ごじらいく

足跡の先に・・・

マシンガン

2020年11月21日 | 日々のつぶやき
新しいおばあさんが施設にやってきました。
ぱっと見、おとなしそうな顔をしているのですが、しゃべったらものすごいマシンガントークなんです。

お掃除のために、そのおばあさんの部屋に行ったら、「お掃除は必要ない。」というのです。
自分のことは自分でする。そうです。
寝たっきりの人が自分のことができるわけがないのです。
でも、「それが、私のモットーだから。」と言って、拒絶されます。
「これが、私の仕事なんです。」と、言っても、「お掃除はしないでください。」と、頑として受け付けないのです。
そのうち、部屋にほこりが溜まって、私が怒られることになります。

どうしたものか。と、考えます。
結局、私の説明では受け付けてもらえないことになります。
上司に相談することにしました。
その上司もあやふやな人なんで、二人して拒絶されるかも。

そのおばあさんとは別に、クレーマーな家族を持つご利用者さんがいます。
お部屋はきちんと掃除をしないと、文句を言うのです。
その人が来るときは、事務所が騒然とします。
慌てて男性スタッフが掃除することになります。
私では太刀打ちできないことなんです。

いろいろあって、「私って非力だなぁ。」と、思うようになりました。
口下手もあるのですが、詰めが甘いところもあります。
まあ、普通の人のことは、それなりにできるので、それなりに頑張っています。
マシンガントークに負けないくらい饒舌になりたい。と、思うけど、相手は認知症で道理が通じないのです。

コメント
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