おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の321ページ「地域ストーリー作りのイメージ」をみましたが、今日は324ページ「域内調達率と観光客割合から見た観光分布図」をみます。
下図は域内調達率と観光客売上割合から見た観光分布を示したものですが、これを見ると域内調達率が50%以上となっている観光地域は表示対象となっている観光地域の約15%となっており、多くの地域が同一市区町村内にある資源を原材料として十分には活用していないことが分かります。

また、売上割合を見ても観光客向けの売上割合が50%以上となっている観光地域は表示対象となっている観光地域の約10%にとどまっていることが分かります。
この結果について白書は、多くの地域において、観光客向けの売上を伸ばしたり、域内調達率を高める余地はあると考えられ、それらを実現するための取組を行っていくことで観光経済波及効果は高まり、結果として観光による地域経済の活性化、地域中小企業・小規模事業者の活性化が図られるものと考えられる、としています。
観光客への売上が高い地域として、長野県安曇村、広島県宮島町、神奈川県箱根町がプロットされています。
域内調達が高く観光客への売上が高いのは「地産他消」として望ましい方向性と言えますが、地震や噴火などの想定外のリスクに脆弱な面もあるので、観光客と地域住民とのバランスを図ることが最も望ましい方向性なのでしょうね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の321ページ「地域ストーリー作りのイメージ」をみましたが、今日は324ページ「域内調達率と観光客割合から見た観光分布図」をみます。
下図は域内調達率と観光客売上割合から見た観光分布を示したものですが、これを見ると域内調達率が50%以上となっている観光地域は表示対象となっている観光地域の約15%となっており、多くの地域が同一市区町村内にある資源を原材料として十分には活用していないことが分かります。

また、売上割合を見ても観光客向けの売上割合が50%以上となっている観光地域は表示対象となっている観光地域の約10%にとどまっていることが分かります。
この結果について白書は、多くの地域において、観光客向けの売上を伸ばしたり、域内調達率を高める余地はあると考えられ、それらを実現するための取組を行っていくことで観光経済波及効果は高まり、結果として観光による地域経済の活性化、地域中小企業・小規模事業者の活性化が図られるものと考えられる、としています。
観光客への売上が高い地域として、長野県安曇村、広島県宮島町、神奈川県箱根町がプロットされています。
域内調達が高く観光客への売上が高いのは「地産他消」として望ましい方向性と言えますが、地震や噴火などの想定外のリスクに脆弱な面もあるので、観光客と地域住民とのバランスを図ることが最も望ましい方向性なのでしょうね!