報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

やっぱり小説も書きたい

2013-08-10 20:27:26 | 日記
 “ボカロマスター”より。更に更に続く。

 エミリーのレーダーやGPS機能に異常は見られなかった。また、ウィルス・チェックもしてみたが、それも検出はされなかった。
「一体、どうなっておるのじゃ?」
 財団東京本部の会議室。南里はその一室を借りていた。敷島達もまた困った顔をする。
「今回は別にエミリーは関係無いのでは?」
「そうですよ。前回のルカのウィルスの件で、随分懲りたわけですしね」
「わしもそうであると信じたいのじゃが……」

 そんな時、会議室の外で迷っている姿のミクがいた。
「ミク、何してるの?」
「! MEIKOさん」
「盗み聞き?ドクターにバレたら、メチャクチャ怒られるよ?」
「あ、いや……そうじゃないんです。南里博士に……でも、話していいのかどうか……」
「なに?何か大事な話?」
「はあ……」
 ミクはどうやら迷っているようだった。
「ん?じゃあ、こっちで話そうか」
 MEIKOは近くのリフレッシュコーナーに誘った。
「で、何なの?」
「わたし……その……見ちゃったんです」
 ミクは意を決して言った。
「何を?」
「あの時……南里博士がお手洗いに行った後、金髪のお姉さんが……行ったんです。でもわたし、他にロボットがいるとは思わなくて、スキャンしなかったんです」
 つまりミクはシンディを人間の女性と誤認してしまったということか。
「それは油断したね。でも、ボーカロイドの私達がそこまで警戒することは無いんだよ。それはエミリーや七海の仕事だからね。……ふーん、それで分かった。エミリーの奴は知ってたんだね?知っててわざと、見逃したんだね?」
「だからこそ、わたし、てっきりそれがドクター・ウィリーの手先だとは思わなくて……」
「うん。そうだよね。それ、本当?」
「本当です」
「ドクターのことだから、あんたのメモリー、徹底的に調べるよ?もし嘘だったら……」
「大丈夫です。本当の話です」
「よし。分かった」
「あ、あの、MEIKOさん」
「ん?」
「わたしが告げ口したなんてことは……」
「そんなの気にしなくていいって。いざとなりゃ、私がエミリー締め上げるから」

 バンッとMEIKOはいきなり会議室のドアを開けた。
「バカモン!会議中じゃぞ!ノックくらいせんか!」
 南里はMEIKOを叱責した。
「そお?私にはお茶会にしか見えないけどね」
「なにっ!?」
 南里はMEIKOを睨みつけた。
「おいおい、MEIKO。何だって言うんだよ?」
 敷島が南里との間に割って入った。
「裏切り者がうちの研究所にいるってのに、随分とお気楽だねって言ってるの」
 ステージ衣装(公式イラスト)は、ボーカロイドで1番露出度が高いMEIKO。普段はそんなに露出の高い服は着ない。
 イメージカラー同様、赤いジャケットのポケットからUSBメモリーを出して机の上に放り投げた。
「これは?」
「ミクのメモリーをコピーした奴よ。ドクターがシンディに拉致された日、あの時間帯のね。その中に真相が入ってる」
「何だって?」
 MEIKOは傍らに控えてるエミリーを見た。顔は無表情だが、息を口から吐いていた(空冷が働き、排熱している)。見た目は冷静だが、中身は狼狽している。MEIKOはそれを見破って、確信を持った。

 そして、映像の中にあった。エミリーのすぐ横をシンディが通ったにも関わらず、エミリーは全く阻止しなかったのを……。
「エミリー。あんたはミクと違って、シンディのことは1番分かってるはずだよね?何しろ、自分の片割れなんだから」
「…………」
「あんた、わざと見逃したね?その結果、ドクターが拉致されたのも承知済みだね?」
「…………」
「どうなんだ、エミリー?」
 敷島も怪訝な顔をしてエミリーに詰め寄った。
 エミリーは暗い表情になると、深々と頭を下げた。
「申し訳……ありません。MEIKOの……言う通りです。ごめんなさい……ごめんなさい……」
「う、うぅむ……」
「所長?所長!」
 南里は胸を押さえて、椅子から床に倒れこんだ。
「大丈夫ですか、所長!?」
「し、しまった!持病の高血圧と心臓疾患が……!敷島さん、救急車呼んでください!」
「は、はい!」
 敷島は室内の内線電話から、防災センターに通報した。
「……というわけです!大至急、救急車をお願いします!」
 その場で消防署に通報ではなく、防災センターに連絡するという発想は、さすが元・大日本電機の自衛消防隊員だった敷島ならではだろう。
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コミックマーケット1日目

2013-08-10 20:07:05 | 日記
 今日は猛暑であった。この一言に尽きるのだが、それだけだとつまらない。もう少し、違う視点で見てみよう。
 配置時間が早いこともあって、私は京浜東北線の始発電車で現地入りしたのだが、その時点で大宮近辺何度よ?と思うほどだった。
 私は夏場は熱中症対策の為に、エアコンは常時稼動させている。確かに安からに死ぬには、窓は閉め切ってエアコンを止めて寝るのがいいのだろう。漏れなく目が覚めた時には、八大地獄のどこかにいる。
 それはさておき、今日は臨時快速“ムーンライトえちご”の運転日であったようだ。大宮駅で始発電車の発車を待っていたら、結構古めかしい485系電車が滑り込んで来た。まるで冥界鉄道公社の車両だ。

 京浜東北線のどの駅で降りて、そこからどのようなルートを通ったかは端折らせて頂く。【お察しください】だ。
 で、現地レポだが、立場上詳しく書くことはできない。ただ1つはっきり言えることは、広宣流布したら、あの人数が総本山に押し寄せるということだ。大丈夫かな?顕正会は天母山に国立戒壇と言ってるが、はっきり言ってそんな所にそんなハコモノ建てたところで、あの大人数を裁くことは出来ないと思うぞ。嘘だと思うなら1度、開催期間中に足を運ばれると良い。日蓮正宗においてもだが、最低限、東京ビックサイトなみの殿堂を建てなければならないということだ。まあ、宗門ならやってのけそうだが……。但し、あくまでも、最低限の規模である。ぶっちゃけ、東京ビックサイトでも大混乱しかかってるほどなので、それにプラス幕張メッセ並みのものを造った方が良いのではないか。いやほんと、凄いって。適当に言ってるんじゃない。広宣流布を達成させたら、マジでああなるわけだろ?言っておくが、開催期間中の来場者の数は近所のTDRの比ではないということだ。TDRは1日3万人くらい……だっけ?こっちは10万だぞ?

 変な話になってしまったが、3日間で合計30万人の来場者……というのは、実は過少申告であるということだけは暴露しておこう。そう、実はモノホンの来場者数は……おや、誰か来たようだ。誰だろう……?うわなにをするやめr
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