中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

大学による子供向け起業塾の取り組みを見る!

2014年08月13日 05時43分33秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)222ページ「第3-2-40図 周囲の起業家の存在」をみましたが、今日は223ページ「事例3-2-6 西千葉子ども起業塾」をみます。

千葉県千葉市は、起業 ・ 創業を重要な政策として位置づけ、創業期から市内でのビジネスが軌道に乗るまでのトータルな支援を推進しており、2009年からは、小中学生等のキッズ・アントレプレナーシップ教育(起業家教育)に対する支援を拡充しています。

同起業塾は、千葉大学がある西千葉の商店街が主催する市民マーケットを舞台に、地域の課題解決に向けて会社をつくり、地元の様々な関係者の協力を得ながら、経済の仕組みや起業について学ぶ教育プログラムです。

これまで、子どもの起業・職業体験といえば、職業体験のアトラクションや模擬店のようにモノを売ったり、サービスを提供することが多かったですが、同起業塾では、子どもたちが様々な事業計画を考え、やる気を出すように契約を工夫したり、擬似通貨を用いた取引を行うなど丁寧にプログラムが作り込まれている。

また、これにより、子どもたちが仕事の多様性を理解するとともに、人の役に立つことで感謝され、地域の活性化等に資する社会起業の教育にもつながる。

さらに、大学にとっても、従来の学校文化の再生産ではなく、起業や経済・社会の仕組みを理解した教員の養成という効果も期待できる、ということです。

統括する教授は、「子どもたちは、今は存在しない仕事に就く可能性が高い。その際、子どもの頃から新しい仕事を創り出していくことや新たな仕事を創り出す起業家に出会うことが大切」としています。

子供たちがこの取り組みを通じて、社会貢献の重要性を学び、それに向けた自己実現を図るために、普段のお勉強もしっかりするようになる。

大学と地域住民が連携とした地域活性化の取り組みとして、注目ですね!

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