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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

IBMにみる第2創業の重要性

2012年09月16日 05時50分26秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「製造業の成長会計」をみましたが、今日は「IBMの部門別売上高」をみます。

大型電気店でレノボブランドのPCをみるとIBMを懐かしむ方が多いと思いますが、IBMはかつてメインフレーム・コンピュータやパーソナル・コンピュータの世界企業でした。

1980年代後半からハードウェア部門の低迷から世界規模で工場閉鎖と配置転換が行い、それでも1990年代初めには経常赤字に陥ったことから、新CEOのルイス・ガースナーは大規模な人員削減が行いました。

その取組の一つが1996年の組織再編により編成されたハードウェアのメンテナンス・サービスやアウトソーシングの受託などを行うGlobalServices部門【ピンク色】です。

同部門の売上高は1996年には全売上高の29%でしたが、2011年には56%を占める当社の大黒柱となっています。

この事例から学べることは、マーケットとしては一定規模があり捨てがたいが新興勢力の拡大で利益が低下している既存事業の経営資源は、思い切って新たな分野に投資する。

この大胆な舵取りを行うことが次の成長の原動力になるという、第2創業の重要性を示唆している訳です。

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