Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスのミルク調乳水

2013-09-20 | フランス小ネタ

到着翌日に主人が一番にしたこと、それはミルク調乳のためのミネラルウォーター探しです。私たちが暮らすシャモニは水道水が軟水ですからミルクに使用して良いと助産師さんのお墨付きですが、フランスの水のほとんどは硬水で、赤ちゃんには飲ませられません。水の中に溶けているカルシウムやマグネシウム量が多いため、赤ちゃんの胃や腸、腎臓に負担がかかってしまうからです。そのため、ミルク調乳にはミネラルウォーターを使います。ミネラルウォーターの中でも、痩せる水とうたわれたコントレックスなどミネラル分が多いものもあるため、粉ミルクに使える水は商品パッケージに「赤ちゃんマーク」が入っています。
20130920












こういうことがある度に、水道からそのままの水が飲める日本って本当に貴重だなと思います。日本は軟水ですから、お茶もおいしく飲めますし、お米も柔らかく炊けますね。余談ですが、ヨーロッパの硬水では、日本の軟水用シャンプーは泡立ちません。ところがシャモニでは、日本からのお客様の置き土産シャンプーがよく泡立つんですわ!


記念植樹かなわず

2013-09-18 | 出産・育児

コート・ダジュールはサントロペに程なく近い、キャバレール・スール・メール( Cavalaire-sur-Mer )に来ています。ドライブすること9時間!赤ちゃんを連れての移動って、授乳やら何やらで、いつもの1.5倍も時間を所要してしまうんですね。途中で飽きたのか(?)、狭い車内で二人同時泣きが始まり、今日は疲れました…。これでは日本へ連れて行く時など、どうなってしまうのだろう…。
ところで、折りしも今日は主人の誕生日。今年のプレゼントは、新しい家に記念植樹してもらおうと、みかんの木を贈りました。温暖で海辺の私の故郷で育つなら、南仏でもいけるかなあと。そうは言っても寒冷地シャモニでこれを探すのは大変で、遠くの植木屋まで買い求めました。普通ならどうってことのない道程ですが、出産前から管理入院して、出産後は育児に追われて外には出ない、太陽にはあたらないという、長いモグラ生活をしていた私にはコタエタ!双子ベビーカーと一緒ではバスにも乗れず、フラフラになりながらの買い物でした。そして、前夜に届いたみかんの木、喜んではもらえたのですが悲しくも、赤ちゃんの荷物は何が必要になるのか分からず、ほとんど全てを持参したので、車にスペースがなくて載せられませんでした・・・。
20130918


セカンドハウス

2013-09-17 | 出産・育児

私、人生最大の買い物しました!家、買いましたー!!らりほ~
今日、公証人役場へ家族4人で出かけ、契約書にサインしてきました。さすがにベビーカーで室内まで入るわけにもいかないし、真面目な話をする席で主人まで抱っこ紐をつけているわけにもいかず、一人は私が抱っこし、もう一人はバウンサーを持参して座らせておきました。ベビービョルンのバウンサー、外に持って出たのは初めてでしたが、これ使えます!
さて、購入したのはセカンドハウス。南フランスの地中海に面したキャバレール・スール・メールに、家族が集える一戸建てを買いました。「えっ、別荘を買うの?」とたじろいでしまった平民の私ですが、フランスでは意外と所有者が多く、また、そういった家を週借りして、親戚や友人などと一緒に長期休暇を過ごしたりします。主人は子供の頃、キャンプしながらあちらこちらへ家族旅行したそうですが、残念ながらいろいろ行きすぎてコレ!という記憶がなく、それよりも、いとこ全員がお婆ちゃんの家に集合したクリスマスや週末の方が思い出深いそうです。いつもいつも同じ場所を訪れることで、子供たちに幼少時代の確かな記憶を残したいんですって。
そんなわけで、明日から南仏へ行ってまいります!何にも揃っていない箱があるだけの状態からのスタートなので、掃除おばちゃんと化して、優雅とは程遠い大仕事が待っています。子供の仕度をするだけで、すでにクタクタなんですけど…。
20130917


べべとお出かけ~トリアン氷河~

2013-09-15 | シャモニ周辺案内

ああ、とうとうこの日が来てしまいました。私たち夫婦の食事作りからベビーシッターまで、家族4人ともが頼りきっていた実妹が、明日には帰ってしまいます。これからご飯、どうしよう?話し相手がいなくなって、きっとマタニティー・ブルーだわ。
私のことはさておき、実妹の最後の日を飾って、双子と初めての遠足に出かけました。行き先は、トリアン氷河( Glacier du Trient )。スイスのフォルクラ峠( Col de la Froclaz )から続くハイキング道( Le sentier du glacier )を辿ると、氷河を目の前に見ることができます。そしてこの道は、その昔むかし氷が貴重な時代に、氷河の氷を切りだしてパリ市場へ運んでいたという歴史ある道でもあります。森が木陰を作ってくれ、高齢な義両親も歩けたほどの平坦な道だから、抱っこ紐で歩いても大丈夫でした。
ただし、教訓を受けました!ハイキング中に授乳時間となるので、ミルクを持って歩きました。もちろん、予備も用意して。騒ぎ始めた双子へいつもの量をあげたのですが、暑くなって喉が渇いたからなのかもっと欲しがり、予備でもう1回分を作ったら・・・テルモスに入れたお湯が熱すぎて、飲ませられないのです。フランスの粉ミルクは水で溶ける優れもの、なのに、自分が飲むために用意した水は炭酸ガス入り水で赤ちゃんには飲ませらず。冷めるまであやし続けてくれたのはもちろん、実妹です。ありがとう、タタ(おばちゃん)!
20130915


向き癖

2013-09-13 | 出産・育児

我が子はどちらも、頭がいびつです。二人そろっていつも、右を向いています。産まれて早々に実父に指摘されましたから、ぬいぐるみを枕代わりに添えたり、授乳時に左を向くようやってみましたが、治らず。双子の場合、どうしてもお腹の中が狭くて、顔の向きが同じ方向になりがちなんだそうです。問題は頭の形ではなく、首から肩にかけて筋肉の発達に左右差ができてしまうため、身体のバランスが悪くなってしまうこと。それで、1ヶ月健診でも話がでましたが、2ヶ月健診時にオステオパシーを紹介されました。整骨療法で、頭のゆがみを直していきます。つまり・・・専門医が子供の頭をグーッと押して、頭蓋骨を動かしていきます。当然、見るに堪えがたい激泣きをしました。涙するママンも多いとか。私は帝王切開で出産し、もしかしたら自然分娩より楽をしたかも?と思っていた節もあったのですが、赤ちゃんにとって産道を通ってきていないことは、こういうバランスを整える機会を失うことなんだそうで、こんなところに弊害が及ぶとは!こうまでして矯正するもしないも親の判断ですが、生後6ヶ月を過ぎてしまうともう治らないんだそうで、これからしばらく通院の日々でも、改善の余地があって良かったなと思っています。さて、家でも頭の向きを矯正するために、左向きに寝かすよう言われたのですが、こんな時にもベッドメリーが大活躍しています。
20130913