Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

2歳児を抱えての引越

2015-10-14 | フランス小ネタ

【2歳3ヶ月】
同じシャモニ市内ですけど、とうとう引っ越しました。もう子供2人が走りまわるには手狭になったので、アパートを売って、一戸建てを買ったのです。我が双子の今朝は、いつも通りアパートの家から保育園へ行き、そして迎えに行って帰ってくるところは新しい家、としました。もう一度、アパートの部屋を見せない方が寂しがらないかなあ…、と。
1ヶ月かかって、保育園のある日のみ、引っ越し作業をしていました。築40年以上の古いシャレーを買ったので、まずはペンキ塗りから始まって(フランスに暮らすと、ペンキ塗りは日常のこと)、風呂場にドアをつけたり(板と蝶つがいとドアノブを買ってきて簡易的にドアを作る主人を見て、フランス人ってたくましい!と思った…)、庭の木々を伐採したり。時には、荷物を運び出すタイミングで双子を連れて行き、「ここが新しい家になるよ」と繰り返し教えました。
その甲斐あってか今夜は、騒ぐこともなく、面白そうにアパートにはなかった暖炉の火を眺めていました。が、なかなか寝てくれないのは仕方ないか…。どうせ、フランスにはよくある通り、インターネット回線が引越し当日からつながるわけもなく、このブログも下書きに入れておくしかないので、気長に子供の遊びにつきあいます!


さて、引越し荷造りは、引越し経験の多い主人の言葉に従って進めました。梱包する時に大事なのは、同じ箱の中に同じカテゴリーの物を入れるのではなく、部屋単位、家具単位にすることだそうです。つまり、書斎の小説もキッチンのレシピ本も居間のガイドブックも「本」というくくりで一緒に詰めるのではなく、開封した時に同じ場所に位置する物たちを一箱にまとめるのが賢いんだとか。最初は、季節モノや思い出の品など「無くても生活できる物」から片づけていきました。とにかく双子は、ママンが何か作業を始めると、手伝いたいのかジャマをしたいのか、必ず手を出してきます。先に不要物を捨て、ダンボールを組んだら、一気に箱詰めしてガムテープ!


次に、「ここ直近で使用しない物」を運び出しました。キッチン用品やら洗面用具も必要最小限にしぼって。なんだ、こんなに最少のもので本当は生活できるんだ…とか、ガッカリしちゃう瞬間。この辺りで、オモチャも的をしぼって極少量に。昨日まで遊んでいて、それがなくなっても探さないんだから、本当はオモチャなんて、1つあればいいんじゃない?

ママンがいちばん長く過ごしたキッチン。ありがとう。


引越し当日は残り物を箱詰めして移動、部屋毎にまとめてあるから、各部屋へ放り込んだら、子供部屋から一気に開封!保育園から帰ってくるまでが勝負ですからね。誰もが「子供を抱えての引越しなんて、大変よね~」と言うのですが、本当に保育園さまサマ。子供のいない時間を作らなければ、終わらなかったように思います。引越しのお手伝い、掃除や配送作業だけを考えがちですが、「子供の面倒を見る」というお申し出もあり、経験者は知っているんだなあと感激しました。
ところで、フランスに引越し業者はいるのか、いないのか? これまでアパートのご近所さん引越し事情を観察していると、小型トラックをレンタルし、家族・友人が手伝って、大型家具でも何でも自分たちで運び出しています。我が家もそうでした。車の後ろに取り付けるリヤカーのような付属車両( Remorque )を知人から貸してもらい、友人を集めて、岩登り用のロープで吊り上げて2階へも家具を運び入れたりしました。フランス人って、本当に何でも自分でやっちゃうんですよね~。



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