日本を楽しむ～赤ちゃん用機内食～

【１歳10ヶ月】
飛行機は、大人１人につき２歳までの乳幼児１人を膝の上に座らせることができます。「２歳以下は無料」と思っていたのですが、国際線ではその考えはなく、今回利用するフインランド航空でも大人運賃の約10％の料金がかかります。
料金が多少なりとも発生すると言っても機内食は出ないので、「お子さんの食べられる物をご用意ください！」と言われました。国際線ではベビーフードの用意があるそうですが、離乳食初期の頃のようなペースト状のものだけで、２歳近くなると好みもはっきりしてきて食べられないと困るからだそうです。そう言えば同僚の日本人ママンが、同じく２歳間近の子を連れて里帰りした時、自分の機内食をほぼ完食されてしまって泣いた、と言っていたっけ。
双子も本当にここ最近、ベビーフードを食べなくなってきてしまいました。娘は親が食べているものを食べたがっているだけなのですが、息子は明らかに「マズイ！」と言う顔をする。ベビーフードをまだ食べさせているのかと笑われようとも、ママン的には今回の海外旅行まではベビーフードを食べていてほしいと思っているんですよね。これまで味見したことのなかったベビーフードですが、どのぐらいマズイのか食べてみました。本当だね、マズイ！その中でも、ベビーフード業界の物は比較的、大丈夫。大型チェーン店製造の安いベビーフードは、ちょっと無理。それから、離乳食完了期の赤ちゃん用にも12ヶ月用、15ヶ月用、18ヶ月用と細かく分かれているのだけれど、やはり対象月齢が上がれば味も良くなることが分かりました。そこでね、何軒もはしごしてとうとう見つけましたよ、ベビーフード24ヶ月用「ニンジンとマカロニの煮込み、牛肉風味」！


それに、おやつの洋ナシコンポートを付けて。チョコチップ入りミルクパンも持って行くのは、食べてくれなかった時のため、それから、万が一にも荷物検査でベビーフードが没収された時のため。「機内持ち込み物の制限が今は厳しいので、係官にハッキリと説明してくださいね。」とのアドバイスあり。

ところで、フライト時間と座席予約の話。今回、私たちがフィンランド航空を選んだのは、国内線３時間のフライトの後、国際線に乗り換えて10時間フライトとなるため、長い移動時間の中、なるべく半分に近い乗り継ぎ地で動ける方が双子にも楽かなあと思ったからなんですけど、聞いてみると周囲はほぼ、狭い国内線を短くし、室内が広い国際線を長時間乗っていられるようにして、グッスリと眠らせてしまう作戦らしい。あちゃ～、失敗しちゃったかな？そう思っていたところへ、ご近所ママンから新情報。彼女が生後４ヶ月の赤ちゃんを連れて帰国した際、パリ経由を選んだそうですが、国内線１時間のフライト時におっぱいをあげて、国際線へ乗り換えておっぱいをあげようとするも、さっき飲んだばかりの赤ちゃんはお腹いっぱいで飲んでくれず困ったそうです（離陸の際、耳抜きの出来ない赤ちゃんは気圧で耳が痛くなるので飲み物を飲ませてあげるのです）。フムフム、家の子も食べ物でかなり釣れるから、これはヘルシンキ経由でもいけるかも？そうだ、機内で飲み物がこぼれないよう、マグも持っていかなくちゃ。いつも飲んでいるオレンジジュースでは乗り物酔いを起こすから、家の子、りんごジュースは飲めるかな？

座席は、航空券購入時に予約しました。予約したはずだったんです！ところが、１ヶ月前になってふと航空券控えを見ると、往路の座席番号はあっても、復路の座席番号が書かれていない！すぐにインターネットで空席を調べたのですが、ベビーバスケットを利用できて前方に広いスペースが取られている席は数が限られていて、すでに１席しかありませんでした。ベビーバスケットとは、赤ちゃんを寝かせられるよう壁にクーファンのようなものを取り付けてくれるのですが、これは頑張っても１歳児以下でしか入れない狭さとのこと。それでも、赤ちゃんを始終、抱っこしていなければならないのだから、足元が広く取られている座席が必要で、空いていたのは非常口側の席のみ。ここは緊急時にお手伝いできる人が対象なので赤ちゃん連れでは予約もできず、何とかならないかと航空会社へ電話を入れてみましたが、まだ機体が決定していないので正確には何列並びになるのかはっきりしていないため、搭乗日が近くなってからまた相談してほしいと言われてしまいました。あちゃー、こっちこそ失敗しちゃったかも。あのエコノミー席の狭さで子供を抱っこしていたら、トイレにも立ち上がれないよね？そう言えば長時間のフライト中、ずーっと双子を抱えていなければならないのに、どうやって食事を取ることができるの？