ピアノ教室に通い始めて一年たった年の暮れに取り組み始めたのがレディ・マドンナ。
( 龍のいる谷間にて ~ 第一夜 )
ポールの来日に合わせて完成させようと、「イエスタディ」の弾き歌いをつま弾いたり、
日本語の曲の弾き歌いもと、甚く感動した吉田拓郎さんの「流星」をYouTubeではなく楽譜からやってみたり、
とうとう、自分には手が届くまいと思っていたエルトン ジョンの「ユア・ソング」まで始めたりしています。(これは時間をかけて、分散コード奏法をマスターする足掛かりにしたい。)
そして、昨年に続き、春のGWの前辺りで、”大人のピアノ発表会”の開催案内がありまして、
レディ マドンナで先生とアンサンブルをやってみる提案を頂きました。
左右のリズムの合わせ方や、歌の乗せ方まで、
私にとっては手ごわい曲なので、” むずかしい~ ” と言ってたら、
歌メロ部分を、先生が楽器で埋めながら、一緒に演ってみるのはどうかというのです。
やりたいのは弾き歌いなので、歌なしってどうだか、と思ったのですが、
音楽って、アンサンブルするものでもあり、先生とアンサンブル出来る折角の機会なのでご提案に乗ってみることにしました。
ピアノはバラード系の曲が多くなりがちなのですが、これはクールなロックナンバー。
マーサ・マイ・ディアにも似たオクターブ奏法の左手ベースの動きとか、ピアニスティックな感じで弾いてて愉しい。
しかし、アンサンブルとなると、
曲中でばらばらになりがちなテンポを揃えるのは勿論、全体的にもっと丁寧な演奏をしなくてはなりません。
先生曰く、次の音を探したり考えたりしながらでも演奏がストップしない速さで、ゆっくり、まずは弾いてみるのがいいとのこと。
私は、コードチェンジの部分で一息ついてしまうことが多いので、
冒頭のA⇒Dの進行をひと塊のフレーズだと捉え、切れ目を入れずに弾いたり、工夫してみることにしました。
一息ついてしまったり、緩慢にしか弾けない箇所があると、
そこが演奏の速さ上、ボトルネックになってしまいますが、
この曲では、間奏の部分のテンポをキープするのが難しい。
しかし、ここでも効果的なアドバイスが !
右手がCE ⇒ EG ⇒ ACと上昇する箇所があるのですが、
指を1・3 ⇒ 3・5 ⇒ 3・5で弾くと、3・5でA・Cをヒットせずに外してしまう不安がある。
確実に3・5でA・Cをヒットするために、5の指を途中で使わずに温存しながらつなげていく方法があるのです。
たとえば、1・2 ⇒ 2・4 ⇒3・5と弾く。
跳躍する音の間がつながって、どこかギャンブルめいていた、音をヒットする感覚が、安定感を伴ってくる不思議。
( ↓ ) まだ間奏は修正できていませんが、歌メロが乗るようになってきた。
これからアンサンブルを意識した練習をすることで、これまでとは違う音楽的な訓練になるかもしれない。
Lady Madonna 20170311
Paul McCartney Lady Madonna
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