日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

別居・離婚・廃太子?

2009-07-09 17:46:54 | 放言
朝刊に出ていた女性週刊誌の広告にある「別居」「離婚」「廃太子」の文言が目を引いた。皇太子ご夫妻を取り沙汰してのことであろうが、皇室も身近になりすぎたようである。ところが私にもそれに便乗したい気持ちがあるので困ってしまう。

私はかって女帝か後宮制度かで、「天皇家は国民の親愛により存続できるものではない。歴史・伝統に起因する尊崇を受けるからこそ存続できるのである」と述べ、さらに歴史的・伝統的存在としての天皇非嫡出男系男子の皇位継承があってこそあり得たことを強調した。そして後宮制度の復活にまで妄想が及んだが、それはこのエントリーを記した2006年1月21日現在には皇統を継ぐべき男子が皇太子にも秋篠宮にもおられず、秋篠宮妃の悠仁親王ご懐妊もまだ国民の知るところではなかったからである。秋篠宮家に悠仁親王がお生まれになったのは同年9月6日であった。

皇太子ご夫妻に親王がおられない上に雅子妃にご不例があり、そのせいかどうか、皇太子妃としての公の動静が国民になかなか伝わってこないので、その存在感がきわめて希薄である。さらに皇太子も雅子妃の心強きよき伴侶としての一面は印象づけられているものの、その印象が強すぎてか、天つ日嗣の皇子なる皇太子として仰ぎ奉るにはなんとなくためらいがある。

カナダ・ハワイご訪問の天皇皇后両陛下のご出発前の会見で、皇后さまの花束(コサージュ?)を持たれた左手が絶えず小刻みに震えているのを拝見して、なにかご不例でもとの思いにとらわれた。どのようないわれで外国ご訪問となったのかはいざ知らず、元来なら「後期高齢者」の両陛下に成り代わり、皇太子ご夫妻が行かれたとしても、誰一人として奇異に感じる人はいないだろう。ところが現状では天皇皇后両陛下の孤軍奮闘である。両陛下が望んでそうしておられるのかも知れないが、それをよいことにしてとは言葉が過ぎるようが、国民の目に映る皇太子ご夫妻の懈怠さ加減には声を挙げたい思いがある。だからこそ週刊誌の広告に私も便乗するのである。

皇太子が早晩なんらかの決断をされるべきではなかろうか。もし家庭人として雅子妃のご養生を第一義とされるのならそれもよし、皇太子としての桎梏から解放されて専念なさる選択もあり得ると思う。

一年以上前になるエントリーで皇太子さま どうか親孝行をと申し上げたことがあったが、今、あらためて読み返して残ったのは、なんともむなしい思いである。