事例で考える人生の場面。
銀行を脱サラしてコンサルティング会社を
設立されて17周年の岸野さんの事例です。
同じ銀行の同期の方が銀行を懲戒免職され
岸野さんを頼ってきたそうで。
同情して仕事を作ってあげていたら
いつしか自分の顧客を半分近くも奪って
去っていかれ会社の経営が打撃を受けたそうです。
まさに人間関係ですね。
以前に投稿したジャンピングの事例もそうですが
このような被害、事例もよくありますね。
信用して、或いは情けをかけて懐深くに入れて
出入りさせていたら、ある時に平気で裏切り
顧客を根こそぎ奪って我田引水していく人が
時にいますね。
平気で人を飛び越えたり踏み台にして他社や
他者、著名人に取り入ったり出入りするジャンピング
も嫌われたり出入り禁止にされますが、
このようなまるでトロイの木馬みたいなやり方
をする方も人間関係を失います。
ジャンピングやトロイの木馬に応じる人にも
人間性に問題がありますね。
デリカシーが無く目先の場面でしめしめと
出し抜く、自分の利益を考えるからこのような行為
が平気でできるわけで、それに応じる人にも
デリカシーが無いと言えます。
デリカシーがある人ならばジャンピングをしてくる
人に対しては例えば
「この話はあの人を通じての話ではないですか?」
「あなたを私に繋いだのはあの人ではないですか?」
と人間関係の原則を踏まえて確認したり断りますね。
デリカシーが欠落している人は目先の損得で
応じてしまうわけです。
類は友を呼ぶ・・・。
いつしかデリカシーが欠落している人には同じように
デリカシーが欠落した人が寄ってきて集います。
やがてそういう人ですから、また都合良く平気で
ジャンピングしたりトロイの木馬みたいな行為を
します。
しばらくすると、一時の打算や利益で繋がった
だけの方々は互いに揉めている事もよくあります。
信用されなくなりますね。
ビジネスにしても何かの物事にしても、
土台になるのは人と人とのやり取りであり、
それを成すのは人としての信用ですね。
利益を失うことよりも人としての信用を失うこと
のほうが人生において取り返しがつきません。
利益はまたどこかで挽回したり作り出すことが
できますが、それとて人として信用されればこそ
です。
様々なビジネスや人生の場面の実例から
大切な事は何なのかというケーススタディーを
見る事があります。
他人の努力を持って行く人は、とても多いです。
なので、仲間も大勢です。
幼少時に読んだ本を思い出します。
飼主に捨てられたお腹を空かせた雌犬がいました。
可哀想に思い、自分の餌を分けてやった飼犬がいました。
雌犬は、妊娠していたので、犬小屋を貸してやりました。
子犬達が、乳離れしたので、飼犬は、「犬小屋を返してほしい」と言いました。
雌犬は、「もう少しこの子達が大きくなるまで待ってもらえませんか⁉︎」と懇願するので、もう少し貸す事にしました。
子供達は、大人と変わらない大きさになったので、飼犬は、「もう出て行ってもらいたい」と言いました。
すると雌犬は、「さあ、目の前にいる奴を追い出して、犬小屋を私達の物にするんだ!」と叫ぶと子犬達は、一斉に飼犬に襲いかかり、追い出してしまいました。
そして、もう2度と自分の犬小屋に帰る事が出来ませんでした。
犬小屋を日本列島や会社に例えたら、ゾッとすると思います。