木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

市議会議員として考えること

2004-12-02 01:33:23 | インポート
 東大阪市の十二月市議会(第四回定例会)が始まった。
一年前の十二月市議会が私にとって最初の議会であり、
個人質問に立ったのも初めてであった最初の公の場であ
った。あれから早いもので一年間が経つ。そして二巡目の
市議会を迎える。

 地方分権という言葉が連日のように飛び交い、国と地方
自治体との関係がどうなるのか、自治体の決定権や財源を
どうするのかという視点で議論が重ねられている。
 地方分権というよりも地方の政治はどうなるのかと考え
てみたい。国は地方の集合体であり、地方は国の中にある。
教育や治安などが地域によって大きな格差が生じたり、この
自治体では合法だが他の自治体に行けば違法になるというよ
うな現象が生じたりすれば、世間が混乱することもあり、又
それは日本の風土には合わないかも知れない。

 将来には道州制になることで機能的で機動的な国土になる
と思っているし、日本列島全体の行財政改革が道州制である
とも思っている。
 その際に道議員や州議員の臨む道議会や州議会には立法権
も存在しているかもしれない。道税や州税も確立されるだろう。

 さて、現在の都道府県制度の中における市議会議員とは何
だろうか。行政の調査や議会での意思表示などを行うが、当然
ながら法案の提出などは無い。
 あるお方が、これからは自治体は自治体政府で自治体職員は
自治体政府職員だと述べられていたことが印象的であった。

 幕藩体制から中央集権制度による都道府県制度へと移り百数
十年、今では地域がどうなるのか、或いは国と地方自治体との
関係が模索され始めている。その流れが将来は新しい形を生み
出す可能性も高いが、とにかく今、私は市議会議員としてその
過渡期にある時流の中で地方自治と地方分権について考えさせ
られている。
 人口五十二万人弱の街の市議会議員として。

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