ここにはしっかりした水洗トイレが作られていて、この個室で水が浴びられる。
 その水は村の井戸からこんな風に運んでもらうのだからありがたい限り。しかも水は生ぬるくて、頭からかぶるのにちょうどいい。

 
食事はこの「小屋」が食堂とキッチンになっているが、さて、このパスタは何度目の登場だろうか。


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