Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

私には夢がある   M・L・キング説教・講演集                   クレイボーンカーソン他(新教出版社)

2007年03月18日 | 本と雑誌
Hitorigaten
 この表題の言葉に、一体どれくらいの人々が勇気づけられ行動を起こしてきたことか。
 差別・飢餓・貧困・病気等絶望の淵を這いずり回る黒人達へのメッセージであるが、無気力・無感動に苛まれるとき、決まって「くちずさむ」フレーズである

○彼の雄弁は、暴力無き心理の力を通して新しい正義の状態を作り出そうとするもの
○特権階級は、強力な抵抗なしにその権力を放棄することは決してしない
○隔離する人間に誤った優越感を与え、隔離される人間に劣等感を与えてきた
○斬新主義というものは、逃避主義や何もしない主義にほかならず、結局無行動主義に終わる
○必ず新しい日はやってくるのだ、と信じて帰って行きたいと思う。だから今日の午後、私には夢がある
○南部再建期に関しては、南部貴族階級は世界を取り、貧しい白人には黒人差別を与えたのである →黒人よりはましだと告げる
○正義のために積極的な行動を起こすことこそ、共産主義に対する最大の防御である
○現状への安逸への満足、共産主義へのいわれなき恐怖、不正義に順応してしまう傾向などのために近代世界の革命精神を生み出した西側諸国が、今や反革命の根拠地になり下がっているのは悲しいことだ
○アーノルド・トインビー:歴史とは、憎悪という自己破壊的な道を歩いて止まらない国家や、個人が残した残骸が散らばっているところなのだ
○人類の状況を改善し、知識を拡げ、力を増し、文字を豊かにし、思考を高めるような労働は、生活の資を稼ぐために残されるものではない

コメント
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