中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

兼業・副業は認められていますか?

2014年08月15日 04時53分57秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)225ページ「第3-2-41図 周囲からの評価」をみましたが、今日は227ページ「第3-2-42図 兼業・副業は認められているか」をみます。

下左図により、大企業に勤める正規社員に対する兼業・副業についてアンケート調査をみると、兼業・副業が認められていると回答した割合は約2割であり、日本社会においては、兼業・副業が就業規則等において禁止されている企業が多くを占めていることが分かります。

次に、下右図により、仮に兼業・副業が認められた場合、どの程度の者が兼業・副業を検討するかを見ると、兼業・副業が認められれば、起業に関心のある者のうち、約半数が兼業・副業を行いたいと回答していることが分かります。

白書はこの結果について、本業と利益背反となるようなリスクがほとんどない兼業・副業であれば、社会的にもう少し寛容に受け止めても良いのではないかとしています。

私は、20歳代後半の頃、トップから経営を回復させるには従業員一人ひとりが社外価値を向上させる必要があるというミッションを受け、中小企業診断士の受験を始めました。

晴れて中小企業診断士になったときに、兼業・副業の禁止により活動が制限され、矛盾を感じた記憶があります。

ビジネスモデルの実証にはシミュレーションが欠かせないので、うまく道を作りたいですね。

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