Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

子供が図書館の本を破ってしまったら、どうする?

2016-07-01 | 3歳

【3歳0ヶ月】
昨日の昼食後、図書館から借りてきた本をおとな~しく読んでいるなあと感心して見ていたら、息子の手に不可解なもの、発見・・・ギャーッ、ちょっとアンタこれ、ページ破っちゃってるんじゃないの!?
すぐさま取り上げ、セロテープで修復しました。でも、ペタペタ貼りながら短気ママン、怒りが沸々とわいてきます。確かにたしかに、本はすでに古くて、ページを留めている糸がほつれかかっていました・・・「ページをめくろうとしたら、ピリピリッてはがれてきたよ…。おー、おーっ、紙が破れていくの、なんか楽しーねー!」、息子の思考回路なんておよそ、こんなものでしょう。3歳だもの、紙を破くことって、きっと夢中になってしまうよね。でーも、私は何度も何度も、「図書館の本は“借りている”のだから大事なモノ扱い」だと言い聞かせてきました。本当は、本がなくなる心配がストレスだから、本を借りている状態が好きではないんです。それでも、楽しそうに本をめくる姿を見ると、無用な心配をするよりも図書館好きの子にしたいからと、わざわざ図書館まで連れて行って、自分で手にとって選ばせ、自分で借りてきては、「注意を払わなくてはいけない」ことの意識づけをしていたのですが…。
とにかく私は短気です。何も考える間もなく本を全て没収し、「図書館はもう行きません!」と言い放ちました。それで今度は、本好きな娘が泣き始めました。息子もママンに怒鳴られて、泣いています。この泣いている姿、自分の幼い頃の姿に重なります。私もいっぱい怒られました。それはよく覚えているんだけど、何で怒られたのかが、ちっとも思い出せない・・・
私は考えました。「図書館へ行かない」は解決策ではありません。でも、引き続き本を借りに行ってしまったら、またいつか同じイタズラをするでしょう。心に響く怒り方ってなんだろうと、3歳児健診の待合室で頭の中をグルグルまわして考えました。そして、私の出した答えは、「図書館へ一緒に謝りに行く」です。
3歳児にこれは、厳しいですか? 保育園へ迎えに行く途中で、先に図書館へ顔を出し、図書館司書さんへ事情を説明しました。司書さんは「止めてください、そんな罰則みたいなこと!これは、よくあるアクシデントですよ。」と、小学校へ上がるまでは破ったり、落書きをしたり、当然にある事だと言います。でも、息子は昨日の夜から「ごめんなさい」を練習しています。私たち親子はもう、こうしないと「本破り事件の終わり」をむかえることができないんです。
保育園から双子を連れて、図書館へ向います。息子の足取りは重そうです。あー、十分に、「悪いことをやってしまった」という事が分かっているな、と感じ取れました。そしてとうとう、司書さんへ破ってしまった本を差し出しながら、息子はちゃーんと言えました、「僕がやりました!」。すごいよ! ママンが教えてもいない、自分の言葉で、状況説明までして謝ったんですから!!
私たち親子の本破り事件は、これでオシマイ。また、好きなだけ本を選ばせてあげて、今日も何冊も借りて帰ってきました。これで、図書館が遠い存在にならずに済みました。これからも、もっともっとこういった、親の判断力がためされる場面が来るのでしょうね。私は感情に左右されやすいから、苦手だなあ・・・


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