中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

2011観光白書を読んで

2011年12月06日 05時22分09秒 | 2011観光白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーションの長岡力(ながおかつとむ)です。

10月26日から41日間に亘って、平成23年版観光白書を読んできました。

今日は平成23年版観光白書を総括をします。

1.内容
→アンケートがいくつかありますが、なぜそのアンケートを行っているのかという説明がないため、アンケートの目的や深意が分からないケースがありました。背景や仮説の設定に関して説明があるとより分かりやすいと思います。
 またその結果から得られるコメントが”1位が東京の440万人・・・”と集計結果を単に読み上げるだけになっていることが多く、何をそこから得るべきなのかに言及して貰えるとより参考になると思います。

2.東日本大震災の復興に向けて
→このタイトルで章立てがしていますが、内容については10月28日だけとなっています。震災直後で時期的に難しかったと思いますが、参考にしたのがリーマンショックにおけるオーランドというのはどうなのでしょうか?
 地震、津波、ハリケーンなど世界各地で起こる自然災害から復興した事例から多くのことを学べると思いますし、逆に復興していない現状からもまた学ぶべきことはあると思うので、これらの具体的な事例があると良かったと思います。

3.中核テーマ
→今回の白書の中核テーマの一つは、富良野市、志摩市、飯田市の比較です。内容については10月29日ですが、そもそもなぜこの3市が選択されたのかがよく分からないのが残念です。もう少し丁寧な序説があると調査主旨が理解できて良かったと思います。

4.平成22年度の観光の状況
→都道府県別、国別にデータを集計していますが、例えば、11月1日のグラフを見ても、東京が1位とかいうデータだけでは学ぶことは少ないので、これを特徴的な市町村とか地域とかに抽出して貰えるとより参考になると思います。

5.白書データ
→多くの白書は省庁のHPからpdfデータでダウンロードできますが観光白書はこれができません。次年度からは観光庁のHPにアップするように改善を検討していただけるとうれしいです。

6.価格
→2200円という価格は白書としては妥当だと思いますが、この価格で全部で155ページというのはあまりにも少なすぎると思います。1~4の内容を反映するなどしてもう少しボリュームをアップしていただけるとうれしいです。

以上です。平成24年版の観光白書に期待します!!

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